呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる136文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

「亡くなった高科智樹さんの遺言により、この車はあなたに譲渡されます」
弁護士を名乗るその男は、古びた黒い車を指差して言った。

(俺、〈即身仏カーオナニー〉してるんだ)
(何だそれ)
(車の中で延々とオナニーしながら死にたくて)
(意味判んねえし)

車は誘うように黒光りしている。
#呟怖

教室へ忘れ物を取りに戻ったら、扉の影に小夜がいた。
「最近つれないじゃない」
俺の胸を指先でなぞる。
「ここ男子校だぞ」
俺は指を払いのけた。
「竹田君のことだけどね、彼は生来の詐欺師よ」
「……母親の腹を喰い破って産まれた赤ん坊」
「え?」
「お前だよ」

一瞬、小夜の顔が歪んだ。
#呟怖

教祖が大学を卒業するまでの「期間限定の宗教」など聞いたことがない。
高科智樹の興した〈高科教〉が勝手に占拠したサークル棟の一室の前に立ち、俺はインターホンを鳴らした。
何が教祖だ。あの“ウジ虫高科”が。
ふと刺激臭が鼻をついた。
そして俺は気づいた。

これはインターホンじゃない。
#呟怖 https://twitter.com/5000004xxx/status/1301198557488115713 

ハッシュタグ #呟怖 で地味に書き継いできた〈竹田と俺〉シリーズ、本日にて一周年を迎えました!
いつもは最新作がトップに来るようにまとめを更新しているのですが、久々に投稿順に読めるようにしてみましたので、よろしければご笑覧ください

ひそかに作者の呟怖創作の精神的支柱だったりします。 https://twitter.com/dancewithsky/status/1301153330148720640 

三橋が校舎の屋上から飛び降りたと聞き、俺は竹田に詰め寄った。
「竹田お前、やり過ぎだぞ!」
「三橋なら問題ないよ。すぐ創り直せる。それより」
竹田は鋭い視線を投げた。
「まだあの女と会っているの?
ここ男子校だよ?」

何を言っている……?
一瞬、友人が全く見知らぬ他人に思えた。
#呟怖

通学路の途中、飼い犬を執拗に蹴っている中年男を見た。
犬は弱々しい悲鳴を上げながら蹲っている。
「酷すぎませんか」
俺は見かねて声をかけた。
「うるせえ。俺の犬に俺が何をしようと勝手だろうが」
「なるほど。つまり、あなたが僕の犬なら」
竹田が男の額に指を二本当てた。

「一生伏せ」
#呟怖

台風が来ている。
安全な我が家の中で、今、私は液体だ。
滑らかに流動し自在に偏在しつつ遍在するこの肉体と精神は、それ自体がひとつの官能だ。望むままに私は絶頂に達する。

でも
椅子が
私を縛りつけ戒める
あの椅子が

台風は去る。夫が帰宅する。
私は笑顔で迎える。

椅子を呪いながら。
#呟怖 https://twitter.com/moon04cat/status/1300285030594310145 

小学校で過ごした約5年半で悟ったのは、この社会は上位の者が下位の者の「血を啜る」ことで成り立っているということだ。
もちろん、これは比喩だ。が、一方でこれは比喩ではない。血を啜られた時の苦痛と恐怖は、今もこの胸に消えない傷としてある。

だから私は、将来は啜る側に回ろうと思う。
#呟怖 https://twitter.com/tanupon_music/status/1300324275681857537 

「あ、狐だ。ねえボク、おじさんが飼ってる秘密の動物見たい?」
「見たい」
「でも絶対にこっちを見ちゃだめだよ」
「うん」
「よし……ほら」
「え」
「見るな!」
「…………」
「ジョンっていうんだ。撫でてもらうのが好きだよ」

