呟怖.ORG | 呟怖

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呟怖.ORGと参加について

#呟怖
東の空にぼんやりと月が掛かる。
あの日は薄曇りの日暮れだった。

初めは些細な行き違いだった。生涯をかけて幸福にすると誓ったあの人に、何故永遠の別れをせねばならなかったのか。

東の空にぼんやりと月が掛かる。
空は、冴え渡っているというのに…

桜の木の下には、屍体が埋まっている。 https://t.co/va8LZxPsFu

初夢はまだ見ていない。
いっそこのまま夢を見ないで1年過ごしてしまえばいい、と思っている私は未だ夢の中にいる。

#呟怖

「目が覚めたら、最初に会った人物を殺せ。ためらうな。明日が見たいなら」

朝、枕元にそう書かれたメモが置かれていた。筆跡は間違いなく俺の字だ。心当たりは無い。

「おっはよー!ともき、起きてるー!?」

玄関から、幼馴染の声が聞こえてきた。
#呟怖

百物語を終えたが、何の怪異も起こらないじゃないか。

と思えた頃が懐かしい。
百物語で語られた、その全てが順に俺の身に起こっている。

もう家も焼けたし同級生も2人消えた。

あと九四の怪異。

それが身に起こらない限り、この呪いは解けないのだ。
#呟怖

「私の言う通りに動くのだよ。そうすれば上手くいく。分かってるね」
「はい、お父様」
確かに、この声に従えば上手くいった。

ピアノの発表会
難関校の受験
初めての殺人
保険金の受け取り…その全てが。

自分の事を父と呼ばせるこの背後の存在の正体は、知らない。
父などとうに死んでいる。
#呟怖 https://t.co/3V2OwN6NLJ

「随分古いお地蔵さんだねえ。いつ造られたの?」

「え?昨日……」

#呟怖 https://t.co/cam19Gmm5c

夜中に女の霊が出るので除霊して欲しいっていうから来てみりゃ
(…タスケテ)
って出てきたの、なんだこりゃ男じゃねえか。
と、血塗れの女が男に跨り、ニタニタナイフを突き立て始めた。
(男も霊だな。負の感情を聞かされて女が怨霊化したらしい)
「ま、適当に切り上げな」
俺はその場を後にした
#呟怖 https://t.co/ansOnuE0tb

嫌な事があると、誰もいない電話ボックスで受話器に話しかけていました。
「もーあの老害まじムカつく!キモい死ね死んでほしい!」
言いたいだけ言って気が付きました。
(この電話、電気が繋がっていない)
「叶えてあげよっか」
受話器から声がしました。
ガラスに、血塗れの女が映っています
#呟怖 https://t.co/4dJ1kJnjDE

家族でドライブの帰り、夜道に電話ボックスが見えた。
「今時珍しいな」
思わず呟くと、隣で息子が
「本当だね。電話ボックスで電話するなんて」
中には誰もいない。
「見間違いだろ?」
「…あ、うん。見間違えだった」
息子は真面目な顔で、
「白い服の女の人だと思ったら、血塗れの人だった」
#呟怖 https://t.co/YCgKhVrnxL

部屋で起きる霊障が酷い。
除霊を頼んだ霊媒師は部屋に入るなり顔をしかめた。
部屋が霊道になっており、朝に夜に凄い数の霊が通っているという。
早速部屋に結界を貼り、お祓いの儀式を行った。

「もう大丈夫、霊は全て封じ込めました」
「封じ込めた、って、どこに?」
「え?この部屋に」
#呟怖

その道は見晴らしの良い1本道だが、何故か事故が絶えない。車道へ飛び出す歩行者が車に轢かれてしまうのである。

「横断歩道を渡っていたら、急に車が突っ込んできた」

かろうじて一命を取り留めた歩行者はそう語る。

そこに横断歩道など、ない。
#呟怖 https://t.co/oVGjiifS5M

夏祭りの終盤、5才の娘が駆け寄って来た。
「お社でね。お手手の無いお兄ちゃんとお姉ちゃんが、遊ぼって」
もう私には見えなくなった2人…元気なのね。
「その2人は悪い人じゃないからね、いいわよ」
嬉しそうに駆けていく背中を見て思う。

(残りは腕だけなのね。じゃ、子供のでもいいでしょ)
#呟怖 https://t.co/CVAsRQxFSV

家に古いフランス人形がありました
でも、あまりに古いからと処分したのです
白い貴婦人が現れたのはその直後です
人形がお別れに来たのだと思いましたが
「いえ、ご一緒しようと思って」
と姉さんに微笑んだのです
それからです。姉さんがフランス人形の様なファッションになっていったのは…
#呟怖 https://t.co/JrjaRAtMGe

AIが怪談を書くようになってどれくらいだろう?
今や怪談グランプリも、AIが作ったシナリオをvtuberが朗読するものばかりだ。

まあ、それでも怖いものが多いからいいのだが、それにしてもグランプリを獲った、
「人類がAIを支配する」
という話のどこが怖いのか?俺には分からない。

#呟怖

峠に人を惑わす妖怪が出るという。
どうせ狐狸の類であろう。どれ、退治てやろうと勇んで出向いてはみたものの、はて、どこまで歩けば峠に行き着くのか?
もう丸三日にはなろうというのに一向に峠が見えぬ。
おのれ狐め、見つけたらたたっ斬ってくれる。

…峠はどこだ?
いつ……着くのだ?
#呟怖 https://t.co/5sL2NdOeAe

永遠に続く道、これが地獄というものか…それ程恐ろしいものでもないな。
ふと脇を見ると、昔虐殺したカエル、ザリガニ、見捨てた恋人、虐め抜いた同僚…
俺に恨みを持つ者達が、ニタニタと俺の後ろに続く。

