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呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

「昔『ひとりかくれんぼ』をやったことがある。興味本位だったし何より幽霊なんて信じてなかった。かくれんぼ中は確かに視線を感じたり声が聞こえたり子供が見えたりして怖かったけれど特に何もなくて、ちゃんと『私の勝ち』って言ったのに。今も住み着いてるんだ。使ったぬいぐるみが、家に」 #呟怖 https://t.co/7djMgZWJoW

父が荼毘に付した日以降、深夜の決まった時間に足音が聞こえるようになった。最初は確かに父のものだった。フローリングを裸足で“ぺた、ぺた”と歩く音。母には聞こえていなかったけれど、私には聞こえた。半年経過した今。父以外の足音が入り乱れている。歩いたり走ってり、好き勝手している。 #呟怖

占い師に「一週間後、あなたは死にます」と予言された。私は信じなかった。その時は憤慨しつつ、しかし、ちゃんと料金を払って立ち去ったのだけれど、後悔してる。信じるべきだった。人通りの無い夜道を血で汚しながら、夜空を見上げる。犯人が私を見下ろして嗤う。「信じれば救われたのにね」 #呟怖

来たるハロウィンのため小道具や衣装を探している。今年の仮装はホッケーマスクの殺人鬼。流石にチェンソーを持って街中を歩くわけにはいかないので、人形の死体を用意することにした。怪しげな通販サイトで良いのを発見。注文。数日後、クール便で届いた。凄い。血も腐肉も臭いまで超リアル。 #呟怖

一度、子猫を溺死させたことがある。言い訳をするなら『好奇心旺盛な子供が、興味本位でやった』悲しい行いだ。首の後ろを摑んで人工池に沈めた。死体は傍の緑地帯に埋めた。そのことを今日まで忘れていた。入院した病院の医者が声を震わせ、真っ青な顔で結果を口にする。「子宮に猫がいます」 #呟怖

近所のアパートで火災が発生した。燃え盛る炎。黒煙。深い極まりない悪臭。恐怖を押し殺しつつ眺めていると、中に人影を見た。助けを求める声も聞こえる。そのことを消防士に伝えるが「室内は確認済みです、誰も居ません」と返された。実際、消火後に改めて捜索しても遺体は発見されなかった。 #呟怖

『間違いじゃないものを見つけないと脱出できない部屋』に閉じ込められた。早くしないと殺されてしまう。床に転がる複数の頭と胴体。大量の血溜まり。一緒に閉じ込められた人達だ。生存者は、もう自分だけ。早く早く。何が間違いなのか分からない。鎌が振り上げられる。ああ、間に合わなかった―― #呟怖 https://t.co/IG2aewZNgK

「なぁ、聞いてくれよ」「なんだい?」「今日、夢にでっかい蛇が出てきて――」「え、それ言っていいの?」「いいの、いいの。で、どんぐらいデカいかっつーと、俺らを丸呑み出来るぐらいかな。そんで真っ白で綺麗なんだよ。でも顔が先週別れた元カノで、牙から黄色い毒垂らしてんの。ヤバくね?」 #呟怖

私は『インク沼』の住人の名に恥じぬ程度の知識を得ている。国内外のメーカー、色名、成分、その他諸々。多方面にだ。が、カフェの隣席に座している女性が使うインクを私は知らない。深い朱色。独特の香り。陶器のようなボトルも初めて見た。一体どこで入手したんですか?「恋人の身体からです」 #呟怖

毎日同じ時間にメールが届く。スマホに。職場のパソコンに。妻も知らない端末に。内容は意味不明だ。「ああああああいいくるくる来るくるくる狂あいあいあいsssssしししててててててrrrrrrrrkrkrkrssssすすす」何度メールアドレスを変更し、受信拒否したか分からない。いい加減にして欲しい。 #呟怖

遊具のない公園の中心で子供が1人、蹲っている。「いーち、にー、さーん」と一定のテンポで数え、100までくると「もういいかい!」と叫んだ。なるほど。かくれんぼをしているのか。でも、あの子以外、子供の姿を見ていないんだが……。「よーし、いっくよー!って、ああ!ちゃんと隠れてよぉ!」 #呟怖

女学生の遺体が4体、各々の自室で発見された。自殺ではないのは一目瞭然だった。何故なら下腹部が滅茶苦茶に裂かれていたので。親兄弟の犯行にしては残虐過ぎる。意外にも彼女達の死因は窒息。喉から胃にかけ毛髪が詰まっていたのだ。鑑定の結果、ひと月前に自殺した同級生の毛髪と判明した。 #呟怖

玄関先に赤い花が置かれている。しかも毎日だ。薔薇ならロマンチックとも言えた。が、彼岸を冠する花である。正直ぞっとしない。誰の仕業だ?手っ取り早く犯人を特定するべく防犯カメラを設置した。結果。何日経っても人の姿は映らず。ただ曼珠沙華が一輪、ぷかぷかと浮いてドアの前に落ちた。 #呟怖

昔から物が捨てられない性分である。使っていない文房具。書籍。最後にいつ袖を通したか思い出せない洋服達。壊れたウォークマン。昔の携帯電話。初恋の人から貰ったお土産。手紙。恋人から贈られたプレゼントの数々。先月離婚を切り出され、うっかり殺した伴侶の遺骸。全部残さず保管している。 #呟怖

駅を出てからずっと付いて来る人がいる。眼鏡をかけ、ながらスマホで歩くスーツ姿の男性だ。普通のサラリーマンに見える。けど、どこが怪しい。自意識過剰か?或いはビビり過ぎか?気にしないよう努めながら歩を進める。……どんどん近付いてきた。怖い!思わず振り向く。「チッ、バレたか」 #呟怖

