呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

「先生、これおかしいよ」
事務所の机で寝ている僕を揺さぶる
「朝からなんだよ」接着剤のような目脂で開かない瞼を擦る。迷い猫のような顔でタブレットを差し出す
「これ、本物です。私に見えるから
女の人白いワンピースで..」「はぁ..よく見ろよ死神だよ」俺達は依頼人の婚約者を探していた。
#呟怖 https://t.co/52og5JbJAO

頬に冷たい雫。ぽたり。昨夜、電話越しに泣いていた君は、黄昏時に浴槽を赤く染めた。サイレンと警官の声 僕は走って逃げた。
走って。
走って。
走って。
君と歩いていた交差点を...飛んだ。黒い高級車は僕を奈落へ飛ばした。暗闇の中で漂う僕の薄くなっていく膿んだ記憶。
#呟怖 https://t.co/qPSv8YmxAH

#呟怖
息をひそめ見ている蟲 明かりに群がり暗がりへ帰る 行きは宵。酔い
帰りは今宵。暦の読み方も忘却する
クレンザー漂白の類いで真っ白 シンク I think so.. 嗚咽に忽ち 真紅の言葉が 吸い込まれてゆく 全て無かったように 消えてくれよ 嘘は嫌いだ 真紅のシンク 写る顔は モザイク https://t.co/G7A4Pezvtw

井戸端会議を端から見ている。
上京、就職、寿退社。私は恵まれているのだろう。
夫は優しく、子供は優秀だ。
毎日毎日毎日毎日そう、毎日。
朝晩 神様に祈るだけ。
それだけで望みが叶う。
安上がりでしょ
1つだけ禁止事項があります。
ご飯は駄目です
禁止です。
餓餓鬼。
。。

#呟怖 https://t.co/9D02hwUGQJ

#呟怖
おじいさんが山に おばあさんは川に 天狗は赤い顔で世界樹から見ていた 子宝に恵まれない二人に 天狗は南天の実を与えた それぞれ頬張る するとおじいさんは強欲に天女を貪り おばあさんは美貌で国を呑み込んだ 「人間の欲は底知れぬ」
天狗は赤い大きな鼻を揺らし ケラケラ嗤った

#呟怖
普通の団地 友達が住んでいる 普通の団地 僕も住んでいる 普通の団地 猫も犬も可愛い 普通の団地  
顔 普通の団地に顔 普通の団地の
顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔

#呟怖耳袋

手癖の悪さも極めれば芸術である。
満員電車で一駅過ぎれば、改札口には諭吉の逃げた財布が山積み Sは小柄な少女だ。盗みの理由は食うため「だけだったら、可愛げがあるがな」先輩は言う「極刑だなんて..」僕は檻の中を伺う「馬鹿、見るな!魂を盗まれるぞ」 

満員電車は棺になっていたのだ。
#呟怖

#呟怖
「ハネムーンに砂漠なんて」と母は呆れていた。南の島でヴァカンスも嫌いじゃないよ。
ただ、私達は行かなくちゃ駄目なんだ。
小型ロケットに卵を入れて打ち上げた悪友が今のダーリン。小さいあの子があんなに大きく育つだなんてママは嬉しいわ。
待っててね。
可愛いbabyちゃん。 https://t.co/Suss6IV1LJ

#呟怖
雨の多い季節 紫陽花に蝸牛が粘液で筋引き ナメクジと揶揄され親友は校舎を飛び ピロティに大きな染みを残した ザーザーでは無く シトシトと泣く 僕の涙では洗浄不可能 蝸牛の排泄は摂取に依存する ドリルの知識がチラツク 悪魔に委ね 歪んだ僕の夏 染みの色は緑色
蝸牛ゆらゆら歩む https://t.co/8AVvbqjKF6

深雪は足音を消し去る。ズリズリと連なって地蔵は里へ 熊が味を覚えると同様に 傘より着物 着物より貴金属 現代の押し買い業者の先駆けとは笑えぬ話。奴等は情けの欠片も無いのだから。門前で番頭さんがペシャンコだよ..あらまぁ。言わんこっちゃないね。クワバラクワバラ....
#呟怖 https://t.co/22NPn8w6KZ

