夢を見る。溺れ死にかけた私を浜まで運んでくれた人魚は、見覚えのある顔をしていた。夢の中で人魚は、血に塗れながら微笑む。鳩尾から左の乳房にかけ、深々と肉が抉れていた。
思い出す。きょうだいが、いた筈だった事。
私は産まれる前、人魚の肉を食べ、生き存えたのだ。
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