値の張るオイルライターも、油が無ければ只の飾りだった。先の曲がった煙草を火もつけず咥えて居ると、隣から『どうぞ』と火が差し出された。
どうも、と振り向いたが誰も居ない。見回すと、雑踏に紛れ火の玉が飛んでいくのが見えた。
案外気づかれないもんだな、と、煙を吐きつつ見送った。#呟怖
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