床に転がるホールトマト缶詰 呆然とへたり込む私 俯瞰で見る私 開店直後のスーパー 店長らしき男が右往左往している 体と記憶がかけ離れていたんだ。私はママとお昼寝してたのに 鏡に写る大人の女 名前も声も 私なんだけど でも ママとお昼寝してたんだよ さっきまで....
#呟怖 https://t.co/FKqwrhDQvI

先週の土曜日だ。主観であるので考察は不問としよう。さて、私は死んだ。"死"の定義が不確実だが、結論を言えば"夢"から戻れない。現実の肉体は火葬されている。知る術は無いが。夢の世界に監禁状態。世界は無限の回廊だ。手摺に"天国"と刻印がある。天国は退屈。

君に助言を1つ地獄にしとけ。
#呟怖 https://t.co/nmUyk5ej4A

桜の頃 不意に思い出す。大戦も終わりに差し掛かった4月。僕達"対魔遊撃隊"は極東戦線にいた。500人部隊も今では2人きりだ。「お前、桜は好きか?」イタチは僕に問う「短命の華か。僕らにお似合いだな」振り返れば異形の群衆。僕は弓に息吹を。イタチは刀に全霊を捧げ突撃した。
昔の話さ。
#呟怖 https://t.co/mAxdMWj5tD

「養分って知ってる?」正くんは言った。裏庭の桜。いつもカラスがたかっていた桜。子供は残酷だ。今も昔も。「お父さんが言ってたんだ。犬も猫もここで眠るんだって」昨日から、誰かが足りない教室。正くんはスコップを自転車に乗せて走ってた。昨日の夕方。僕は見てないよ「嘘つけ」養分になれ
#呟怖 https://t.co/l5ZyxBmIdp

流行り病の渦、都落ちした私は故郷へ帰った。思えば町を離れた月日の方が長くなっていた。剃刀屋も蟲食堂も懐かしい。都会ではあまり見ない。蟲串焼きを頬張る私に男が声を「煙じゃねぇか、久しいのぉ」
エン?私は...記憶が甦る。町を出た理由。男は刀を振り下ろす。遅い。私の触手が首をハねる
#呟怖 https://t.co/q0TggvYBAc

[第二夜]
ピセロの大砲は火を吹いた 
軽く惑星が壊滅する破壊力だった 過去の栄光も繁栄も文明も悪事も貴方の黒歴史も綺麗サッパリ
─無─になった。
はずだった。そう、あの偵察猫は花子を守る為、結界を敷いたのだ 自我が覚醒し、全生命を生け贄にして
浄化した
花子は誓う最恐の世界を
#呟怖 https://t.co/u8dKWmeKOh

[第一夜]
駆逐艦ジョシュアの艦長ピセロは大砲が好きだ 帝都湾に停泊していたピセロは噂話を聞く"Hanako"Ghostが此処には居る 好機到来だ 新兵器花子砲に偵察猫号も興味津々。重点完了ピセロは壊滅のカウントダウン 花子の怨念もMAX 人類の明日は黒い絶望か白い空虚か─後半へ続く
#呟怖 https://t.co/GTpPKuPA01

「長い髪」
足抜けの手筈は完璧だった 
最後の座敷が終演と成れば潮時だ
お雪は番頭と恋仲になっていた
誰が聞いても上手く筈がない恋路
半月の夜 待ち合わせ場所に彼は来なかった 来たのは悪漢 お雪は絶望の奈落に落ちた 番頭は安堵した
怨念の 長い髪に気付かずに 
#呟怖
#ぞわりと囁く閨の君

夢の中にいる彼女は
優しい瞳をしていた
春も夏も秋も冬も
綺麗なワンピースを着てた
ずっと一緒に居るのに一度も居ない
だから僕は飛んだんだ
覚醒の絶望を消し去る為に
目覚めの悪い朝を向かえないように
君の香りを初めて嗅いだよ
アスファルトと鉄
花束と香の匂い
暗闇に綺麗な
ワンピース
#呟怖 https://t.co/lmUcngtulY

