呟怖.ORG | 呟怖

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呟怖.ORGと参加について

先週末、108本目の注射が終わった。特に異常はない。俺の周囲は20本目辺りで肉体を捨てた。そもそも仮想空間では必要が無い。寧ろ病気で朽ちる体など好き好んで維持する馬鹿は俺達だけだ。生殖活動維持団体"八岐大蛇"女帝様を飽きさせずに、産ませ続ける。それが俺達の生業だ。さあ楽しもうぜ。
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「階段?」
おかしい。外観は確実に平屋だ。住人は高齢の女性と資料にはある。表札も合っている。私は念のため電話をした。
「ジリリリリ」呼び出し音と同時に2階で電話が鳴る。
「もしもし....」老婆の声がする
「早く上がっておいで もう、外には出られないから」振り向くと玄関に扉が無い。
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定刻14時のバスが20時に到着する。
運転手は能面を被っている。
流行り病のせいだろう。
座席には道化の家族と、獣を連れた老人が座っていた。
「貴女、嫌に臭いますね」老人が私の髪の毛をクンクン嗅いでくる。
「嗚呼、殺意は臭いますからね」家族が同時に口を開く。
車内時計は14時10分だ。
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母は言う。いい加減所帯を持てと。私のような甲斐性なしに女房など成り手は居ないのが現実だ。母は幾分、私を買い被る節が有る。「若くて気立てのよい娘が居れば喜んで」適当に答えた。翌朝、私の机に見合い写真が届く。心臓が飛び出た。命に変えても娶りたい。

「.随分と、奇怪な遺書ですね」
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「旦那様、水連童子なる者が面会をと申しておりますが?」
上州呉服屋 森永半兵衛の屋敷に何やら不穏な空気が漂っていた。
「通せ」
半兵衛は、近所でも有名な変人である。
「ご依頼の品、御持ちしましたで」
童子は、釣り針を池に垂らす。
「竿は、旦那様の一本。これで黄泉の女が釣れますぜ」
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客船が沈み、1ヶ月経過した。漂着した島は豊かな地であった。極彩色の動植物も口にしてみれば美味である。日頃の喧騒を思えば、天国とも言えた。ある朝、浜辺で瓶詰めの手紙を拾った。
「天国のお父さんへ、会えなくて寂しいです。」
紛れもなくそれは、息子の文字であった。
潮騒が耳に痛い。
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授業参観に母が来る。
クラスの皆はモデルさんみたいね。と囃し立てる。

運動会に父が来る。
お母様達が、子種が欲しいと騒ぎ出す。

学芸会に姉が来る。
マスコミ達が、てんやわんやの大騒ぎ。

誕生会に誰も来ない。
シャーデンフロイデ。
グラシアス。

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夜道は怖い。町から一歩出れば、灯りもない。墨汁を溶かしたような闇が、ぽかりと口を開けている。
「お嬢さん、家まで送りましょう」街道の外れの駐在所。老いた警官が声を掛ける。幼い頃からの顔見知りだ。「ありがとう」安堵した時

「食べ頃だな」と背後から声。
聞こえない
聞こえない。
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1年生の時、折り紙を送った。

2年生の時、初めて手紙を書いた。

3年生の時、カセットテープを送った。

4年生の時、ビデオテープを送った。

5年生の時、初めて電話で話した。

卒業式。壁の向こうにトンネルが掘れた。
「よくやったな」
見知らぬ僕と憧れの135号さんは、走って逃げた。

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桃太郎は、日本一の旗を掲げ意気揚々と凱旋した。
地位、名声、富。全てを得た。
「奴は、日本という国に居るのだな..我が種族の怨み..」鬼子は見ていたのだ。母に投げられた井戸の底から。あれから千年。日本国は周囲を壁で囲い閉鎖都市を形成する。残るは国王のみ。
日本一の旗が揺れる虚空。
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#呟怖
「自分が自分だと自分で分かりますか?」

鏡の自分は、鏡が見せています。

水面の自分も。

彼女にキスしようとしてる貴方も、彼女の瞳に写る自分です。

貴方は、貴方を自覚が出来ないのです。

「だから、私が貴方を認識します」

僕は、嬉しい。

爆弾を巻き付けて。

おお神よ。



闇。

「さあ、こちら"座敷わらし"が出没する事で有名な旅館です」
リポーターが笑っている。
「うわっ、駄目じゃん」
A先輩が悪態をつく。
「いいなぁ座敷わらし」
「お前さ、生きていけんぞ」
「え?」
「座敷わらしってさ、偽善事業じゃないってこと」
「良くない部屋だよ」
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英国被れとでも言うのかしらね。私の旅路に、偶然隣に座った彼女が呟いた。
齢三十路を過ぎた頃か。春風に香る華。私は植物に疎い自分を呪った。
千載一遇の機会を繋ぐ華の名よ。
対岸が近づく。
黄泉の国。
「貴女は、薔薇がお似合いだ」
「そうね」
目を細める

「めおと、12文」
船頭の声。
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「ねえ、姉様」 
むにゅり。
「なにかしら?」
むにゅり。むにゅり。
「近頃わたし、気になる殿方が居ますの」
むにゅり。むにゅり。むにゅり。
「あら、それは善き」
むにゅり。むにゅり。むにゅり。むにゅり「でもね、恋敵が居ますのよ」「それは口惜しい」「何本必要?」「全部」
ぐちゅり。
#呟怖 https://t.co/kgtvJYaIgJ

