呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

件の廃屋で一晩過ごした友人が話してくれた。

誰もいない家の中で笑い声、足音、水音や衣擦れの気配がしたと。まるで誰かが生活しているようだった。
他人の団欒に入り込んだような特有の居心地の悪さを感じたのだが、それが明け方、縄を吊るような音とともに止んだのが一番堪えたそうだ。 #呟怖

では視野の違いだが、目の位置により異なるのはわかったね?どれくらい人間の視野が狭いか、調べ方は簡単だ。自分の目の前、目の高さに人差し指を立て、眼球を動かさないようにゆっくり横に移動させてごらん。指が見えなくなる位置があるだろう?先生はな、ずっとそこに女の子が立っているんだ。#呟怖

静かな部屋が急に寂しくなって実家へ電話をかけた。片耳に当てた向こうは随分と賑やかで自宅との対比に苦笑いが漏れる。
『たまには帰ってきたらどう?こっちは煩いくらいよ』
笑う母にそう締めくくられ、電話を切る。途端訪れる静寂に耳が痛い。
幽霊屋敷と呼ばれた実家を初めて恋しいと思った。#呟怖

同居の話に祖母は古い家と仏壇を交互に見た。
「この家から離れるのはねぇ」
今よりスーパーや病院が近くなること、仏壇の用意やお墓は駅前の永代供養にと伝えると悪くない反応が返ってくる。

「ばぁちゃんは賛成だってさ」
悩んでいた祖父は「ほんならええか」と言って祖母の遺影を振り返った。#呟怖

#呟怖
#このお題で呟怖をください

初めてお題出しで投稿します
よろしくお願いしますhttp://pic.twitter.com/Z7a9iWCJBX

ある時、眼鏡が喋り出した。
レンズが汚れてる、疲れ目には睡眠だ、とかいちいち人間くさい。レンズ交換だけして使い続け、人生の半分以上共にいる眼鏡は、心配性のお節介な奴だった。思い返して笑い、馴染んだ眼鏡をケースにしまう。

「さよなら、付喪神」

私は今日レーシックの手術を受ける。#呟怖

とく茶自作の #呟怖 91話~100話+a公開しました~
2年近くかかってしまいましたが1つの目標であった100話!感慨深いです( ◜ω◝ )
140文字以内で綴られる様々な呟怖、ぜひタグから見てみてください~

https://twitter.com/i/moments/1154792119946448896 

とく茶自作の #呟怖 81話~90話のモーメント公開しました~

こうやって見返すと色々書いてますね…
呟怖は140文字での書かれる怪談です、色んな方が描く小粒な怖さ、ぜひタグからご覧くださいませ

https://twitter.com/i/moments/1154784582039826432 

恐怖に飢えているのに慣れてしまった。依存性のようにもっともっとと際限がない。私が本当に恐ろしいのは、この心地良い恐怖に飽きてしまうことだった。なので最後にここへ認める。

これで100話だ。さぁ『百物語』を始めよう。そして発現しよう『怪異』を。まずはこれを見ている、あなたから。

#呟怖

『助けてやばい、くろいの北』

「黒い?何?」

『とけてるこわ』

「どこにおんの?」

「おーい」

『公園のといれすぐ来て』

「行くわ」

『兄ちゃんはやくきて』

『こわいくさい』

『みつかつた』

『しにた』

弟はドロドロに溶けていた。最後にやりとりしたこれを投稿して供養とする。#呟怖

ある日、幽霊に憑かれたと友人から相談された。突然半透明の男が居つき、
『からの~⤴︎?』
『マジ幽霊ヤバみ』
『fuーーー!!』
という謎の奇声で夜も寝れないと。お供えの日本酒はコールと共に全部呑まれたそうだ。
友人はテンアゲウェイ系の幽霊なんて初めてだと泣きそうな顔で零していた。#呟怖

とうとうやった!
殺ってやった!
ずっといなくなればいいと思ってたアイツを私がこの手で殺してやった!

あとは後始末だけ…笑いが漏れた。
ライトの灯りを頼りに目星をつけておいた場所を掘る。ある深さまで掘った時、私は穴を元通りに埋め直した。

どうやら先客がいたようだ。#呟怖

古い二槽式洗濯機をとうとう最新のドラム式に買い替えた。早速洗濯していると回転するモーター音とは別に何かが聞こえる。
どこから聞こえているのか、試しに洗濯機に耳を当ててみるとタスケテータスケテーとか細い男の声がする。

……前の洗濯機が時々止まってたのお前のせいか。#呟怖

零能力者の友人がバイトを辞めた。
『団体客』の案内係で会社からは雨でも必ずその『辻道』を『歩く』よう言われ、毎回靴が泥と『何かの体毛』で汚れたと愚痴っていた。
辞めた理由は『チワワみたいな』受付嬢に振られたからだそうで凹む友人を横目に調べていた『犬神』のページをそっ閉じした。#呟怖

零能力者の友人が墓参り代行のバイトを受けた。本部からの要項通りにロープと釘とバールとハンマーとペンキを持った友人に疑問を投げる。
「まぁこれも故人への『墓参り』じゃね?」と言うから故人も遺族も大概だし、それを受ける業者も友人も大概で、その『参り』は多分違うと笑う自分も大概だ。#呟怖

独りで呑みたくてテナントひしめく雑居ビルへ。店内は薄暗いが一際賑やかな声が聞こえる。雰囲気良さそうと入口を潜ると一瞬で音が止む。
誰もいないテーブルに吸いかけの煙草、飲みかけのグラス、使ったおしぼりが広げられ、無人のカウンターからは「すみませんねぇ、今日は満席で」と声がした。#呟怖

