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呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

近所の空家。家主は行方知らずと噂され、閉ざされたままだ。門より先は鬱蒼とした草が生え、何も見えない。時折、何かの鳴き声と獣臭さがする。市の職員が扉を開け、入っていった。しばらくして、また鳴き声が聞こえた。そして職員の「泣き声」も。きっと家主はまだ中にいる。人ならざる姿で #呟怖 https://t.co/IDmVbrq5K9

趣味は怪談を話すことだ。暇があれば友人達と何度も百物語をする。部屋は怪談好きで隙間がない。知人が百物語に参加したいと話してきた。「部屋に呼べる友達いるのか」馬鹿にした表情だ。俺は息巻き、部屋へ呼んだ。友人は呆気に取られ「誰もいないけど..」と答えた。いるだろ?暗闇に沢山 #呟怖

中古で買った学習椅子。歪んでいたが直した。ある夜。息子は横にいたが、子供部屋が騒がしかった。部屋に入ると、椅子に背中をのけぞらせ、回転する影がいた。翌日、ゴミに出した。椅子は昨日以上に歪んでいた。しばらく放置され、聞くと「男の子が笑い、これは僕のだと話した」清掃員は答えた #呟怖 https://t.co/lPNa3PLScq

いじめっ子達から逃れるため、秘密基地に隠れた。僕しか許されぬ一人だけの場所。ある日、口を滑らし奴等にバレた。嫌がる僕を追い出し、この場所を我が物顔で占領した。僕は笑った。彼らは秘密基地から出られない。僕しか入ることも出ることも許されない場所だから。壁越しに嗚咽が聞こえる #呟怖 https://t.co/IrkDW6MJMB

ガイドが「ここはテントの数だけ神様が住んでいる」と説明した。数はクラス分より一つ少ない。中から黒い影が現れ、遠くにいた自分以外を中へ引きづり込んだ。入れ替わりバスに乗り、担任やガイドどころか、到着を迎えた保護者さえ気づかない。翌日、教室の椅子に無言の黒い影達が座っていた #呟怖 https://t.co/jBQe8zFlO0

父が河原で石を拾った。石は庭に置かれ、父は気に入った。私には石は拾ってくるなと言っていたのに。それから徐々に父の様相は別人となった。そして庭の石には、もがき苦しむ父の顔が写り始めた。父と石に潜んでいた何かは入れ替わったのだ。最近、母も河原から石を拾い、様相が代わり始めた #呟怖 https://t.co/hVFyNz131E

拾った日記をベンチで読んだ。持ち主は女性だろうか?胸に秘めた男性へ向けた思いが、延々と一方的に綴られている。ラストページをめくると、「愛する人に看取られた」と書いてある。後ろを振り向くと見知らぬ女性が首を吊り、恍惚な表情で私を見ていた。これは彼女のエンディングノートだ #呟怖 https://t.co/5WzVFuUQdB

初詣に向かうため暗闇の道を歩いていた。途中、立ち入り禁止区域がある。気にせずその道を通る。後ろから何も知らぬ若者達が続いてくる。先には賑わう声が聞こえ、私と同じ、人ならざる者達で溢れている。後ろを振り向くと若者達は震えていた。彼らは神でもない私達に向かい震え、手を合わせた #呟怖 https://t.co/zV4Qv7yYvn

夜中、人混みが見えた。そこは日雇い募集の掲示板の前だ。「こんな夜中に募集か?」近づくと人混みは皆、黒ずくめの姿。掲示板には住所が記された顔写真が貼られている。写真には知人もいた。皆、それを剥がし立ち去った。翌日、知人は亡くなった。あの掲示板、夜中は死神募集もしているらしい。#呟怖 https://t.co/Efuj6u9CZ3

子供時代。この木だけが話し相手だった。私が泣くと、笑い励ましてくれた。やがてそれが木の精だと知り、恋に落ち、毎日話した。だが成長し、別の人に恋をした。木の精は寂しげにいつも私を呼んだ。やがて煩わしくなり、根本から切断した。未だに血は滴り続け、根本から私の名を叫ぶ #呟怖 https://t.co/awuwjsTowG