シリコンゴムの質感が嫌いで去年は失敗した。
少々コスパが悪いが、豚のマスクを今年は発注したんだ。
後は、板チョコと撹拌機と可愛いラッピング用品で完璧なはずだ。
私の心はビターチョコ。
ピスタチオ&アーモンド。
白と赤のホムンクルス。
バレンタインまでの
合格証握りしめ
いざ行かん
#呟怖 https://t.co/ACk3J1xJ8t

突然の雨に雨宿り。骨董屋の軒先を借りた「あら、寒いでしょうにどうぞ中に」私はお言葉に甘えお邪魔した「珈琲はいかが?」店主が微笑む。「失礼ですが、以前お会いしたことがあったような」頂いたカップを覗く。嗚呼それは過去では無く未来の記憶。私の伴侶の顔。眼前の女性その人であった。
#呟怖 https://t.co/EvEq5uQFx4

「余韻」
貴方の呪縛の鎖にはならない
手紙の結びに 赤い糸
白い雪の少女 純粋無垢な愛
男は苦悩する 赤い鎖の躰
甘い唾液が 脳内を支配する
代償は重く 
食事は無味無臭になった
今更 後悔 

嘲笑

早熟の甘美な桃
赤い呪縛 
蜜の余韻
#呟怖 https://t.co/MjjjCFIQUk

道端に虫籠
少年は、嬉しかった。
夏の日。
クラスメイトがカブトムシの自慢話をしていたから。
中身はちっちゃい婆さんだったけど。
家に持ち帰り、鍵を閉めた。
雨戸も閉めた。
ホルマリンとチザニジン
心臓が高鳴る

ドクンドクン。
ドクンドクン。

「大丈夫。痛くないからね」

#呟怖 https://t.co/yHBAz1X0mt

平穏無事。彼は静かに悪を討つ。
姿が見えたなら残念だが朝日は拝めない。
闇を覗けば、覗かれる。
三蔵は易者に詰め寄る
「手立ては無いものか?」
怒りと恐怖故の混乱か、意味の無い殺生をまた一つ。

「平穏無事」
三蔵の首が静かに離別する

魂の浄化は速く
最後尾を灰色に灯す
遠く昔の話

#呟怖 https://t.co/DrwKQrxkoV

#呟怖
私は電信柱です。前世では小学校の教員でした。前世の記憶がこんなに鮮明にあるなんて正直、困惑していました。移動は出来ないし、言葉も話せません。孤独を感じていましたが、先程この子が来てくれました。もちろん私の可愛い娘にします。絶対に離さないわ。撤去しようもんなら感電させます。 https://t.co/oS7ES2PAry

分福茶釜は人間に化けて楽しく生きていましたとさ。めでたしめでたし。

先生は満足そうだ。しかし、3−2のお友達は納得がいかない。不穏な教室。本来なら今頃楽しい宿泊学習のはずだったのだ無理も無い。
「見て、教頭先生が校庭で大鍋ショーを見せてくださるわ」教室に歓声が上がった。ドボン
#呟怖 https://t.co/lv7o5R8Rtn

学生時代、最寄り駅には怪談があった。
内容は出来合いの金太郎飴で記憶に薄い...不意に思い出したのは暫くぶりの哀愁だろう。

ホームに降りれば記憶が色ずく。
悪友の笑顔に煙草の香り。
掲示板の注意書
背中が泡立つ
「ヨオ..」
電車が発車した線路には
悪友が佇む

「ナゼニゲタ?」

#呟怖 https://t.co/o7FSJHT7hs

私は新聞記者として恥ずべき事をした。只、これを読んだ諸君には悪いが終演まで刮目願いたい。自作自演の殺人劇で編集長を殺めた。それが私だ。一方で、殺人を依頼したのは編集長なのだ。「世間を驚かせてやろう」真面目な私の隣人は「二人の方が騒然だ」と。
私は今
クビククリに首を挿す。
#呟怖 https://t.co/hnv3z4KcnR

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