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椿 侘助|3ページ目 - 呟怖.ORG

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

残業で深夜に帰宅。エレベーターの十階を押す。いつも一人だが、今日は知らない男がドアに体をねじ込み入ってきた。階を尋ねると一緒ですと答える。住人らしいが見た事は無い。男は言う。「物騒ですね最近。挨拶が無かったという理由で刺された人がいたそうですよ…」

男の手元で何かが光った。#呟怖

小学生の頃よく通った道は、人がやっとすれ違える広さで、いつも風が吹く不思議な場所だった。面白くて毎日通っていたが、ある日の事件を境に通行止めになった。私はそこで一度だけ見た事がある。突風と共に走る、長く鋭い爪を持つ獣を。それはすれ違いざまに、私の両耳を切り落としていった。 #呟怖

雨に濡れそぼつ骨を道端に見た。白じろした丸みを滑る滴はまるで啼いているようで、思わず持ち帰ってしまった。
随分小さな髑髏だ。眺めながら、その顔の在りし日を思い浮かべる。さぞや美しかったろう。
余りお見つめにならないで、と声を聞いた気がした。翌朝、髑髏に長い黒髪が生えていた。

#呟怖

催眠療法ってのは本当に効くもんなんだねえ。センセが、「ホラ、我慢しんと全部吐きんさい」って、ほとんど夢見てる状態のぼくに何遍も言うわけ。そんで言われた通りにさ、思ってること全部吐き出したの。床に山ほどの針とか半分溶けかけたカプセル、いつか殺した雨蛙とか色々出てきたよね。#呟怖

母の実家からの帰り道。車窓から茜色の空。山と田畑の合間、疎らにぽつりぽつり家が並び建ち、電柱が等間隔に目の前を通り過ぎる。幼少の目は見た。山を超える背丈の影が足音も立てず、とぼとぼ項垂れ歩くのを。夕焼けに巨大な影絵の様なその姿は、誰にも気付かれる事なく、いつの間にか消えた。#呟怖

…誰一人乗っていない。本当に、誰一人。私を除いては。運転手も居ないままドアが閉まり、電車が動き出す。カタン、コトン。カタン、コトン……
がらんどうの車内にアナウンス。

『ご乗車、ありがとうございます』

次は………

#呟怖 http://pic.twitter.com/QkHMKJiLI2

深夜に音も無く積もった雪が、眩しく地面を覆っている早朝。誰も居ぬうちに外へ出て、初めての足跡を、さく、とつけてみる。そのまま玄関から当てなく歩き回り、雪に残した軌跡を眺めた。おかしい。足跡がひとりぶん多い…私の他には誰もいない。その時目の前で、

さく

新しい足跡が付いた。
#呟怖

公園の何処に居ても鳩達が此方を見る。私に気付くと一斉に、ぐるりと頸だけを回し、ずっと、目で追ってくる。これは何という鳩だろう?雉鳩にしてもおかしな模様、何処か無機質に滑らか過ぎ、生命を感じない。向こうの空からまた数羽飛んで来た………
#呟怖
#書き出し怪談

少女が佇む。あれは幽霊に違いない。なぜなら、こんな夜更けに独り森に居る。
少女はうっすら光を帯びて立つ。
赤、青、黃、緑、橙…それらを全て混ぜ合わせた、何処か心哀しい色。火の粉の様な光の粒が、身体からぽろぽろ止めどなく零れ、空に舞う。その様子は、蛍の儚く飛ぶ姿によく似ていた。#呟怖

俺の手をやさしく握り、約束通り笑顔で見送ってくれたお前の顔、そこから物凄いスピードで、出会ったあの日までの逆回し…色んな事があって、何だかんだあって、辛くて幸せで…そうか、俺、結構良い人生だったんだな。お前が居てくれて。

#死という文字を使わずに死を文学的に表現してみる
#呟怖

彼女は所謂”視える”人だ。幽霊と言われるそれを”思い出の残像”と呼んだ。肉体が滅び、後に残るのは思い出なのだと。眩しげな目はそれを視ていた。
けれど、ずっと傍にいる僕には気づいてくれない。いや、視たく無いのだろう。病床で眠り続ける僕が目を覚ますのを、彼女は信じ待っているのだから。#呟怖

色のない影が街中を歩いている。歩く、と言うより、浮いた足でするすると滑る、と言うべきか。今日も沢山の影とすれ違ったが、私以外は誰一人気付く者が無い。こちらは幼少の時分から”それ”を見続けてきたのだが、噛みつかれたのは今日が初めてだった。どす黒く歯型が、腕に残っていた。#呟怖

#心臓・君・僕・で文を作ると好みがばれる

僕の心臓を君が齧る。

#呟怖
#一行怪談
#一行怪談創作部

#呟怖
#返怖可

長らく使っていなかった湖畔の別荘。錆びかけたノブを回し玄関を開ける。饐えた匂い。中は薄暗い。リビングの床に小さく丸い何かの塊。父が拾い、小さな声で何か呟くのを聞いた…