通学中、一輪の花を見つけた。踏み潰され、弱々しく咲く花。哀れに思い、添え木をした。学校に着くと、窓から知らない女が此方を見ていた。誰も気づかず、最初は笑みを浮かべ、帰りの頃は泣いていた。そして首がポトリと落ち消えた。帰り道、添木の花は道路に落ち潰されていた。私は花を拾った
 #呟怖 https://t.co/y2bIsbRLcD

リモート会議をしている最中、同僚が映る画面の端から、小さな手が見えた。彼は全く気づかない。「子供なんかいないよな」気になり同僚に声をかけた。「冗談だろ」と一蹴された。手の平は彼に向かい「おいでおいで」をしている。すると同僚は真顔で立ち上がり画面から消え、2度と戻らなかった #呟怖 https://t.co/SkRIh4cL9B

「舞子ちゃんが来ましたよ」と看護師が笑いながら話しかけてきた。私はドアに向かい「どうぞ」と和かに呼びかけた。小さな女の子が入ってくる。彼女は笑い甘え、「来年も来ていい?」と恥らいながら問いかけてきた。私が「また来年ね」と答えると、舞子は笑って消えた。今日は私の娘の命日だ #呟怖 https://t.co/jmwR4LHc0a

火事で焼け落ち、跡形もなく消えた木造校舎。何もないはずなのに時折、人の声が聞こえてくる。そこに向かうと、校舎が現れ、窓中びっしりと子供達が顔を出し、助けを求めている。皆、顔見知りだった子達だ。「火をつけた奴を知っている」そんな風に訴えている気がした。生存者は僕1人。#呟怖 https://t.co/bo2CGYx36i

人里離れ、息を潜め生きていた。空腹は限界だ。家族の手を押しのけ、獣道を駆け抜ける。徐々に人間の匂いが漂い、幸せそうな笑い声が聞こえてきた。まず自分達を追い出した奴らから食ってやろう。彼等の目の前に立つと「子供だけでなく私達も食うのか」そう震え訴えた。この村はもう空っぽだ #呟怖 https://t.co/L5HisivrUs

使用禁止の張り紙がある個室トイレ。何故か水が流れる音が聞こえる。気になり友人に問うと、「ああやって誘き寄せてるのよ」と答えた。友人は張り紙を捨てた。それを知らない一人の男がトイレに入る。すると叫び声と共にバタンと蓋が閉まる音が聞こえてきた。「だろ?」友人は笑って指差した #呟怖 https://t.co/PqRHjfZr0y

父と海辺でキャンプをした。夜、テントで海女の話をしてくれるのが定番だった。僕は怖くて耳を塞いでいた。話の途中、外から女の声が僕らを呼んだ。父だけ外に出た。しばらくして外に出ると足跡が一種類残っていた。それは父のだった。足跡はそのうち波に消えた。もう父は戻らない確信した #呟怖 https://t.co/Vqm7ujIV82

雨上がりの夕暮れ。傘をたたみ、歩道橋の階段を登った。一段ずつ上がると、反対側から階段を登る足音が聞こえてきた。横のビルの窓ガラスに雨が止んでるが傘をさす男が見えた。顔は傘で隠れみえない。上に着くと、男の姿はない。しかし窓ガラスには映ったままだ。傘をたたみ私を睨みつけている #呟怖 https://t.co/wKbwKDhOgw

監禁され、何も与えられず限界がきた。水栓ハンドルも外され、出るはずない蛇口を眺めているとマリア像が現れ、私は助けを懇願した。像は薄い笑みを浮かべこちらを見ている。子供の頃に面白半分で壊した像だと私は気づいた。彼女は私が死ぬところを傍観しにきただけなのだ。笑い声が耳にこびりつ #呟怖 https://t.co/VYno0ljNP7

私は暗く陰鬱とした川の前に立っていた。ここが三途の川か。向こう岸から小舟が近づき、渡し守が見えた。それは若くして亡くなったニートの息子だ。死ぬ直前、息子は私に向かい「親孝行出来ずごめん」と呟いた。今度は「まだ来ちゃ駄目」と私を乗せず、向こう岸へ戻って行った。
#呟怖 https://t.co/XIMHYFwHJO

