呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

参加メンバーはこちら

呟怖.ORGと参加について

ロフトから吊るした輪っか状のロープに頭を通し踏み台を蹴飛ばすと直ぐに首が絞まった。するとぼやける視界の中に幼い頃川で一緒に遊んでいる最中深みに嵌まり亡くなった兄が現れる。途端ロープが解け私は落下した。朦朧とする私に兄は「生きて苦しめ」と囁き消える。そう。兄は私の悪戯で……。#呟怖 https://t.co/7URAMf2fuu

「そうそう貴方の同級生がね」「盆踊り行くから良いよ」久々の帰省だ。積もる話しも分かるが面倒なので俺は母の言葉を遮る。わざわざ聞かなくても盆踊りに行けば一目瞭然だから。あぁあいつ死んだのか。あの家のお婆ちゃんも亡くなったか。お?あの店のおっちゃんも。ーー死装束は目立つからな。#呟怖 https://t.co/pbHLy09jzW

依頼通りのドールを依頼主の少女に見せるなり少女は泣いて取り縋った。「ご依頼通りお姉様の今際の際を再現致しましたが宜しいんですか?」姉を懐かしむならもっと生き生きした姿も作れるのに。しかし「良いんです」と。「私姉が大嫌いでした。でも今際の際の姉だけは愛せた。だから良いんです」#呟怖 https://t.co/3BXNJwkLVx

古い女系一家で過去に幾度も亭主に逃げられた教訓からだろう。我が家に婿入りすると箱にも入れられる。必要最低限の部位以外は切断し特注の箱に詰めるのだ。男は唯“亭主”としてそこにあれば良い。故に婿選びの際は世間知らずな箱入り息子を狙う。「貴方、お食事ですよ」「あぁ」箱が返事をする。#呟怖 https://t.co/LcQy0pT17T

毎号付録で付いて来るパーツを組み立て何かを作り上げる形式の雑誌が新シリーズ『理想の君』を発売した。安かったから買ってみた創刊号の“左手”がかなり良くて次号の“左足”も即購入した。でも付け替え作業は読者の自己責任。「痛いんだよねぇコレ」私は骨肉が覗く左足首に鋸の刃を食い込ませる。#呟怖 https://t.co/uNkTcVs1Ms

日々に罅が入った。父の頭の罅から覗くのは知り合いの奥さん。あぁ浮気してるのか。母の頭の罅からは近所のスーパーの店長さん。あぁお互い様なのか。兄の頭の罅からは最近自死した兄の同級生。あぁ兄も苛めに加わっていたのか。私の頭の罅からはナニが見えるだろう。こうして日々は狂って行く。#呟怖 https://t.co/fJZ1vFnjhx

人気のキャンプ場の近くで凡てが“人間”で出来たテントが三張り見付かった。天蓋は皮膚で骨組みは人骨。中には食事の跡があり鍋代わりの頭蓋骨には人間の物らしき内臓や肉が残っていた。DNA鑑定の結果このテント群は数年前人気のキャンプ場で行方不明になった一家で作られていると判明したそうだ。#呟怖 https://t.co/1jJ6pkxbSq

「まぁ素敵」今夜の女もその宝石を前にうっとりと笑む。そして触れようとした瞬間指先から徐々に全身が宝石化して行った。程無く女は女の形をした宝石へと化し俺は早速特殊なレーザーでそれを細かく切り分ける作業に掛かった。こうして今夜も数多の宝石が生まれ、高値であちこちに買い取られる。#呟怖 https://t.co/QpTEn0RNGu

「皆さんにちょっと殺し合いをして貰います」狂壇の狂師が宣言した。ある映画の影響だろうがそれを聞いた生徒達は落ち着いている。数十分後。教室にはカッター三角定規シャーペン等が無数に刺さった赤黒い肉塊へと化した狂師だけがあった。狂師から教えを受けた生徒達が導き出した最適解である。#呟怖 https://t.co/3Va5EDrru9

幼い我が子の姿をドールとして残したいーーそれが今回の依頼だ。でも渡された写真を基に依頼人の息子を模したドールを作るが不思議と全く上手く行かない。そして苛立った私は終に失敗作を叩き付け割ってしまった。依頼人の息子が高所から落ち頭が割れて亡くなったと聞いたのは数日後の事である。#呟怖 https://t.co/NDdc279Oqz

