呟怖.ORG | 呟怖

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ドーザーが唸り音を立てながら建物を崩していく。

「ここのオーナーが女房を殺したってさ」刑事が言う。
「その井戸の中に遺体を捨てたんだとさ」
「出てきたんですか?仏さんは?」と警官が尋ねた。

「あぁ…だけど妙なんだ」刑事は続ける。
「出てきたには出てきたんだが」
「狐の骨だった」
#呟怖 https://t.co/lw3RUJM5GM

「ここに鮫が住んでたとは」と責任者が呟く
「さっさと埋めてしまえ」
あわてて隊員が止める「まだ仲間が中に居るんです」

「どーせ帰ってこない。早く埋めろ」
と責任者。
「こんな所には居たくない。さっさと帰るぞ」
別の隊員達がこくりと頷く。

シャベルカーが井戸を埋める作業に入った。
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観光バスでのツアーの最中
急に化け物に追われて逃げ込んだこの小屋

逃げ込んだのは5人の筈なのに何故か6人居る事を
俺だけが知ってるっぽい

さて……この事を皆に言うべきか言わないでおくべきか
#呟怖

取り壊しを免れたお化け煙突
そこに最近、猫っぽい怪異が住み着いたと思ったが
単に降りられなくなってるだけっぽい

ミャーミャー悲しそうな鳴き声がうるさい
#呟怖

トイレというか特に便座部分が怪異化しつつあるが
完全に怪異になると取り替え費用が発生するので
これ以上怪異にならぬよう祈りながら使っている。

あっあっ変な所舐めるんじゃない。
#呟怖

お祭りのガチャガチャで一等賞を引いた。
盛大に鐘が鳴らされ、一等賞の商品が出てきた。

私は無意識に顔をしかめたらしい。
「おやおや貴方は見えてるんですね。それは失礼しました」

結局トイレットペーパー一箱貰って私は退散した。
その後ろでまたもや鳴り響く鐘の音。
ため息をつく私。
#呟怖

森中の怪異という怪異が私の周りに集まってきた。
そして彼らが逃げてきた先からやってきた黒い影。
間違いない、あれは怪異を狩る怪異だ。
だが私はアレの倒し方なんて知らないぞ。何故私の周りに集まるんだ?

私の不安をよそに、その影は躊躇いもせず、どんどん私の側へ近づいてきた。
#呟怖

「私は福の神だ」
暗闇から現れた人相の悪い男がそう言う。
片手に持ったバットが地面を叩いている。
「願いは何だ?」

「結構です」胡散臭いにも程がある。
「そうはいかん」
「ならば死ぬまで困らぬお金をください」
「叶えてしんぜよう」

次の瞬間、彼のバットが私の頭に振り落とされた。
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隣の空部屋から『ドン!』という音がした。
大家さんに確かめて見たが何もなかった。
しかし音は毎晩鳴り止まない。

ところがある日を境に鳴らなくなった。
初めは喜んだがその日から私に不幸が降り注いだ。

あの音、私にとって福音だったのでは?
今は私が『ドン!』という音を鳴らしてる。
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「あんた生きてるじゃないですか」バス運転手は冷たく言い放つ。
こんな深夜の山奥で怪異に追い回されるくらいなら、幽霊バスに乗った方がマシだ。
ついに運転手が折れた。
「命の保証はしませんからね」
「わかってるって」

バスは走り出した。
ガードレールを突き破ると下へと落ちていった。
#呟怖

「なぁ賭けしないか?」背後から急に奴が言い出した。
私は思わずしかめっ面をする。奴との賭けで勝った試しがない。
「交差点のあの靴。あれ中身が入ってるに賭けるぜ」
「でもあれお前の靴じゃん」私は振り返りもせずにそう答える。

奴の気配がスッと消えた。
交差点の靴もふっと消えた。
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冷凍倉庫に住み着いた雪女のお陰で
電気代が浮いたと社長以下皆は言う。

だがうちの社員は皆大甘すぎる。
何故って皆がこっそり差し入れてるおやつのせいで、美人さんだった雪女さん丸く丸く丸く丸く
雪だるまになっとるやん
#呟怖 https://t.co/XdDpD0U89v

隣の廃屋の雑草で覆われた庭にも、何故かこれがあるんだよなぁ
子供の頃の話だけど、当時近所に住んでたシゲル君だっったっけ。
絶対に駄目だと言ってるのに面白がってこの石を踏んじゃたもんだから……
#呟怖 #創作 https://t.co/rEhxItECLE

その昔メキシコ荒野でキャンプを張った時、近くを鬼火が飛んだ。
地元ではこう呼ばれてる。luces del tesoro…宝物のライト。下には宝物が埋まっていると……

