呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

メタバースの衝撃波に揺れる世界。
激動の電脳化に置いてきぼりの俺は今日もスナックで泥酔していた。
電波の加速は怪異にも影響がある。旧時代の呪詛は筆を使用したが、今ではタイピングで効果を得るのだ。拡散方法は相変わらずラジオ。馴染みの品で嬉しいね。
DJの口上で幕が上がるよ
御愁傷
#呟怖 https://t.co/3QfHJTybji

母は紅を挿し夜に飲まれる。
今思えば、母と娘だけで生きるとは相当な覚悟である。
戦後の焼け野原、美しい母は敵兵に身を委ねたのである。
「前を向きなさい」
気高い母の胸に抱かれ私は眠りにつく。

時は流れ、私は我が国初の女将軍となり目下、敵国へ進軍中である。
全てを奪うために...
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妻の実家は旧家です。庭も屋敷も都では考えられない広さです。帰省中、姻族の私は蚊帳の外で暇でした。庭を散歩中、納屋を見つけました。中から魅惑の音色が聞こえます。好奇心は猫をなんたらですね。大きな振り子を見ていたら"ガチャリ"と錠の音。
男が外から「後は頼んだ」と笑ってました。
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#呟怖

深夜の学校

屋上で煙草をふかす。

「はやく落ちなよ」

「見ないでよ」

「羞恥心があるなら飛び降りは無理」

「どっかいってよ」

ふぅ~と、白煙を吹き付ける

「それは無理」

「何でよ?」

「俺、地縛霊だから」

#呟怖

庭に打ち水

「あら、失礼。そこに立っていらしたの」

白銀の世界。
寝そべり見上げた空は澄んでいた。
私を慕う君は無垢で
白い煙を幾つも残しては消えた。
季節が流れ 思い出に。
ペットロスなんて言葉は軽い。

短い命 時の量は 短編とて
生きた証は 色褪せず

ポケットに収まるほどに小さくなった君。

僕は白い骨をパクリと食べた。

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[クレーム処理]
私の趣味は、無作為に難癖をつけ謝罪を頂戴する事。神様と崇められたお客様の私は、電話越しに罵声を浴びせる。「申し訳ありません」なんて美しい響き。。
恍惚の部屋に来客?
「お詫びの品をお持ちしました」
白髪の紳士が玄関前に。
渡された袋に満足の私。
中身は
大量の指。

#呟怖

顔面も勉学も運動も特技の欠片もない小生でも恋を患う年頃である。クラスの三代ちゃんは庄屋の嬢ちゃんで小綺麗で汚れが無い。きっと家で芋の根っこもイナゴも食わんのだろう。弁天様の森で拾った百足を寝床に這わせた。キャツの毒は淫乱作用。誰が言ったか子宝弁天。田舎の夜のお楽しみ。
#呟怖 https://t.co/xZIlALREHZ

東京は終わる。
最初は只のネタだとか、大規模広告だなんて皆思ってた。S空の交差点に大穴が空いた。200人奈落に落ちた。
群衆を掻き分け外車が走る。
「ハルト様、急いで下さい」
「ああ。ババァと姉貴は?」
爆音とキノコ雲が上がる
「張り切ってんなぁ~」
破壊と創造。
神の復活。
序章。
#呟怖 https://t.co/mrZMcX8Zob

#呟怖
拾った日記を読んだ
その愚行の後悔は速い

指が 目が 滑る
脳が 瞼が 拒絶をする

「あと、一頁だけ....」

公園で変死体が発見される。第一発見者は錯乱状態だ。指を擦る仕草は何かを読んでいるようだった。
鑑識が持ち帰ってきたノート。刑事の勘が開くなと言う。
指が滑る
目が滑る。 https://t.co/BGqtiRe6Io

祖父は露店商だった。正月には達磨を売り、春には桜の下で。夏の夜空に大輪が咲く河川敷。発電機の音と電球の明かりと横顔。
公園の夜道、喧嘩の仲裁に入って刺された爺ちゃん。
「あの世の闇市は楽しいぞ」
夜風に紛れて笑い声が聞こえた。
#呟怖 https://t.co/E2dPP3lufH