被害者は腹部を刺され自宅で倒れていた。凶器は包丁。死因は失血死。周辺に聞き込みをすると毎晩男女が激しく言い争っていたと云うから動機は痴情の縺れだろう。検出された指紋のお蔭で既に犯人の目処は立った。古典的とも言える事件だ。異様なのは、その犯人が十年前に鬼籍に入っている点だけ。#呟怖 https://t.co/lgETWWoulX

「結婚しては夫を手に掛けを繰り返したこの女への恨み憎しみを募らせるご遺族の方々へ復讐をご提供するのが我々の仕事ですが普通では詰まらない。就きましては我々が考案したこの方法は如何ですか?彼女を“的”にダーツを楽しむのです!見事心臓へ当てた方には最優秀復讐者賞を差し上げますよ!」#呟怖 https://t.co/FqDnQWxtKD

「先生。この子調子悪くて」患者を手にした持ち主が訴えるので患者を開腹すると不調の原因は一目瞭然だった。「毛髪が足りないね。入手してもっと入れてあげられる?」すると「私美容師ですから楽勝ですよ!」持ち主は笑って答えた。体内に毛髪を足してやればあの人形は立派に相手を呪える筈だ。#呟怖 https://t.co/9XQqb2pZJG

日曜日の夕方にやっているアニメのエンディングを眺めながら憂鬱になっているとテレビの中でキャラクター達が家に飛び込んだ瞬間に大きな物音がした。キャラクター達が刃物を手に玄関から押し入ったのだ。直様囲まれ滅多刺しにされながらも僕は(明日出勤しなくて済むなら良いかな)と目を閉じる。#呟怖 https://t.co/Cqc68mJFeT

同僚は娘が産まれて以来直ぐ娘の話しをする。そして「娘は俺の命だ」で締め括る。しかし自宅にお邪魔した際に奥様の勧めで抱っこさせて貰おうとした時そいつは僕を制し「俺の命だぞ?」と凄んだ。ーーそう。本当に“命”だったのだ。娘がSIDSで亡くなった日に同僚も突然死したと聞き、腑に落ちた。#呟怖 https://t.co/oWu13JiWcM

息子が普通ではないと知ったのはかなり幼い頃からだ。未だ“死”を知らない年齢の時「あの人死ぬよ」と近所の人を指し呟いた。そして言葉通りにその人は翌日事故で亡くなった。成長してからもご近所さんや親戚や友達の死を予言しては的中させている。私は、一体“ナニ”を産んでしまったのだろうか。#呟怖 https://t.co/enGxnMpaTT

あの子で百話目。あの子が終わったらいよいよ私の出番。良し!雰囲気作りに風とか吹かせちゃおうかな!あ。風で蝋燭が倒れた。あぁ。床に燃え広がってる。ああぁ。ムードの為に廃屋選んだからどんどん燃え……って早く119番!
幸い犠牲者は出なかったけど私の出番は無し……トホホ。#呟怖 #ダサ子さん https://t.co/QF0b7koWQ2

人をバラバラにする夢は意外にも吉夢らしい。最近彼氏と上手く行かないからそんな夢が見られたら。だから前彼をやった時の感覚を思い出せば見易いかもと斧を握ってみるけどそもそも前彼が思い出せない。浮気を知った時に写真は全部捨てちゃったし。思い出せなきゃバラバラにも出来ない。あーあ。#呟怖 https://t.co/0E9bCRTf8J

骨董品店で一枚の絵に目が留まる。シックな額に納まる印象的な人物画。モデルは女性か?目は鍔広帽子で隠されている。服の前がはだけ胸元が露になっているがしかし膨らみは無い。男性か?そもそも……。
「人間であるとは限らない」
額の中の人物が私の胸中を代弁した。澄んだ中性的な声である。#呟怖 https://t.co/7fR557ijgC

開店前の店のドア前に幽霊が立っていた。報せだ。可哀想にとも思うがこちらにとっては商売のチャンスでもある。「献花用の花束を沢山作って」と従業員に指示する。「誰か亡くなったんですか?」との返事に「これから亡くなるのよ」と返す。うちの花屋の目の前には、事故が多発する交差点がある。#呟怖 https://t.co/oxjsyqvHH4