あの日以来、心の奥で狐が〈それ〉を噛み殺したがっている。
#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1300238296010825733 

day1
命を賭してあの方をお守りするのが我々の任務だ。

day13
あの方がお訊ねになった。
「君たちは全員で何人なのか」
我々はなぜか答えられなかった。

day144
あの方を見失いかける。
我々は危機に瀕している。

day366
任務は自壊した。

我々は、本当は、あの方と

我は

全員



たちは
#呟怖 https://twitter.com/dancewithsky/status/1299913639567093760 

#呟怖
#このお題で呟怖をください

お題:「語っているのは誰?」

某呟怖書きさんとのやり取りの中で出てきたキーワードです。
これで皆さんがどんな怪談を書かれるのか知りたくてたまらなくなったのでお題にしてみました。
必ずしも文字通りの解釈でなくても問題ありません。
引用RTでお願いします。

(蛇口を捻る)

お隣の高科さん? 驚いたわよぉ、突然一家失踪なんて。いえそんな、ごく普通のお宅よ。あ、でも、息子の智樹君は引きこもってて、ご主人は滅多に帰らなくて、奥さんは最近化粧が濃

(蛇口を締める)

『キュッ』

(蛇口を捻る)

お隣の高科さん? 驚いたわよぉ、突然一家失
#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1299683749878091776 

胸の高鳴りを抑えながら、僕らは丘の上に集まった。
今日、あれが放たれる。ささやかだが、確かに在る。
固唾を呑んで見守る。
いよいよだ。

一、

二、



〈希望〉は微かに震え、緩やかに空へと浮上した。この〈絶望島〉から。

僕らの願いを乗せて。
僕らが捧げた生贄の屍体をぶら下げて。
#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1299557983043514368 

自殺した兄の日記帳を開いてみた。

『壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁鼻壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁

一体何なのだろう。人間を徐々に密かに損なうこの名状しがたいものは。』

閉じた直後、なぜか嗅覚を完全に失った。

半年後に突然治った。
#呟怖 https://twitter.com/411_izayoi_rio/status/1299252787415449600 

狼が来たぞ。何度もそう叫んで村の皆を騙していたのは、涸れた井戸とその中に潜むお前を隠したかったから。
でもすぐに嘘だと知られ、井戸もお前も見つかってしまった。
お前のいない井戸の底。地獄で眠った。

やがて、森深くより遂に狼が来た。

獣よ。口を噤むから。全てを喰らい奪い尽くせ。
#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1298599616330506242 

「また〈つねりおばけ〉の夢を見たの?」
枕元で兄のジョーが聞いた。
「うん。怖かった」
僕は答えた。
「ウィル……ママが好きかい?」
「えっ、好きだよ」
「ママに何があっても?」
「うん」
「よし。あのおばけは二度と出てこないよ」

大人になって兄の言葉の意味を知り、胸が張り裂けた。
#呟怖

「何を……してる」
「セックスに決まってんだろ」
食卓の上で娘の由奈にのし掛かっている若い男は荒い息で答えた。
「やめろ……」
「あんたの娘だって喜んでるぜ。それに、俺は娘を通してあんたと繋がりたいんだ、父さん」
「やめろ!」

「で、なぜ娘さんまで刺したんですか?」
「…………」
#呟怖

予想以上に立派なお屋敷だった。

小夜さんのお母様は私には目もくれなかった。

部屋に入った途端、小夜さんの頬を涙が伝った。
「あの……糞婆ぁ! あばずれ!」
奥ゆかしい小夜さんが、汚い言葉を喚き続けている。
「さ、小夜さん?」
「大丈夫よ」

全く大丈夫ではなかった。手遅れだった。
#呟怖

「こんなことして、意味あんのかな」
曽根が怯えた表情で聞いた。
「今更だろそれは」
俺は答えた。
「……絶対に許さない」
小夜が震える声で呟いた。
「その点だけは同意だな」
竹田が冷たい声で言った。
三橋が興奮して跳び跳ねた。

白い手袋を嵌めた左手を、俺たち4人は小夜の頭に翳した。
#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1296864923847286784 

あなたはまだアニエスのことが忘れられないのよ。
海辺のこの家に越して来て以来、妻は何度もそう言うが、その名前に心当りが全くない。

ある日、家のすぐ近くの岩礁に降りてみた。
そして悟った。
ここからもう二度と動けないことを。

アニエス!