近年、この国では人拐い事件が増加している。人身売買、身代り等の安易な事件は解決が速いが、所謂"神隠し"案件はコールドケースが多い。公安0課は、そんなお化け案件を生業としている。あんたも一度書いてみると良い。ほら、そこの壁に依頼を張りな。お代はあんたの寿命だけどな。へい毎度。
#呟怖 https://t.co/p7Fxpv3XDm

微かな振動と、光の点滅に私は瞼を開く。白いワンピースとサンダル。いつ乗車したのだろう古びた客車に座っていた。車窓からカスミソウ畑が見えた。カーブの先は鉄橋だ。運転席から駅員が出てきた。狐面の彼は切符を拝見と言う。「私、切符も財布も無いです」彼は頷いた。川面がキラキラ綺麗だ。
#呟怖 https://t.co/hjsKTb5HDU

「今年も帰れないよ」
「仕方がないわね」

薄情かな。と言えども実家に帰るのは面倒だ。高齢の母には悪いが、父譲りの出不精は、母も承知であろう。子供の居ない我が家だ。妻も口にはしないが安堵している。
「お義母さん、何て?」
不意に味噌汁の臭いがする。
「生霊を飛ばしたわって..」

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#呟怖
いつの世にも、触れては禁忌というものがありまして。伐採を拒む樹なんてのは典型で御座います。時の将軍の命により、呪木を眼前にした男がおります。懐刀に白装束。まるで庭師とは見えぬ風体。「なんのつもりだ?」呪いの主も草葉の陰で首をかしげる。男は呪木に何かを囁く。後は、見ての通り。 https://t.co/QTHlEq7zjM

一緒に入ったお客さんは、ゴールしたのだろうか。話し声が聞こえない。最初の指令は廊下の奥にある黒電話で聞け。そう書かれたメモを握りしめる。そもそも一人で脱出ゲームに参加した理由も思い出せない。時計も携帯も受付に預けてきた。私の感覚がおかしいのか半日ぐらい廊下を歩いている。

#呟怖 https://t.co/Vd7sXyXtem

世界中を見回せば、子供の願いが必ずしも可愛くない事もある。
新人研修で、サンタ先輩は講義を続けた。
「例えばな..南米の男児は銃と葉。中東の女児はパパをやった男の首。極東の幼児は本当のママ」てな案件は、表に出ない。そこで俺達、黒サンタの出番だ。「テメーの命、俺に預けろ」
#呟怖 https://t.co/jZl8Swi8JG

僕はサンタに子犬を頼んだ。
シャンシャンシャン鈴の音が聖夜を駆け巡る。2050年、交通渋滞は緩和した。「タイヤなんてノスタルジーだね」夜の空は大渋滞だ。イラついたサンタは踏み間違えたのさ。僕のお家に激突だ!チョンパのおつむが、ワンちゃんと交換だ!人面犬だ!かわいいな!ワン!!
#呟怖 https://t.co/CYnp9SrsQc

今日も青空だ。ここに来て何年目だ?毎日青空だ。俺の日課は散歩だ。食わずとも楊枝を咥えてほっつき歩くのさ。パープゥーって豆腐小僧がラッパを吹くよ。「餓鬼、上手いもんだね」小遣いやるにも、銭がねぇ。しかしまあ、青空だ。蜘蛛の糸がプランプラン。俺等を釣ろうとしてやがる。
#呟怖 https://t.co/5SUd0jwxRQ

静寂に 煩悩の鐘が鳴る
僕達の 脱け殻は 床に散らばる
薄雪が 夜風に吹かれ 華と散る

「今夜が初夢ね。どんな夢がいい?」
「満開の桜」
「見れるかな」

冷たい純白の体を抱き締める。
彼女は雪女。
溶けてしまうくらいなら
僕をこのまま凍らせて。

#呟怖

"生活習慣の固定は危険です。やめましょう。"
ぼんやり眺めていた。
今日の俺は12位らしい。通勤快速に乗り込む。会社の近くのコンビニで珈琲と煙草を買った。
「禁煙してたのに癖になってんな」  ドンッ
背中に何かぶつかった。振り向くと女がカッターを持っていた。
「いつも、見てるよ」
#呟怖 https://t.co/VB029rilGm

