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椿 侘助|5ページ目 - 呟怖.ORG

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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『だ〜れだ?』

そう言って唐突に私の目を塞いだのは誰だろう?

きっともう、見る事は出来ないだろう。

今度は耳元で囁いた。

『だ〜れだ?』

#呟怖

入道雲の空とひび割れたアスファルト。その真ん中の、陽炎の中に君がいる。昔と変わらない姿で。
君を後ろに乗せ、飛ばして走ったこの道、後悔と罪の意識がこびり付いている。君を守れなかった。何もできず地面に転がった。

路肩の朽ちた花束、また換えに来てくれたのか。俺なんかのために。#呟怖

吸われるように視線重ねる。

仄暗い沼の中の君と。

#呟怖

僕は母を知らない。身内の誰一人、教えてはくれない。父の事は、忘れなさいとそう言われた。けれど僕は、知ってしまった。人気のない路地裏で、糸を絡めて男を貪り食う女が、僕を”お兄ちゃん”と呼んだ。僕は近くにあった石を握りしめた。#呟怖

さっき初めて出会った君に告げられた”さよなら”に、何故か胸を抉られる。凛とした透き通る声に嗚咽が混じる。汗と柑橘、それに石鹸の香りのする抱擁。知らない筈の懐かしさ。”時間は流れるものじゃない”と言い残された謎。君は誰?何処から来た?#呟怖

市民にプライスタグを付けると言う愚かな政策が遂に始まった。言うまでもなく医者や弁護士、政治家等は高額である。しがない労働者の私はと言えば、”0円”。流石におかしいと思い問い合わせると、『加工前の市民に価格は付かない』とのこと。缶詰にでもなって初めて一人前の”市民”と言う事か。#呟怖

貴女は古めかしい香水瓶を取出し、天上へ向け吹き付けた。薄紅色の霧が舞い、見上げる貴女をゆっくりと包む。微笑みの中に一筋の涙が零れた。かつて愛した人はもう姿無く、小瓶に入った血液だけが、たった一つの思い出だった。その寂しげな背を暖めたい、僕はそう思った。例え貴女が、人外でも。#呟怖

君を刺した。僕を裏切ったから。僕らが初めて出会った時と、同じ服、同じ会話、同じ仕草、そしてその上目遣い。君とそいつのデートはまるでデジャヴ。君は悪びれもしなかった。腹を刺した時、ぼん、と爆ぜる音がして、血が沢山吹き出し、君は風船みたいに萎んで、遂には、皮だけになった。#呟怖

枕元に現れた男は、”やっと見つけた、あんたのせいだぞ”と言った。
むしゃくしゃして蹴飛ばした小石は何処かへ転がり、路上で子供がそれを拾おうと屈んだ時、救急車は慌ててブレーキを踏んだ。子供は無事だったが、急病人の搬送には間に合わなかった。巡り巡って、私は人を殺してしまったらしい。#呟怖

どうやら今のサビは姿こそ猫だが、中身は違うのらしい。しかしどうやってそんなことが出来るのか?
サビに聞いても猫らしく鳴くだけで答えてくれない。猫に纏る言い伝えの中に恐ろしい記述を見たが、そこ
に答えがあるのかも知れない。そう言えば、サビの尻尾の隣にある疣の様な物、もしかして…#呟怖

実のところ、ばあちゃんの勘は間違って無かった。サビは確かに飼い主を、ばあちゃんの元へ連れて来たの
だ。サビはもうばあちゃんに甘えて擦り寄らなくなった。その代わりに、いつでも傍にいて見守る様になった。#呟怖

その時ばあちゃんははっとした。だが、自分の余りに馬鹿馬鹿しい考えにかぶりを振った。まさか、ねえ。
ばあちゃんには、今目の前にいるのが猫では無い様に、そんな風に思えたのだ。あの人がサビの姿を借りて、会いに来てくれただなんて…#呟怖

ある日ばあちゃんの前に現れたサビは、いつもと違っていた。まるまると肥り、随分歩き難そうだった。いつもは飛び込むばあちゃんの膝の上に、その日はなかなか上がって来なかった。はにかむ様に距離をとり、ばあちゃんを真っ直ぐな瞳で見詰め続けた。#呟怖

飼い主は看病に行きたいというばあちゃんを、伝染る病気なのでと断り続けた。でももし元気になったなら、会いたい、と手紙にしたためていた。しかし病は重くのしかかり、とうとう字さえ書けない程に弱ってしまったのだろう。ばあちゃんはサビを膝に抱きながら、もどかしく辛い気持ちになった。#呟怖

『どうかこの子を世話して欲しい、僕は病で長くありません。』ばあちゃんが猫のサビに初めて出会った時、こんな手紙が首輪に添えられていたそうだ。飼い主とばあちゃんは、サビに手紙を持たせては文を交わし、徐々に惹かれ合っていた。
だがある日、手紙はぱったり途絶え、サビだけがやってきた。#呟怖

