呟怖.ORG | 呟怖

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呟怖.ORGと参加について

#呟怖
洞窟から大量の人骨が出土した

奇妙だったのは、埋葬物や肉体の痕跡が無く、肉を削ぎ落とした骨を無神経に遺棄した様な有様だった事だ

原人同士の人肉食

それを連想した学者は科学的分析を進めた

間も無くこの人骨群は考古学のリストから抹消された

現生人類の骨である事が判明した為だった

#呟怖
お婆ちゃんの猫を死なせてしまった
慌ててダンボールの箱に入れた

ガタガタ…二"ャー
音がする

木の箱に入れてみる
血飛沫を撒き散らしながら追いかけて来た

鉄の箱に放り込んだ
閂を掛けてボルトを締めた

音が止んだ……

僕はホッとして玄関を出て外を見上げた https://twitter.com/teddyxmah/status/1038328180933718017 

#呟怖
昔描いてたマンガのキャラが立っていたら驚きもする

「おめでとう。夢が叶ったな。ここはお前の明晰夢だが、その中でだけ私達は動ける」
「あの…」
「断っておくが夢から醒めるには物語を完結するしかない。
創世の機械神、それを倒すのがお前の物語だったな。多分死ぬが、行くぞ」

マジか… https://twitter.com/magma_maniac/status/1038792643830931456 

#呟怖
母ちゃんとケンカして墓守の爺さんのとこに行った

「夜になる迄に帰んな」

爺さんは大きな斧の手入れをしながらぶっきらぼうに言う

墓荒らしってそんなにエグいのが多いんだ?

「坊主、墓守ってのは墓を守ってるんじゃねぇ

お前達を守ってるのよ」

墓場の土から、次々と腕が這い出して来た

#呟怖
俺には妹がいた

小さい体を抱っこしていた感覚を覚えている

家庭の事情だったのだろう
俺が小学生の頃、この家から出された

大声で泣きじゃくった古い記憶…

ある日、家の整理をしていたら古いアルバムが出ていた

幼少期の俺はいつでも日本人形を抱いていた

妹など、どこにも写っていない

#呟怖 #返怖
その肉を口にした瞬間、全身に悪寒が走った。

(しまった!)

慌てて便所で口にしたものを全て出す。

(流石だな。私の正体を見抜いていたか。
配信中に陰陽師をやりおおせたら箔が付くと思ったのに…)

私は吐き出した胃袋を丁寧に洗い、新しい首を乗せた。

「……ごめん 下さい」

#呟怖
劇場には何かが棲んでいる

小屋入り中、音響オペが思ったように卓の操作が出来ずかなり思い詰めていた

徹夜作業中、ふと見るとミキサーに人の手だけが浮いて操作をしている
音響はそれを食い入るように見つめていた

本番、音響は神技と言っていいオペを見せた

劇場には何かが棲んでいるのだ

#呟怖
小さい頃、一緒にかくれんぼをしていた友人のAに、変な婆さんが蛇の様に絡みついているのを見た事があった

あれ以来、窓ガラスや風呂の入り口に婆さんが貼りついているのを見る

あれが窓やドアの内側に入って来た時、俺は正気を失うだろう

そう感じる時、俺は人外の者になったAの事を思うのだ

#呟怖
「好きな人が出来たんだ」

友人の手にした写真を見て唖然とする

半年前に死んだクラスの女子だった

「どうしても付き合いたいなあぁ」

異様な友人を見て、あの女子が取り憑いていると確信する

「応援、してくれんだろ?」

…あの女、ちゃんと息の根止めたのに友人使って復讐してくるとは…

#呟怖
深夜、祖父の寝室から大声がしたので駆けつけた

「…ぬかったわ」

剣の名人の祖父が、抜き身の刀を杖に肩で荒い息をしている

「どうしたのです?」

祖母が駆け寄った

「ええ体のおなごが夜這いに来たと思ったのに、只の幽霊じゃった…」

刹那、俺は神技をも凌ぐ張り手をこの目で見た!!!

#呟怖
海に行った夜、寝ていた息子が泣きながら寝室から出てきた
手にしたミニカーが海藻でまみれている
寝室には腐乱した女が立っていた
「子供に手ぇ出すな!」
妻がキレて滅茶苦茶蹴り倒したら消えた
後日、海で溺死体が見つかった
遺書もあったが、何故か警察は事件と事故両面で捜査しているという

