呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

#呟怖
「あの、フェンスの向こう側に行きたいんですけど。」
僕が尋ねると、男は黙ってお面をくれた。
フェンスを潜ると、そこには提灯の光に、照らされた彼女が立っていた。
「浴衣、可愛いでしょ?」
彼女が笑った。

あの夜以来、止まっていた時間が動き出した。
僕は溢れる涙を、お面で隠した。 https://t.co/lpM9MD0RE7

真紅に染まる室内。
佐々木教授は苦悩した。
先程まで、じゃれあっていた二人。
何がいけないのか。
優越も無い。憎悪も無い。
与えたのは、愛。富。快楽。
舌触りのよい完熟の桃。
教授は創りたかったのだ。
彼の理想の楽園。
#呟怖 https://t.co/22ygzOozIM

#呟怖
私は、未来を観ることができる。
脳を媒体として、夢で未来を観るのだ。

最近では、日時を紙に書いて枕に忍ばせれば、自由自在に観れる。

何事にも、代償は有る。
未来を観ると、過去の記憶が食われる。

悪戯に、未来を観すぎた。

お家を聞いてもわからない。
名前を聞いてもわからない。 https://t.co/6MeBm4Gvzj

#呟怖
ポセイドンは、確かにいい男よ。
でもね、私は人間が好き。
あの子達、酸素になんか依存して、地上にいるわ。
アポロンの光なんて浴びちゃってさ。
会いに行くなんて私は嫌よ。お肌が乾燥しちゃうわ。
酸素ボンベを満タンにして、あなたがいらっしゃい。
「深海ベッドルームで待ってるわ。」 https://t.co/6QYdHza6gG

「はい、宇宙旅行サービスセンターです。」
「あのね、主人が久々に旅行に誘ってくれたの。私、嬉しくって。それでね、折角行くなら、いい格好したいじゃない。だから、地球で一番豪華なスタイルにしたいの。お願いできるかしら。」
「お任せください。」
地上に降りてすぐに彼女は誘拐された。
#呟怖 https://t.co/8xtCiWwlLZ

「お父さんのせいだからね」
行きの道を間違えた。
父親失格である。
キャンプ場に着いたのは、薄暗くなった頃だった。
回りのコテージがやたらと静かなのは気になるが、とにかく楽しもう。

「ほら、いい臭いがしてきたぞ。」
闇の中から親子を見つめるモノが、
よだれを、垂らしてる。
#呟怖 https://t.co/dxq9PNZcLv

#呟怖
すべて焼き払われ何も無かった。
戦後、港町にバラックを建て米兵相手に水商売。
女は、父の知れぬ青い瞳の娘を産んだ。
商売上手な母娘は、野球選手、政治家、
マフィア等々。
蝶の如く夜を渡り歩いた。
最期は遊びが過ぎて、湾に沈んだ。
閻魔様に、願い事。
お嫁さんにして下さい。
儚い蝶。 https://t.co/2H2GQlcdzS

「誰ですか?」

そこのあなたですよ。

「何故ですか?」

僕の事を見てますね。

「それが、望みですか?」

引き受けましょう。

「何を恐れているのですか?」

今さら遅いですよ。

「やっと、気が付きましたか?」

闇を覗けば、あなたも丸見えですよ。

#呟怖 https://t.co/UapBcnwd6S

俺の寺は、いわゆる人形供養を生業としている。
じいちゃんの代から"いわくつき人形"が、持ち込まれるようになった。
じいちゃんは優しい人でよく
「髪が伸びたら切ってやりゃいい。歯が生えたら磨けばいい。」
と言っていた。
人形たちは、そんなじいちゃんを
「先生」と呼んで離さなかった。
#呟怖 https://t.co/voBo4kgqog

星が綺麗だ。
海風が心地いい。

あれ、どうして昼間に流れ星が。
「少佐、大丈夫か?動けるか?引っ張るぞ。」
仰向けの頭上を、銃弾が飛び交う。
全く、この世界は馬鹿だ。
俺は無力だ。涙が溢れる。
友は戦火に消えた。
「泣くな、俺。」
ふと、友が笑いかける。
「男ほど、たまには泣けよ」
#呟怖 https://t.co/N7TPtMhKfs

