呟怖.ORG | 呟怖

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呟怖.ORGと参加について

あの子の
眼球に
コンパスを刺して
ぐるり、ひと回し
ほら
ふたり
お揃いの世界だね

#呟怖 https://t.co/SOiH4TcyYX

街のシンボルの時計を

溶かす方法がある

秘密、だけどね

街の全ての

私以外の

時間を

ゆるやかに溶かして

混ぜこぜにした

瞬きのあとには

時計の支柱に

私の嫌いなモノ全てが

ぐんにゃりと

ぶら下がり

揺れていたの

知りたい?

#呟怖 https://t.co/SOiH4TcyYX

「なぁ。おい」

哀願する声

「頼む…頼むから…」

振り下ろされる刃

ごろり

落ちた首は再び戻る

「頼む…よ」

また刃が光り

飛沫が散る

黄昏時の庭に

父の声が溶ける

久遠の時

自らを切り落とし続ける

滑稽な姿

無言で踵を返す

明日の黄昏時が

待ち遠しい
#呟怖 https://t.co/GoLg593hP8

桜の木の下には死体が埋まっているのではなく、死体をつくるものが埋まっているのです。
枯れないために、桜が選んだ贄を。
人が、捧げたのです。

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生家の北側の壁は
何度施工しても
崩れ落ちたのだそうだ
村の占い師が中の竹木舞下地に
ある細工をする様に指示し
その指示に従うと
壁は無事に仕上がったのだと
幼い頃に聞かされてた
その壁が
祖父の葬儀の翌朝には
すっかり中塗りが見えて
こう、なってたんだ

#呟怖 https://t.co/GoLg593hP8

桜の木の下で
降り積もる花びらの中
無数の白い手に
絡まれて動きの取れない手首に
しっかりと握られた刃が
所在なく微かに影に揺れていた
助けて欲しそうに
それは瞬いたけど
先日それが
僕を葬ろうとしたのを
思い出したのでやめておいた
そんな春の終わりの夕暮れ

#呟怖 https://t.co/GoLg593hP8

此処から出たいのです。

代わってくれませんか?

空間を幾ら叩いても

殆どの人には伝わらなくて

随分と長いこと困っていたんです。

でも

あなた

違和感を覚えたでしょう?

わかりますよ、勿論です。

だから、ね?

ね?

#呟怖

私の大腿骨には
一振りの銀色が沈んでいる
いつでも
何処にいても
私を護ってくれる
母さんが
私を宿した日に
私にくれた
大事な御守り
私が二分される前に
父さんが
母さんの心臓に
刺した御守り

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ここね、行き止まりなんですよ。
ずっと昔に使われなくなったんです。
もちろん電気なんか通ってない。
使われて無いんだから。 
出口はね、コンクリートで隙間なく塞がれてるんだ。
光なんか、何処からもね。
入らないはず、なんですよ。

#呟怖 https://t.co/Od6XwaMVHu

いただきます

ごちそうさま

おかわりを、くださいな

#呟怖 https://t.co/Od6XwaMVHu

「天井一面にお経が書いてあるなんて珍しいなぁ」

隣の彼女に話しかけるが返事が無い

見れば彼女の顔の下半分が無かった

視線を再び天井へ向ける

飛散した私と彼女の飛沫で

所々文字が潰れて見え難くて

ちょっと困った

#呟怖 https://t.co/Od6XwaMVHu

「…君がいると、世界が鮮やかになるね」

彼女は薄く笑い

僕は覚悟を決めた

空気に

君が色濃く爆ぜ

霧散し

肺一杯に

煙と錆が満ちる

さよならは言わない

全てが君の種になり

今度は僕が

此処になるのだから

#呟怖 https://t.co/Od6XwaMVHu

「悍ましい」と父が吐き捨てた
「生きているわ」と母が笑った
「醜いのね」と姉が呟いて
「柔らかい」と兄が言った
村の皆は言葉を失った
悍ましく生きていて
醜くて柔らかい
人の言葉を奪うものとして
私は生きて行かねばならない
誰かが殺してくれるまでは

#呟怖

「こんなところに穴なんぞ開けるからだ」

老爺は苦々しく吐き捨てた

山が鳴り

またひとつ

災厄が産声をあげた

#呟怖 https://t.co/Od6XwaMVHu

ちゃんと出口は見えている

沢山の車が通り過ぎていくのだから

此処は通れる筈なのに

歩を進める毎に

身体が重くなる

また一台の車が

僕を跳ね飛ばして過ぎ去った

入り口に戻る

目的も意味も

存在も忘れたが

もう一度出口を目指した

#呟怖 https://t.co/Od6XwaMVHu

最後の時はもっと静かなものなのだと

信じて、いたの、に

叫び声が

止まらな、い。

#呟怖 https://t.co/Od6XwaMVHu

幸せな誰かが
此処を通るたびに
わたしは
歯を食いしばり
噛みちぎった歯肉から
滴る私のかけらごと
塊の熱を
ぐびりと
臓腑の奥深くまで
呑み込むのです
沢山の幸せを
集めれば
私もいつか
歩き出せると
信じて
いるのです

