呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

参加メンバーはこちら

呟怖.ORGと参加について

歩き方にも個性がある。
大股。
内股。
弾むように。
頭の高さがほぼ変わらず。
外側に体重をかけて。
…などなど。
友人を見ると、左腕だけ振って歩いている。
指摘すると、
「右で荷物を持つことが多いからかな」
と笑って直した。
途端、右手が重くなった。
まるで子供が握っているように。

#呟怖

私も昔はやんちゃでね。
立入禁止の山を荒らしたりして。
お地蔵さんを見たんですよ。
ぶつぶつ言ってる。
近づいたら急に顔が痒くなってね。
ぶつぶつぶつぶつ。
顔中に疱瘡ができてて。
堪らず搔きむしって。
こんな顔になったんです。

「あの爺さん、また壁に向かってぶつぶつ言ってるよ」

#呟怖 https://t.co/SMLPQ9c2Xs

あれはかわいそうな桜ですよ。
悪戯に皮を剥がれて。
わざと虫を入れられて。
ぼろぼろの穴だらけで。
それでも懸命に花を咲かせている。
カサカサに乾いた人の皮膚のような花びらを散らせている。

ああ悪戯をした奴だけどね。
皮膚の病気で外に出られないそうですよ。
ぼろぼろの穴だらけで。

#呟怖 https://t.co/b6BxfS5P8c

「俺を殺せば心拍と連動した爆弾が爆発するぞ!」

強気なテロリストは丁重に保護された。
舌を噛まぬよう歯を抜かれ、拘束着を着せられ、点滴で栄養を供給された。

「もう許してくれ、爆弾の場所は全部喋った、もう何もないんだ」

泣きつくテロリストに看護師は優しく微笑んで点滴を替えた。

#呟怖

目が覚めた。
床に猟銃。
壁に真っ赤な染み。
自殺は失敗したようだ。
重い体を起こして朝食を作る。
トマトとチーズのトースト。
甘いカフェオレ。
サクッとトーストをかじる。
血の味。
カフェオレを飲む。
血の味。
なんでかな。
二口目を含んだまま天井を見上げると、後頭部から流れ出た。

#呟怖 https://t.co/NkZvOr98xS

脛にすり寄ってくる毛玉の感触。
可愛いやつだと足元を見る。

猫じゃない。

8本脚に8つの目、毛むくじゃらの体。

猫サイズの蜘蛛…?

ぬいぐるみを投げると仔猫のような声を上げて嬉しそうに飛び付いた。

可愛い…?

ひとしきり抱き締めてすりすりした後、牙を突き立てた。

いや怖っ…?

#呟怖

@mtg315dana @Mad8068 @panda_bancho @_Osahiro @molmol299 奴の琴線に触れるパーツがなかったようでただ細切れにされただけの自分は身体を求め、まずは足からと赤いハイヒールを追う。

#呟怖 #返怖 #一行怪談

知り合いの魔女が飲み会のノリで魔法をかけてさ。

「一年間にポイ捨てされたゴミが捨てた主の口の中に戻る」

自分の唾で溺れた奴、腸まで煙草の吸殻が詰まった奴、色々いたけど、1番はあれだな。
口が裂けて腐乱死体が飛び出した奴。

あ、ギリ生きてたよ。
いつも紙袋被ってる彼女がそう。

#呟怖 https://t.co/15lSgCTaFP

菜の花畑を眺めていた。
さわさわ
風に揺れる黄色が優しい。
ざわざわ
ざざざざ
何かが菜の花畑を突っ切ってこっちに来る。
鳥肌が立ち速攻で逃げた。
背後でフェンスにぶつかる音がした。

