呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

参加メンバーはこちら

呟怖.ORGと参加について

#呟怖
#返怖
蝉時雨に誘われ、僕は荒れた山奥に足を踏み入れた

不意に異様な風景に足が止まる

一本の木に、蝉が人型を形取るようにして群れなしていたのだ

その場で泣き崩れ、気が付くと僕は自分の家に戻っていた

目の前の両親に声を掛けるが誰も此方に気が付かない

嗚呼…そうか…と、僕は涙したhttps://twitter.com/6VPfGQm1oGSP0es/status/1157951842577346560 

#呟怖
#呟怖イラスト
言い終わると、兄様は喜び勇んで家を出た

自分に霊能力があると信じきっているシスコン変態兄を持つと、色々と大変だ

さて、兄様は貧乏性なので、おそらく依頼された現場に徒歩で向かうだろう

私はタクシーで先回りし、怪異を払う事にする

本当に世話の焼ける、愛しい兄様だ…https://twitter.com/magma_maniac/status/1157886776180006913 

#呟怖
#実話
玄関からカンカンカンと音がする

そう言って父はドアを開けるが、そこには誰もいない

暫くしてまた音が鳴る

今度は私もそれを確認した

父は急いで玄関を開け外を確認しに外に出た

ドアが閉まった瞬間、家の中で

──カンカンカンカンカンカン

無我夢中で、私は外に飛び出していたhttp://pic.twitter.com/kpVPns0B6B

#呟怖
紫煙をくゆらせる

風はなく煙はゆるりと立ち昇り、夜の闇へと吸い込まれてゆく

「気はすんだ…?」

一人呟く

不意に襲う脱力感

軽い目眩を覚えながら夜空を見上げる

私の体から抜け出た名も知らぬソレは、振り返り微かに笑みを浮かべ、空へと掻き消えた

「苦い…」

一人、夜に嗤った https://twitter.com/r_Okishima/status/1125699609777430529 

#呟怖
真夜中、真冬の林道を友人とドライブ中、道路の中央に雪だるまが一体置かれていた。

二人して雪だるまの通せんぼに大笑いし、こんな悪戯をする暇な奴もいるんだなと、呆れながらアクセルを踏み込んだ瞬間、

木っ端微塵に飛び散る雪だるま…同時にグシャッという鈍い音と共に、血飛沫が舞った…

#呟怖
水溜まりに映る自分の顔にハッとして、思わずしゃがみこむ

腐肉の塊…

最近夢でよく見る、女の化け物に似ていた

"人を殺め生きるは飽いた、そなたの躯、貰い受けよう"

化け物の言葉

思い出し目眩がする

ふと石塔に寄りかかり、それに目がいった

黄泉…比良坂

石塔にはそう彫られていた https://twitter.com/magma_maniac/status/865957774387159040 

#呟怖
巨大な入道雲に、日没の散光が射し込んだ時だった

雲に蠢く人影が…

それは余りに巨影で、山の様な人

雲間から覗く目玉がギョロりと僕を睨んだ瞬間、隣で手を繋いでくれていた祖父が、震える手に力を込めて言った

「入道坊主だ…気をしっかり持たんともってかれるぞ」

幼き頃に体験した話だ https://twitter.com/suika_sheep/status/1156502259066232832 

#呟怖
夜の気配が漂い、空は血の様な残照に染まっていた

十年前ここで起こった事件の時も、こんな夕暮れだったと記憶している

遠方から聴こえる祭囃子に、近所の子供達がつられて駆けて行った

町内祭りかと思ったが、そんな予定は無い

結局深夜になっても子供達は戻らず、未だ行方不明のままだ… https://twitter.com/okabanamitsuoni/status/1156505666808188929 

