呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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その蟲は夢の匂いを嗅ぎ付け、枕の中から這い出てくる。捕食する対象に匂いを嗅がせ夢の中に現れ、愛しい相手の顔に擬態し対象が吐息を漏らすと開いた唇へと食指を刺し開かせる。開いた口へと消化液に濡れた触手を送り込み内蔵を喰らい、浮き出てきた魂を背骨から生えた本来の口で丸呑みにする。
#呟怖 https://twitter.com/yosituguo/status/1011605546263142400 

また女に振られて酷く疲れた。嘘付きだの女の敵だの散々喚かれたが、俺の贋作でも出回って居るのかと思う程に心当たりが無い。幼馴染に愚痴ると、何時も優しく癒してくれる彼奴。
ある日視えると自称する友人が、俺に幼馴染の生霊が憑いていると言う。嘘だろ。
「嘘じゃ無いよ」幼馴染の声がした #呟怖 https://twitter.com/tsubukowa/status/1007902216768839680 

#怪談短歌 #呟怖
赤黒きウツボカズラの腹のうち
骨の影絵は嬰児に似て

睡蓮の蕾が揺れる池を、紫陽花が囲んで居る。月明かりに眼が慣れると、池の中頃に紫陽花色の手毬をつく和服の童女が居るのを見付けた。睡蓮の蕾に色を移す手毬。その光景に目を奪われていると童女が私に微笑み、弧を描き毬が私の掌に落ちた。鞠は空五倍子色に枯れた紫陽花に変じ少女は消えていた #呟怖 https://twitter.com/nissy_1984/status/1005626533413703681 

あれ?生きた人が乗って来ちゃったよ。どうすんのコレ、僕の正面座るのやめて。ビビりでコミュ障なの死んでも治ってないから。迎えに来てくれた死神さん、ねぇってば。目配せしたら舌打ちとかやめて、すげー怖い。あ、車掌さん来た。生きた人の襟にスタンプ?…ああ、ガクってなった。仲間だね

#呟怖 https://twitter.com/neighbor00/status/1009775060624629760 

托鉢を終えた僧が寺へ帰る途中、山中で能楽を耳にする。音に誘われ竹林に分け入ると菊咲く庵を見つけた。息を殺し覗くと能管を吹いていた若侍が笛を置き、舞っていた慈童を愛しげに抱き寄せる。不意に僧の記憶は途切れた。寺へ戻ると荒れ果てた境内に愕然とし、頭鉢の中の白菊を山門へ落とした。#呟怖 https://twitter.com/tsubukowa/status/1011089023874433025 

神父を斬った刃がおかしい。魔物が斬れ無くなってしまったのだ。訝しんだ手下の魔物が、俺の様子を見に来た。臓腑をぬちゃぬちゃと揺らすそいつらは、悪魔様の首で試し斬りしろと勧めた。仕方無く試すと、俺の首が後ろへと落ちかけ奴等は支えてくれたが、そいつらの腕は斬れない。神父の呪いか?#呟怖 https://twitter.com/iijima73/status/1010841626019749888 

生の生々しさを拒絶した少年が居た。彼が薄暮の頃に辿り着いた先は青漆の沼だった。疎らに生える胡粉色の蓮。何処か幽世じみた景趣に惹かれ、乱れ一つ無い制服のまま沼へと入水すると、仄かに月白に光る無数の腕が水面を揺らす事も無く彼を抱いた。少年は安堵の涙が漸く零れ蓮の葉へと落とした。#呟怖

純白の冬薔薇の下、決して漏らす事の出来ない秘密が女にはあった。故にか幾年過ぎようとも変わる事無く想いを交わした少女の面影が、白く舞う桜花を銀幕にして映る。と同時に蘇る。柔肌から脈動が消えて行く少女の首の細さを。微風の中から擽る様な甘えた声の「秘密よ」の約束が茨の誓で縛るのだ
#呟怖 https://twitter.com/magma_maniac/status/1010808975422451712 

入口が空を向いた洞穴の壕は、まるで蠱毒壺の様だった。飛交う怒号の中、生気を奪われた者達が淡々と事切れ、鉄錆色で腐臭のする怨嗟が澱となり積もる。壕の底に仰臥し、羊歯の影絵に縁取られた薄い孤独な月を見上げた。這い出す夢想を砕く銃弾の雨が俺の腹に降る。狐雨か。
サア何ヲ呪オウカ #呟怖 https://twitter.com/Yamanomu_Kou/status/1010520561397592065 

明け方の遊里、諦観の羽根をつけた蝶を引き連れた振袖の少女が歩く。門外へは出られぬ。遣る瀬ない少女の横顔とは裏腹に、燐火色の蝶は夜から解放され空へと還る。そして少女は枯れない牡丹の花へと姿を変える。舞扇の中へ、打ち掛けの中へ、手鏡の奥へ
#呟怖 https://twitter.com/magma_maniac/status/1010334987344723968 

#呟怖
新死神諸君へ
亡者の魂を回収する際には必ず業吸いの面を身に着けましょう。面はその都度白い物へと取替えて下さい。亡者の業の色は各々違います。深い業の色を出来る限り多数回収し、重ねると生じる禍々しい闇の色をより深められる様に努力して下さい。集積所では分別の必要はありません。 https://twitter.com/iijima73/status/1010132125968822274 

#呟怖 闇の花嫁を娶る方法をご存知だろうか。その方法とは白い薔薇のブーケを用意し葉の六枚に自ら歯型をつけ、髪と爪を黒いリボンで括り付け新月の午前2時に貴方の後ろの正面へと投げるのだ。するとブーケを鮮血に染め、それを咥えて貴方の足元へと顕れるので花嫁を拾い上げ誓いの口付けを贈るだけ https://twitter.com/okabanamitsuoni/status/1009992064300273664 

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