呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

#呟怖
「はいメロンソーダ」
「あの店員さん?」
「何?」
「窓の側に女性が」
「はあ?」
女の子の客に言われ、思わず窓を見るが何もない。
「変な事言わない、」
言い掛けた瞬間、上から女が落ちてきた、しかも笑顔で……
「飛び降りだ!」
「女が落ちたぞ!!」
外から騒然とした声が響いてきた。 https://t.co/BDhO8dFpsL

#呟怖
春眠生死を問えず。中国の孟梱鮴という詩人が旅先で読んだ詩である。春の陽気は心地好く眠れるが、朝方は冷え込むため、いつの間にか生死の境を彷徨いかねない。夜が明け道で寝ていても「気持ち良さそうだ」と思い込まれ、何人にも問われず、そのまま永眠している恐れもあるという意味。

#呟怖
昔からよく同じ夢を見る。自害し果てた女性、その骸を抱き抱え、俺は幾晩も泣き続ける。この八重桜の袂で…。ふと人の気配を感じ振り向く、そこには夢で見たあの女性と瓜二つの姿があった、しかも泣いている様子。どうしたのかと尋ねると「よく夢を見るんです…ここで哭き続ける自分の夢を…」 https://t.co/7q5momZESA

#呟怖
目を覚ますと、俺は無人の電車内にいた。事故で死んだはず…なるほど、これが死後か…。すると電車が駅で止まり、人がワラワラと乗り込んできた。どれも見覚えのある顔、その一人が「待ってたよ…」こいつ、いやこいつらは俺が今まで殺してきた……絶望する俺を他所に、自動ドアが虚しく閉じた https://t.co/Kpjo1UonB0

#呟怖
誰もいない車内に乗り込むと、突然車掌に呼び止められた「お客様、乗り間違えていますよ」どうやら回送に乗ってしまったらしい。急いで降りて振り返ると、通り過ぎる車内に、なぜか彼女の姿があった。なぜ?そう思った時だ。着信がきた、彼女の母親からだ「たった今あの子が事故にあって……」 https://t.co/Kpjo1UonB0

#呟怖
横になり隣を眺める。僕を置いて先立った君を何度思っても、伸ばした手は虚しく宙をさ迷う。ふと何かが頬に触れた。花弁?桜の花だ。ハッとして空を見上げると、在りし日の君と見た、あの満開の桜が目に飛び込んだ。頬を伝う滴を拭い再び見上げると、初々しい若葉がサラサラと風に揺られていた https://t.co/y8jVy4u5Cf

#呟怖
盃に酒を注ぎ空を見た。今宵の月は良く映える。また俺だけが生き残った。桜を愛で酒を呑み干す。心地好い夜風に花弁がふわりと舞ったその時『死に損ないめ主には行かねばならぬ所があるだろう』風に乗って聞こえた声に俺は立ち上がる。槍を携え「前田慶次、これより死地に参る!」夜空に哭いた https://t.co/3nk7FP72iL

#呟怖
「他殺の可能性があるな……」警部は私に言った。「確実に死にたい人間が、紐を一回りしか巻かないのは不自然だ。詳しく調べる必要がある」そう言って警部はスマホを取り出し本部へと連絡を取る。だがその時死体から「頼むから静かに死なせてくれ……」震える警部の手からスマホが滑り落ちた。 https://t.co/DqBlA3PXA0

#呟怖
「なあこの写真の女…」

「あ…さ、佐々木だよ佐々木」

「あ、ああ、あの佐々木か、そっか…」

話はそこで途絶え、友人はさっさと写真をしまった。佐々木?そんな名前の奴知らない。適当に言っただけだ。だってこの写真の女、友人と二人で殺した女だ…もちろん写真なんか撮った覚えはない。 https://t.co/bpn1JyDsLd

#呟怖
#返怖
そのレインコートの人は一人寂しそうに見えた。周りには沢山の人達が飲んで歌って、美味しい物を沢山食べて……あっ……もしかしてお腹空いてるとか?

