呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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年賀状のお年玉を百発百中で当ててくる後輩が、「今年はお身体に気を付けて」と追記してきた。

#呟怖

宛先不明で戻ってきた年賀状の写真が、私の遺影に差し替わっている。

#呟怖

しばらく会っていない後輩から年賀状がきた。通信面に印刷された、自撮りと思われる写真の背景に、灰色の女。
おいおい心霊写真かよと思ったら、その晩からその女が部屋に現れるようになった。
新手の呪術か。
仕方ないので、来年の年賀状用に、女との自撮りを撮りためておく事にする。

#呟怖

「サンタさんって本当にいるんだね」
プレゼントを抱え目を輝かせた娘は、興奮気味に声を上げた。
「サンタさん見たの!窓の外から見てたの!それで、お空に消えていったの」
嫌な予感がして、私は娘の部屋の窓から下を見た。
マンションの植え込みの影になったそこで、見知らぬ男が死んでいた。
#呟怖

リモート会議画面の部長の背後にずっと青白い顔をした女が立っているが、誰もその事実を言わないで沈黙してるから会議が早く終わった。

#呟怖
#一行怪談 https://t.co/PB9JsFIxIn

何度か婚約をした。だが指輪を渡した途端、皆姿を消した。
女など所詮そんなものと諦めていた頃幼なじみと再会し、トントン拍子に結婚。
「昔の約束通りね」
幼い頃と変わらない笑顔。

ある日、妻の持ち物に匣を見付けた。
蓋を開けると、見覚えある指輪を差した、干からびた肉片が並んでいた。
#呟怖 https://t.co/fEYmEXUYuZ

放射線科に検査に向かう通りすがり。
病院開院中は薄暗い、救急科の待合ベンチに、酷く顔色の悪い人が座っていた。
早く治療しないとヤバいんじゃ?
そう思い、近くの窓口で職員を呼んだ。
事務員は困惑した笑顔を見せた。
「二番目のベンチですよね?よく言われるんですけど、誰もいませんよ」

#呟怖 https://t.co/1Dg3jA02ae

「廃墟に人影が」
「〇〇県最強の心霊スポット」

心霊系雑誌の写真を見ながら、俺は背筋が寒くなった。

我が家に突撃してくるDQNがまた増えるじゃないか。本当やめて欲しい。

#呟怖

通りに面した蛇口の、水泥棒が絶えなかったため、マリア像を置いたのです。路地裏の小さな鳥居と同じで、神聖なものを汚すのを躊躇う人間性に訴えるために。
しかし逆に水泥棒が増えました。聖水と謳って売る不届き者が現れまして。

だからって、青酸カリを混ぜていい理由にはなりませんよ。

#呟怖 https://t.co/cGX4ZxoHAS

同情なんて要らないよ。
川のこちらからあちらへ渡るだけの事。それをしそびれた私にゃ、三途の川の渡し守がお似合いさ。
ほら来たよ。愛する者に見送られ、対岸に待つご先祖の元へ旅立つ幸せな魂が。
いいかい?次は一人で死ぬんじゃないよ。
幸せな死を見続ける程、酷なモンはないからさ。
#呟怖 https://t.co/kcXoNoMUGe

銀行の取り壊し作業中、頑丈な金庫室の床に扉を発見した。重機で壊し中を覗く。すると棚一面に木箱が並べられている。
不審に思い箱を開けると、砕けた骨が納められていた。
依頼者の頭取に伝えるが「そのまま埋めろ」と言われたのみ。
今は宅地になっているが、住人は果たして無事だろうか?

#呟怖

ママの整形歴とパパのカツラと私がこの家の子と別人なの、どの秘密が一番最初にバレるか友達と賭けをしている。

#呟怖
#一行怪談

深夜のジム。
勝手にランニングマシーンが回ったり、チェストプレスが動いたりする怪奇現象が毎晩起こる。
困り果てたオーナーは、会員の僧侶に相談したのだが、彼は首を横に振った。
「除霊は無理です。年月を経て化け物になってますよ、あの上腕二頭筋は。
こちらがやられますね、物理的に」

#呟怖

泥団子を作るのが得意な息子がその技術を極めた結果、宙に浮く泥団子を作り出した。それは雲を纏い水に覆われ、さながら地球のようだ。
息子はしばらく観察していたのだが、ある時叩き落として壊してしまった。
その理由を聞くと、「勝手に住み着いた何かが喧嘩しだしてウザかったから」らしい。
#呟怖

友達とハイキング。
山道の階段を上がる。しかし友達の足取りがやけに早い。
「待って」
声を上げると、彼女は少し先で振り返った。手招きされるまま階段を上る。だが、いつまで経っても彼女のいる場所に辿り着かない。
たった数メートルの異空間で藻掻く私を、彼女だったモノは見下ろしていた。
#呟怖 https://t.co/N7h3Pqno8D

