呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

#呟怖
ゲームをしましょう
姉さんは僕の耳を塞ぎ言いました。
あなたは何も知らないの

返ることのないおはよう
ぎしぎし揺れるロープ
蟲が湧く強い臭い

大丈夫、僕がいい子にしていれば、きっとみんな元通り。

ピンボーン

チャイムの音。不吉な音。
やめて、壊さないで。誰か、早く終わりにして。 https://t.co/Aa8hXRq07U

#呟怖
気弱だった友人がおかしい。
「お前変わったよな」
にやりと笑い連れて行かれたのは山道のトンネル。
異世界の入口だという。
そこでの光景を写真に収めた。

翌日、掲示板にアップされたのは胡乱な目で蟲を貪る友人。
「お前は違ったか」
あの目が許せなかった。トンネルは行き止まりだった。 https://t.co/dooMZk2eX3

#呟怖
「もーいーかい?」
急いで辺りを見渡すと捨てられた冷蔵庫があった。
入るかな
開けると誰かいた。知らない子。
「君も遊ぼうよ」
その子は隠れんぼの達人で褒めるとニッコリ笑ってた。
帰りの時間。別れた後ろで
パタン
音がした。
今となって思う。
もういいよ。と、言ってあげればよかった。 https://t.co/TgZQfECOrE

#呟怖
「親友」
輪の向こう、見知らぬ男が見上げていた。差し出された手。懐かしい笑顔に思わず手を取っていた。
君といると全てが変わる。
何気ない日々も
つらい出来事も
大切で、だから、許せなかった。
冷たくなる君、懐かしい感触。
一緒にいくよ
縄に首をかけると、見知らぬ男が見上げていた。 https://t.co/FMMiEJc5Qq

#呟怖
『自由』
此方にはソレがあると蛙さんは夢見がちに言いました。
真逆
兄さんは困ったように笑い手を開きました。そこには蛙さんがいます。
「ご覧吸盤があるだろう。さもなくば真っ逆さまに堕ちてしまう」
真っ逆さまに
そう真っ逆さまに
愛してる
と、抱きしめられます。
蛙さんは潰れました。 https://t.co/TUxiNJMJBh

#呟怖
同じ時間、扉の前を通る女がいる。赤いヒール大きなアタッシュケースを引きずって。
カラカラ
ごろごろ
音に規則性はない。ドアホールの向こう今日も女は闊歩する。
母が倒れたと聞き飛び出し出くわした日。
「今日はいっぱいなの」
女は去り母は死んだ。
喪服着た日も、私はホールを覗きこむ。 https://t.co/ZNHU4dCiJz

#呟怖
最期に聞かせて
死ぬ前に
「好き」
せめてあの言葉だけは
嘘 じゃなかったと

そんな顔させてごめん
世界で一番君が
好き
死ぬなら君の手で
今朝 君の笑顔で決めたんだ https://t.co/NkZtCmGJds

#呟怖
ぽとぽと
たんたん、ぴたん
…音がする。

雨は嫌い。一緒に帰る友だちも今日は走って行っちゃった。
それきり私は独りぼっち。

…なぁ、傘男の話知ってるか?
俺見た! 傘に男が乗ってんだろ。通り過ぎる時聞いたんだよ。
傘を指で叩きながら
「ねぇ、ねぇ」
ってにたにた笑って言ってんだ。 https://t.co/LFjMkDOydv

#呟怖
お母さんは言いました。

眠れないときは羊を数えなさいと

ふわふわもこもこ。でも、邪魔なものはいらない。赤に気をつけて…1匹…2匹
遠くから遠吠えが聞こえます。
10匹…20匹
気のせいじゃない。唸り声。
気づいたら裂かれてました。羊さんが遠くから観ている。
おやすみなさい、また明日。 https://t.co/galmyB8tMC

#呟怖
とある国を訪れたときの話
奇妙な塔を見つけた。2階部分に扉があり、よく見れば地上にあるはずの扉は塗り潰されている。
「悪い子が入れられます。暗闇の中高い高い天井が声も、何もかも吸い込んでくれる」
男が遠い目で見る先で消え入りそうな泣き声がした。不貞の子だったと、後から聞いた。 https://t.co/BHjLt6Lg98