私も鬼火に導かれ傍へ行ってみる。

するとそこには古びた日の丸と人骨があった。
そうか、君にとっては私が宝物だったんだね。
#呟怖 https://t.co/eizTlDSe5x

鄙びた温泉宿の脱衣所でのっぺらぼうらしきものが現れた事があるが、その時たまたま……たまたますっぴんだった私の顔を見るなり、やつは悲鳴を上げてドタドタと逃げていった。
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ある家に訪問した時、帰りしな私の車の後部座席に小さな童がニコニコしながら座ってたんです。

程なくしてその家はしばらくして失火で全焼しちゃって、今覚えば悪いことをしたなと……

その童は私の家近くのケーキ屋に住み着き、焼き立てのお菓子を食べて過ぎたのか丸々してますね。
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皆さん、人形ばかり目が行ってしまって、すぐ隣に居る怪異に気が付かない。
ほらそこですよ。そこ。
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インゲンとズッキーニ。
台所で並べながらニヤニヤする。
殴られて折れた肋骨の痛みも和いだ。
何せ十分な加熱をしないと毒で死に至る食材だし。

生焼けなのをバレないように慎重に。
そしてインゲンとズッキーニのガーリック炒めが完成した。

私は2階にむかって叫ぶ。
「そろそろご飯よ」
#呟怖 https://t.co/kIBjIvrhwi

深夜から明け方にかけ、この歩道橋の上で、杖をついたお爺さんが毎日夜空を見上げるように立つようになった。
「ワシは迎えを待ってる」と

そして夜空を大きな流星が流れた夜。
その日を境に、お爺さんは歩道橋の上に杖と靴を残したまま、二度と姿を見せる事はなかった。
#呟怖 https://t.co/tZy0IbGcGO

お悩み相談室へ向かったら、この煙突の上。
行列ができてる所をみると盛況らしいが……

どこまでも続くような高さの巨大煙突。

順番が回ってきたので、ハシゴをヘコヘコ登る。
その私の横で、何かが次々と落下していく。
#呟怖 https://t.co/lZg1L5sFgJ

ある夏の日の夜の事、当時付き合ってた彼の部屋。都心にも関わらず1LDK1万円台。当然お化け屋敷だったのだが…

その日外を眺めようと窓に近づいた。
眼の前にくたびれた網戸があった。
私はそれに手をかけて……
その時網戸が波打ち、網が小さな蛾の塊になってサラサラと夜空へ飛んでいった。

#呟怖

毎晩戸締まりをキッチリして寝た筈なのに、
朝起きると家の何処かの窓が一つ半開きになっている。
#呟怖

あ?気になりますこの椅子。

孫が入院する時、この家に住んでたお婆ちゃんがね。
孫がお気に入りの椅子を彼処に置いたという話ですよ。
帰ってきた時、大喜びで座るからだと。

え?この家はパス?
次の貸家を見に行きたいですって?
#呟怖 https://t.co/SswhyINzFO

事故ったポチが犬小屋に戻ってきたが
よく見ると下半身だけだった。

#呟怖

側を通るだけで勝手にゴトゴト落ちるガチャだった。
#呟怖 https://t.co/tbwXTpVnbw

真夜中の六甲山縦走トレイルラン中、今の位置情報を見ようと左手にスマホを持って、何かの視線を感じて影を見た後、もう一度左手を見たら

スマホだった筈がキュウリを握りしめていた。
#呟怖 #創作

ある朝目覚めると
両手の指の骨が全部折れていた。
#呟怖

毎夜毎夜、我が家の庭に投げ込まれる石膏像。
盆栽が次々と犠牲になる。

処分に困り玄関先に積み上げたそれ。
今や高さが3メートルを超えた。
その時初めて気がつく。何やら文字が書いてある。
誤字脱字だらけの拙い金釘文字。
娘宛のラブレター。

だがな。我が家は私一人しか居ないんだ。
#呟怖 https://t.co/fT2O9DstBe

死んだ後も人の役に立てと言うのが口癖の祖母が死んだ。
望み通り遺灰を固め公園のベンチにした。

これで祖母も満足だろうと思ったのに……
何故か座った人間は次々体調不良をおこすらしい。

試しに私が座ってみた。
祖母の怒りと共に体が燃えだした。
なんだよ本心は別だったのかよ……
#呟怖 https://t.co/pShr5VfNfx

「あぁ怪異が住み着いてる」部屋に訪ねてきた知り合いは扉を開けた途端断言する。

「えっ何でわかったの?」私は尋ねた。

「私って怪異アレルギーなんだよね」そう言うと知人はクシャミを連発した。
#呟怖

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