呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

参加メンバーはこちら

呟怖.ORGと参加について

とあるパーキングエリアの白線の上に、午前2時になると赤い文字が浮かぶ。
そんな話を聞き半信半疑で訪れてみた。バイクを停車させて待つ。一台の白いセダンが停車すると、白線に赤い文字が浮かんだ。
126m
セダンを見送り、不思議に思いながらも煙草を吸っていると急ブレーキの音と衝突音がした
#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1087373374211289089 

親戚宅に泊まり愛犬と散歩に出掛けると、雰囲気の良いカフェがあった。ペット同伴歓迎とあり、愛犬と寛ぎ会計を済ませてからの記憶が無い。私はベンチに座り、愛犬は私の膝に顎を乗せ鼾をかいて眠って居る。そして握ったままのリードの先には、見知らぬ老犬が繋がれていて私を見上げているのだ。
#呟怖

妻が娘のワンピースを着て踊って居る。未だ娘の初七日も過ぎて居ない。玄関に鞄を置き、重い足取りで妻の元へと向かう。揺れる影に違和感を感じた。目頭を押さえ再び瞬き顔を上げると、そこには誰も居ない。娘の寝室の扉は開け放され、娘のワンピースの裾が揺れる。妻の足はもう、冷たく硬かった
#呟怖

ルールは簡単 #呟怖 つけてツイートすれば、明日から呟怖クリエーター / @93xnne4hsvtte7r #呟怖 #つぶこわhttps://cas.st/1efda70e 

ORGに載ってるのは他の皆さんのも大丈夫だよ(≧∇≦)b。 / @93xnne4hsvtte7r #呟怖 #つぶこわhttps://cas.st/1efd8b98 

から傘の骨に狭間の闇一つ 黄泉路を駆けて北山時雨

#呟怖 #怪談短歌

松が取れた薄暗い置屋の二階で、千代菊は姐芸子小菊の紋付を仕舞えずに居た。駒を外した三味線が、掻き毟る様な軋んだ音を立てる。小菊の癖を真似、懐手に身八つ口から手を入れ胸を押さえる。血糊で開かぬ姐の扇が畳を叩いた。
「無念はあたしが」
諌める様に襦袢の中で千代菊は紅指を引かれた。
#呟怖

ありがとうございまーす"(ノ*>∀<)ノ #呟怖 &Zippoしゃんと愉快な皆様の朗読熱望 / @dogaut115 晩酌枠https://cas.st/1efb2caf 

また一年ともたなかった。
養母である叔母が再婚したが、再婚相手が病没した。これで三度目だ。
叔母も再婚相手だった人も所謂善人である。前の再婚相手も、その前の人も優しい男性だった。
叔母や私には家族運が無い。
そういう事に、しておこう。また二人きりの平穏な暮らしが始まるのだから。
#呟怖 https://twitter.com/tsubukowa/status/1084827305342427137 

う・つ・つ ~苛烈な華~

ここは衆合地獄。
楓と紅葉という姉妹の獄卒が居ました。

プレミアム公開まであと15分

#呟怖 #呟コラ #う・つ・つhttps://youtu.be/RTIO9ezO_qs 

この劇場の下手には彼が居る。舞台の眩い照明が作った舞台袖の闇を僅かに開き、彼は舞台映えする面立ちで演技者を視る。彼に会えたり存在を感じる者は、舞台の上で取り憑かれた様な、不思議な高揚感を得て普段よりも良い演技が出来、彼に会えない者には怪我や事故と言った災いを齎すと言う。 #呟怖 https://twitter.com/chai_chanko/status/1079047802334760960 

今年の正月は我が家にとって特別な正月だ。曽祖父が今年で五十回忌を迎え、神として山へと送り出すからだ。今まで盆暮れには、ほろ酔い機嫌で家族や親類に生前同様の粗忽な姿を晒してきた訳だが、そんなお茶目な曽祖父も来年からは神となり姿を見れ無くなる。私は寂しく橙のズレた鏡餅を眺めた #呟怖

変色した街灯がチカチカと瞬く。闇色の窓に、塩で描かれた様に乾いて白い彼の面影が浮かんでいる。僕は毎夜その窓に近付き、物云わぬ唇に触れる。刹那に面影は砂絵が崩れる様に消えてしまい、独りの夜を繰り返す。
「また僕だけを遺すのか…」
己の唇をなぞる指は、冷えた涙の味がするだけだ。#呟怖

「鬼が来る鬼が来る、寝床の裾から鬼が来る…」
認知症が進んだ母が呟く。そして私の顔を見遣ると、枯れ木の様な指で私を差した。
「あんた…鬼の返り血で赤いな」
私は手にしていた鎌を、音を立てずに床に置く。
「風呂、行っといで」
空を見る母の温かな眼差しに、心の血赤が凪いで行った。
#呟怖

虫の音が響く。鈴虫の羽や足が水槽の底に散乱し、生き残った一匹が哀しげな声を立てている。灯りの消えた部屋で、瞳が血赤の滲む硝子玉になった君が白く横たわり、俺に無念を託し見詰め続ける。鈴虫を潰し俺は小さな箱の中で、圧倒的なコドクとなった。虫の音が止む。奴の断末魔を響かせる為に #呟怖

