呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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「もし、あなた、憑かれていますよ。とてつもない目であなたを睨んでいる。早く祓うか何かしないと危険だ」
男はなぜかひどく安堵した表情を浮かべて穏やかに言う。
「ああ、無事幽霊になれたみたいですね、本当によかった。どれだけ苦しませてから逝かせるのがいいのか悩んだ甲斐がありました」
#呟怖

「手遅れだよ」
そう言って道端に添えてあった花に指を向ける。
「ここで事故は起こっていない」
「花があるのに?」
「あれは弔いの花ではなく」
気持ち悪そうに口を歪める。
「『事故には気をつけましょうね』っていう、ダミーだ。見ろ、自分の為だと思って寄ってきてる、もうここはダメだね」
#呟怖

上の階から足音が酷くって大家さんに相談したのね、よくある「そこは空き家で…」ていうオチは想像したけどまぁ現実そんな事はなかったんだけどさ
まさか相談したはずの大家さんが既に亡くなってるとは思わないじゃん?上の階の人のとこ連日大家さんが夢枕に立ったって泣きながら謝られたわー
#呟怖

養鶏家の両親は稀に「中身の無い卵」に遭遇するそうだ。

光に透かしたり比重は他の卵と変わらないためそのまま売られるが、食べる段階になって割っても中身が無いと連絡が入る。そんな時は昔から産まれたものが帰ってこないよう玄関に灰を撒きに行く。
空にはなにか、良くないものが宿るんだと。#呟怖

「あ」

見つけた。

「あああああ」

壁を走る影を目で追い、見失わないよう注意して近づき止まったタイミングで本を振り上げる。

「あ」

隙間で抵抗する動きを感じたがそれも弱まり消えていく。

「ぁ」

文字が逃げるなんて初めてだ。次は「う」を探さないと空欄だらけで続きも読めない。#呟怖

実家が米処酒処なんだけどね、何十年か1回に神隠しが起こるって酒屋で聞いたんさ。その蔵の、その年一番の杜氏と酒瓶1本、忽然と消えちゃうっていう。
残ったその酒は売り出せないから神社に奉納、その後酒蔵は不思議なくらい栄えるから「うちは杜氏が消えた」って言ってみんな自慢するんだと。#呟怖

1人でぼんやりしていたら裏のアパートから声をかけられ、なぜかそのまま宅飲みの運びとなった。取り留めのないことを男が話す、
「ここはボロいが家賃は安い、酒やツマミもタダで手に入るし、たまにあんたみたいのが一緒に飲んでくれる」
透けた私の向こう側、窓に広がる墓地を見て、男は笑った。#呟怖

先週位に見たんだけど旅行に出かけて帰ってきた人と連絡が取れず自宅を尋ねたらミイラになってたっていうニュースがあって、その人禁漁区から沢山の貝をくすねて自宅で食べていた形跡があったって。
直接の死因は口の中までフジツボが生えてての窒息らしいけどなんでミイラになったかは不明て話。#呟怖

ノリで頭から布団を被ってみたらすり足で周りを歩く音が止まらない。直後は恐ろしかったものの慣れる。いい加減息苦しいし、寝てましたの体でそっと顔を出すとこちらを伺う視線を感じた、途端、今度は駆け足が始まった。あ、だめだこれ、気づいてほしいタイプだ。反応するまでやらかすタイプだ。#呟怖

さっきまで忙しなく聞こえていた玩具を転がす物音がピタリと止まった。見に行くと部屋の真ん中に子猫だけがポツンと座っている。
どこにやったの、と聞くものの相手は猫、澄んだ瞳でこちらを見返すだけで応えはない。
家具も窓も何も無いこの部屋で子猫より大きな玩具を無くしたのは3度目だった。#呟怖

うちのアパート両端に階段があってさ、角度的に向こう側は見えないんだけど登ったタイミングで過去3回知らない人と目が合ってねぇ、廊下の高さに目から上だけ覗いててこっち見てんの、そういう時は1回見えなくなるまで戻って登り直すといなくなるよねっていう全く解決になってない大家との会話。#呟怖

#呟コラ
#呟怖
この度お声がけいただいて空と踊る男さん( @dancewithsky )の呟怖を朗読し、呟コラ作品とさせていただきました(´∀`∩)
多数の魅力的な呟怖作品を創り出す方の、文字が生み出すそら恐ろしさを朗読からも感じていただければ何よりです、よければぜひお聞きください〜 https://t.co/0FQx0WDR0t https://t.co/ExtgrrDP3Z

#呟怖
#呟コラ
黒鳥8さんからありがたーいお言葉をいただいた勢いでセルフ呟コラできました( 'ω')!
とく茶とのコラボのお誘いやこれ読んでほしいなどリクエストやご依頼もよければお気軽にお声がけください、マイク録音対応できます〜

原作朗読編集投稿・とく茶
原作→ https://t.co/NnZXB1YphR https://t.co/1wcDXmSmZG

私は小さい頃、少しでも目を離すと二階やら幼稚園やら果ては祖父母宅などに一瞬で移動していたらしい。父母は藁にも縋る思いで地元神社の土鈴を持たせたところ、その不思議な現象はピタリと止んだそうだ。
「この子もそうかもしらんね」
母は行方不明を報じるニュースを見ながらぽそりと呟いた。#呟怖

さっきまで忙しなく聞こえていた玩具を転がす物音がピタリと止まった。見に行くと部屋の真ん中に子猫だけがポツンと座っている。
どこにやったの、と聞くものの相手は猫、澄んだ瞳でこちらを見返すだけで応えはない。
家具も窓も何も無いこの部屋で子猫より大きな玩具を無くしたのは3度目だった。#呟怖