#呟怖
「どこかでお会いしてません?」
怪訝な目と苦笑い。それが私の常だった。でも気にしなかったあなたと会うあの日まで。

何度笑いかけても睨んでも
抱きしめても突き飛ばしても
側で笑う女を、刺して、その衣を纏っても
あなたは私を見てくれない。
「ねぇ、私を見て」
私、何でもできるから。 https://t.co/52cSjcY4GQ

#呟怖
父の実家を訪ねた際、私は独り探検してました。そこで私は会ったのです。
逆さ吊りの少年を
彼の体には沢山の札
足が遅くなりますように
弟の病気を治さないで
見覚えのある字もありました。
お義母さんいつまでも元気で
「願いを叶えてあげる」
私は彼が嘘を言ったと思ってました。だって祖母は https://t.co/g0DNuJdzB0

#呟怖
「あの男はやめときなさい」
初めて見たときぞっとした。あれほど霊に纏わり憑かれているのは初めて見たから。それも女の。妹にはそのまま伝えた。
それが悪かった。
再会した妹は幸せそうに笑い、手脚を絡ませていた。
彼といられるなら余計なものはいらないの
「義姉さん、会いたかったです」 https://t.co/3L2RsChQjf

#呟怖
旧い記憶に宿る光景。
祭囃子、提灯が煌々と照らしてる。人などどこにもいないのに。耳を澄ませば蠢く音…踊る音。
「ねぇ、向こうに行きたい」
私は誰かと共にいた。その人はにぃと笑うだけ。
そこで気が付いた。中に誰かいる。
「あの人ばかりズルい」

夜店にはご馳走がつきものだから https://t.co/gXjz2chmgU

#呟怖
「ごめんください」
扉の前には女。白い箱を抱えてる。
「隣に越してきました。主人共々よろしくお願いします」
夫は仕事だろうか。違和感。

女はいつも箱を抱えてる。壁の向こうから時折聞こえる、くぐもった男の声。
ピンポーン
扉の前には白い箱。かさりと開いた隙間に覗く目と目が合った。 https://t.co/LZvxzxhvHQ

#呟怖
「おひとついかがですか?」

にこやかな笑顔で差し出されたから、代わりにタマネギや焼きそばをお裾分け。
だって肉しかないみたいだから。

「だから刑事さん知らなかったんです。あの肉がまさか…
ねぇ、だから帰っていいでしょう?
早くしないとみんな食べられちゃう。早く、はやく!」 https://t.co/vqqmoiBcpW

#呟怖
私は人形医
どんな人形も治してあげる。

萎れた体には内臓を
擦り切れたら皮膚
目がない子には眼球をあげる

ゴシュジンもきっと大喜び。だってキミ、キミのソレはキミが愛された証拠だろ。元気な姿を見て
…ははっ、もう見れないか。

私は人形医
お代?
2人の笑顔が報酬です。お幸せに。 https://t.co/7EuvHjfpTw

#呟怖
墓参りが嫌いだった。
この階段を登るから。
すれ違うから。
首折れたように見つめ続ける顔
遠ざかることのない嗤い声
早く終われと目を伏し登る。
だがあるとき名を呼ばれた。思わず手を払いのけるとそれは転げ落ち、悲しそうに泣いていた。

気づけば階段を降りていた。先にはあの子、私の子。 https://t.co/8vJzTqE5Xk

#呟怖
「そんなに好きなの?」
その人はきょとんとした後、手元のグラスを見て笑った。
「水を飲むとね、スッと何かが消えていくの。熱も、モヤモヤも何もかも」

その人が亡くなったとき、傍らには大量のペットボトルやバケツが散乱していたそうだ。
警察は溺死だと言うが本当の死因は何だったのか。

#呟怖
「禁止ばかりでは子どもの成長を妨げるとは思いませんか?」
先輩は目を細めた。
「あれは子の話ではありませんよ。そも子なら怖くて飛びません」
後ほど聞いた話だがあの遊具に乗ると見えるらしい。幸せだった頃の自分が。
翌日先輩は死んだ。またあの遊具で飛び降り自殺かと周りは言う。 https://t.co/Wv1yAAgn5R

