呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

神も仏も有るものか!そう言って少年は否定した。来る日も来る日も少年の兄は説得を試み、その存在を説くも少年は聞く耳を持たない。兄は意を決し三日月の夜、本当の姿に戻した。背中には漆黒の翼が生えている。「弟よ、この姿を見るがいい、かつて神の十三番目の弟子だった者の成れの果てよ。」
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駐輪場で、すぐ分かるようにと赤い車体に同じ色のバンドのダイヤル錠が付いた僕の自転車。最近街のあちこちで目撃され都市伝説になっている。ある時は交差点の信号機のボタンの側に、ある時は公園の水飲み場の近くに、ある時は小学校の門の前に。僕はお花とオモチャのある此処から動けないのに。
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寒いー!「暑さ寒さも彼岸まで。」って誰か言ってなかったっけ?
えっ?幽霊だから感じないだろって?それは生きてる人が勝手に言ってるだけでしょ!折角、春を意識して白のトレンチコートにしたのに。しかも冷たい雨。良い事思いついた♪ヒッチハイクでタクシーなら一日中快適よね。#呟怖 #ダサ子さん https://t.co/GibSDF1XFn

「阿修羅のごとく」とは良く言ったものだ。毎日笑顔を絶やさず、姑にも気に入られ夫の親戚にも可愛がられPTAでは会長も務め「良き嫁」「良き妻」「良き母」を演じている。だが鏡だけは騙せなかった。洗面所で偶に、ふっと気を抜くと烈火の如く憤怒の顔の赤鬼が洗顔フォームをつけ歯磨きしている。#呟怖 https://t.co/FlsDoRugzN

「あれ?あんな大きな鉄塔って以前から建ってたっけ?」
『お前が小さい頃から建ってましたよ。寝ぼけた事言ってないで遅刻しちゃうわよ!』母に急かされつつ新しい制服の袖に腕を通し鏡に映る姿を見てから亡父と一緒に写した写真に目を移すと桜の木をバックに撮った筈なのに鉄塔に変わっていた。#呟怖 https://t.co/LRSky3UnVe

風のない日には湖面に朱の鳥居が映り逆さ鳥居が現れる。そんなある日、ここを訪れた旅人が湖面に向かい問い掛けた。
「今の世に民惑い苦しみ先が見えぬ。後の世如何なるや示し給え。」

半刻も経たぬ間に目に映るは湖一面に広がる鳥居の色。
腰を抜かし這って逃げて行く旅人の後ろ姿も映さずに。
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涎の口元から湯気が上がる。
吹雪で足跡は掻き消され
白く閉ざされた山から血の匂いを
求め彷徨う。

遠くから聴こえてくるのは
叫び声か風の音か?

こんな時なんだよ。
奴等が動き出すのは。
辺りが紫に染まる逢魔が時

振り向かず、ただひたすらに
麓を目指せ。
夜の帳が下りる、その前に。

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カン、カン、カンッ。スチール製の階段の音が聞こえる。下宿先のボロアパートを懐かしく思い出す。散歩中、路地裏に立つ年季の入った建物に一人登るのが、やっとの階段が見えた。瞬きする刹那、気がつくと階段の前に立つ自分に驚き見上げると青白い顔をした少女が笑みを浮かべ手招きしている。
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もうこんな時間!腕時計に目をやると日付が変わろうとしていた。上映時間が長かった事もあり観終わってから、お手洗いに寄って髪も直し映画の余韻も冷めやらぬまま出口を目指し閉店後のモールを歩いていると薄暗い奥から歪な姿の何かが近づいて来る。どうやら物語は、まだ終わっていないようだ。
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ここ最近眠ると決まって同じ大きな橋の夢を見る。眼下には透明度の高い紺碧の海が広がっている。歩いても歩いても橋の終わりが見えない。すると不意に後ろから誰かに肩を叩かれ振り返ろうとすると、そこで目が覚める。眠い目を擦っていると誰も居ない背後で「チッ」と舌打ちするような音がした。
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耳をつん裂く音と閃光。
怒号のような泣き叫ぶような声。
煙幕で大気は霞み瓦礫が降ってくる。

