呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

"呟怖(とく茶)71話〜80話"
PCからならモーメントの編集ができる聞きやってみたは。
ハッシュタグ #呟怖 よりとく茶が作成した呟怖のモーメント71話~80話です、もしよければご覧ください(ΦωΦ)ノシ
過去のものはほかのモーメントおよび『呟怖.ORG』をぜひ検索ください~。
https://twitter.com/i/moments/1034406088483921921 

こう…夜中にさ、布団に入って #呟怖 読んでるとさ、覗き込んでくるやつがいるんだよね
別に何するわけじゃなく顔だけね、前とか横とかにふっといるんだけど視線を向けると消えちゃうようなの
まぁ何が言いたいかっていうと、あっちでも結構人気みたいよってそれだけの話なんだけどさ

夜になって急に冷え込んだらしく、家の外は霧で視界が悪かった。街灯や信号が滲んで何倍もの大きさに見え、いつもと違う様相にただただ感心していた。
ヘッドライトに照らされる胴の長い影、街灯を取ろうとする沢山の腕、何かが跳ねる道の端、異形の影たちが闊歩する、どこか不思議な霧の夜。
#呟怖

足の裏にできものができた。歩く度に痛い。

仕方なく薬局で買ってきたパッチを貼ろうと靴下を脱いだ瞬間、魚の目と目が合った。つやつやとして恨めしそうな目線をパッチで覆うと、あとはもう磯の香りだけが部屋に残った。#呟怖

じいちゃんの家では新月の夜に屋根瓦を走る音がする。

がしゃがしゃと、
がしゃがしゃと。

今夜も屋根に姿は見えない。
きっと、そういう生き物なんだろうと思う。
#呟怖

この道は夜になると薄暗い街灯のみの不気味な道だった。切れやすい電球の下では、点滅に合わせた女の幽霊と事故の噂が絶えない。

しかし、行政が街灯をLEDに換えると点滅はなくなり、噂はぷっつりと消えた。昼間のように眩い道を見る。彼女に会えなくなったことを、少しだけ寂しいと俺は思った。#呟怖

黄昏時の地面に人影だけが通り過ぎた。
黒い影達は同じ方向へ行く喪服達と合流し、吸い込まれるように鯨幕の張ってある家へと消えた。人でない弔問客が、いいものなのか、わるいものなのか、私は知らない。白と黒の布が誘うように風を孕み、冷たさで痺れる足の先から急いでその場を去ったから。#呟怖

#呟コラ
#呟怖
てっぺー@凶悪犯さま( @tanderion1216 )の呟怖を朗読させていただきました〜٩( •̀ω•́ )ﻭいつもありがとうございます~!
誰が、何処から、あの音が突然鳴るのは私も苦手です…ずっと昔祖父母宅にあったのを思い出したお話でした、もしよければぜひお聞きくださいませ…http://pic.twitter.com/8Js0iHDRFe

#呟怖
#呟コラ
てっぺー@凶悪犯さま( @tanderion1216 )との呟コラ朗読第三弾です(´∀`)わーい!

呟怖原作者…てっぺーさま
朗読兼編集…とく茶
狂気に染まる女性の思いが滲み出るような作品です、今回も楽しく読ませていただきました〜(’∀’*)ありがとうございます!http://pic.twitter.com/sZuUQ4cAhO

たっくんは隣に住んでる子で私たちは一緒に遊んだりする仲良しだった。だけど小学生になってたっくんは私を無視しだした。いくら話し掛けても黙って俯いたまま。
今日たっくんが来てくれた。嬉しくて沢山話しかけたのにたっくんはやっぱり黙って下を見て、私のお墓に花だけ置いて帰って行った。#呟怖

ばあちゃんの初盆でお経を上げてもらってる時に音が聞こえた。閉め切った室内で風鈴が揺れている。
「ばあちゃん喜んどんな」とじいちゃんは嬉しそうに小声で言った。
応えるように短冊が木魚に合わせてクルクルと回るけど、どう見てもそれは半透明な毛むくじゃらの手でばあちゃんじゃなかった。#呟怖

月の綺麗な夜だった。日課の散歩で土手を歩いていると生暖かい風が吹いて首の後ろを爪で掻いたような悪寒がした。足元の夏草から白い手と恐ろしい形相の女が覗いており、誂えたような心霊現象に這う這うの体で逃げ帰った。
翌日テレビでは見慣れたあの土手と『バラバラ殺人』の文字が写っていた。#呟怖

夏山の靄如きと侮った結果濃霧にまかれ、迂闊さを大いに後悔した。ふと雨に顔を上げると霙が素肌に突き刺さる。私は狐に抓まれたかと白息で急速に変わる雪を見た。そして眼前に唇だけが真っ赤な、美しい女が居た。鼻の奥のツンとした冷気。夏の馨りが唯々懐かしい。まさか、雪女に遭うなんて。#呟怖

颱風一過の水溜りに白雲母を添えた藍玉の空が覗く。息子は水面が陽を浴び、石英の細石の如く蛋白石色にハレーションする様をじっと見ていた。次の瞬間地べたの空に手を突っ込んで残念そうに顔を上げる。虹彩を乗せた黒曜石の瞳で「さかな」と零し、濡れた小さな掌に場違いな鱗だけが光っていた。#呟怖

