呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

#呟怖 #返怖
ふと背後から声が聞こえた

「負けーてくやしい はないちもんめ」

世を去ったクラスメイト達が凄い形相で私を取り囲んだ

「復讐したい」
「復讐じゃわからん」
「首を折りたい」
「誰がやりたい?」
「私が」
「私が」
「私が」…

「相談しましょ」
「そうしましょ 一刻も早く」https://twitter.com/suika_sheep/status/1023409382501965824 

#呟怖
「明日はデート!仕事頑張って片付けるぞー」
「まるちゃんの映画久しぶりっ
手つなぎキャラメルポップコーンなう」
「お食事誘われたけどそれってありですか〜〜」

彼女が今、外出不能の病棟にいる事を知りながら、今日も俺は「いいね」を押す

#呟怖
遺跡から屈葬棺が出土した
不思議なのは全く接合部のない甕棺だった事だ
X線で中を見ると間違いなく人骨がある

異常はそれから起きた
甕棺から音がするという報告が相次ぎ、X線で見る度に人骨の向きが変わっている
甕棺にひびが入った所で埋め戻された

後日、粉々になった甕棺が出土したという

#呟怖
古びた倉庫で1人遊んでいると

ギシ…ギシ……

天井から物音がする
黒い影が横切ったかと思うと

キャハハハ!

笑い声と共に何かが近づいてきた
泣きながら外に出ると

「じゃね、バイバイ」

という声が聞こえた

その日、老朽化した倉庫は倒壊した

婆ちゃんが「守ってくれたんね」と呟いた

#呟怖
夜になると、鬼が出るんだ。

僕の部屋の前を通って、ギシギシと音を立てて…

(やっつけなきゃ!追い払わなきゃ!!)

と思うけど、かなしばりで体が動かない。

(だれか助けて、家を守って。僕を…ママを救ってよ)

と願う夜をどれだけ過ごしたろう

今度、僕に弟が出来るらしい

#呟怖
会社に忘れ物を取りに戻ると、オフィスに明かりが点いている
中で先輩がパソコンの灯りで仕事をしていた

「先輩、ダマ残業ですか?」
「…内緒な」

先輩の横でペンが1人でに動き、紙が複合機に向かう

…見えない誰かと仕事してる?

「……内緒な」

先輩は淋しそうな笑顔で、もう一度呟いた

#呟怖
婆ちゃんの家にいると、台所から日本人形が

カタカタカタ………

とお茶を持ってきた

お茶を取ると、人形はくるりと方向を変え、再び

カタカタカタ……

と廊下を出て行った

「お婆ちゃん凄い!今の人形どうなってるの?」

興奮して聞くと

「今のは何じゃ?」

呆然と佇む婆ちゃんがいた

#呟怖
父が写真片手に思い出を語る
「俺がお前くらいの頃、こんな写真が撮れたなあ」

心霊写真だった

若い父の背後に女性の顔があった
俺は目を疑った

保健の先生だった

翌日、女子が体調を崩した
「保健室かあ」
苦笑を浮かべる
「最近、怖いんだよね」

保健室に向かった女子が、その後戻らない

#呟怖
祭りの前に、新嘗の儀というものがある
今年最初の収穫物を神に捧げる儀式だ

この儀式は秘祭の為、公開されていない

で、興味本位で見に行った

神殿の奥、神主さんが捧げた麦みたいな物めがけ、奥の闇から巨大な蜘蛛のような者がのしかかり、麦を喰らった

好きな女の子の顔をしていた https://twitter.com/gimatetu/status/1018467930445623296 

#呟怖
象の鼻の様な器官の先から半透明な卵が産み付けられる
隣では孵化した幼体が唸りながら周囲の肉を食い破る

「どうしてこんな映像を?」

ペンを持つ手が震える

「これがあなたの体内の実況中継よ」

先生が内視鏡片手に呟いた

「まだ手術を嫌がりますか?」

先生の表情は、あくまでも笑顔だ

#呟怖
古い掛軸が出て来たので売ろうとしたが、鑑定士が買えないという
目録の年代と、絵の表現が合わないかららしい
「間違い無く江戸期の幽霊画ですが、こんなリアルな表現はありません。美術史上認められないんです」
鑑定士はバッジを外し
「ご供養した方がいいと思います」
と言って帰っていった

#呟怖
実家の蔵には、古びた刀剣が伝わっている

代々農家を営む我が家に手に入れられる筈がなく、昔一夜の宿の礼にと侍が置いていったと伝えられるが、恐らく落ち武者狩りなどで強奪した物と思われる

そうで無ければどれだけ蔵の奥に封印しても、先祖達がこの刀で自死し続けた説明がつかないからだ

http://ow.ly/5KmB30kDWLG  #一行怪談創作部 #呟怖
遠洋漁業に出ていた叔父が、太平洋上で巨大な桃が萎れて漂っているのを見かけたらしい

#呟怖
学校で急に体調が悪くなったので、早退して家に帰った。

家の中から、共働きの両親が驚きの顔で出迎えた。
入院している筈のバアちゃんが、和室で俺の顔を見てうちわ片手に「あんれ?」と声を上げる。
庭では去年死んだジョンが尻尾を振っていた。