値の張るオイルライターも、油が無ければ只の飾りだった。先の曲がった煙草を火もつけず咥えて居ると、隣から『どうぞ』と火が差し出された。
どうも、と振り向いたが誰も居ない。見回すと、雑踏に紛れ火の玉が飛んでいくのが見えた。
案外気づかれないもんだな、と、煙を吐きつつ見送った。#呟怖

それに触るな!と私をコインランドリーで怒鳴りつけた男は、洗濯もせず座って何か待っていた。翌日そいつが殺人容疑で逮捕された。『俺は未来から来た』等と宣う危ない奴だったらしい。捕まって一安心だ。
だが次の日、男は何故かランドリーに居た。そして、乾燥機の中に入り込み、姿を消した。#呟怖

うちのスーパーのお客さんで、週3ペースで生レバーばかり大量に買っていく人がいる。ずっと気になってたので、『レバーお好きなんですね』ってレジ打ちしながら声かけたら、『あたしは食べないけど、旦那が貧血気味でね』って笑った。

素敵な笑顔と牙が印象的だったな。#呟怖

敬愛して止まない作家の訃報を聞いた。彼は緻密な描写と畳み掛ける様なストーリー展開で人気だった。有名ではなかったが、知る人は皆、精密機械のように隙のないその文章の虜だった。
彼の死因は未だ明らかではないが、死の直前書かれたブログにはこう記されていた。

『隙間が見ている』#呟怖

”怪”と言う漢字の成り立ちは、触れてはいけない土地の神に手で触れ、精神が狂う様を現すそうだ。だとしたらこれは間違いなく”怪”事件だろう。某所の防空壕跡で若い男女五人が死亡。しかも互いに争った形跡があり、殺し合ったと見られている。中にあった祠が壊されていたのは無関係ではない筈だ。#呟怖 https://twitter.com/tsubukowa/status/1038986593313284097 

授業中の居眠り。見た事もない装置の中であたしは目を覚ました。目の前に担任の姿。先生は言う。
『我がクラスで合格はお前だけだ、おめでとう。』
そして、不合格で体を得られなかったクラスメイト達の始末をするよう言われた。目の前の巨大な水槽には沢山の脳と眼球が海月の様に浮いていた。#呟怖 https://twitter.com/magma_maniac/status/1038792643830931456 

俺のせいだ、間違いない。俺が妻を不幸にしてしまった。
散々泣かせたし怒らせた。そして孤独にしてしまった。
どうか許してほしい。俺のこの気持ちを受け入れてほしい。
写真立てに微笑むのはやめて、こっちを見てくれ。

今もずっとここで、ぶら下がったままなんだ。

どうか気付いてくれ。#呟怖

灯りの乏しい夜の海は黒ぐろとうねっていた。女は海崖に寂しげに佇み、僕に気付くと、最愛の人が裏切った、と訴え目の前から消えた。崖下の岩場には人の腕が片方、玩具の手錠を痛々しく喰込ませ、波を受けていた。
今もここに来ては思い出す。裏切られた女の悲しい最期。

まだ手首の痕が痛む。#呟怖

妻の療養のため引越した田舎の山で、娘がモルフォ蝶を見たと言う。信じられなかったが、連れられて行った小川の岩の上に、確かにそれは居た。知る限りではこの国に居ないはずの青い蝶、その羽根を背に羽ばたかせている、人間が。#呟怖

開けられそうな所は無かった。密閉されて隙間が無い。ただ、ひとつだけ小さな孔がある。鍵穴だろうか…?何か見えないかと覗いて見ると、私が箱を覗く後ろ姿があった。箱の中の私はこちらに気づき振返ろうとしていた。慌てて目を離した私は、後ろから誰かが見ているような気配に思わず振返った。#呟怖 https://twitter.com/TeDdYxMah/status/1038328180933718017 

地下水族館がオープンしたので、二人で出掛けた。

『見て、ホホジロザメよ!』

『本当だ、随分デカいな。』

『でも元気が無いわ…お腹が空いてるのかしら?』

『いや、満腹で眠いのさ。』

『そう?でもこんなに大きいと餌も大変でしょうね。』

『心配ないさ、上は海水浴場だからね。』#呟怖?

旅行好きな君との記念写真は、思い出と共に増えていった。君は歌うのが好きで、辛いものが苦手、よく笑うし、怒ると黙る。毎日君を見つめて、君についてたくさんの事を知った。知れば知るほど、君が愛おしくなる。きっと僕らは、うまく行く。

後は、君に出会うだけだ。 #呟怖

何で幽霊ってのは後ろにいるんだろうな?と友人は言う。まあ、その方が怖いからじゃね?と返すと、『ほんとに伝えたい事あんなら、幽霊でもちゃんと向き合って話さなきゃな』と笑った。
そろそろ帰ると言うので見送ると、

『ありがとな。』

そう言って、目の前から忽然と、消えた。#呟怖

目を見て話せって言うけど、

どれのこと?

#呟怖

遊園地、初めてのデート。お化け屋敷。怖い、としがみつく君の手は冷たかった。観覧車、今度は僕から君の手に触れた。温かくて柔らかい。君は驚いて目を丸くした。あの時、暗がりのなか触れた手は誰のもの?君が縋ったその腕は? 

笑い話に、なるといいけど…#呟怖

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