(こいつらに追いつかれたら)

彼らの足音に思う
俺は2度と、歩みを止める事は出来ない
#呟怖 https://t.co/5sL2NdOeAe

#呟怖
キッチンから見る異世界は幻想的だ。
馴染みの幽霊さんに今日もランチをご馳走する。
「バアさん、飯はさっき食べただろう」
バカ息子が私をボケ扱いする。全く人の気も知らないで。
あら、お爺さん、遊びに来たの?
そう、お迎えなのね…今日でお供えは終わり。

翌日、家は土石流に飲まれた https://t.co/mr0jK43FiC

@suika_sheep #返怖 #呟怖

「確かにいないわね。友達には」

大学時代、友人何人かで海岸をドライブしていた時の事。
助手席で寝ていた友人が、突然
「ハヤセが来る。停めろ!」
と怒鳴った。
余りの剣幕に減速すると、目の前を竜巻の様な突風が突き抜け、あのままだと車ごと横転しそうだった。
後で友人にその事を聞くと、「早瀬って、誰?」
と言われた。
#呟怖

深夜、運転していると、親指を立てる人影。今時珍しい、ヒッチハイクだ。
「やべえ、絶対乗せるな、逃げろ!」
と助手席の男。
「見えなかったか?さっきの奴の後ろに血塗れの女が見えた。あれ幽霊だって。やべーよ。こえー」
さっきから助手席で喋り続ける左半身のないこいつは、一体誰なんだ?
#呟怖

#呟怖
出来上がったそれはいかにも不出来であった。
翼はあるが飛べず、獅子の様に襲えず、大蛇の如くには締めれぬ。
だがそれは満足であった。神に似た人の容姿があるのだから。
しかし神々はそれを見て嗤い、地に堕とした。
後の最終戦争、キメラと呼ばれたそれは、率先して神々に仇なす魔獣になる。 https://t.co/LjWudZ9298

#呟怖
あの日の出会い。家で猫を飼い始めてから全てが変わった。
「まだ人間が猫を飼ってると思ってるの?逆なのに」
時々そんな声が聞こえる。
でもそれよりもフード買わなきゃ。家に長く居れるよう仕事も変えよう。
隣の家の人が嫌がらせ?それはダメだね。ナイフとアリバイを準備して、それから…… https://t.co/5nbXCBSpo9

#呟怖
亡くなった娘が、夜な夜な電話をかけてくるのだ。私はそれが楽しみだった。娘の願いはなんだって叶えた。
その夜の娘の願いは、
「ママに会いたい」
そうかあ、お婆ちゃんとゆき姉ちゃんと山田先生とミチコちゃんとユキヒロくんだけじゃ足りなかったかあ。

待っててね。すぐにママに会えるよ。 https://t.co/0BYsfD21GH

#呟怖
「荷物は必ず当日中にお持ち帰り下さい」
やけに執拗に注意書きのあるロッカーだ。
(そういえば、もう日が変わる時間だな)
そう思いながら荷物を取り出すと、
「チッ」
閉じたロッカーの中から、確かに舌打ちが聞こえた。
「兄ちゃん、命拾いしたな」
ホームレスがすれ違い様、ぼそり呟いた。 https://t.co/dPWiXdCilm

八尺様とキジムナーが仲良くなった。
「ウチナーのね、ガジュマルの森を見せたいんだ。一緒に行こ」
「ぽ ぽぽ  ぽ
ぽ  ぽ
ぽぽぽ
ぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽ」

その年、日本中で何千、何万という八尺様の目撃情報が飛び交った。
まあ、全員3日以内に、しんでしまったのだけれど
#呟怖 https://t.co/AShvF0Xuo7

#呟怖
今夜は満月。
化け猫達のロンド。

あなたが見た猫の王様が
白猫ならあなたはラッキー。
明日は良いことがあるでしょう。

黒猫ならあなたはラッキー。
ヤな事があっても猫のイタズラだって思えるから。

ウナギみたいな体の長い猫だったら?
それは知らない。
その猫を見て生きてる人はいない。 https://t.co/o7y4SspWq5

#呟怖
今年も始まる猫たちの百鬼夜行。もうすぐ夏が来るんだね。
みんな祭りの準備を始める。
でも何を祭ってるのか、誰も知らない。

今年ももうすぐ夏が来る。
猫の数だけ、人が集まる。 https://t.co/o7y4SspWq5

#呟怖
家に変わった小箱があったので、ママに開け方を聞いてみた。
「空いてたのよ。ずっと。
あなたが生まれた日に勝手に閉じたの。
あなたの何かを封じ込めたのね。
開けたい?」
私は首を振って、箱を枕元に置いて寝た。

翌朝、箱は空いていた。

家の中が妙に静かだ……

血の、匂いがする……… https://t.co/4rHJTVZu05

#呟怖
悪魔との契約を断った。
翌日、海岸には悪魔の骨が落ちていた。彼らは彼らで命懸けなのだ。
折角なので、供養する事にした。

(無事、地獄に堕ちますように)

手を合わせると、地中から凄まじい叫び声が響く。

今頃、肛門に焼けた胴を流し込まれてでもいるのだろう。

また一つ、いい事をした。 https://t.co/UntUi7wm8a

#呟怖
丘の上の白い花が真っ赤になる、という噂があったので彼と見に行った。
これだけの花が、どう赤くなるというんだろう?

ふと見ると、白い服の女がナイフを持って立ってた。
あ、と思うまもなく、ナイフは彼の首を掻っ切った。

視界が返り血で真っ赤に染まる。

白い花々も

赤い花のように… https://t.co/JGpNlTYev3

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