呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

参加メンバーはこちら

呟怖.ORGと参加について

僕の小さな森。

1年に1本のペースで木を植え始め、かれこれ30年。
僕は此処で皮をなめし、干し肉を喰らい、焚き火の炎を眺めながら、時折どこかの樹から聴こえてくる、幽かな慟哭に耳を傾ける。

僕だけの森
#呟怖 https://t.co/3db93B5Hmk

レディジェーンは、質素な白いドレスを纏い、目隠しをして跪いていた。
傍には大斧を持った男。
床に置かれた小さな台に、その首を預けると、間髪置かずに男が持った大斧は振り下ろされる。
鼓動に合わせ噴き出す血液。自らの血で真紅のドレスに変わる様を、小さな灯りは照らし続けた
#呟怖 https://t.co/aNJJtBLGRV

笠涙という蟲に憑かれると、昼夜問わず星が見えるようになるという。
見える時間、頻度が長く多くなると、瞳に薄氷が張ったようになり、遂には盲いてしまう。

そんな時は、露草の汁とカラミンを砕いた物を煎じて目を洗うと良い。

#呟怖 https://t.co/khHssWy97t

最近、彼の感じが変わった気がする。
特に情を交わした後に強く思う。

最初は浮気を疑ったが、それが誤解だったと確信する出来事が有った。

夜中、彼は聞いたことも無い砂嵐の様な言葉で寝言を言っていた。

あんた、だれ?

#呟怖 https://t.co/NQQJuUewqJ

デートで、ミラーハウスの企画展に行った。
万華鏡の様にシャンデリアが輝く暗い部屋、遥か下方からグッと上空まで延びる輝く梯子の部屋を経て、通路が続く明るい部屋に出た。
『何?ここw』隣に居る恋人に声を掛けるが、自分1人になっていた。

果てなく続く明るい、出口のない部屋

#呟怖 https://t.co/bw0zANcaU6

最近新しいお友達が出来た。
その子は、じいちゃんちのお池に居る。
私は鯉と遊ぶフリをして、池の真ん中に架かる橋に腹這いになって、その子と色んなお話をする。

今度その子と、おうちの交換をしようって約束をした。
とっても楽しみ。
#呟怖 https://t.co/kndNahTeog

浪費で払えない程の借金をしたあの人と、生活を立て直そうと此処へ逃げて来たけど、もう限界。
微かな希望を持って、この道をあの人と通ったのは5年前。
何故、私達を通したの?何故夫婦仲を良くしてくれなかったの?
私は、この道祖神を、あの人の頭に何度も落とした。何度も何度も何度も。
#呟怖 https://t.co/Rs764uOSIE

車窓に柔らかい稲の緑が広がる。
景色を水面に映し、爽やかな緑と光る水面が美しい季節だ。
ふと後方に飛び退る景色に、田んぼが隠れるくらいの鼻から上の顔が現れた。

My heart beats

And my heart screams

#呟怖 https://t.co/voFNWc6miJ

いい加減ゲームにも飽きたので、何処かで飲まないかとKにLINEを入れてみた。
彼女と一緒だけど、それでも良いかと直ぐに返事が帰って来たので、了承して店へ向かう。
Kはいつになくご機嫌だ。
『どうだ?彼女、可愛いだろ〜www』とドヤ顔で言ってくる。

『あ?』

俺にはヤツの彼女が見えない
#呟怖 https://t.co/Ok784hmovY

日課の点眼をしようと、天井を仰ぎ見た。

薬液が細い穴に集まり、そして左眼にポトンと落ちる。

「ん?」

薬液の濃度が高く、瞬きをすると糸を引いた。

ベトベトさんの仕業だ。

#呟怖 https://t.co/KXIWZTGIzd

幼馴染みのSとは、幼稚園からの付き合いだ。彼女は、私の1番の理解者。
この間も、中学から大好きだったM君と、大学進学で離れてしまう事、彼にとって私が忘れられない存在になるにはどうしたら良いか相談をした。
今、私は、彼にしっかりと刻み込まれている。
これからもずっと。
#呟怖 https://t.co/ALyCFIkP3n

その店の焼き鳥のタレは、何とも言えぬ旨味が有った。
大正初期から、今の大将で3代目というその店は、代が変わる機会で、ある脂を継ぎ足すのだそうだ。
無理に頼み込んで、俺はそのタレを少し分けてもらい、早速炙った鶏に掛けてみた。とろり…としたタレと共に、白い小さな塊が転がり出た。
#呟怖 https://t.co/zybhCQRbQA

店に入ると、カウンターで子供が一升瓶を抱えて、コップを煽っていた。
『おい‼︎子供のくせに何飲んでやがる』と取り返そうとすると、子供はクククっと笑ってこう言った。『俺、お前より歳上だぞ。コイツに夢を喰われる様になってから、成長が止まっちまったんだ』

#呟怖 https://t.co/a0vyqNoysE

友人5人と、地元では有名な心霊スポットに来ていた。
余り気乗りがしなかった私は、皆んなから少し遅れて歩いて居る。
半地下の鉄格子窓の前を通りかかった時、ふいに足元を掬われ転倒してしまった。目の前には地中から突き出た、先の尖った杭。
『チッ』
半地下から舌打ちが聞こえた。
#呟怖 https://t.co/NHwUHzFKnJ