うちのアパート両端に階段があってさ、角度的に向こう側は見えないんだけど登ったタイミングで過去3回知らない人と目が合ってねぇ、廊下の高さに目から上だけ覗いててこっち見てんの、そういう時は1回見えなくなるまで戻って登り直すといなくなるよねっていう全く解決になってない大家との会話。#呟怖

忙しい盆も過ぎたからいいかなって思って「怖い話ある?」って知り合いの住職にまた聞いてみると「それ今聞いちゃう?」って言われた。いや聞くけどなにって言うと「盆中なにしたんよ、首が育って咲きそやで」と掌をグーパーして見せる。驚いて肩を見ると「だから逆やって」とまた笑われた。#呟怖 https://twitter.com/tokucha_ladio/status/1292122934178242562 

もしよければお使いください

#呟怖
#このお題で呟怖をくださいhttp://pic.twitter.com/TUK8trNXdW

先日知り合いの住職とばったり会ってさ「やー助かるわ、この道さっきから抜けられんくてなぁ」て言うのね。別に普通の道だけど「この道と一緒に写真撮ってくれん?画像に閉じ込めるわ」って撮影後何事もなく帰っていった。
おかげで私のスマホには一見何の変哲もない坊主のポートレートがある。#呟怖

寄り合いで寺の住職と隣席になったんよ、興味本位で「なんか怖い話とかあります?」って聞いたら笑われちゃった。やっぱ失礼だったかなって思って謝ると「違う違う」って「まさか肩に幽霊乗っけてる人に怖いこと聞かれるとは思わんくて」て言うから肩見たら「反対の肩だよ」ってまた笑われた… #呟怖

さっきから玄関先で誰かが会話してるんだけど、センサーライトが一向に点かないんだよね
中年っぽい男二人が「最近の神社は人が少なくていい」とか「寝てたら口に入ってきたから食べた」とかそんな話してる
猫達もずっと怒ってるし、人だか霊だか知らんけど気味悪いから早く帰ってほしい… #呟怖

#呟怖 のネタないかなって思ったから実家に聞いてみたんさ、そしたらうちの地元独特の風習があって田起こしの時に田んぼの神様に供物入れてる話になってね、毎年古米とか野菜とか入れたんだけど、今年は「2軒隣のおじいちゃん」って言われたよ。本人希望のもと埋めたらしいんだけどいいんかね。

コンコン閉めなきゃよかったコンコンコンコ昨日から音が止まないンコンずっとコンコン中で叩いてるコンコンコンこわくてコンコンコン確認もできないコンコンコンコンコン俺はコンコンコ悪くないンコンコンコ仏壇のンコンコンコ扉をンコンコンコン閉めただけなのにコンコンコ #呟怖 ンコンコンコンコン

「いい知らせと悪い知らせがある」

ちらりと後ろを気にしながらそんなことを言う。
「…悪い方は?」
「お前、ストーカーされてるぞ」
「思い当たる節はある…いい方は?」
「黒髪清楚系だな。好みだろう?」
悪い笑みが語る。
「ま、顔は潰れてわからないけどな」
と、もう一度後ろを見やった。#呟怖

かねてより『あそこはマジ』と噂高かった飲食店がボヤで閉店した。ガラスの入口からがらんどうの店内はよく見えた。
信号待ちで自転車に跨り、ぼんやりと店内の什器を見つめていると左から右へヘッドライトに照らされた不格好な自分の影が流れていく。一台、二台…ふと気づくと自分の影の隣には #呟怖

その心霊スポットは噂通りだった。

乱れ髪と白い着物、笑う女から逃げてきたというのにあいつは満足そうだ。
「3ヶ月前、出るって噂だけ流したんだ。容姿は尾ひれだな」
「…噂が幽霊を作ったと?」
「いや、恐怖が幽霊を作るんだ」
人の想像は空恐ろしいな、と笑う顔は先程の女とよく似ていた。#呟怖

夜半、長い廊下を渡ると前方の灯りが届くところに後ろ姿が見えた。恐ろしさに戻ろうと振り返ると同じ着物が見えた。前方より近い位置に立つそれは首がない。無意識に振り返ると後ろ姿はすぐ目の前にあった。牡丹柄の晴着は帯もなく、濃淡だと思ったものは刈られた首から流れる血であった。#呟怖

「ロクな出処じゃない」
そう評した店の品々はリユース特有の統一感がない。
鞄の中で蠢くもの、靴の中からの視線、上着は不自然に膨らみ、シミのついたハンカチ。
「オバケもリサイクルねぇ」
「いわく付きの間違いじゃないか」
見上げた『訳あり品』の文字は空々しく、皮肉のようですらあった。#呟怖

舟がやってくる。川下に嫁ぐ花嫁を運ぶ小舟だ。船頭の見えない舟は白無垢を乗せていたが、着ていたのは泥人形だった。

「だんなさま」

口らしい穴から、蠢く蚯蚓が見える。

「まいりました」

それだけ言うと角隠しがぼとりと落ちる。固まる人々の前を小舟は止まらず、川下へと消えていった。#呟怖 https://twitter.com/moon04cat/status/1200792573117288448 

某私鉄の運転士から聞いた話。
月に何回か停車することが多かったんだけど飛び降り幽霊が出るからなんやって。その人も何回か見たことあったって。
繰り返すもんなんですねぇなんて言ったら、多分あれは違うって言う。
毎回顔が違うんだ、性別も歳も、でも飛び降りるんだ、あれはキツいなって。#呟怖

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