私は仕事人間で、娘の幼稚園の行事には全く参加しなかった。煩わしいとも思っていたのかもしれない。先日、妻が家を飛び出した。父娘2人生きていこう。約束したんだ発表会に絶対行く。有給申請して午後は退勤する。街は騒然としていた上空に隕石が見える。私は人波に逆行する。スキップして。
#呟怖 https://t.co/0y0rFZSJhr

@AtsushiOgita 「百聞は一見になんちゃらですよ」
御老公は、案内人に手を引かれ歩みを進める。川面に映る茜色は、老体には刺激が強い。何年、否。何十年ぶりに心身共に滾る物を感じていた。案内人は、若く艶やかで甘い香り。賽の河原で愛に溺れる。彼岸で待つ人よ、私は戻れない。
#呟怖

祭り囃子が壊れたスピーカーから聞こえる。

俺は夢中で逃げた。

もう何日目だ?

これは俺の夢だ。だが俺の意思ではない

見せられている。

魅せられている。

このトンネルさえ抜ければ....

"振り向くな"

壁の落書きは、昨日の俺が書いた。

「お兄ちゃん」

振り向いた俺の首が飛ぶ。

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創造主は気まぐれな女神様です。
可愛らしいお城に住むこともあれば、炎燃え盛る南海の孤島なども。主は容姿こそ幼い子供ですが、その小さい手を器用に扱い、我らの世界を創るのです。我は忠誠を誓います。しかし、唯一嘆願を。
犬様を室内で飼わぬ事。
奴の破壊により我々絶滅危惧な日々です。
#呟怖 https://t.co/Yz2RBO3gvr

「ごめんなさい、おじいさん」
僕は、おまわりさん。困った人を助ける仕事です。泣いてる子供がいたんです。地面を指差し泣くのです。何を聞いても駄目です。僕も困って泣いてたら、
「ここを掘るのかい?」って、おじいさん。そしたら死体がいたんです。僕は困ってしまって
「わんわんわわん」
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あの日、確かに月へ帰ったはず。
「木花咲耶姫?」
「そう。まぁ、かぐや姫の名前の方が馴染みがあるかな」
教授と僕は今、トイレの花子さんと睨み合っている。
「どうして、獣みたいな顔なんですか?」
「愛に飢えて、狗神に手を出しちまったんだな」
「君、彼女欲しいだろ?」
「え?」
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葬儀も終わり、放心状態の母を後目に私の心は弾んでいた。我が家の禁忌。そう父の書斎に入ってみたい。幼い頃、悪戯で入室した私を、執拗に殴った父。
南京錠を破壊した。書斎に光がさす。

一枚の絵。たったそれだけ。
しかし、私は絶句した。

キャンバスには父の最期の姿があった。
#呟怖 https://t.co/zAGnpSpVgF

「ドサッ」
アニキ、アニキ!!
1時間前、俺達は銀行強盗に成功した。
マジソンスクエアガーデンのバッグか。
あの頃と変わってねぇな。
金額が問題じゃねえ。成功したって事が俺は嬉しいんだ。ちっちゃい鞄には札束が1つ。こんなにも重たいのは砂袋。泣くな弟。三途の川の船賃にはなるさ。
#呟怖 https://t.co/mxxIa8AFCc

彼氏と別れてやる気のでない私に、親友のマコがワークショップに行こうと言ってきた。

超能力体験500円。

胡散臭い。会場では先生が時計の針を逆回転させてる真っ最中だ。私も挑戦したが全く楽しくない。
彼の事で頭が一杯だ。今頃、彼何してんのかな?
その日、首のもげた男性が発見された。

#呟怖 https://t.co/iFjDYeOyXB

雨の夜、この街の何処かに電話機が姿を現す。現在過去未来、地獄極楽どこの誰でもお繋ぎします。
「だとさ。」
玄関に放り込まれた、チラシを姉に渡す。食い入るように姉は目を見開いていた。無言で駆け出す姉。傘も指さずに行っちまったよ。
「これでいいのかー?」
死んだ義兄に問いかける。
#呟怖 https://t.co/tT7f4Mobi9

「また、あの人来てるの?」
「そうだよ。今月何本目?」
「強欲だね。」「強欲だね。」
「しかし、姫様もお人が悪いね」
「だめよ。聞こえちゃうよ」
噂の彼は満面の笑みで、斧をどぼどぼ。
「落としたのは金の斧でしょ?ね。いつもの。」
あの人、寿命もう無いよ?でもいいか。幸せそうだね

#呟怖 https://t.co/2BDa78LqcS

腹に一発もらっちまった。
ドン・カステッロの女に手を出すなんて馬鹿げた男だ。
「神父さんよぉ、俺の懺悔を主は聞いてくれるのか?」信心の欠片も無いくせに。
「さあな。自分の心臓に聞いてみやがれ」
「主は、善人に愛を契るわけじゃないぜ」
リボルバーに讃美歌を歌ってもらえ。
悪魔め。
#呟怖 https://t.co/px50wcTcdi

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