「あそこやばいよ!」

不良グループに聞こえるように話したら、翌日からそいつらが登校しなくなった。

#呟怖 https://t.co/JIoCSikge9

2222年。
他の動物の体に脳を移植するのがブームだ。

「猫になってみない?戻りたいって言ったら戻すから」

2月22日、彼女の提案で猫になった。
一週間ほど猫として愛され、悪くないと思った。
そろそろ戻ろう。

「ナァオ」

彼女が微笑んだ。

「戻りたいって言えたら戻してあげるからね」

#呟怖

高速道路を走っていて、気が付くと雲の上にいた。

「は?え?ここどこ?」

「あっ、機長がまた眠気覚ましに精神交換してる!機長!戻ってください機長!」

肩を揺すられ、気が付くと高速道路で愛車のハンドルを握っていた。

時速100km。
眼前に迫る渋滞の最後尾。

ふざけんなよ機長。

#呟怖 https://t.co/syZfe00wmw

貯水池でお姉ちゃんが死んだって。
でもあれはお姉ちゃんじゃない。
あんなぶくぶく太ってない。
お姉ちゃんは池の底にいるんだ。
だってお姉ちゃんが好きだった花を落とすと、すぐに沈んだの。
お姉ちゃんが好きだった人を落とすと、すぐに沈んだの。
きっとお姉ちゃんは人魚姫になったんだ。

#呟怖 https://t.co/Qtyuy4ILk2

一人しか通れない狭い非常階段。
三分の二まで上ったところで人が下りてきた。
よく鉢合わせる人だ。
いつもこちらが譲るけど、その度にニヤニヤ笑うのが癪で。
無視して上り続けたら、目の前で飛び降りた。
ざらざらの壁との狭い隙間で大根おろしみたいになって。
今までで一番の笑顔だった。

#呟怖 https://t.co/TGOGgBcuZy

骨董屋で、友人が鈴を沢山あしらった簪を持ってきた。

「これやべえ、鈴の数だけ違う女の怨念が付いてる」
「えんがちょ掴みはやめて差し上げろ」
「だって汚ねえもん、色んな奴の色んな所に刺し…いってえ!」

なぜか友人の鼻の穴に簪が刺さった。

風もないのに鈴がころころと鳴った。

#呟怖 https://t.co/SLCt4qAQ3F

最初は線路沿いの金網だった。
電柱、街路樹、近所の門。
赤いリボンが結ばれていると、次の日黒焦げになる。
リボンを移せば黒焦げも移せることを知った。
ただ木なら木、門なら門に移す必要がある。
今日、好きな子の髪に赤いリボンが結ばれていた。
大変だ。
誰か死んでいい人に移さなきゃ。

#呟怖 https://t.co/qLjvtLoBO4

夜の見回りをしていると、子供がいた。
一〇四号室に帰りたいと言う。
そんな病室はないが、手を引いて一緒に院内を回った。

「ここ」

子供の声に立ち止まると、確かに一〇四号室があった。

振り向くと子供はいなかった。
一〇四号室以外の部屋もなかった。
窓も階段も玄関もなかった。

#呟怖 https://t.co/ukXnPepdvs

コップの中の飲み物に自分以外の誰かが映ったら、すぐに捨てなさい。

昔、おばあちゃんが言ってた。
でも今、急いでるから。
スプーンでぐるぐるかき混ぜたら消えたので、飲み干して家を出た。

それ以来、視界の隅に渦巻きみたいな顔の人が写り込んで消えない。

#呟怖 https://t.co/LTbVFdiXMO

姉妹で同じ人を好きになった。
お姉ちゃんがチョコを湯煎にかけている。
トイレに行ってる間に髪の毛を数本入れた。
お姉ちゃんは溶けたチョコを人形に固めた。

「あの人の血を入れたチョコ。これを食べれば私を好きになるわ。もぐもぐ」

えっ嘘ちょっと待っ…ああああお姉ちゃん好きいいいい

#呟怖 https://t.co/iuvNLbrA0g

死刑囚とて癌になれば治療を受ける。

手術台の上で金縛り。
耳元でなぶり殺した女の笑い声が聞こえる。
ご苦労なこった。

「あれ、もう麻酔した?」

医師が俺の瞼をこじ開ける。
痛えよ。

文句を言いたいが口が動かない。
うめき声すら出せない。

「まあいっか。始めます」

待って!!