蝉の抜殻を踏んで、ふと昔を思い出す。
裏山の朽ちた祠にそれは居た。抜殻を供えると中から痩せ細った手が伸び、クシャリクシャリと食む音を幾度も聞いた。
空蝉の語源は現人、いくら食べても人の肉と比べれば腹の足しにはならぬだろうに。潰れた飴色の破片を見て物の怪の優しい空腹を想った。#呟怖

#呟怖
#呟コラ
てっぺー@凶悪犯さま( @tanderion1216 )との呟コラ朗読第二弾です(´∀`)この度もありがとうごさいました♪

呟怖原作者…てっぺーさま
朗読兼編集…とく茶
悲しさと優しい怖さがないまぜになっている作品です、よければぜひご覧くださいませ…http://pic.twitter.com/21frcjp4sg

縁結びのおまじないをもらった。二つの人形が糸でぐるぐる巻きにされてるストラップ。
友人に見せるとあからさまに渋い顔をして、手近にあったノートに『呪い』と書き、頭に『お』をつけた。「これでおまじないだけどあなたがもらったのはこっち」と『呪い』だけを○で囲み、赤い糸を鋏で切った。#呟怖

仕事から帰宅すると肌寒さを感じた。まただ。また部屋の中に自分以外の気配がする。
毎年この季節になると開けていたはずのカーテンは閉められ、触ってもいない電子機器がひとりでについている。恐ろしさのあまりこの現象を霊能者に視てもらったら「幽霊も暑いんですよ」と快適な部屋で笑われた。#呟怖

通りがかった公園の砂場で女の子がもがいている。両の足が砂に埋まり、抜け出せないでいるらしい。助けようと駆け寄る自分の肩を友人が掴む。
「やめろ、蟻地獄だ、泣き声がない」
その瞬間、女の子の泣き顔はぴたりと止まり、恨めしげにこちらを睨みつけながらゆっくりと砂中へ帰っていった。#呟怖

私は #呟怖 を書くため恐ろしいことばかりを考えている。料理のように焼くか、煮るか、潰すか、切るか。ありとあらゆる方法を用いて最大限の恐怖を与え、肉と骨だけにする空想だ。おかげで次々と作品ができ、毎日が充実している。
だけど私の中で何万通りもの殺され方をするのはいつも上司の顔だった。

合コンで会ったのは「穴に入ると時々どこか別の穴に通じる」と嘯く人だった。この穴とかね、とボーリングの玉を持って言うので以前どこかに通じたのか聞いてみると「鉛筆削りだったよ」と笑いながら答えた。
そんな彼は運転中にトンネルへ入り、同乗していた友人ごと消えしまったと噂で聞いた。#呟怖

軒先のクモがぐるぐる巻きにした小指ほどの獲物を咀嚼しているが、私には中身が見えなかった。

http://ow.ly/5KmB30kDWLG  #一行怪談創作部 #呟怖

噂を本当にするため隠す時は桜の下と決めている。

http://ow.ly/5KmB30kDWLG  #一行怪談創作部 #呟怖

排水口から聞こえてきた歌に合いの手を入れたら翌日から静かになってしまい、少し寂しい。

http://ow.ly/5KmB30kDWLG  #一行怪談創作部 #呟怖

紹介するね、この人が未だに僕が赤の他人だと気づかない4番目のおかあさん。
http://ow.ly/5KmB30kDWLG  #一行怪談創作部 #呟怖

長雨が明けた翌日から壁の中で魚の泳ぐ音がする。

http://ow.ly/5KmB30kDWLG  #一行怪談創作部 #呟怖

#呟コラ
#呟怖
てっぺー@凶悪犯さま( @tanderion1216 )の呟怖を朗読させていただきました〜(’∀’*)ありがとうございました!
てっぺーさんの紡ぐ恐ろしい雰囲気、ぜひ耳でもお楽しみくださいませ…
(すみません、タグ入れ忘れで再投稿いたしました)http://pic.twitter.com/nFsiq6zFFB

川 道 私 月
川 水 水 人
私 ? 声 人

川 人 一 人
川 目 口 目

川 人 人 私
川 人 私 人
川 私 人 人
川 月 #呟怖

道端に骨の折れた傘。
拾ってみると突然の激しい雨音が耳を突く。乾いた地面との対比を不思議に見ていると後から殴るような警笛とスリップが聞こえた。振り返ったが何も無い。次の瞬間、固い何かとぶつかる鈍い音が鼓膜を揺する。

静寂が戻り、一筋の雫が傘から落涙すると持ち主の最期を知った。#呟怖

この地では海から人が揚がった日は漁に出ない。

昔、人が打ち上がった。男はそれを知っていながらも丸々と太った魚を釣り上げ、手放すのを惜しんで持ち帰った。
腹に包丁を立てると中には髪の毛が詰まっており、血抜きしたはずの魚が悲鳴を上げる。釣果を分けた隣近所からも同じ悲鳴が聞こえた。#呟怖

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