俺の部屋から、誰かが降りてくる足音がする…

#呟怖
もう、見る事も、触る事も出来なくなってしまった彼女の事を思い、今日も祈りの花を手向ける

苦しかった日々も、一時の幸福も、永遠を信じた愛も、全てが時と共に揺らぎ薄れて溶けていく

彼女の事は思い出せなくなるだろう

自ら命を絶った私には、一切の感覚が無い数百年しか無いのだから……

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毎月のある日の深夜、原型をとどめぬ程大破し、火を吹きながら走り去る黒焦げのバスを、目に涙を浮かべて見送るあの老婆を、今度食事に誘おうと思う。

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幼児達がよじ登って遊んでいるのは、空き地に放置された、猛暑で熱せられたトラクターだ。

#呟怖
祖母の家にある人形の髪が、以前見た時より明らかに伸びている
気味が悪くてその事を話すと

「ああ、この季節、暑さでナイロンの髪が伸びるからね」

との事
試しにどれだけ伸びるか髪を引っ張ってみた

かさぶた状の頭皮がついた髪がミチミチと抜けた

見下ろしているはずの人形と、目が合った

#呟怖
親が入院して病院の行き来が多くなった
ある日の深夜、ナースセンターに寄ると、受付のナースが顔も上げずに
「小夜子さん、あなたはもう死んでいるの」
「は?」
「あらごめんなさい。生きてる方?」
と驚かれ
「この時間、出歩かない方がいいわ」
と言われた
背後から、靴音だけが聞こえてくる

#呟怖
「幻肢」という症状がある。
失ったはずの手足が、まるで存在するかの様に感じることだ。

だが、私には失った手の感覚が、確かに「ある」

なのに何故だ。
何故お前はそんな風に笑ってられるんだ!?

確かに、この手に絞め殺した感覚が残っているというのに!

#呟怖
女性が事故死したその現場は、その後事故が絶えなかったが、街灯を設置した所事故が減った。

街灯のたもと、花束を供える。

(もう、成仏出来たのかな……)

見上げると街灯には羽虫がたかっている。

全部、女性の顔だった。

あっけに取られる俺の口に、羽虫達が笑いながらなだれ込んできた。 https://twitter.com/knk_shirogane/status/1017777951465603072 

#呟怖
男は、アパート住人からのクレーム対応に向かっていた

入居間もないのに部屋にノミが大量発生しているという

作業を終え、会社に戻る途中に男は音信不通になった

男が発見された時、全身をノミに食われ失血するという信じがたい姿だった

これが蚤撒き女に関わる、最初の被害だといって良い

#呟怖
夜の樹上に女の影が浮かぶ

方々の家から猫達が群れ集う

猫達が身を震わせると、小さな蟲達が飛び出してきた

蚤(のみ)だ

信じられない数の蚤達が女の手に集まり、大きな柘榴の様になったそれを、女は恍惚の笑みで貪り喰った

蚤撒き娘

後に都市伝説化する、魔性の女がこの街に現れたのだった

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今年こそ怪談王になると息巻いて投稿を続けている男のSNSには、昨年、男の訃報を告げる家族からの投稿がアップされたままだ。

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あの電車が青白い顔の人達で満員になるのは、最終電車が去った約2時間後だ。

#呟怖
入院中、寂しかった夜に話し相手になってくれた看護婦さんに精神的にとても助けられ、自分もそんな看護婦さんになりたいと憧れていた。

その話をすると親はいつも不思議な顔をした。
そんな看護婦はいなかったからだ。

夢を叶えた今、病院ではそういう事はそれ程不思議な話でも無いと知った。

#呟怖
電車で痴漢を見かけた
一瞬目が合うと、そいつは次の駅で降りた
どこかほっとしていると、後ろから何かを押し付けられた

「今見た事、黙っててもらえますか……?」

振り返るのと、ドアが閉まるのがほぼ同時だった

スーツの背中が切り裂かれていた

それから数日後、電車で刺殺事件が起きた

#呟怖
アパートの洗面台の排水口から声がする

「ねえ、お友達になってくれない?」

その子と色々な話をした
勉強の事
将来の夢
あと、少し気になってる男子の事…
何日も、何時間も……

今度、その子と会う約束が出来た

この廃アパートの排水口は、どこにも繋がってなんてないんだけれど…… https://twitter.com/manjusaka0622/status/1017311964781948930 

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これこれを彫るというでなく、その樹木の中に居る仏様をお迎えに行く、というのが実際ですなと語り神木に向かった仏師が、醜悪な化け物を掘り上げて自ら命を絶った。

http://ow.ly/5KmB30kDWLG  #一行怪談創作部 #呟怖
冷蔵庫を開けると生首が入っていたので慌ててドアを閉め、恐る恐る開けると生首が入っていたので慌ててドアを閉め、恐る恐る開けると生首が入っていたので慌ててドアを閉め、恐る恐る開け………

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