#呟怖

限定品を買い占めた。
早速転売っと。
フリマアプリを開くと俺の名前が目に入った。
俺の右小指が出品されている。
「…は?」
しかも即決された。
ゴギン
右手に衝撃。
血と激痛が溢れだす。
悲鳴を上げてへたりこむ俺の前で次々売れていく、左目、両耳、足の爪5枚、右太股、性器、顔の皮膚、

#呟怖

越してきた部屋で夢を見る。
玄関に黒ずくめの女が立っている。
「この度は、誠に…」
身重の体で深く頭を下げ、く、く、と喉を詰まらせる。
壁を殴るような音で目を覚ます。
これが毎日。
しかも女が徐々に顔を上げつつあるので。

「今夜は帰さない」
「もっと色気のある理由が良かったな」

#呟怖 https://t.co/T62yHgEpn7

駅の階段。
上るも下るもみなスマホに夢中だ。
お、メッセージが一件。

☆★ラッキーチャンス★☆
確率は2分の1!
参加しますか?
【はい】【いいえ】

軽い気持ちで【はい】を押す。
すぐ横を男とスマホが転がり落ちていった。

「歩きスマホなんかするから」

誰かの呟きが白々しく響いた。

#呟怖 https://t.co/6QBB5lmyUg

「何それ」
「グロスイーツってやつ。彼の干し首をモデルにしたの。美味しいよ」
「あんたの病的な彼氏好きは知ってるけど、さすがに怒られるよ」
「何も言わないよ。おひとつどうぞ」
「人の彼氏の干し首スイーツとか…うえっ、何この味!」
「いっけない、見本を渡しちゃった。めんごめんご」

#呟怖 https://t.co/jLNvRGJrU8

腕が追いかけてくる。
二本の腕が地面を這って。
指先で地面を掴み、肘を曲げ、断面をアスファルトに擦り付けて。
無理やり肝試しに付き合わされて、腕が一本這ってきたから逃げただけなのに。
近所のおばさんの横を走り抜ける。
しばらくして振り返る。
腕が三本追いかけてくる。

#呟怖 https://t.co/fyLuSYo7ZV

神社の近くの電線には鳥がよく止まっていました。
「あれは神様の使いだから手を出してはいかん」
そう祖母が言っていました。
いたずら盛りの私は電線の下に爆竹を投げました。
耳の中で破裂音が響き、聴力を失いました。
やはり神様の使いだったのです。
祖母に殴られたからではありません。

#呟怖 https://t.co/La6CsPKPaZ

幼い頃、母が怖かった。
同時に「帰りたい」という気持ちが常にあった。
自宅にいるにも関わらず。
きっとこの母は偽者なのだ。
甘い笑顔で美味いものを食べさせ、太らせて食う悪魔だ。
そう確信した私は勇気を出し、母を刺した。
そうしてここへ帰ってきたのですよ。
患者は懐かしそうに語る。

#呟怖 https://t.co/4ArpyVvEbb

「ノート貸して」
「また?ちょっとは自力でやりなよ霊感少女」

入学初日にやらかしたせいで分不相応なあだ名をもらってしまった。

私は視える人じゃない。
ただ、薄い膜が張ったように景色がぼやけてる時は、何かがいるんだと思う。
この教室は酷い。
黒板がぼやけすぎて全く読めないのだ。

#呟怖 https://t.co/rborAtgd4k

人気のない夕暮れの公園。
休憩所に手帳が置いてあった。
覗いてみると日記のようだった。
何気ない日常と、趣味の魔術のことが書いてある。

『何でも願いが叶う呪文。
○○○○○○○○
音読して願いを思い浮かべる。
焼肉食べたい』

私は急に焼肉が食べたくなって、近所の焼肉屋に並んだ。

#呟怖 https://t.co/76xPlMMYj2

私にだけ見える『立入禁止』のテープ。
隣を歩く友人は通り抜けた。
「そっちは行かない方がいいよ」
何度も訴えては馬鹿にされてきた。
案の定、何言ってんの?という顔で行ってしまう。
そして異常に背の高い男に頭をぼりんと食われた。
男が私に笑顔を向ける。
私は仲間なんかじゃない。

#呟怖 https://t.co/yUNhCEbRpd

#呟怖
#このお題で呟怖をください
などご利用の皆様へ定期(不定期)

基本ルールは簡単ですので、ぜひ目を通していただきたいです|ω・)ノ

タグ不足で人の目に触れる機会が減るのは勿体ないのでm(_ _)m https://t.co/5C6AJhoJuq

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