タクシー運転手が体験した怖い話ですか?
長年この仕事をしてると色々ありますよ。ではとっておきの話をしましょう。
客が幽霊の話はあるのに、運転手が幽霊だった、という話がないのは不思議ではありませんか?
実は簡単な理由なのです。
そのタクシーに乗ったら、二度と降りられませんから。
#呟怖

「なぜ夫を撲殺したのだ?」
「本当は毒殺したかったんです。毒殺だってバレない毒を用意できたので、より怪しまれないように、ホームパーティのグラスひとつに混ぜておいたんです。でも、何回パーティーをやっても主人以外の人が飲んでしまって、そのうち誰も来なくなったから、仕方なく」

#呟怖

可愛い子猫がついてくる。野良猫かなぁ。僕は思わず抱き上げて、家へ連れ帰った。
「捨ててきなさい!」
母さんは子猫を見るなり怒鳴った。渋々元の場所に置いて帰ると、母さんは泣きながら仏壇に手を合わせていた。
「どうかあの子をお守りください。アレに魅入られた災厄から、あの子を……」

#呟怖

「知らないですよ。学校で習ってないし。ネットじゃ普通に飛び交ってる言葉ですよ?なんでそれを実行しただけで、捕まらなくちゃならないんですか。ダメならダメって、学校できちんと教えるか、張り紙でもしといてくださいよ」

近頃、こんな言い訳をする殺人犯が増えて、手を焼いている。

#呟怖

忘れ物
母の目
笑い声
運動会
下校のチャイム
居間の椅子
野球中継
休み時間
目覚まし時計
頑張れの言葉
分厚い本
誰かを好きになること
自由
水たまりに映る私

お化けより、怖いもの。

#呟怖

名前を失った少女と顔を失った男は、互いの温もりを幻想したまま、心の隙間に落ちていったのです。

──SNS寓話集より抜粋

#呟怖 https://t.co/M97ZCwJxKu

「妊娠してから、妻は変わってしまいました。怠いだの気持ち悪いだの我儘ばかり言って家事をしなくなったんです。
双子が生まれてからは、朝食も弁当も用意していない。酷い時には、夕食もなければ部屋は散らかり放題。だから一度だけ、手を上げました。
その程度で離婚の理由になるのですか?」
#呟怖

タイムトリップした平安時代。月の満ち欠けや星の動きで全てを決めている。アホらしい。星の動きは一定で、月蝕など天体ショーにすぎない。安倍晴明に教えてやろうか。そう思っていると、人々が慌てふためいて屋内に消えた。欠けた月。ただの月蝕だ。
……いや、月の前に、無数の何かが、いる。
#呟怖 https://t.co/aHL31JcsgA

きみはやさしい。
ぼくの目を引きちぎったあとで、ほうたいをまいてくれた。
ぼくのおなかをナイフでさしたあとで、ギュッとだきしめてくれた。
きみはやさしい。

#呟怖 https://t.co/sNeAjZxIet

深夜3時。下宿の階段から誰かが転げ落ちる音がする。締切に追われ夜逃げする際、足を滑らせた漫画家の霊らしい。毎夜起こされては堪らないと下宿人達は話し合い、彼が住んでいた部屋に置き手紙をした。
「連載は中止となりました」
それからは、その部屋から首を括る音が聞こえるようになった。
#呟怖 https://t.co/tOIdqUOkmW

森で出会った熊は、私に「逃げろ」と言った。意味も分からず逃げるが、熊は追いかけてくる。気持ち悪くて必死で走ったけど、とうとう追い付かれた。「落し物」熊の手には私のイヤリング。「ありがと……」受け取った直後、私に覆い被さり倒れた熊。その背後には、ホッケーマスクをした男が……。
#呟怖 https://t.co/PkOhmII8Vg

帰宅ラッシュの電車。顔色の悪い老人に席を譲ったのだが、老人は不機嫌に断った。年寄り扱いに腹を立てたかと気不味く思っていると、老人は舌打ちした。「お前は次の駅で降りろ」
次の駅で次発を待っていると、事故の速報。先程の電車らしい。
老人の舌打ちを思い出す。あれは死神だったのか。
#呟怖

学校の七不思議
・校舎裏の黒い百葉箱
・肖像画のない音楽室
・2時ピッタリに施錠される給食室
・校長室の盛塩
・西南の棚の本だけ古い図書室
・毎年担任が退職する4年4組
・絶対に声を出してはいけない、運動会のマスゲーム

#呟怖

#呟怖 というハッシュタグを見付け、怖い物見たさで読んでいた。すると、卒業前にサークルのメンバーでやった百物語の内容があった。きっと作者はあの時の誰かだ。俺は懐かしさでメンバーに連絡をした。
何と、全員死んでいた。それも、1ヶ月置きに。
あのアカウントの最終更新は30日前。つまり……。

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