池の水を抜くあの番組、実は地元に来たことがあって。ロケで排水作業してるのを見てたんだよね。底が見える位になった時、近くにいた作業員が黒い塊を指差して言った。

「ここも駄目だ、アレがいる」

その後、結局放送されなかった。あの冷たいヘドロの底には何が居て、何が駄目だったんだろ。#呟怖

お互い近所だったSNSの友人と会おうという約束をした。

その日、待ち合わせた隣の席は空席だった。届いた飲み物はまばたきの合間に減っていく。DMで会話をし、写真を撮ると彼女がいた。

私と彼女は重ならない世界にいるらしい。

今でも彼女とは良い仲で時々DMも来るが未だ約束は果たせてない。#呟怖

#呟コラ
#呟怖
てっぺー@凶悪犯さま(
@tanderion1216
)の呟怖を朗読させていただきました〜٩( •̀ω•́ )ﻭいつもありがとうございます~!

浮気('ω'乂)ダメ絶対
好きになった分、怖いですよ…
てっぺーさんの書く女性は生々しさがあり、その恐ろしさを少しでもお伝えできたら幸いですhttp://pic.twitter.com/gbsmovPbLg

聞いた話だけど、同僚さんの減量方法がすごかった。

何も無いところに向かって「おいで」って話しかけるだけ。1週間くらいで食欲減退と睡眠不足でいい感じになってくるから目標体重になったら塩被って終わり。

って教えてくれた同僚さん、今は格子のついた部屋でずっと誰かと話してるんだって。#呟怖

私の一番好きな虫は、蟻。

ぽとり、ぽとり

毎日害虫を捕まえては巣穴の近くに落とし込む。死骸よりは生き餌の方が喜んでくれる。
今日のご飯は大きかったかしら。
私に付きまとっていた悪い虫も跡形もなく食べてくれるはず。

害虫が悶え泣き叫ぶ姿は本当に滑稽で一層蟻を愛おしく思う。#呟怖

「ここに自殺を繰り返す幽霊がいる。なぜだと思う?」
見ると地面に半透明な人が倒れている。
「…亡くなった人の記憶だろう、無念とか」
「違うねぇ」
倒れた人の傍にあった石を拾い、他所へ投げると今度は現れない。
「石の記憶だよ」

以来自殺を繰り返す幽霊話の現場がちょっとだけ移動した。#呟怖

友人の爺さんは山にある小さい神社の管理人だ。雪で山道が途絶えるまで通い、雪おこしが鳴った翌日には必ず友人を連れて冬支度を行うんだとか。社を空にして下りてくると、次に登るのは雪囲いを外す春なんだそうだ。

「冬の間、神様はどこかに行くの?」

友人は黙って自分の腹を指さした。#呟怖

あの呟きを投稿してから世界がおかしくなった。テレビは砂嵐、電話は通じない。唯一ここだけが私を元の世界と繋げている。

町には顔のない人が歩き、六つ足の獣がそれを食べる。空は緑で血の雨が降る夜には月が三つ、一晩中笑い声がしてきがくるいそう。

ここ は 私の書い た #呟怖 の世 かい だ 。

白皙の肌に紅が目を惹く女はこちらを見るとしとど濡れた目で笑む。

鬼女か

あらヤダ違いますよ
一等のべべ着て水神様の嫁になるのサ

嗤ったろう

…エェ、口の大きな旦那がアタシを娶ってくれるのが嬉しくてね

桜と晴れ着が水面に散る。私の妻は短命だ。女の嘘は柔らかく花のように甘かった。#呟怖

同窓会で初恋のB君に告白するって息巻いてたA子がポックリ逝ってしまった。
彼女の気持ちだけでも伝えようと出席してみたら、B君も去年事故で亡くなっていたそうで、A子の墓前にそう報告しておいた。
1週間後、満面笑顔の2人が夢枕に立った。
いや、そういう報告いらないから。リア充成仏して? #呟怖

昨日、独居の父が亡くなった。私たちが来たらすぐわかるよう玄関灯をセンサー付きに換えるくらい寂しがり屋のひとだった。
夕方、遺品整理をしていると連絡していた葬儀屋が来る。出迎えた玄関は暗く、電池切れかと謝罪する私に、男は「きっと私は招かざる客なのでしょうね」と優しく言った。#呟怖

自分が鬼になった時、後ろの正面は見たことない女の子で「知らない奴」と言うと大泣きされた。
あれから幾年、お互い皺だらけになった手を繋いでいると子供達がかごめかごめと唄っている。初めて会った日みたいだと話すと妻は一瞬で子供の姿に還って輪に入り、あの日のように後ろの正面へ立った。#呟怖

零能力者の友人がまた新しいバイトをはじめた。なんでも新月の夜に「鬼さんこちら手の鳴るほうへ」と手を叩きつつ歌い「どうぞこの中です」と酒を入れた瓢箪の口を閉める。その瓢箪を納品するのだが使い道は本人も聞いていないらしい。ただ、帰りは瓢箪が重いんだと言うからきっとろくでもない。#呟怖

零能力者の友人の新しいバイトが究極おかしい。
某自殺の名所で手頃な石を拾い、線香焚きつつ鼻歌まじりに鬼の像にぶつけ、髪の毛を編み込んだ小袋に詰めてネット販売。
『お守り』ならぬ『お呪い』だそうで、作った本人はピンシャンしてるのに売り上げも評価も上々だっていうんだから世も末だ。#呟怖

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