『何故……右眼…』

確かにそう言った、そこだけは辛うじて聞き取れた。

水の中できらきらしている、あの金貨を拾いに行こうよ。それでふたり、ずっと一緒に暮らそう。こんな街は置き去りにして。

私は返事ができなかった。まだ躊躇いが、心残りがあったから。

たぶん彼は、今も金貨を拾っている。

#なまえのない恋文
#呟怖

我が家の食卓。今夜も嫌いなおかず。塩辛の様なものが、和布と和えられている。強い磯の匂い。粘っこく、酷く塩辛い。ご飯と一緒に無理やり飲み込む。咀嚼音。箸と茶碗のぶつかる音。それを食べた夜は必ず身体が痒く眠れない。襖の向こうから両親の囁き。
『そろそろかしら』
『そろそろ、だな』#呟怖

千枚通しに形代を刺し、自らの胸を突けば呪いが成就する…そんな出鱈目、誰が教えた?しかし貴女はやり遂げた。さぞ苦しかっただろう。ならば私が貴女に代わり、無念を晴らそう…男は見ず知らずの女に同情したが、その時遠くで二つの魂が睦まじく浮かぶ姿を見、その必要は無いのだと悟った。#呟怖

#返怖
#呟怖

芥川某の小説『蜘蛛の糸』の着想は、自身の産まれる前まで遡る…との噂。

つめたく透き通った指先が私の手の上にそっと重ねられた気がした。ベンチの隅に一人座りありもしない横顔を見ている。空想上の微笑みに僕は触れることができない。
身元不明の君は今日も隣にいる。
#なまえのない恋文
#呟怖

台所に立つと、背中から首筋にかけてを何か冷たいものがなぞる。思わずしゃっくりのような声を上げ、器をシンクに落としてしまった。盛大にぶち撒けられた麺、かやく。排水口が凄い勢いでそれを啜り飲み込む。…何かが、いるようだ。
#物書きのみんな自分の文体でカップ焼きそばの作り方書こうよ
#呟怖

敏捷く小刻みな足音が、後ろからついて来る。立ち止まると、足元から何かがじっと見つめている気配がある。しゃがみ込んで確かめて見ても、やはり何もない。立ち上がろうとしたその時、小さく、だが確かに鳴き声がした。
犬を飼っていたのは随分昔だが、散歩だけは、今も同じ時間に続けている。#呟怖

踊り場まで列をなし呼び鈴を鳴らす子供達。レンズ越しに見える姿、身体の彼方此方が欠けているのは仮装だろうか?ドアを爪で掻く音がする。
#呟怖
#書き出し怪談
#ハロウィン

夢を見る。溺れ死にかけた私を浜まで運んでくれた人魚は、見覚えのある顔をしていた。夢の中で人魚は、血に塗れながら微笑む。鳩尾から左の乳房にかけ、深々と肉が抉れていた。
思い出す。きょうだいが、いた筈だった事。
私は産まれる前、人魚の肉を食べ、生き存えたのだ。

#呟怖

寝返りに軋むベッドの下から、蜘蛛がそろりと出てくるのを娘は見た。蜘蛛は姿見によじ登り鏡の中へ消えた。跳ね起き鏡に触れると、水面の様に波紋が拡がった。飛び込んだ鏡の世界は全てが正反対で、親は健在、皆優しく、恋人もできた。もう未練は無いと娘が姿見を叩き割ると、世界も砕け散った。#呟怖

旅の土産は嵩張らないのが良いと、干支の入った覗き瓢箪をひとつ買うことにした。中には”午”がいる筈だったが、そこに見えたのは着物姿の少年で、こちらを見つめ子供らしからぬ嫌らしい目つきでニタリと笑っている。驚き瓢箪を投げ捨てると、それを拾った少年が閉じ込められた私を覗き見ていた。#呟怖

真夜中、廃屋の窓に薄灯りを見た。不思議と恐ろしさはなく、どこか暮らしを匂わせる、穏やかな灯りだった。”視える”ひと曰く、そこには見ず知らずの死者たちの団欒(まどい)があるのだという。生前の暖かな暮らしを思い出すように集う様は、さながら本当の家族であるかの様だったそう。#呟怖

救助艇に乗った三人の男を商船が拾い上げた。難破したのらしい。三人は、救えなかったもう一人の名を呼び、忘れられない、と何度も言った。

「それで、そのリチャード・パーカーという方は…」

「それは人の名前じゃない、俺達が”した事”だ。」

彼らは忘れられなかったのだ。その味が。#呟怖

微睡みに潮の香り。耳元でちゃぷん、ちゃぷんと繰り返す音。少しづつ嵩を増し、水が耳孔へ空気を押し込む。くぐもる水音。どぷん。やがて背をを抱かれ、浮き、揺蕩う。遠くに子供の泣く、声。
…偶に見る夢。慌てて駆け戻り事なきを…と母は言うが、置き去りの私の記憶は、今も海を彷徨っている。#呟怖

少女はオイルの切れてしまった提燈を下げて、暗がりの中を彷徨っていた。夜の森は墨を零した様な闇。樹々の間、僅かに差す月光が白い肌に跳ね返り、捕食者たちは眩しげに目を細める。枝の上の夜鷹が、それをじっと見つめ悲しげに啼いた。

夜鷹はかつて少女の傍にいた者の成り代わった姿だった。#呟怖

道に迷っていると、蔦が壁中に絡まった古い洋館があった。幸いな事にそこは宿だった。一安心し、散歩でもと外へ出ると、老紳士が帽子を傾け挨拶してきた。彼も迷っていたのらしい。宿の事を話すと喜んで、何処に居たのか十数人もの連れをぞろぞろ引き連れ中に入っていった。

ドアも開けずに。#呟怖

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