映像研から出てきたビデオ。いつ録画した物かも分からない。試しに流すが、景色は夜でカラスだけが映る無声動画だった。私以外の皆が「カラスが鳴いてる」と騒ぐ。無声動画のはずだ。翌日、撮影旅行に向かう最中、事故に遭い私以外の全員が死んだ。カラスが夜鳴くと死人が出る。迷信じゃない... #呟怖 https://t.co/hD0dQFs1Fg

遭難した友人を探し、夜の山道を歩いていた。「ゴロゴロ」何か転がる音が聞こえる。すると大きな球体が凄い勢いで私に向かってきた。間一髪で避け、塊は止まった。それは裸の人間達が団子のように集まる球体だった。「巻き込めなかった」と話し残念そうに坂を転がっていく。それは友人の声だった
#呟怖 https://t.co/eh2oBOJ4jB

友人に「女の幽霊が出る場所へ行こう」と誘われた。そこはよく見知った場所だ。階段を上がると遠くに女の姿が見えた。友人には見えていない。私は安堵した表情で「引き返そう」と話した。彼はそれを見て不思議な顔をする。良かった。遺体はまだ見つかってない。あの女はまだ成仏出来てないから #呟怖 https://t.co/Ha0BdbXOj2

色男の友人がポストに入っていた写真を見せてきた。連日続き、ゆっくりだが振り返っている。私は嫌な予感がして「もう確認するな」と話した。彼から連絡がない。家に行くとポストに一枚の写真があった。そこには口を開け笑う女と隅で怯える友人が映っていた。彼は写真に取り込まれたのだ #呟怖 https://t.co/Rj1vFK0frm

下宿した初日。家主にこの家のルールを伝えられた。「決められた曜日、壁に掛けてあるホウキを使い、朝階段を必ず掃除すること」翌日、掃除をしようとすると階段に女の長い髪が溢れ落ちていた。この家には家主と私だけだ。時折、床下から女のケタケタした笑い声が聞こえる。同居人は他にいる #呟怖 https://t.co/I78dpoXFhm

時折、亡き母の草履が置かれている。家族も誰も置いてないと言う。母であろう足跡が廊下に付いており、皆懐かしさを感じていた。ある日、また草履が置かれていた。「母だ」そう思い廊下を見た。するとそこには凡そ人間ではない巨大な足跡が付いていた。まるで鬼のような。母は鬼になったのだ #呟怖 https://t.co/cH99OT2O0o

恋人と浜辺を歩いていると、海から手紙が入った瓶が流れ着いた。私は手紙を開いた。そこには瓶を流したであろう位置と「タスケテオキザリニサレタ」と言う文字が記されていた。彼女が手紙を見ようと首を伸ばした。私は手紙を破り海に捨てた。あいつはまだ生きている。彼女は私のものだ。#呟怖 https://t.co/SEmxTwbgsq

妹が首を吊り亡くなった。理由は見当たらなかった。私が夜中、眠る亡骸を眺めていると、障子越しに気配を感じた。「誰?」と尋ねると、死んだ妹が顔を出し、何も言わず障子を閉めた。あくる日、夫と部屋にいると、妹が障子を明け夫をジッと見ていた。まるで犯人は家族の誰かと訴えるように。 #呟怖 https://t.co/YMAWbcLb8A

クラス中に虐められ自殺した男の子がいた。亡くなりしばらくして、小さな箱が教室に届いた。宛名はあの男の子だった。何かがぎっしり詰められ重たい。皆、嘲い面白半分に箱を開けた。すると男の子の悍ましい呪言が教室に響き、皆苦しみのたうち周り息絶えた。この箱は蠱毒の様な物だったのだ #呟怖 https://t.co/RInK9MgRTO

仕事帰り通る道。近くのアパートの窓から見える人影。いつも騒ぐ声が聞こえる。若者が住んでいるのだろうか。
ある日、そこを通ると業者らしき人間達がドアを開け、話している「この部屋の住人、戻って来なくなって随分なってるみたいだな」。おかしい、窓から彼等を覗く若者が見えているのに #呟怖 https://t.co/nc1NkLt7sh

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