私の父は心配性だ。
上京したての田舎娘に悪い蟲がつかぬかと、オロオロするばかりである。
一方、母は能天気だ。
「あの娘は、大丈夫。蛇神様がついていらっしゃるから。私から移ったのよ。」
「酒に酔わせて、なんて通用しません。なんせ頭が八つですもの。」
ほろ酔いの妻が言う。

#呟怖 https://t.co/e63O3DEUTj

「おまえは、誰だ?」
鏡に写った自分に問いかけると気が狂うらしい。
しかしながら、私はこの行為を止められない。
子供部屋に籠城して何年だろう。
飯を運ぶ女にも、見切られた。
「なあ、教えてくれよ。俺は誰だ?」
#呟怖 https://t.co/o5GzJqE75L

#呟怖
「流石に、これはやり過ぎでしょ。」
「いいんだよ、視聴者は刺激を求めてるんだ。これくらいやらないと。」

この社長、いつも無茶苦茶な演出をする。

「墓石を、庭に置くなんてだめですよ。」
「大丈夫だ。家主の許可は取ったから。」

「えっ、ここの家族、一家心中してますよ..」 https://t.co/qzkEoIMDKW

#呟怖
大好きな彼に触れたくて、指でツンツンしてみたの。
だけど、彼は気が付かない。

「そうか、シーツを被ればきっと触れるわ。私は天才ね。」

シーツを被って、隠れるダサ子さん。人の気配を感じ、ガバッと立ち上がる。

目の前には、腰を抜かした掃除のおばちゃんがいた。 https://t.co/F2njvVh3wt

母は、お揃いにしたがる。

服も、靴も、髪型も。

みんな、かわいいね。と言ってくれた。

思春期には、同じ人を好きになった。

一緒に失恋した。

初めて、違う事があったね。

貴女は、身籠った。

僕は、手を真っ赤に染めて言ったんだ。

「ちゃんと大嫌いだよ」

#呟怖 https://t.co/SzqrIKYvuD

クラスメイト達の談笑は、私には喧騒でしか無かった。修学旅行のバスに揺られ私はイヤホンを挿した。ノイズキャンセリング。別に音楽が好きではない。突如、窓が割れる。皆、耳を塞ぎ、のたうちまわる。楽しそうだった奴らが次々に絶命する。外にでると、ヘッドフォンをした女生徒が笑っていた。#呟怖 https://t.co/nRORb0wdLQ

「有名な心霊スポットだよね。」
「そうそう、私の地元なんだよね。でもねカップルで行くと、ずっと一緒にいられるようになるんだって。」

彼氏と来てるよ~。なんてLINEがきた。添付画像を見て
私は、笑った。
赤い橋が写っているんだもの。
あの娘は、帰ってこれない。
もう彼は私のもの。
#呟怖 https://t.co/X0CMgRvhEV

彼のことが大好き。何があってもずっと一緒に居たい。お金が無くてもいい。あなたが居ればそれだけでいいの。彼のご両親も喜んでくれた。
でも無理。
私、無理。何この祭壇、
「俺達の、一部になれるんだ。嬉しいだろ?」
#呟怖 https://t.co/aq9fxZXEbX

我々火星調査隊は、人工建造物を発見し潜入調査を試みた。先頭の隊員が見つけた缶ビール。それだけでも奇妙だった。
制止を聞かず、それを掴んだ彼が言った
「キンキンに冷えている・・・」
一同唖然としている。
後方の扉が、ガチャリと閉まる。
#呟怖 https://t.co/FX1lBs54Cg