「ねえ……良かったらこれ食べない?」

持っていたお弁当を見せると彼は、

「大丈夫……もっと美味しそうなの、見つけたから……」 https://t.co/HbZ3raPEiZ

#呟怖
何度目の光景だろう。満開の桜、散りゆく花弁。見る度に思い知る、終わりが近いのだと。突如鳴り響く悲鳴、アスファルトを削る轟音。──ほらね?飛び散る血飛沫が、桜をより一層濃ゆく染め上げる。忙しない蝉の泣き声に目を覚ます。八月最終日。またここから始まる、あの散りゆく桜の日まで。 https://t.co/AAvqiuLOed

#呟怖
明日は運動会。てるてる坊主を作っていると、
「ぐぇ」
突然手元から聞こえた呻き声。私が首に紐を巻き付けた瞬間だった。気のせい?気持ち悪い…
翌日、外は大雨、記録的な豪雨となった。部屋の隅に目をやり私はハッと息を飲む。てるてる坊主の顔が、怒りに満ちた顔で私を睨んでいる様に見えた

#呟怖
桜の樹の下には死体か埋まっている。
だから桜は綺麗に咲くのだ。先生が冗談交じりに教えてくれた言葉。──数年後、この学校周辺の桜は、特に美しいと有名になった。先生が言った事は本当だったのだ。この数年間、苦労して埋めてきた甲斐があったよ、先生……先生も桜の下で見てるかな? https://t.co/TiNKsirq31

#呟怖
昔から我が家の庭にある開かずの庭。気になって祖父に尋ねると

「あの扉の先はな、別の世界に繋がってるんだ。絶対に開けちゃダメだぞ」

「うん…」

その祖父も、今はもういない。

私は庭の扉に手を掛けた。

ドキドキする。

思わず尻尾が跳ねる。
緊張すると出る癖だ。
早く治さないと… https://t.co/noXCsyQOMf

#呟怖
このお題を見て思い出し貼っちゃいました。
思いれある呟怖です。

https://t.co/tLMPsjToxB https://t.co/sv9nreefNY

#呟怖
登校中、地元で有名な自殺の名所と知られる歩道橋を通った。今年だけでも二人が飛び降りている。最近では幽霊が出るとまで噂される始末だ。

「ここ気味悪いよね、幽霊出るんだって」

友人にそう言うと、彼女は足を止め、鴉の群れを見て言った。

「もう大丈夫、皆美味しそうに食べてる……」 https://t.co/AiH47R2bIc

#呟怖
高原の春に雪は降る
しんしんと、粉雪が音も無く振り積もってゆく様は、まるで舞い散る花弁の様だ
掌を拡げ、ふわりと舞う雪を受け止める
視線を掌に移し、私はハッとしながらも微笑んだ
それは雪ではなく、淡く色鮮やかな桜の花弁だった

ありがとう神様

今日も良い一日で、ありますように… https://t.co/jOiYP17qBB

#呟怖
夜空に逆巻く雪。
息が詰まるほどの吹雪に顔を強ばらせ、雪原の中を無心に歩く。
毎夜夢の中で囁きかける彼女の幻影が、もう一度会いたいと懇願するのだ。
ふと足を止める。
漆黒の闇夜に薄白のベールがかかり、空との境界線が分からない。
天を仰ぎふと呟く。

「あいつ、どこに埋めたっけ…」 https://t.co/7Kugu59G1O

#呟怖
「今あの椅子に男が座ってた!」

「もうやめてよそういうの!」

無論作り話だが、調子に乗り友達と電柱横に捨てられた椅子に近づいた瞬間、頭上からか細い男の声が聴こえた。気味が悪くなりその場を後にした翌日、親からこんな話を聞かされた