放課後、僕はお気に入りの場所に向かって居た。
ズンズンと行き慣れた獣道を歩く。
気付くとソレは、自分と同じペースで右手を移動していた。
生臭い吐き気をもよおすような臭いが鼻をつく。低く唸るような音を立てながら、ソレはいつまでも少し向こう側を追ってくる。
…ここはどこだ?
#呟怖 https://t.co/q1pj29yZc2

とある神社の一角に、今世では結婚が叶わなかった娘の為に、一面深紅の曼珠沙華に、白無垢姿の娘が描かれた絵馬が多数奉納されたお堂が有る。

その中の数枚は、奉納当時は娘1人が描かれた絵馬だったが、いつの間にか ひとりでに男が書き出されて居るという。

その神社は男子禁制である。

#呟怖 https://t.co/MFd9MGbeQK

ある寒村に、養蚕を営む働き者の娘が住んでいた。
ところがある日、他所から来た男に乱暴を受け、命を落としてしまう。
娘の血飛沫を浴びた蚕は、見る見る変態し、羽化すると男を襲った。
娘の着物の柄に似た模様の蛾は、死ぬこともせず、子孫を増やし、糸を吐き続けた。不死蝶の最初の話。

#呟怖 https://t.co/riyeEPPyAb

『なぁお前、ティティヴィラスって悪魔知ってる?』Hは上気して聞いてきた。
『あ?知らね』俺はスマホから顔も上げず答る。
得意顔のHによると、誤字脱字によって、本来の意味と逆の言葉にする事が悦びだった悪魔は、誤字脱字の天然野郎に存在意義を破壊されて滅んでしまったらしい。
#私だ 
#呟怖 https://t.co/59jS7sIOuF

自分は死ぬのだな。とその人は静かに確信した。

走馬灯を見ている時の様に、死に至る道では生前の業を振り返ると聞くが、自分の周りは仄暗い。

と瞬間、目の前に柔らかい光と共に、セロハンを通した赤黄緑の丸がクルクルと回り始めた。
(あ、盆提灯…)

あいま、その人の身体は腐れ落ちた

#呟怖 https://t.co/XwtVYuzLPQ

『私にはね、大切なお友達が来た時にだけお出ししてる、とっておきがあるの』

そう彼女は言うと、台所の奥から干し肉を持って来た。
『良かったら食べて』とニコニコと勧めてくる。

車椅子の彼女には、尻から太腿までの肉が無い。

#呟怖 https://t.co/H26zhJsKSZ

ある夏の夜。

行燈を傍らに、夏草が生い茂る庭を、ぼんやりと眺めていた。

耳鳴り様に鳴く蛙の声が急に静かになると、1匹の蛍が、目の前をスイ〜…っと横切った。

あの方の香の薫りを残して

#呟怖 https://t.co/JtT48AIWqi

結婚を機に、部屋を片しに実家へ帰った。
机の引き出しを開けると、遠足の時に使い捨てカメラで撮った写真が出てきた。

綺麗な緑の妖精のコロニーと緑の妖精が写っている。

私の宝物。

『懐かしいw』と持ち上げた写真の妖精は黒く、禍々しい姿でコチラを睨んでいた。
#呟怖 https://t.co/RnTQC8gWwv

#返怖

『あ、居なくなっちゃった』 

おねえさんが消えたら、ママもホッとした顔で、僕から少し離れた所でニコニコしてる。
『お前も消えちゃえば?』
僕は蝸牛を、両の手のひらで押し潰した。
ゆっくりと、潰れていく感覚を味わいながら。
#呟怖 https://t.co/W5gx9EoALy

帰宅すると、おもむろにテレビを点け、買ってきた焼きそばを テーブルの隙間に置いた。
ザッピングしつつ、テーブルの上に有ったマヨネーズをぶっかける。
ひと口食べた時に、異変を感じた。
発泡しているような、魚卵のようなプチプチ感。見るとマヨネーズが無限に蠢いてた。
#呟怖 https://t.co/LVFhnxmT9J

左手に違和感を感じ、ふと手のひらを見ると
オレの眼が、俺を見つめていた。
#呟怖 https://t.co/og7b9fspoN

その車両は轟音を立て、恐ろしいスピードで斜面を滑り落ちて行った。

耳元で声がする。
喉に土が詰まっているような声で、それは何かを繰り返し言っている。

…うるさい。

振動に身体を揺すられるがまま、車両諸共落下してる中、両肩を掴まれている事に ふと気づいた。
#呟怖 https://t.co/T1kfhwQS4I

『暇だし、心霊スポットでも行かね?』Sの唐突な思いつきの後、俺たちはそこに居た。
とある古いマンションの地下駐車場で見つかった遺体は、不明点も有るが自殺で処理された。
『突撃〜』と駐車場へ走り込むSの笑い声は、玉子の殻を潰すような音の後静かになった #呟怖 https://t.co/VSd1RQ9lOn

気付くと未だ電車の中だった。
喘ぐ口に、あとから後から大量の水が流れ込んでくる。
運転席の窓から見える水面が遠くなっていく。
…もうダメだ。
諦め掛けた時、水面からこちらに近づいてくる人影が見えた。
グングンと近づいてくるその……目………
#呟怖 https://t.co/T1kfhwRpUg

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。