この街にも何もかも闇に変えてしまう
と言うアイツらが、やって来た。
いくら命乞いしても無駄だ。

同じ民族だと、アイツらは言う。
見た目は同じように見えるし
目も口も鼻もあるのに心が無い。

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「ねぇ、これ何?」5歳の息子が道に落ちていた物を手に訊ねた。見ると骨端が齧られて削れた骨だった。落として困ってる人が探しているかも知れないから元の場所に戻そうねと諭すと「ほんとだ!はい、どうぞ。」横を向き骨を持った手を高く上げ、ぽとりと落とし「ママ、この人掴めないみたい。」
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#呟怖
#ダサ子さん
2月22日が猫の日なのに、なぜ幽霊の日って無いのかしら?ニャンニャンニャンで語呂合わせで幽霊じゃ語呂を合わせられないですって⁉︎じゃあ4月5日で良いわよ。えっ?ヘアカットの日ですって?駄目よ!女と幽霊は髪が命なんだから!もう命無いくせにですって?上手い事言うわね…。 https://t.co/GibSDF1XFn

「これ?珍しいだろ?鈴なり簪なんて。」と芸妓が笑いながら髪から外して見せてくれた。置屋の女将さんが、くれた物だと言うが、その女将も鬼籍に入り今は思うまま生業を続けているが、ある晩、化粧台の上に置いたそれが、チリンと鳴る事があり時々この簪に見張られてるような気がするそうだ。
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この地も人間も随分と様変わりしたのぉ。食べる分だけの獣を狩り手掴みで食べ裸足で駆けていた人間が見渡せば今は彼方此方食べきれぬ物を捨て草履でなく靴とやらを履き牛車でもない自動車と言う乗り物を走らせおる。じゃが今も昔も変わらぬ物がある。例え祠がビルと呼ばれる頂きに移ろうともな。
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コトンッ。炭になった薪が焼け落ち暖炉の火が弱まる。薪を焚べる貴方の横顔が美しい。外は吹雪、私の名前でもある。名も知らない私を貴方は助けてくれた。昨夜は満月。隣の山小屋で食いちぎられた死体があったけど貴方の仕業ね?てらてらと床に映る影は狼だもの。笑止!狼と雪女が一つ屋根の下。
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次は特急の通過電車。
青い照明が寒々しい。

あっ、あの人も、やっぱり
この吊り看板を見て苦笑いした。
私と同じだ。

黄色い線を越え踏み出し
スローモーションのようにホームから
体が線路の上に落ちていく。

そこから先が、どうしても
思い出せないから今も
ここに立ち尽くす。

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長い橋の欄干に手を添え立つ女が居た。眼下には海が広がっている。気になり声を掛けたが発声が出来ないらしい。筆談で話を聞くと失恋したとの事。励ますと笑顔で返してくれ安堵し会釈で別れ歩き出した直後大きな水飛沫の音がして振向くと女は居ない。慌てて海面を見ると泡と共に尾鰭が見えた。#呟怖 https://t.co/NsSB2AkfME

次の所を、よぉ〜く見てて下さいよ!
そう店長に促され店内デザート冷蔵コーナーの監視カメラ映像を見ていると黒い靄のような物が現れ人のような形になって蠢き消えていった。先日「これから貴女の好きなプリン買ってくるわね。」と言い此処に来る途中、車で轢かれ死んだ叔母に似てるんです。
#呟怖 https://t.co/VoWQHd6pbM

散歩中、赤いポチ袋が落ちていた。お年玉を貰った子が落としてしまったのだろうか?福と言う文字のシールで封されているので中身を見る事は出来ない。この先4、500m先に交番がある。いつもより遠回りだが歩いて行き拾得物届出の書類に記入し帰路に着いた。翌日その交番が全焼と新聞に載っていた。#呟怖 https://t.co/69AbiRr3Yv