#呟怖 https://t.co/Od6XwaMVHu

「ハンドルが…⁉︎」
運転席の彼が焦った声で叫ぶ
窓硝子が白く曇った
車内が凍るように冷たくなる
くぐもった低い音が耳朶を舐めるように響き
ごくり、と唾液を飲み込むと同時に
視界が白く染まる
空の運転席
慌ててハンドルを握る私の隣には
もう誰もいなかった

#呟怖 https://t.co/Od6XwaMVHu

夜のある時間にカメラを向けた時だけ現れる家です。
いつ現れるかですか?
まぁ、気分次第ですね。
わたしの。

#呟怖 https://t.co/570EWKOplx

眼鏡が無い
ぼやけた視界で
ごそごそ棚をまさぐると
眼鏡らしきものが手に触れた

急に視界が輪郭を持つ
窓硝子に写った顔には
棺桶に納めた筈の祖母の遺品が

そして隣の空き地には
数年前に燃え尽きた親友の家が

それぞれ薄っすらと灰色に
夜を照らして
影に滲んだ

#呟怖 https://t.co/570EWKOplx

@suika_sheep 誰も人がいないので
最新の脅かし方を
学びに映画館へ
誘い合わせて
来たのだが
一人だけ
生身の
体が

…羨ましいな、どうしてやろうか。

#呟怖 #返怖

三歳になる娘は散歩中、必ずここで立ち止まる。
笑いながら繰り返しジャンプするのだ。
ついに日に何度も散歩したがるようになった。
空き家になった夫の生家の前で、娘は二階の窓を見上げながらジャンプする。
「お婆ちゃんの真似っこよ」と、姑そっくりの笑顔で。

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祖父母に父母
兄と二人の姉と私
家の前で撮ったんです
季節はいつだったかな
でも、普通の家族写真だったんですよ

人ひとり映って居ない家の写真を手に
Aさんは呟いた

なんででしょうね
皆、私を
皆が
家族が…私を

彼の瞳孔いっぱいに
モノクロの民家が写り込んでいた
#呟怖 https://t.co/570EWKOplx

何の変哲もない民家
住人は老衰で亡くなり
管理すべき子らは遠方の為
必然的に廃屋になった
だけ、だったのに
今日もまた
肝試しにきた人間が
迷い込んだ野良猫が
その家の庭の木の下で
白骨になり
手入れもされていない庭木は
健やかに
枝葉をのばしている

#呟怖 https://t.co/570EWKOplx

見てるよ

見えてる

見てますからね

ほら?

そこ

隙間?スキマですよ

ね?

見て?

みて、

みてみてみててててテテて?

ホら、

そう

そこ。

そうソウそウそそソそう

ね、ねねね?

わかりわか、りる

そう。

それが、あなたの。

ね?

#呟怖 https://t.co/570EWKOplx

『各部屋に荷物を運ぶ仕事です。荷物は郵便受けから入れてください。何が聴こえても扉を開いてはいけませんし、何か見ても決して声をあげてはいけません』

毎回きちんと忠告しているのに
またアルバイトがいなくなった
急いで新しく募集しなくては

部屋が煩く鳴いている

#呟怖 https://t.co/BnlL1mYm4R

風もないのにハンガーが揺れた
誰も住んで居ない部屋の前に
置き捨てられたそれは
小刻みに震え私を誘う

一歩また一歩
吸い寄せられる様に動く体
手に温い温度と質感が伝わる
ハンガー?違う…これは

震える腕の中から
大きな黒い眼球が
瞬きもせずに
私を見据えていた

#呟怖 https://t.co/BnlL1mYm4R

隣の部屋に
誰が住んでいるか
本当に知っていますか?

今朝すれ違ったあの女性
はにかみ笑った少年
隣室から聞こえる生活音

本当に
人がそこにいると示す
根拠は何でしょう?

で、貴方は?

生きていると
誰が証明してくれますか?

あなた

本当に

生きていますか?

#呟怖 https://t.co/BnlL1mYm4R

不意に辺りが白く浮き上がる

驚いている筈なのに

顔は表情を変えなかった

悲鳴が喉元まで迫り上がるが

声は思ったようには紡がれず

ギチギチと四肢に絡まる糸が

ゆっくり僕を動かして

『ヨウコソ』

終わりない悪夢へ

あなたを

あなたも

ワタシになりますか?

#呟怖 https://t.co/t3I87FCQ43

友達の声に重なるように
雷鳴に似た音が響く
歌う彼の後ろから
忍び寄る何かの影
生暖かい空気が辺りを包み
ハミングの最後の音が
硬く柔らかく
咀嚼音を残す

まるで最初から終わりまで
僕ひとりだったとでも言うように
夕闇色の猫が
はたり尾を振り
夜に溶けた
#呟怖 #返怖 https://t.co/tJ3FT03OGG

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