呟怖.ORG | 呟怖

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呟怖.ORGと参加について

そのものの言葉はチカラを纏い深
く深く「現実」を汚染した。



「ひとつ教えてやる」
暴力的な深紅の焰が歪んだ巨軀を
貫いた。
「俺たちが欲しいのはお前ごとき
の言葉じゃあない」

俺たち自身の言葉だ

ソレの断末魔は風に巻かれて消え
焰の猫を抱いた男は無骨に微笑ん
だ。

#末路
#呟怖

その場所にはもう誰もいない。
風も動かない。
歌声も
水音も

なにもかもが喪われたその場所は
記憶からも零れ落ちて

ただ
静かに
歪むだろう

#呟怖 https://t.co/QW04vzvTnH

@suika_sheep 手っちゃんですね

#誰
#返怖
#呟怖

ちり
ちりりと 優しい鈴の音
温かくて優しい気配……

夢の中で、幾重にも、迷い戸惑い
帰る場所を見失っていた私を

ヘイゼルの瞳

「おいで」
羽布団のなかにするっと滑り込む
小さなイノチ

細くて
高い甘え声

大丈夫 ここに、いるから

「いいこだね」

もう少し 眠ろう

#女王の眠り
#呟怖

@suika_sheep 残念ね

透き通るような声がすぅっと入り
込んで来た。

人形なのはね

深紅の唇が笑みの形になる

「あなたよ」

#呟怖
#返怖

@suika_sheep なるほど、顔がへこんでいた、と……

#返怖
#呟怖
#大喜利

ああ、こんなところに落ちていた
のか。

これで何体目かは覚えていない。

でも、俺は

御使いと呼ばれるヤツラを、全て
狩り尽くすまで止まるつもりはな
い。

せめてその存在の意味を自ら問う
がいい。

死骸となって。

#狩る者
#呟怖 https://t.co/faUQ89PSfK

どこか遠くでなにかが壊れる音が
した。

そのひとは、僕に向き直ると哀し
げに瞳を伏せた。

僕は微笑んでみせる。

幾度この光景を見たか、もう覚え
てはいない。
でも、いつか、この繰り返しは
終わる。

……終わらせる。

黄金の呪われた光はセカイに満ち
僕は再び時を越えた。

#呟怖
#旅立ち https://t.co/GZ72jaaJ1j

大空を見上げるとそこにあったの
は、目映い

暗黒の渦巻きだった

大宇宙の根源に封じられた暗黒の
彼方から発せられた咆吼は、一つ
の恒星系を飲み込んでなお留まる
ことをしらなかった。

……そうしてそれと等質の咆吼が
大宇宙を蹂躙し尽くすのにはそう
時間はかからなかった。

#呟怖 https://t.co/4ktA6LXoI2

素性を知られたくないのはキミた
ちだけではない

店主はそういうと、妖しい文様を
染め抜いた顔布を私と娘に渡して
くれた。

興味深げにそわそわと周りを見回
す娘の手を引いて私は示された抜
け道を辿った。

「逃がしましたね?」
「無論」

青年は笑うとふわりと消えた。

#呟怖
#仮面 https://t.co/0zxela7NRR

雨の中で誰かが泣いている。
声?

子守唄か

眠りに落ちかけていた俺の意識は
一瞬で冷静になった。

有り得ない。
俺はアイツをたしかに

「殺したんですよね」

冷徹な声が聞こえた。

銀の風が薙いだ後には、鳴き声も
男の気配もなにものこってはいな
かった。

#声
#呟怖 https://t.co/NGbgGBzxVB

ここは夢の国
誰もがみんな現を忘れて、一時、
本当の自分に戻る場所

大人は子供に
子供は大人に

ボクは住人
夢の国の本当の住人

いろんな秘密を、いろんな危険を
知ってるよ

ここは夢の国

醒めて見る 夢の国

#現実という陥穽
#呟怖

ここから見えるこの景色が好きな
んだ

君はそういうとうっとりと眼を閉
じた。

月の獣

天空の月がその姿を変えるように、

君も姿を変える。

でも、たぶん、僕にはわかる。
永遠に見えない月の破片。
それが、僕、だから。

灰褐色の瞳の猫は胸の内で呟くと
ちいさく伸びをした。

#呟怖
#月の獣 https://t.co/WSxAJ3b2c7

悲鳴のような音に思わず振り返る
と奇妙な女がいた。

にやりと口元が歪んだ。
再びあの音

声じゃない 。

抉られるような痛みに倒れそうに
なった瞬間

ふわりと風が揺れ、その音も消え
た。

「最近はあんなのもいるんだな」

犬笛女、か。
紅の猫を肩に乗せて、そのひとは
つぶやいた。

#呟怖 https://t.co/mqludzEDBa

@stein00000 @suika_sheep 全知全能だからこそ「不完全」に
憧れたのではないかな、と。

#呟怖
#全知全能の誤算

@suika_sheep @zuikakudoubooks え?語り手さんの片方のお隣さんが
もう片方のお隣さんをストーキング
してたんじゃないんですか?