私が現場に到着したときには、野次馬とマスコミでごった返していた。「おい、新人!遅いぞ」
「す、すみません」
黄色いテープをくぐり、部屋に入ると数十体の干からびた遺体。車座の中央に頭の無い蛇口....
「同じ団体でしょうか?」
「だろうな」

全国で同一の事件が続く。聖母のみぞ知るか..
#呟怖 https://t.co/dLWXkgrjVT

川は浅く、流れも緩やかだ。
ナイルみたいに広くもないし、ましてや川下が滝などではない。では何故、渡し守が必要なのか。
「理由はね...」幼い僕は、母の話の途中でいつも眠りについた。あれは、創作ではなかったのだ。
「真っ暗闇を照すためよ」母の声に僕は正気になり、ブレーキを踏んだ。
#呟怖 https://t.co/m7b4jiH9G5

「渇くねぇ。

どうだい、一つ風呂でも」

ブルータスは、俺の部屋に住み着く悪霊だ。歴代の住人を12人喰ったらしい。

「お前、なかなか隙がないなぁ。

華も薬も肉もやらないなんて。

何が楽しくて生きてんだ?」

哀れなものよ。悪魔も愁うとは。

つまらぬ人間なのだろう。

爆弾を腰に巻く
#呟怖 https://t.co/2OgxT4coeD

盗人定吉は、即身仏となった。なぜって、教えちゃる。
森で沐浴中の天女を見つけた。「噂の羽衣だ、高値がつくぜ」懐へぽいっとな。「裸じゃ追ってこれめえ」なんて油断してたら後ろから、魂抜かれちまった。でな、地獄で聞いた。「羽衣が無くても平均なのか」って
「あれはパンティよ」だとさ
#呟怖

「ワッスレラレナイノー」
「ワスレナレナイノー」
俺達、魔界の落ちこぼれ。宇宙一単細胞な星"ちきゅー"に就任。
「なぁ、アニジャこいつら可愛くね?」
「うん。可愛いな」
「あとちょっとで、いなくなっちゃうんだろ?」
「せやな」
「でもな、俺らが配属されたんだろ?」
「あ、そっか」
#呟怖 https://t.co/gK5I79jBjt

「端っこまで行ってタッチして帰ろう」
終業式下校中に太郎と僕は工事現場のフェンスを乗り越えた。高速移動路線のターミナルビル建設地。
「見ろよ」ドラム缶にスライムが大量に入ってる。僕達が手を突っ込むと、ガポリと呑み込まれた。異変に気がついた作業員は僕らを宇宙に発射したんだよ。
#呟怖 https://t.co/Olh1kAscGP

「ねぇ、決めた?」
「ちょっとまってろ」
.....こんなはずじゃ無かった。ガキを拐って金もらって今頃、ビーチでビッチとお楽しみだったのによぉ。なんだこれは!ガキを、ちょっと泣かしたら時空の狭間に飛ばしやがった!
「おっちゃん、自分の立場分かってる?」
体が透ける。
「忠誠を誓うよ!」
#呟怖 https://t.co/bfLZewJU8Z

T大学で大演説をした彼は、哀れな未来を借りて観たのだ。
オープンカーで撃たれた彼と、丸眼鏡の長髪の彼は自由な未来を借りた。
「イメージの具現化ですよ」
店主は微笑む。僕が手にしたのは
混沌と純愛の未来。
「返却は不要ですよ。冬には閉めますから」
僕のイメージって..
空を母艦が覆う。
#呟怖 https://t.co/Q9dIlaE8OO

「おいらの頃はよ、飲屋だって、飯屋だって電車の中だって自由に吸ってたんだぞ」
近頃は、街も小綺麗で野良犬も、乞食もいねぇ。あーあ。つまんねぇ。ポルノ映画もストリップ劇場も満員だったってのは嘘だけどよ。あと、一番凄ぇのはな、酸素吸ってたんだぞ。直接だよ。フィルター無しだよ。
#呟怖 https://t.co/sr8SV0F31o

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