村内の公園や舗装されていない道路に、落とし穴を仕掛ける不届き者が居る。けしからん。誰かが怪我をしたら如何するんだ。「大丈夫ですよ」近頃の移住ブームに乗って引っ越してきた青年が朗らかに笑う。ふん。何も知らない新参者は呑気だな。「傷物になっても骨まで残さず美味しく食べますから」 #呟怖

夢の中で祖父が「助けてくれ」と縋ってくる。可笑しい。彼は8年前に亡くなったのに。「もういないのに、どうやって?」と訊いたら怒鳴られた。「ばあさんが大変なんだ!」朝。様子を見に祖母宅へ。元気そうだが一応、病院を受診させた。医者が深刻な顔で告げる。「脳卒中です。危ない所でした」 #呟怖

普段アクセサリーを着けない人が指環をしていたら「珍しいですね」の一言ぐらい声を掛けるのは至極自然なことである。「ああ、これ」外れなくなった、と続く声は酷く憂鬱そうだ。「石鹸とか試してみました?」「いや、そういう意味じゃなくて。……指環を外すと指まで外れちゃうんだ。ボキッて」 #呟怖

小学4年の頃に行方不明となった友人が姿を現した。誘拐だと騒がれ、けれど手掛かりの無さに神隠しではと噂された事件。10年ぶりの再会に戸惑わないと言えば嘘になる。が、元気な姿に安心した。「無事で良かったよ」何気なく肩を叩く。と、腕が落ちた。剥き出しとなった関節は不自然なほど丸い。 #呟怖

恋人は殺人鬼。なんて、物語の設定か、我が身には降りかからない他人事だと思っていた。血塗れの包丁で刺されるまでは。「両親と妹は殺した。あとはあなただけ」返り血で真っ赤な頬を涙が伝う。「なぜこんな……」「もう嫌なの!死んでも死んでも生き返る!いい加減ループを終わらせたいのよ!」 #呟怖

『心霊女優』と呼ばれる女性がいた。彼女の現場では怪奇現象が絶えず、作品には奇妙なものが映るのだ。ホラー業界は彼女の存在を重宝した。が、撮影中に命を落としたことで事態は一変。彼女の出演作は封印される。しかし現在も『心霊女優』は映り込んでいる。映画に。ドラマに。ホームビデオに。 #呟怖

帰宅途中『ご自由に ください』の箱を見つけた。“お持ち帰り”の部分が消えたのかな?丁度空き箱を求めていた私は喜んで頂戴し、押し入れに仕舞い続けた亡き恋人を入れる。明日捨てると決心して眠った翌朝。箱が消え、壁にメッセージが残されていた。子供の字で「おともだちをありがとう」 #呟怖 https://t.co/LvvgzfOvBg

路地裏に放置されたダンボール箱から「にゃーん」と声が聞こえる。捨て猫か。酷いことをする奴が後を絶たないな。命を何だと思っているんだ。文句を呟きながら近付き、中を覗き込む。居たのは猫ではなかった。下着だけを身につけた男だった。骨と皮だけの身体を丸めて納まっている。「にゃーん」 #呟怖

僕にはお姉ちゃんが居る。でも、僕が産まれる5年も前に死んじゃったんだって。お姉ちゃんが教えてくれた。だから、お父さんとお母さんに「お姉ちゃん、優しいね」って言ったの。「死んだのに僕たちのこと見守ってくれてるよ」2人とも、顔を真っ青にして震え出しちゃった。何に怯えているのかな? #呟怖

何処からともなく小さな声が聞こえる。視線を巡らせて声の主を探していたら友人が「お腹空いたねぇ」と呟いた。「腹の虫が五月蝿いよ」恥ずかしそうに腹を摩る様を見ながら意識を集中させる。「腹ヘッタ〜」「肉ゥ、新鮮ナ肉喰イテェ」「隣ノ奴二齧リツキテェ」……なるほど。声の正体はお前か。 #呟怖

風呂場の排水溝が詰まった。修理を頼んだ業者の男が「駄目ですよ、こんなの流しちゃぁ」と不機嫌な声音で言う。変なものを流した覚えはないが。「ほら、これ」と掲げられたのは、長い黒髪。「奥さんにも注意して下さいよ」待ってくれ。俺は独身だ。その上、この家に女が来たことは一度もない。 #呟怖

“或るワード”をツイートすると怖い目に遭うらしい。興味本位で呟いてみた。投稿後、1分と経たず車に轢かれそうになった。常に視線を感じ、何者かから尾行されている。昨日の昼食後、嘔吐した。出てきたのは昼飯ではなく目玉。現在、夢から脱出できずにいる。内臓を引き摺り出された。たすけて。 #呟怖

女から幾度目となる愛の告白を受け、男は心底困った顔をする。「きみは友人だ。何度もそう伝えてるだろう」「ええ、聞いたわ」「じゃあ何故――」諦めてくれないんだ?疑問が言葉になるより早く、男の胸に刃が刺さった。そして見事な包丁捌きで心臓が摘出される。「無理よ。心から欲しんだもの」 #呟怖

夢で出会った君に、現実でも出会えた。これはもう運命としか言いようがない。夢と同じ展開に期待して何度も接触する。が、失敗するばかり。なぜ他人へ眼を向けて、此方には向けない?畜生。強硬手段だ。行動パターンは把握している。車、スタンガン、結束バンド。よし。準備万端。やるぞ。 #呟怖

「自分が双子だと知ったのは偶然でした。経緯は割愛しますが、彼方の生活が気になり調べたのです。探偵まで雇って。富豪の子供として裕福に暮らしていました。此方とは真逆の環境。それを知り、実行したことは唯ひとつ」高価な服と宝石で着飾ったその人は、にやりと笑う。「お分かりでしょう?」 #呟怖

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