#呟怖
#返怖
#恐怖の隣人たち

@suika_sheep ニンゲンって、これだから怖いの
よね

うんうん、
正体不明のナニカが混じってるし

「そこのお前」

きゃ、みつかった
にげなくちゃ

激しく狼狽したらしい翼の音と地
を割る音。

わからないとでも想っていたのか
……ニンゲンにはいろんなヤツが
いるって言ってたくせに

#返怖
#呟怖

飛び散った深紅のモノは鉄錆の味
がした。

目の前に積み重なる瓦礫の山の向
こうには、得体の知れない巨大な
影がいくつもいくつも蠢いていた。

認めない
こんな終わりは絶対に認めない

私は跳ぶ
幾度も、幾度も幾度も幾度も

こんな終わりに結びつかない世界
を見つけるために

#呟怖
#駆ける者 https://t.co/w7okvTG8KD

その花が咲くときにぽんっと破裂
するような音をさせるのはね

業がひとつ張り裂けたという証さ

女怪ははそういうと哀しそうに大
空を仰いだ

あのひとは……こんな場所に迷い
込まないといいんだけどね

黒猫はゆるゆると動かしていた
長い尾を足元にくるりと巻いた。

#呟怖
#極楽の花 https://t.co/nT5ay9XUNw

永い旅路の終わりは思った以上に
あっさりと訪れようとしていた。

どんな言葉を選んでもこの胸の内
に湧き上がる感情をいい表すこと
など出来そうになかったけれど。

僕たちは別々の新しい旅路に赴く
だろう。

「また逢おう」

「うん」

君の微笑みを僕は忘れない。
絶対に、だ

#終着駅
#呟怖 https://t.co/lUV0sUVHAi

@suika_sheep @zuikakudoubooks 簡単な話ですよ

細い銀縁の眼鏡に神経質に触れながら
彼は微笑んだ

あちら側のモノが広めてるんですから

面倒だからお帰り願うことにしたので
あ、失礼。
ご挨拶がまだでしたね(にっこり

#ご挨拶
#返怖
#呟怖

@daimonmadoka @suika_sheep 宣帝様……

おいたわしや

#非常に失礼
#返怖
#呟怖

どうしたわけなのか、その沼のあ
る場所を俺は知っていたようだ。

陽の光を受けて煌めくその水面は
何故か濃厚な重さを湛える……

恐る恐るのぞき込むとそこにあ
ったのは見知らぬ女性の顔

「待ってた」

……それ以来、俺は焰では死なぬ
身体となったのだ。

#水の女
#呟怖 https://t.co/qKzLpsDG3x

その神社は二つの顔をもっていた。

違う空間が重なり合っているよう
だと評したとき、君の眼差しがか
すかに妖しい彩りに染まったのを
覚えている。

僕たちが、幼馴染であったことは
確かなことだ。

違っていたのは、君があちら側の
存在であった事

そうして僕が狩人であった事…

#追憶
#呟怖 https://t.co/Hvxl9JHmJR

人形師の叔父は深くため息をつく
と、大儀そうに身体を横たえた。

「言い値で引き取って貰えたんだ
し、生活に余裕でるでしょ」
と、叔母は胸を張った。

薄笑いを浮かべた叔父の表情を僕
は今でも思い出す。

買い手の富豪が惨殺され、人形が
叔父の手元に戻ったのは、ほんの
数日後の話だ。

#呟怖 https://t.co/wkiUZPqygX

まさかまっすぐにぶち抜いてくる
とは思わないだろう?

そうよ、普通は悩むものよね

…右か左かと問われて問答無用で
突っ込まれたという愚痴だろうが
そもそも、怨霊トラックにそんな
問答を仕掛けるお前たちが間違っ
ているとはおもわないのか

#行者の苦渋
#呟怖 https://t.co/hfESD0kTAi

@suika_sheep 聞いてよ、ひどいでしょ?

額に大きな絆創膏を貼り付けた彼
女はそういうと

その子ったらね、ピンヒールでおも
いっきり踏みつけてきたのよ

怒り心頭なのはわからないでもない
でも、何故、無関係な私に愚痴を

それ以上いうな
話を聞いてくれると思ったんだな?

#行者の苦渋
#呟怖
#返怖

確かに、それは呪われた絵画だと
見たモノは言った。

まだ人前に姿を見せたことも無い
のに、と涙すら浮かべた。

…それはいいとして、何故無関係
な私に愚痴をこぼしにくるんだ?

「え?だってお話を聞いてくれそ
うだったし」

ああ、そうですか

#行者の苦渋
#呟怖 https://t.co/Qn3UK2SdaE

目々連、または百々目鬼と呼ばれ
る多眼の妖魅がいるのは知ってい
るつもりだった。

だが、正直こうも厄介なヤツだと
は思わなかった。

どこまでも視線はついてくる。

「きゃああああああっ」

ああ、訂正。
ここだけは入れないようだな。

お年頃だろうし

#呟怖
#何処だ https://t.co/oi3R76zNJG

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