「ナタ男って知ってる?」
夏休みの午後、学校のプールの帰り道、三郎君が聞いてきた。
僕も、やすお君もハルちゃんも知らないって言った。
「行き止まりの先にいるんだ。」
「見に行こうぜ。」
翌日、行き止まりの看板は、行方不明児童目撃情報の看板に変わっていた。
#呟怖 https://t.co/cqwUncFCSk

[鬼火]

雨雲一つ無い、穏やかな海だった。
「今日はやめておけ。」
じい様の言うことを聞いておけばよかった。漆黒の中荒れ狂う海。絶望。そこへ光が浮かぶ。「漁火。じい様だ。」じい様の船に導かれ帰港した。
じい様の姿は無い。船頭の居ない船は、鬼火を灯し皆を救った。#呟怖 https://t.co/yZw9UcJ4Jk

「うさぎさん、こっちおいでよ。」

かわいいクマさんが呼んでいる。

お花を摘んで冠を作ろう。雨が降って、お池ができたら釣りをしよう。

ぼく達ずっと友達だよね。

だから、帰るなんて言わないで。

ママが呼んでも行かないで。

楽しい夢でしょ。いいでしょ。いいでしょ。

#呟怖 https://t.co/hSoiL2yYX0

自分で言うのもなんだが、私は恋多き女である。容姿も気立ても良いと成れば、殿方が放っておくわけが無い。時に複数人から、夜の誘いを受ける。苦悩の末、私は私の分身を産み出した。髪の色は違えど、なあに其処は暗がり。気付きはせぬだろう。#呟怖 https://t.co/Y86PkPHGG9

サドルから尻を浮かせ、全身全霊猛スピードでペダルを漕ぐ。

急な坂道もものともせず、ブレーキなど初めから無い。

蝉の声も置き去りに、少年は音速を超える。

両手を広げた姿は大鷲の如く、大空を舞う。

姉上様が死んだ日。

天まで届けと

涙声。

#呟怖

神は苦悩していた。
「嗚呼、我が子達よ。なぜ争うのかい。なに不自由の無い楽園ではないか。」
神は自身の不甲斐なさを嘆きまさに今、この子達共々、心中をはかる。
そこへ、勢いよく飛び込む一番弟子。
「間に合わなかった。解決できたのに。」
嘆く彼の手には、一本の棒と一つの穴があった。 #呟怖 https://t.co/5Lm2SQJLEF

目は物を見るんだよ。
じゃあ、瞳って何だか分かるか?
「一緒じゃ無いんですか?」僕は答えた。
彼は呆れたように首を降る。
「いいかい?瞳はな、記録するんだよ。そいつが見た最後の風景をな。」
彼が手渡してきた、くり貫かれた瞳には
包丁を振りかぶる僕が写っていた。
#呟怖 https://t.co/nKuN5rfyRG

「かわいい水着もかったんだよ。」
こう言われたら、行かない理由がない。
去年のクリスマス僕の元にやって来た初めての彼女。
寒気すら感じる真っ白な肌の娘だ。
暑い砂浜。
彼女は溶けてしまった。
「そう言われてもねぇ、ちゃんと説明書入ってたでしょ。」
サンタは、肩をすくめた。
#呟怖 https://t.co/c9RgtSlZ8u

『吸血鬼』
先生は、山高帽子にロイドメガネ、セーラーパンツを履いてらしてね。それと細身のステッキなんて御持ちでね。
 そう、話してくれた女学生は心なしか頬を薄紅色に染めていた。首筋には2つ小さな穴。
大正2年 浅草。若い娘が消える街。

#呟怖 https://t.co/fl51BLwpp8

ー霊柩車を見たら親指を隠す。
ー夜中に口笛を吹かない。
祖母は幼い僕に、いろいろ教えてくれた。
久々に夢枕に立った祖母が、そっと耳打ちをしてきた。
「さあ、おいで。いなくなりごっこをしよう。」

#呟怖 https://t.co/yaDDzBxU3a

僕には、兄など居ませんよ。
母と父と僕その隣に写っている人ですか?知りません。
かくれんぼなんてしてないですよ。

#呟怖 https://t.co/TGOSunNkoB

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