#呟怖
#かえるのうた
学校の帰り道、転校生の子が何か囁くように唄っていた

"かえるのこはどこか

かえるのこはいけのそと

かえるのこはだれか…

「それ、何の唄?」

「えっ?あぁ…実家の…お祭りの唄…」

「ふうん、そういえば何でいつも日傘差してるの?」

「雨に…濡れちゃダメだから…」https://twitter.com/magma_maniac/status/865973291197976576 

#呟怖
祭囃子が夜空に響く

いつもは夜に飲み込まれるこの村が、この日だけは闇に逆らい、眩い明かりに包まれる

面を被った名も知らぬ子供達が夜道を駆けて行く

目で追った瞬間、子供達の姿は忽然と掻き消えてしまった

祭囃子が遠のいてゆく

ふと、時計に目をやる

そうか、祭りが終わったのか… https://twitter.com/roku_souko/status/1155353336113061889 

#呟怖
#意味怖
彼女の言葉に、僕の視界は揺らいだ

誰も僕を見ようとはしない…

なのにこの子だけは僕の目をじっと見つめて、しかも話しかけてくれた

恐る恐るその瞳に向き合うと、彼女はクスリと、妖艶な笑みを返す

「またね…」

そう言って、彼女は僕の足元にある献花に、そっと手を合わせたhttps://twitter.com/tokucha_ladio/status/1155874168916721664 

#呟怖
鳥居を潜った先で、私は自分の目を疑った

若かりし頃の、亡き妻の姿が目の前にあったのだ

思わず会釈して、その場を後にする

他人の空似、そう思った時だった

「狐に摘まれでもしましたか?」

忘れもしない、君の声

振り向くと、遥か段上の石畳に此方をじっと見下ろす、白狐の姿があった https://twitter.com/magma_maniac/status/1155824235077459968 

#呟怖
我が躯や何処…いま再び繋がりて、怨敵らと一軍せん…!

彼の平将門が、首だけになって吐いた言葉だとされています

将門と言えば、京都にて晒された首が、東京まで飛んだという話は有名ですが、実は刻同じく将門の胴体も首を求めて茨城から東京へ

寸前の所で、互いに念霊切れで堕ちたとか… http://pic.twitter.com/yZNqvkhuO0

#スイカの日
#呟怖
#意味怖
浜辺で事故があった。
若い学生達数十人が、スイカ割り最中に誤って知人の頭をバットで強打し死亡させた。

しかし不可解な事がある。

去年も同じ事故があり、その加害者が、若者のメンバーの中にいたのだ。

確か過失致死で書類送検され、今は執行猶予中のはずだが……。http://pic.twitter.com/8Elw12xSEw

#幽霊の日
#呟怖
彼氏と別れたく、藁にもすがる思いでお岩稲荷へ

縁切りのお守りを握りしめ家路に着くと、玄関の前には件の彼氏が…

が、彼氏は私を見るなり何故か走り去ってしまった

縁切りの効果?と、喜んだのも束の間、後に鏡で自分の顔を見て恐怖した

顔半分が焼け爛れ腫れ上がっていたのだ… http://pic.twitter.com/YdRacS3zWz

#呟怖
心霊番組がよく特集されていた時代

生放送でカメラが廃病院を撮っていた際

破れた天井の隙間から一瞬、子供がカメラを覗いていた

「今天井に居た!」

「うん俺も観た、居たな」

「凄い、本当に幽霊っているんだね」

すると司会者は

「結局何も映りませんでしたね」

番組はそこで終わった http://pic.twitter.com/6EuRfUQVXa

#呟怖
友人のAが、先月お祓いに行ったらしい

祈祷師の話では、何十人という霊が、Aに取り憑いているとの事

実際、Aの周りでは不可解な事件が多発している

かといってAは心霊凸する様な人間でもない

暫くしてAから配達業の仕事をやめたと聞かされた

最近、遺骨郵送なるものが流行っているらしく…

#呟怖
八王子スーパー未解決強盗殺人事件

八王子市でスーパーの女性スタッフ3人が殺害された

この事件の恐ろしい所は、3人とも至近距離で頭部に発砲されている事だ

日本人は銃を撃つ事に慣れていない

狙い撃つ場所は大抵胴体など

なのにこの犯人は、何の躊躇いもなく、頭部を狙ったのである…

#呟怖
彼女に会ったのはこれで三度目だ。
濡れ羽色の髪は艶やかで、オニキスを思わせる瞳は、妖しい輝きを秘めている。

何度見ても美しい。

一度目は、彼女の父親の葬式で。
二度目は母親の葬式。
三度目は妹の葬式だ。

しかし困った事が一つある。

あとは誰を殺せば、また彼女に会えるだろうか… https://twitter.com/magma_maniac/status/1153676341960556547 

