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椿 侘助|4ページ目 - 呟怖.ORG

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呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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いつもの通学路。向こうから歩いて来る人が、真っ直ぐこっちに向かって来て、ぶつかりそうになる。慌てて避けるとその人は、こっちを見向きもせず歩き去った。まるで私が見えていないようだった。また人が来て、沢山歩いて来て、次々向かって来ては、すり抜けて行った。誰もわたしに気づかない。#呟怖

車の中で眠るのが好きだった幼少期。後部座席で丸まって、エンジンの音を聞く。規則正しく作動音が鳴り、カーブを曲がるとき、体が少しだけふわりと浮く。そうして揺られていると、なぜだか安心して眠れた。
大人になって、再びあの感覚を思い出す機会があった。

トランクに詰め込まれた時だ。
#呟怖

同窓会で話題になった、卒業アルバムに写る幽霊の話。どうせ多重露光でそう見えるんだろうと言ったら、否定派は俺と数人だけで、殆どの奴がそれを本物だと信じていた。そんなことより、クラス写真に知らない奴が三人も居た事、誰も気づいてないのか?しかもここに来て、誰とも喋らず座っている。#呟怖

『旅は道連れ、でしょ?』

道で拾った女が笑うと、車は一切の操作を受け付けず、真っ直ぐに走り出した。

真っ直ぐに。#呟怖 https://twitter.com/tsubukowa/status/1049157887237312512 

君の左の内腿に、勿忘草の花が咲いているのを、どれだけの男が知っているのかな?

君は俺のこと、知らないだろうけど。

#呟怖

初恋は、雪山で死にかけた男だった。助けようにも触れれば男は凍えてしまう。どうする事もままならず、雪女は覚悟を決めた。

せめて苦しまず、お逝き下さい…

生まれてはじめての口付けは、涙の味だった。

#呟怖

右に見えますのが、かの有名なタワーでございます。
左に見えますのが、かの有名なスタジアムでございます。
そして正面に見えますのが、

居眠り運転のトラックでございます…           #呟怖

『知ってる?男と女は、元はひとつだったって。』
耳たぶを弄ぶ口を休め、彼女は言った。
『なにそれ?ドラマの話?』
適当な受け答えを怒られつつ、一緒に眠った。
翌朝、僕らの片腕が何かでぴったり張り付いていた。剥がそうとするのを、彼女は静止する。

『だめだよ、まだ仮止めなんだから』#呟怖

駅前の流行りの喫茶店。彼女の頼んだチョコレートパフェは、溶け出して器の縁からだらりと流れ出す。
ろくに瞬きもせず矢継ぎ早に喋るその中に、何度も出てくる聞き慣れない神様の名前。彼女は本当はもうここには居なくて、行ってしまったのだろう、その、神の御許へ。#呟怖

六つの頃、山に消えた娘が帰って来た。季節は廻り、娘は破瓜の年となっていた。幼い面影はあるが既に女の姿をしていた。山の神に命を救われ、代わりに妻となる約束をしたという娘の腹は、僅かに丸みを帯びていた。しかし、この里の山で祀る神は女神だったのだ。

娘を娶ったのは何者だろうか?
#呟怖

或る夏に無邪気に奪われたいのちは、それを訴えることも出来ず打ち捨てられたままだった。
わたしは手紙を置きに森へ入り、その無垢な二つの眼に出会った。
彼は言う。
なぜあなたは僕が欲しくて仕方ないものを捨てようとするの?僕はあなたのような人と、一度でいいから手を繋ぎ歩きたかった。#呟怖

玄関を出ると我が家の塀に向かいぼそぼそ呟いている男がいる。
関わらないのが良いが家の前とあってはそうもいかず声を掛け何をしていると問うが此方を気にもせず呟き続ける。その時肩をぽんと叩かれ振り向くと警官が居り丁度良いとお巡りさんこの人がと指差すがそこには塀があるだけだった。
#呟怖

躊躇い傷が、増えていく
腕に、頸に、太腿に
どうしても、どうしても
最後の一押しが、できなかった
湧いて滲む血を見ると
どうしても、怖くなって。

やっぱり、連れては行けない
一緒になりたかった
誰も邪魔をしない向こうで
でもそんなの、きっとあたしの我侭
さよなら
大好きな、あなた。
#呟怖

秋晴れ、洗濯には良い日和だ。
洗い終えた衣類は御旗の様にひらり舞う。今日が好機と竿に干したシーツは胸のすくような白。風に波打つその下に、青白く伸びた、足。履物も無い。唐突な強風に、捲れたシーツの裏には誰も居ない。ひゅう、ひゅう、と耳元に鳴る音があった。

風では、無かった。#呟怖

ありえない事故だった。睡魔によろめくトラックが、助手席だけを抉り横転した。食い終えて眠る捕食者のように。僕は彼女に駆け寄る。大丈夫、すぐ助けが来る、大丈夫、僕を見て…
嘘は偽薬の様にやさしく、無意味だった。
せめて飛び散った自分の半身なんてものを、彼女に見せたくはなかった。
#呟怖