「近くの電柱で前に首釣り自殺があったらしい」 https://t.co/yzJ7UiLHb2

#呟怖
職場の同僚と駅の改札口に向かう途中、人混みの中、一羽の鳥を見かけた。

「迷い子ならぬ迷い鳥だね」

私がそう呟くと、辺りが一瞬静まり返り、目の前の鳥が不自然に私の方に振り返った。

「オマエガナ……」

「えっ?」

瞬間、人混みも鳥も掻き消え、私だけがその場に取り残されていた。 https://t.co/n1Z0SbeFP1

#呟怖
最近事故が多いせいか、電車注意の看板をよく目にする
不意に軋むレール音が耳元に響いた。
電車だ
目の前で開く自動ドア、中に入り車輌を見渡す
最終というのに誰もいない
座席にゆったりと腰を下ろす
ドアが閉まり、案内板に行き先が表示された
【きさらぎ駅】
聞いた事もない駅名だ… https://t.co/ZCEIwDbI7Q

#呟怖
味方ごっこ。幼き日に友人とやった遊び。どちらかが味方をし、された方は次に相手の味方をする。そんな他愛もない遊び仲間と久々に再会を果たす事になった。
扉を開ける。漂う死臭、視界に映る人であったであろう肉塊、それらを前にして友人は笑みを浮かべ言った
「次はお前が味方…だよな?」 https://t.co/LrxabYQ9gZ

#呟怖
極寒の地に咲く花がある。全てを凍て尽くす中、その花は結晶の花弁を咲かせる。もしこれを見つけても決して触れてはいけない。昔、哀れにも女がこの花に惑い触れてしまった事がある。以来、人の理を捨て冷鬼となって生きる事を余儀なくされた。後に人々は女の事を、雪女と呼ぶ様になったとか… https://t.co/5H29ISHlTI

#呟怖
デスノートというホームページをご存知だろうか?
殺したい相手の名とその理由を書き込み投稿する。
日頃の鬱憤を晴らそうと、他愛もない書き込みが後を絶たないという。
しかし私は気付いてしまった。
最近NEWSで見かける死亡者に、ここに書き込まれた名と同一人物が何人もいることに……。 https://t.co/tm3LsQ7VBe

#呟怖
「指切り丸」
陸奥国の大名、葛西家が刀匠に鍛えせし刀。
凄まじい切れ味が仇をなし、刃に触れた葛西の小指を切り落としてしまったため、刀匠はその場で斬首された。
以来、刀は妖刀となり、使用者に絶大な力を与える代わり、気まぐれに所持者の指を切り落とすという。 https://t.co/qc1I2eaF1X

#呟怖
公園で日記を拾った。
悪いとは思いつつ家に持ち帰り日記を開く。

〇月×日
日記を拾った。
家に持ち帰り日記を開いた瞬間、玄関のチャイムが鳴った。
返事を返し扉を開くと、血濡れの女がナイフを持ち薄ら笑いを浮かべ立っていた。

気持ち悪い日記だ……そう思った時だった

──ピンポーン https://t.co/eQy9ZHogLU

#呟怖
「あ~あ、いっそ生まれて来なければよかった」

そう呟くと、友人の恵子は私を見て小首を傾げ言った。

「あなた……誰?」

「えっ?」

この日を境に、この世界で私の事を覚えている人はいなくなった……。 https://t.co/BcJSTBWTj9

#呟怖
幾千、幾万、もう何人送っただろうか。
その意味も理由も、とうの昔に忘れてしまった。
渡ればそこに死の先が待っている。
そこは永遠の安寧か、それとも輪廻転生いや…はたまた地獄か…
それでもまだ先があるのだ。
私にはない。
未来永劫、渡し続けるのだから。
私はいつ…渡れるのだろうか… https://t.co/ISHS2lLiCE

#呟怖
晩秋の陽射しの中、色鮮やかな紅葉が姿を現した。行方不明の友人が残した言葉、この鳥居はあの世の入り口。試しに鳥居をくぐるが何も起きない。苦笑いしつつ湖面に目をやる。淵に見慣れた友人の靴があった。まさか……湖面に映る鳥居、俺はゴクリと喉を鳴らし、湖の鳥居目掛けて飛び込んだ。 https://t.co/yIBpCzBbsm

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