「可愛くなーい!似てなーい!変なのー!」と娘が指差して馬鹿にし笑ったのがいけなかったのだろう。“それ”は少し前まで隣町の公園にあった筈なのに昨日終に私達が住んでいる町の公園にまで迫って来ていた。そして今日。“それ”は家の前の道路の真ん中に立っていた。明日はきっと家に入って来る。#呟怖 https://t.co/kU3T7PWCFv

新作アイスの幟を立てるコンビニの入り口で国民服の少年が蹲り死んでいる。高層ビルの真横では木造の平屋に焼夷弾が落ちて燃えている。少年達が釣りをしている川には黒焦げの焼死体が何体も浮いている。この季節になると東京は私の知らない顔を見せる。七十六年前の記憶を再生しているのだろう。#呟怖 https://t.co/S7o2F1yO2u

ここは実験区画。住人は皆実験体。ある日学校で教師から「同級生に友情を抱く事を禁じます。抱いて良いのは嫌悪、憎悪、無関心だけです」と下達があった。次第にクラスの雰囲気は変わり幾つもの空席の机上には花が置かれた。死因は自死か他殺だ。負の感情しか無い教室。勿論生徒達に笑顔は無い。#呟怖 https://t.co/pvhn47cGgf

うちの店の前にはアーケードからの雨漏りを受け止める為に空き缶が置いてある。「そろそろ一杯になりそうだから替えてくれる?」店長に言われ空き缶と一杯になった缶とを交換した。ふと気になり缶を覗き込もうとした途端違和感を覚える……鉄の匂い。怖る怖る指を入れると、指先が赤黒く濡れた。#呟怖 https://t.co/aogMnUrinY

駅で買ったサンドイッチにははさみでる程のハムが。それを頬張り乗った満員電車からはさみでる寸前の軀を何とか縮こめる。職場に着くと真っ先にベルトコンベアの脇に陣取りはさみでる事が無い様待機する。労働せねば生きて行けない。労働力としての価値を失えばサンドイッチの具にされてしまう。#呟怖 https://t.co/PdTHECBDzi

野原にポツンとドアが一枚あったので開けてみると暗い部屋に出た。部屋の隅に蹲るのは痩せ細った私だ。両親が帰って来なくなり辺り一面塵だらけで冷蔵庫には食べ物が無いけれどお金も無くてでも私は働ける年齢では無くて……そうだ。この現実が嫌で……。私はそっとドアを閉め、固く鍵を掛ける。#呟怖 https://t.co/X14gTciyMs

「バケモノめ!」余りに醜い容姿を村中に罵られて育った。だから村で一番美しい娘が堪らなく羨ましかった。ある晩寝込みを襲いその娘の顔の皮を剝ぐと現れたのは私より醜い赤く爛れた顔。ーー誰でも一皮剝けば醜いじゃないか。私は村中の顔を剝いで回る。これでもう“バケモノ”は私だけじゃない。#呟怖 https://t.co/2YusRxde63

「女郎の屍からは絶対に目を離すな」と口酸っぱく言われていたがうっかりした隙に屍を盗まれてしまった。旦那様にこっ酷く叱られたが気になって聞いてみる。「どうして盗まれるんです?野犬が盗んで食うんですか?」「違う」旦那様は溜め息を吐いた。「死んでないと勃たない輩が飛び付くんだよ」#呟怖 https://t.co/BzoEBoCHSH

夢中で吸い付き突き上げる。「私が欲しいなら別れて」と言うから振った彼女は自ら命を絶った。犠牲を出し手に入れた最愛の彼女の最奥で絶頂を迎えてから気付く……ナカが冷たい。「私じゃ駄目だった?」。怖る怖る視線を上げる。私が抱いていたのは深い索溝が刻まれた青紫色の“前の”彼女だった。#呟怖 https://t.co/BzoEBoCHSH

テレビでサッカー中継を見ていると敵側の待機スペースに遺影が置かれているのに気付いた。実況によると遺影の人物は敵チームのエースで少し前に事故で亡くなって……との説明の直後敵チームにシュートを決められた瞬間チラッと映った遺影の中で選手が満面の笑みでガッツポーズするのを私は見た。#呟怖 https://t.co/GvbUOEgyLX

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。