眼鏡が無い
ぼやけた視界で
ごそごそ棚をまさぐると
眼鏡らしきものが手に触れた
急に視界が輪郭を持つ
窓硝子に写った顔には
棺桶に納めた筈の祖母の遺品が
そして隣の空き地には
数年前に燃え尽きた親友の家が
それぞれ薄っすらと灰色に
夜を照らして
影に滲んだ
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