#呟怖
畑にいる祖母が、不意に鎌を振り上げ案山子に斬りつけた

「悪い神様が乗り移らん様にしとるんよ」

祖母はそう言うが案山子は祖父の服を着ていた

「誰にも言わんでええ」

祖母は凄い顔で言った

が、どうもこれを祖母は色んな人にやっていたらしい

お陰で祖父の浮気性も幾分治ったという事だ

#呟怖
外で誰かが

「やべえよ、これやべぇよ!!」

と騒いでいる
見ると、男が空き地の一角を指して叫んでいた
気になって翌日行ってみると、大きな穴が開いていた

覗いてみたら背中を押された

悲鳴をあげる間もなく穴に吸い込まれる

「これで13人目だ、まじやべーよ」
男の声が遠くから聞こえた

#呟怖
薄闇の寺の縁側で、女の子が足をぶらぶらさせていた

聞くと親が喧嘩ばかりで家にいれないという

「児相とか保護してくれる筈だから、一緒に行くか?」

女の子は俺の手を握り返した

不憫な娘だな

ケケ、知らない男についてっちゃ駄目って事も知らないんだもんなぁ

握った手が氷の様に冷たい

#呟怖
一人旅の列車の中、片思いの少女と出会った

驚いた顔をする俺に、彼女は思い切った様子で

「あの、さ…
一緒に行ってもいいかな?
一人だと心細くって」

と細い右手を差し出した

俺は彼女の手を取った

逆さ右手だった

列車の最前列から、凄まじい叫び声と列車が脱線する破壊音が響いて来た

#呟怖
夢の中で子供の俺と遊んでくれる夏服の少女は、いつも顔が影になっていた

ある日、明晰夢の見方を教わった俺は早速実践してみた

少女の顔は陥没し、潰れたザクロの様になっていた

恐怖に震える俺の頭を撫で、少女は夢の彼方へ消えた

幼い頃、俺を庇って轢死したお姉さんがいた事を後日聞いた

#呟怖
橋の下の廃バスを撤去する作業員になった

「今日はさ、お別れを言いに来たんだ」

薄暗がりのバスの中、ボロをまとった姉弟にししゃもを向ける
姉弟はししゃもを咥えると

キシシ

笑って消えた

「せめて文句の一つでも言ってくれよ」

呟く俺の目の端で黒猫が二匹、振り返りもせず走り去った

#呟怖
人生で一度もナンパに成功出来なかった無念が生んだという霊を見に行った

赤いスポーツカーに乗ったリーゼントのにいちゃんが

「ヘイ彼女!お茶しなーい?」

と女性に声を掛けまくっていた

「…イカしてる」

瞳を潤ませて助手席に乗った女性は、マスクをして、巨大なハサミを隠し持っていた

#呟怖
久し振りに平日が休みになり、子供を保育園に迎えに行った
子供と一緒に挨拶して保育室を出ると、園庭で1人の園児と遊ぶ保育士さんがいた

(この暑いのに)

と思い、家で妻にその話をすると顔色が変わった

その保育士さんは、先日亡くなったという

後日、その時の園児が亡くなったと聞いた

#呟怖
心霊スポットから帰った友人の様子がおかしい
家に行くと、部屋で布団を被り震えていた
カーテンを開けようとすると絶叫して止めてくる
そのカーテンの隙間から、何かと目が合った
カーテンを閉じ振り返ると、押入れの隙間の何かと目が合ったので、部屋を去った

友人の訃報が届く1週間前の事だ

#呟怖
工事の近隣挨拶で空家だと言われた家に人が住んでいる

地域ぐるみでその一家を存在しないものとして扱っているのだ

田舎の因習だろうが気分の良いものではない

ある日、その家に引越の車が停まっていた
誰かが引っ越して来ていた
あの一家がいるというのに

翌日、家には非常線が貼られていた

#返怖 #呟怖
「何時まで油を売っておるのですか!」
と、女性の霊が現れた
「殿方は介錯がおるではありませぬか!
女人など互いに匕首で喉を突き合うその苦しさ
そもあの時お館様に従っておればこの様な…」
「な?」
とご先祖様
「あっち行けばずっとこれよ?もう少し浮遊させとくれな」
知らんがな

#呟怖
ひどく体がだるい

ふと見ると、栄養ドリンクの試飲をしている

猫目のお姉さんに勧められるまま飲んでみると、驚いた
眠気が一切なくなった
身体に力がみなぎる

「何てジュースですか?」
「ノミジュースでーす」

ノミ?ノニじゃなくて?
ってかうまい、蚤赤い血吸いたい吸いたい吸いたい……

#呟怖
爺ちゃんが部屋でレコードを聴いていた
凄い擦り切れて、何の音楽かも分からない

「爺ちゃん、何聴いてるの?」
「ん?昔の同期の奴の命日にな、これをかけるんよ」

思い出のレコードなのかな?
くぐもった男の呻き声にも聴こえる

「…絶対に許さん」

爺ちゃんが小さい声で呟いた…気がした

#呟怖
友人と心霊スポットの洋館に行った

二階で古びたノートが目に入った
中には妄念に満ちた文章がびっしり書き込んである

最後の方に

「このページを捲ると」

とあり、次のページは

「お前は」

とあった。制止する友人を振り切ってページをめくる

「生き残る」

次の瞬間、友人の首が落ちた

#呟怖
病床の祖母は、もう病院から出られないだろうと宣告されていた。

ある日遺影用の撮影を、とカメラを祖母の顔に向けると、画面一杯に無数の顔認証が表示され、数秒で消えた。

私は呆然として、祖母の容体の急変を告げ、慌ただしく走り回る医師達の中に立ちすくんでいた。

#呟怖
墓地が好きだ

以前は廃墟を巡っていたが、ヤクザの取引の現場になる等のリスクが高すぎる為、今はもっぱら全国の墓地を巡り、写真に撮るのが趣味だった
と、墓参していた男達がカメラを構える俺を見て、凄い形相で向かって来た

嗚呼、廃墟から墓地に場所を変えたのは俺だけじゃなかったのね…

#呟怖
「そんな人だと思いませんでした。
正直幻滅です」
「見損ないました。もう投稿しないで下さい」

目を覚ますと昨日まで応援してくれていた人達からの抗議でツイッターの通知が溢れていた

あらゆるSNSからのログインを拒否され、真相も分からないまま、俺はネットの世界から追放された

#呟怖
誰かが私につきまとっている
仕事帰り、後をつけている者の気配がする
郵便物が荒らされている
夜、窓の外にこちらを見上げている人影が見えた

ある日、玄関を開けるとその男がいた

「貴様が娘をぉぉ!」

私は男に向かって引き金を引いた

サツすら撒いたのに、どうやって嗅ぎつけるんだか

#呟怖
「じゃ、いってくるよ」
「いってらっしゃい。今日は遅いの?」
「いつも通りかな」
「夕食は何か食べたい物ある?」
「君がいれば何でも……」

軽い口づけで目を覚ます

夢を操れる様になった今でも、あの日以来、見るのはいつもこの夢だ

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