#呟怖
旅の途中、不思議なものを見つけた。
灯台なのにあんなに低くて意味があるのでせうか?
あれは灯台。わかる人にわかるのです
ははぁ僕にはわかりませんが、とても綺麗な赤ですね
するとその人はぐりんと振り向く。
あぁ貴方、わかりますか? 少女の赤を使っています
あぁだから匂い立つような https://t.co/C3ZuxMkgDC

#呟怖
「愛し方は1種類じゃもったいない」
そう言うと皆変な目で私を見るし、彼は口を噤んでしまう。

だからいけないことだと思ってた。

でも彼は違う。どんな愛し方をしてもまた微笑んでくれる。
首を絞めても、切り刻んでも。ほら見て、笑ってる。
もう切れないから、次はどう愛そうかしら。 https://t.co/Dcvb1RMLHw

#呟怖
カラカラとリアカーを引いて男がやってくる。積荷は本。
移動本屋
未来が載った本だと言う。僕はちょっと信じてる。雨の日は来ないから。
ある日誰かが本を買っていた。父さんだ。以来父さんは変わった。
痛いのは嫌。だから僕は本を読んだ。
カラカラ 僕は本を売る。人はなんて脆いんだろう。 https://t.co/XjOYDIK5HS

#呟怖
あれほどの 事故 があったのに、あなたは何故登山を続けるのですか?
「つらいと思うことはたくさんあり、亡くなった方々を忘れたこともありません」
顔を伏せ表情は伺えない。
「ですが彼らの想いは私の中で生きている」
事故後菜食主義になった彼女の好物が生涯肉だったことは暗黙の了解だ。 https://t.co/lCe3dXlASF

#呟怖
照りつける太陽
蝉の声
血と排泄物の臭い
記憶が褪せることはなかった。

「10年後、この場所にまた集まろう」

誰も来ないかもしれない。そう思っていたのに、そこには全員が揃っていた。面影を残し大人になったその顔は、でもあの日と同じ顔。
掘り返した後気づいた。あの時の声は https://t.co/tm5u0dNUYW

#呟怖
『誘蛾灯』

そんなタイトルの動画が話題になったことがある。

迷路のようなトンネルを血を流しながら逃げ惑う少年少女。彼らは判で押したように血の跡を手繰り、最後は光の中に消えていった。
「止められなかった」
Live動画の最後に撮影者である彼は涙を流し後を追った。
光の先は崖だった。 https://t.co/vlOtM9m01Z

#呟怖 ( #返怖 可)
料理を頼むと「何処を?」と訊かれる https://t.co/NhXrokJdP1

#呟怖 #縛怖
カシャリ
強い光に遅れて音がした。
私厭なの、ソレ
カシャリ
彼は知らん顔。
カシャリ
真実を写すなんて言うけれど
カシャリ
私そんなもの見たくないわ。
カシャリ
「ほらご覧君はやっぱり美しい」
カシャリ
やだ、腕が腐って落ちてしまった。
カシャリ
「どんな姿も愛してる」
カシャリ https://t.co/ZoXGk5ep6o

#呟怖
思えば壮絶な人生だった。
胸裂けるようなつらいことも
泣き笑う幸せも
息つく間もなく満ち足りていた。

『思い出加工アプリ』
目を覚ますと手の中にあった文字。
あるはずの思い出の品々はあるべくもなく伽藍洞。
はぁ
だから私は焼き尽くした。なかった事実ごと、消し去りたくて。 https://t.co/RMKtQOKSmX

#呟怖
拝啓、死に逝くあなたへ
お許しください。
病室へ行けぬ僕を。変わりゆくあなたが恐ろしくて
終わりを待つ僕を。まだ美しいあなたのままで留めたくて
幸せだと願う僕を。そうでなければやり切れなくて
あなたを愛しています。だから僕は、愛を信じることをやめました。さようなら、美しき幻想。 https://t.co/6d7btFazau

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