一人娘が雷に打たれたと病院から連絡。会社から急行した。本人はけろりとして『ごめんねー』と舌を出す。腰が抜けそうな程の安堵の中、娘を家へと送る車内、再び着信。隣町の病院から、娘さんが落雷に遭い危険な状態だと告げられる。後部座席で髪を弄る娘と目が合った。一体、どういうことだ?#呟怖

先生と私は知ることに貪欲だった。二人きりで会い夜明け迄学びあった。先生は言う。『人間の本性は隠しても滲み出る』と。
確かに今先生は、口から涎を垂らしながら、その正体を現そうとしている。互いの情熱が過ぎ、約束を忘れていた。満月の夜は会わない事…

今夜は、狼が私を求めていた。#呟怖

ここのアパートは何処かおかしい。夜中ゴミ置き場で背を丸め袋を漁る老人を追い払ったのだが、翌日住人から『あれはウチガミ様だから、邪険にしては駄目よ』と窘められた。あんな見窄らしい奴が神様とは。それなら、たった今ベランダを跨ぎ越して来たこいつを、黙って招き入れろとでも言うのか?#呟怖

変な人だったけど、ウチも人手欲しかったしお願いしたんだよ。まあ美人だし客受けもいいか、なんて。でもさ、その人実は手癖が悪くてね、レジからこっそり金盗んでたんだ。見つけて腕掴んだら、変な入れ墨が入っててね、しかもそいつが一斉に俺を睨みつけて来たんだよ。…凄い数の目ん玉がさ。#呟怖

『お風呂、覗いちゃだめだよ』

彼女の言うとおりにしておけば良かった。

さっき食べたシチューの材料が湯槽に浮かんでいた。

僕は誰に振舞われる事になるのだろう?#呟怖

娘が窓の外に一生懸命手を振っている。どうしたと聞くと、誰かが向こうで手招きしていたと言う。きっと見間違いだろう、そう思いながら、娘を膝に乗せ窓の外を見る。

機内に緊急アナウンスが流れたのは、ちょうどそのすぐ後だった。

#呟怖

とっくに関係を清算したはずの女からメール。
『さようなら。忘れ形見は私です。』
最初分からなかった言葉の意味が、今は腹立たしいほど理解できる。
きついコロン、甲高い声、ヒールの足音。何処に居ても、必ずお前の面影を感じるようになった。

認めるよ。いい女だったさ、生きてる時はね。#呟怖

遂にその時が来た。
僕の首の後ろへ腕をまわす君。僕は為されるまま引き寄せられる。鼻先がつくほど顔が近い。長い睫毛のカーテンの奥に、潤んだ景色が魚眼レンズのように映し出される。ゆっくりと閉じようとするその中に、見知らぬ老婆が、にたりと笑みを浮かべながら消えていくのが見えた。#呟怖

妹に心を奪われた。
歳を重ねてもずっと二人で暮らしている。妹も俺の傍を離れようとせず、俺が望めば何でもしてくれた。幼少期のある日、妹が後から脅かしてきて、俺は転んだ。運悪くそこに尖った何かがあり、右目に深く突き刺さった。命は助かったが、それ以来まるで感情が湧かなくなった。#呟怖

今回の写真展の目玉となるであろう一枚の写真『曼珠沙華と少女』は自身のキャリアの中でも最高の出来になった。咲き乱れる花に包まれ横たわる少女。花の赤と白い肌のコントラストが美しい。モデルは偶然見つけた女の子で、始めから現場で待っていた。
つまり私は第一発見者なのだ。
彼女の屍の。#呟怖

叶わない恋ほど燃え上がる。世界は素晴らしい。君が生まれるという奇跡が起きた。君は素晴らしい。世界に稀な奇跡だ。僕は君への恋に身を焦がし灰になりたい。ガソリンの匂いが消えないうちにマッチを擦るよ。世界に僕の居場所は無い。

人生初のラブレター。送り主は翌日、新聞の1面を飾った。#呟怖

いつも誰かが見ている気配に夜も眠れない程だった。医者も当てにならず、ついには寺に駆け込んだ。住職曰く、ある言葉を唱えれば解決するという。本当だった。やっと解放され、安堵し、涙が出た。

『ありがとう。私は大丈夫。』

唱えた言葉。彼の不器用なところは、生前と変わらなかった。#呟怖

やけに安い角部屋には訳がある。

厄介な隣人に出くわすのは、そういう物件だから。

隣人って言っても、隣の部屋に住んでる訳じゃない。

振り向けば、分かるよ。

#呟怖

妹は、自分がもう死んでいると思い込んでいた。何も食べず殆ど眠らなかった。これは深刻な心の病だと、家族で相談し医者の勧める施設に預ける事にした。しかし妹は入所初日の夜に行方が知れなくなった。捜索から数時間で彼女は見つかったが、その身体は腐り果てていた。#呟怖

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