気がつくと海に叫んでいた。嗚咽しながら。
#呟怖

「ドクター、どこだ!」
脳髄病院に乗り込んだ俺は叫んだ。かつて入院していた病室は荒れ果てている。
「やあハリー」
背後にドクターが立っていた。
「カルテを渡せ!」
俺は迫った。
「前回の続きからだね。改造手術を受けたという君の主張だが」

改造された手で首を絞めた。もう騙されない。
#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1297582097666719745 

電話の向こうで恋人の小夜が押し黙っている。だが気にしない。沈黙すらも二人の中に降りつもる貴い時間だ。
「由奈のことを考えていたの」
小夜が沈黙を破った。
「なぜ今さら……」
「違うな。正確には、私と由奈の間にいる、もう一人の女のこと」

降りつもった時間は突然、禍々しく変質した。
#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1297173837075775489 

「智樹がまた神隠しに遭ったの」
抑揚のない声で妻が言った。
「神隠し? 智樹は一度もいなくなったりしてないだろ」
「神隠しは家の中でも、ほんの僅かな間でも起きるのよ。智樹は既に何度も」
馬鹿な。
息子の部屋の扉を開ける。

智樹!
良かった!

「二人共もうやめて、気が狂いそう……」
#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1297033048534339587 

昭和10年、某県の某女学校で50名以上もの女生徒が突然校庭で輪になって踊り始めた。その奇妙な踊りの動作は完璧に統一されており、目撃した教師によれば「新しい祭り」のようだった。また〈らほいれ〉という謎の掛け声を全員が発していた。やがて皆、校舎の裏の森に消え二度と見つからなかった。
#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1296658658030313472 

奇妙な夜のとば口だった。空に墨を流したような黒雲が渦巻いているが、鱗粉めいた光を孕んで一向に暗くならない。
突然、真円の雲が波紋の如く湧き、そこから均しく濃い闇が同心円状に拡がりだした。
純粋な、真の闇。辺りを包む。

その中に、懐かしいあなたが。

あんな奇跡は、もう起きない。
#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1296194142272278529 

#呟怖 僕も呟怖ORGの一部のツイートが広告に変わってしまっているみたいなんですが、これ直していただけないでしょうか……
http://tsubukowa.org/dancewithsky/ 

小五の夏。夕方に俄か雨が降りだしたので児童公園の滑り台の下にいたら、女の人が入ってきた。
級友の高科智樹君のお姉さんだ。
「君って本当はロボットでしょ?」
お姉さんはそう言って笑った。
「ロボットなら……いいよね」

そして僕の手を握った。

あの日以来、判らない。自分が何なのか。
#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1295839923082158080 

ノイズミュージック界の孤高のカリスマBoys Dying On The Streetのラストライヴへ行った。
意識が白濁するほどのノイズの洪水に耽溺した後、ふいに訪れた静寂の空間。
その静寂の中で鳴っていた。
何が?
永遠に終わらないノイズが。

後世、この日のライヴは「革命前夜」と呼ばれることになる。
#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1296321334448754688 

「ルーマニアとモンテネグロはバルカン諸国」

「ルーマニアのモンタージュはバルタン星人」

「ルーマニアでドラキュラとバルタン星人が戦う」

「マニア『ウルトラマンの怪獣でバルタン星人挙げるやつは素人』」

「間に合ったかいシルヴィー・バルタン?」

「ゴキブリにバルサン」
#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1295755160119963648 

新興宗教団体〈クルガミ教〉の高科智樹教祖にインタビューしている時、教団本部の床に彫られた眼の模様をふと見ると、先程より数が増えている。
馬鹿な。いや。

さらに増えてゆく。

「私はね、本当は神など信じていやしない。信じているのはこの〈愛Eye〉だけなのだよ」

高科教祖が微笑んだ。
#呟怖 https://twitter.com/tokucha_ladio/status/1295959270924533760 

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