「お母様、只今戻りました。」
『随分と時間が掛かったのね。』
「申し訳ありません。急いでお夕飯の準備を致します。」
『作って貰って何なんだけど貴女の味付けは普段酒の肴ばかり作ってるせいか味が濃いのよ。気をつけて頂戴。』
「はい、気をつけます。」
笑顔で包丁を握る指から血が滲んだ。#呟怖 https://t.co/q5OMvpl0Wu

持ってきたのはスーツケースただ一つ。
山の中にぽつんと建つ古民家を買った。
広大な土地と家を合わせても、とても破格値だ。初めての土地だが懐かしく思う。さぁて荷解きしなきゃ、寂しいかって?いいえ、これからは貴方と二人きり、誰にも邪魔されない。取り出した血の滴る生首に話しかけた。
#呟怖 https://t.co/HOf143e79V

どれくらい眠ったのだろう?それでも、まだ眠い。不思議と腹は減っていない。鏡に映る自分。我ながら、なんて顔だ!頬がこけ虚な目をしている。
そうか、思い出した…。恐る恐る寝室のドアを開けるとベッドの上には自分が横たわり骨だけになった手首には腕時計が無機質に時を刻む音が響いている。#呟怖 https://t.co/JScqLp21tn

太古の言い伝えで、この湖の水底には虎が棲んでいるという。それが事実か否かを確かめる為、多くの者が、これまでに潜水したが生きて再び戻る事は無く、過去に一人だけ救出された男は胸に大きな爪で抉られたような傷があり「上半身が虎、下半身が尾びれ。」と言い残し絶命。後に水虎と呼ばれた。
#呟怖 https://t.co/i5DSHeBfCK

「もしもし私…」ガチャッ
「もしもし…」ガチャッ
ピンポーン!
電話を切られたから直接来たそうです。これじゃあ中に入れない、この札を剥がせと言っています。バタンッガタッ!
最近の霊は主張も過激で厄介です。霊能者は続けて、メリーと言う名前でMerry Christmasと伝えてくれだそうです。
#呟怖 https://t.co/uhrFvKfi9r

#呟怖
あれは、ノストラダムスの大予言が巷で騒がれていた年の師走、知人のあまりにも若い急逝の報せに愕然とし今にも雪が降りそうな寒さの中、庭に出て雲で覆われた空を見上げていると突然、一頭の紋白蝶が傍らに飛んで来て旋回している。私には、それが最後の挨拶に来た知人に思えてならなかった。

年の瀬なのね。ここの住人も忙しいらしくて疲れて早く寝ちゃうし、テレビから出ても爆睡してて気付いてくれないし、つまんない。紅白歌合戦終わったと同時に新年のご挨拶に出てみようかしら?あっ!この人確か実家に帰省して此処もぬけの殻になっちゃうんだっけ。私も憑いてこっと!#呟怖 #ダサ子さん https://t.co/GibSDF1XFn

おはよう!毎朝同じ時刻この辺りで友達と行き合い学校に行く。水滴が凍り家々の屋根には氷柱が、びっしり付いている。今だ!二階の窓にいる兄へ合図する。氷で作った弾を込め兄が氷柱の根元目掛け引き金を弾く。首の後ろに氷柱の刺さって倒れた友達を見てから私は兄へ微笑んでから悲鳴を上げた。#呟怖 https://t.co/THN3xk8Cvj

「あの噂聞いた?」
『ああ!見ると一週間後に死ぬって言う尻尾が二本ある猫の事?』
「そうそう!出没する場所も、まちまちで何処に潜んでるか分からないみたいよ。」
『誰が名付けたのか四丁目の猫又と呼ばれてるんだって。』

この町は昔から三丁目までで、そもそも四丁目なんて最初から無い。#呟怖 https://t.co/LmDRQXtFWa

「深夜ここ苦手なのよ。」
先輩ナースが良く言っていたっけ。 
点滴台を持ちながら歩く幽霊とか誰も乗ってない車椅子が近づいて来たり。
でも今は怖くないですよ。
だって護ってくれてる気がします。
突然、後ろ姿で立ってたり青白い顔してるけど、たまに出てきてくれるし、ねぇ先輩。
#呟怖 https://t.co/cH8qBOjRgX

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