#呟怖
千葉県鴨川市にある断崖絶壁。

昔、ここで父親の悪事を咎めるために、自らの命を絶った娘がいた。

以来、娘の名前を由来とし、ここを、おせん転がし、と呼ぶようになった。

ふと、気配を感じ、断崖絶壁に目をやる。

目が合った。

崖にしがみつき、此方を睨む、血だらけの母子達と…。 http://pic.twitter.com/7Ss7AAX5n7

#呟怖
大村御殿の角に、耳切坊主が立っている。
何人立っているのかな?
3人、4人と立っている。
鎌も小刀も持っている。
泣く子の耳は グズグズと切り落とされるぞ。

子守唄だと知人に聞かされ、冗談半分で我が子に聞かせてみた。

以来、夜泣きをしない代わりに、何かに怯えるようになった…。 http://pic.twitter.com/JK0F5FGxbG

#呟怖
しゅわしゅわと音を立て、光の線を飛ばす、線香花火…

ぷくぷくと先端が膨らみ、やがて大きな火の玉となった

が、その時…膨らんだ玉に人の顔が浮かんだ

苦しそうに顔を歪め、絶叫するかのように大きく口を開けた瞬間、火の玉が落ちた

電話が鳴る…出ると

父が事故で焼死したと、聞かされた http://pic.twitter.com/Vy6jLpninG

#呟怖
明治から平成までに起きた、とある場所のみで流行った、地方病の事を知っているだろうか?

日本住血吸虫…

人間に寄生すると、腹水に水が溜まり、おぞましい姿へと変貌させた後、死に至らしめる

115年の歳月を得て終息したが、今現在も、この寄生虫がどこから来たのかは、分かっていない…

#呟怖
人類最古の呪いは、イザナミの言葉だと言われています。

"貴方がそのような仕打ちをするのなら、私は一日に千人殺めましょう…"

最近の事件をテレビで観ていると、ふと、考えてしまいます。

イザナミの呪詛は思っていたよりも根が深く、この大八島国の地を、蝕んでいるのでは…と…。 http://pic.twitter.com/3fPUJC6T0y

#呟怖
井戸桶の冷えた西瓜。

縁側の蚊取り線香。

夏風に靡く、金魚模様の風鈴。

降り注ぐ蝉時雨に、麦わら帽子と虫取り網。

夏がきた夏がきた夏がきた……

「って言う声がさ、爺ちゃん家にある蔵から聴こえたんだよ…」

「まじ?なあ、今日の夜、皆でその蔵で肝試ししようぜ!」

夏が…来る…。

#呟怖
「な、何するんですか?」

「うるせぇ!さっきからジロジロ見やがって、てめえ舐めてんのか!」

グチャッ、ゴキッ

「えっ?う…嘘だ…うわぁぁぁっ!?」

バキッ、グシャ…

(なるほど、最近やたらと人が消えると思ったら、ああやって餌を釣ってるんだ。それにしても、よく食うなあいつ…) https://twitter.com/roku_souko/status/1150416499535781888 

月に叢雲

あの叢雲に隠れる月は、やはり君なのだろう

すると耳元で

"そんな事ありませんよ"

と、聞こえた

忘れもしない、今は亡き愛しい人の声

ふと、月明かりがさした

見上げると雲一つない

思わず

「月が綺麗ですね」

と、呟いた…

#呟怖
#月が綺麗ですねを1番ホラーに書いた人が優勝

#呟怖
朝から道に迷い、大事な取引先に遅刻だ。

車内で項垂れていると、ふと見上げた先に虹が出ていた

こうなりゃやけだと、虹を眺め運転を再開する

すると山間の先にも新たな虹が、追いかけるとその先にも…やがて虹を追い越した先で、目的の場所に偶然にも辿り着いた

今日は何か特別な日なのか? https://twitter.com/suika_sheep/status/1151077500023214080 

#呟怖
夜、亡くなった祖父の部屋から声がした

「喉が渇く」と

部屋の中を覗くが誰もいない

すると、部屋の隅に置いてある刀が、一人でにカタカタと揺れた

手に取り鞘を抜くと、突然刃先が勝手に動き僕の腕を切った

悲鳴を上げ血濡れた刀を見ると、またあの声が

「ありがとう」刀から聞こえた…

#呟怖
とある樹海で、爺さんは守人をしていた。

一度だけ着いて行った時の事。

夜、樹海から中年の男がのらりと現れた。
爺さんはその男に何か耳打ちすると、男は何故か樹海へと戻って行った。

今の何?と聞くと

樹海で死んだ奴さ。
たまに街へ行こうとするから、墓に還れって教えてやってんだ。

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。