父の埋葬が済んだ夜に夢を見た。物言わず俺の辞書を指さす父。翌朝辞書を開くと、父からの手紙と書斎の引き出しの鍵が入っていた。手紙の指示通り引出しを開くと、美しい骨壷に入った遺骨と女の埋葬許可証があった。父が分骨を希望した意味を漸く知る。父の墓を女は、幸せそうに抱き待っていた。
#呟怖

海のある箱庭を作った。白い砂浜に星の砂を混ぜ波打ち際を作り、人のフィギュアや木々を配し満足の行く出来栄えとなった。ある日、その箱庭に異変が起きた。砂の上に無数の小さな足跡が現れ、人のフィギュアが1人また1人と消えていくのだ。その足跡はいつの間にか増えた人魚の青い海へ続いていた
#呟怖 https://twitter.com/tsubukowa/status/1033013517559840770 

私は棺桶の中に居た。噎せ返る菊の香りの闇の中、目の前に有るだろう扉の縁を指先で辿る。乾いた木の感触に、諦めと絶望が胸の内を冷やす。身動き出来ない状況が続き、霊柩車の振動が路面の変化を伝える。火葬場に到着し、猛火が視界を橙に染め目を覚ました。床の間に菊の花弁が、花芯から落ちた
#呟怖 https://twitter.com/wjy2_BEATBOX/status/1026478289353752576 

トイレで座っていると、肩口を指で2度叩かれた。今は亡き祖母が私に何かを頼む時の癖だ。廊下に出ると、大きな蜘蛛とGが対峙している。私にGを退治させようとしているのか?幽霊もGや蜘蛛が怖いのだろうか?逡巡してる内に蜘蛛軍曹が既にGを仕留めていた。婆ちゃん、腰抜けの孫で済まない。
#呟怖

毎年盆の頃、庭先の厩の跡へと蹄を鳴らし祖父を乗せて馬が帰って来る。蹄の音が故人の帰宅を知らせ、帰宅早々家には上がらず、愛馬に水を与え労る祖父の背中を縁側から眺める。鼻先を擦り寄せ甘える馬を、祖父は思うさま撫で愛でると、漸く玄関先の水場で手足を洗い居間へと座り寛ぐのだ。
#呟怖

この盆も馬冷やす祖父精霊の 愛馬と還る蹄鳴らして
#怪談短歌 #呟怖

遺骨無き墓の後に立つ君は 硝煙と血と無念と敬礼
#怪談短歌 #呟怖

俺の赴任した母校には怪談がある。夜の理科室に、心臓を手に持つ幽霊が出ると言うのだ。そいつは、俺の友人だった男だ。奴が心筋梗塞で倒れた時、俺が救急車を呼びそれを見送った。奴の命日に理科室へと向かうと、止まった心臓を手に「止まっちゃった」と申し訳無さげに佇む奴が今も居るのだ。
#呟怖

ダンスフロアに二つ靴音が重なる。私のステップに二重露出の様に、彼の優美なホールドが重なり息遣いと共に彼が香る。月明りに白むスタジオの中で彼は生霊となり、私とワルツを踊るのだ。視線に混ざる情念に、一晩中でも踊りた続けたいと駆り立てられる。私は彼に一緒に踊ろうと呪いをかけ続ける
#呟怖

夜霧の街角に、時計台の鐘が陰鬱に鳴る。身を持ち崩した移民の青年が、濡れた石畳に横たわる。ガス燈の光が滲む建物の影のから、死を纏う少女は顕れ青年に近付く。青年が少女の瞳に見たものは死と同等の深淵だった。少女が小さな唇を窄め息を吹き掛けると、肩口から死神が顕れ淡々と魂を狩った。
#呟怖 https://twitter.com/magma_maniac/status/1025918544901419008 

犬がついて来る。但しそれは生きている犬では無い。ある日そいつは、人間の手首と思わしき物を咥えて顕れ、私を大層驚かせた。だが危害は加えられて居ない。寧ろ単眼の山羊から守ってくれた事すらある。お礼にと思い犬用のおやつを差し出してみたら、鼻で笑われた気がした。お前は一体何者なんだ
#呟怖

数十年来、行方不明だった祖父が、遠い都会で民家に押し入り撲殺された。警察からの報せの電話に、とうに縁を切った一族の皆が遺体の引取りを拒んだ。すると一年の内に親類の中で、事故に遭い怪我を負ったり大病を患う不運が続いた。顔も知らぬ祖父に一番似ているらしい俺は、何故か難を逃れた。
#呟怖

紅い月の夜、花開く稲田に鬼の娘が舞う。黄金色の扇が風を送ると、ざわざわと青田が笑いさざめく。やがてその夜を越えた稲穂は、赤黒く実を結び鬼の娘に頭を垂れる。田のある集落の者は、収穫した米と共に供物を捧げる。翌年の豊穣を願いながら、蚕の繭と酒一斗そして贄となる男の生き肝を一つ。
#呟怖 https://twitter.com/tsubukowa/status/1023768348448808960 

夫妻のもとに女の子が産まれた。その愛らしい子は鬼子ではあったが、妻は慈しみ育てた。だが夫は言い知れぬ恐怖を覚えていた。病死に見せ掛け殺めた前妻に似てきたからだ。三歳に成長した女の子が父親に笑顔で言った。
「また一緒に暮らせて幸せよ」
父親は妻子を捨て逃げたが程なく鬼籍に入った
#呟怖 https://twitter.com/tsubukowa/status/1023768348448808960 

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。