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呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

大学で初めて彼女ができた。すっごい美人だ。いつも派手好きで真っ赤な服を着ている女の子だった。初めて女性とキスをする時に僕はタイミングとかよく分からなくて、彼女が目をつむって口をすぼめたのを見たんだ。すぼめた唇の隙間からゴキブリの触覚みたいなものが飛び出て動いていた。 #呟怖

大学に凄い美人がいる。完璧すぎる美人なんだけど異性として好きになれない要素が彼女には感じられた。いつも露出の多い赤い服を着ていた。ある日、半袖の裾から大きなゴキブリが顔を出した。胸元をゴキブリが這っている。彼女が髪をかきあげたら数匹のゴキブリがぼとぼとと机の上に落ちた。 #呟怖

小学校の3階の廊下が真っ赤な夕日に照らされる時。逢魔が時の手前くらいか。
5、6年生の教室があるその廊下に黒電話が宙に浮いている時がある。
その電話の受話器を取ってはいけない。ダイヤルを回すと地獄と繋がってしまうから。
空が夕焼けで真っ赤な時刻、この世と地獄の境界は薄い。 #呟怖

無名な廃墟のラブホテルで妊娠中の女性が書いた落書きを見つけた。乱暴されて妊娠した恨みの内容だった。それを写真にとって面白がったりした。すると僕の部屋に同じ筆跡の落書きがされるように。「見つけたわ。あなたの子ね」やがて壁にべっとりとした血だまりが浮き出て盛り上がって来た。 #呟怖

工場に幽霊が出る。以前働いていたおじさんが頭を機械に巻き込まれて亡くなった。それ以降、残業していると工場の隅によく現れるようになった。作業服を着ていて顔の半分が無いおじさん。職員が作業をしていると後ろからそっと近づいてきて背後から抱きついて機械に引きずり込もうとする。  #呟怖

人のミイラには漢方、不老不死の効能があると信じた男。彼は自分の四肢をミイラにしてそれを煎じて毎日飲んでいた。彼は150歳まで元気に生きていたが、ある日の深夜に車に轢かれて死んでしまった。何故道を這っていたのか原因は分からない。事件現場は彼の家から数十キロも離れていたのだ。 #呟怖

報道されませんでしたが海岸に不思議なものが流れ着いたんです。人のようなものなんですが人とは断定できませんな、あれは。男の頭がついているって時点では限りなく人間なんですがね、その男の頭から人間の手や足が数十本も生えてるんですわ。長年漁師やってますがあんなのは初めてですわ。 #呟怖

神社の夏祭り。人混みにはずれてひょっとこの仮面をかぶったおじさんがいた。
寂しそうなのでリンゴ飴をあげた。「お嬢ちゃんありがとうね」
顔の仮面をずらすと隙間からタコの触手がにゅるっと出てリンゴ飴を受け取った。 #呟怖

海岸で友達と遊んでいた。
浜辺で休んでいると海から変なものがあがってきた。背が高く2mくらいあり真白で薄い斑点がありナメクジみたいにぬるっとしているけど
人間の形をしている。坊主でサメのような目と口をしていた。
金縛りになった。その生物は僕たちを一瞥して海に帰って行った。 #呟怖

ひょんな経緯である漁村から一家が娘を嫁に貰ってくれと訪ねてきた。漁師をしている一家からは「すえた魚の臭い」がした。
娘は魚のように目を見開き口をパクパクさせて気味が悪い。不思議な模様の和服を着ている。着物の隙間からタコともイカとも見当がつかない触手が一瞬見えた気がした。 #呟怖

バスケ部にいじめがあった。下手な部員の顔に皆でボールをぶつける。ボールが顔にのめり込んだと思ったらその部員は亡くなってしまった。
全員が隠ぺいした。大会でのこと。イジメの中心人物がシュートを決めようとした。ボールに亡き部員の顔が浮かび上がり「止めてくれよ」といった。 #呟怖

A君は美術が得意たっだが学校全体から苛められていた。彼は図工室で木彫りの彫刻を完成させた直後自殺した。彫刻刀で手を切ったのか血の付いた木彫り彫刻が美術室の真ん中に置いてあった。木彫りの彫刻と彼の血と美術室のオブジェが偶然に黒魔術的な配置を作り学校の生徒が次々と事故死した。 #呟怖

その日僕は遅れて登校するとクラスメート全員の首がなかった。教壇に立ったままの先生は腰から上が無い。教室の真ん中にはピアノ線が張られていて血が垂れていた。それにしても変だ。ピアノ線は固定されているのにどうしてみんなの首をはねたのだろう。みんなが高速で横に動いたとしか。 #呟怖

如何わしいサイトから気になった女性アイドルのイメージ映像をダウンロードした。さっそく見てみたら画面が暗い。アイドルの顔が乱れている。彼女だけピントがズレていた。おかしいと思ってタイトルを検索したらそもそもそんなアイドルは存在しなかった。でも行方不明の女性の名前と一致した。 #呟怖

いつも通る山道。車を走らせているとカーブのガードレールの上に3つの首が乗っているのをよく目撃する。それは大人の男女と子供の頭部だった。ここは数年前に事故で車に乗った家族が亡くなった場所だ。遺体はバラバラだった。3つの首は通る車を目で追っているので3つの首とよく目があう。 #呟怖

一人かくれんぼをした。僕は徹底する派だ。縫いぐるみではなく等身大のラブドールを使った。押し入れに隠れてたらぴちゃりぴちゃりと足音がした。浴槽から歩いてくる。ついに見つかってしまった。そいつはビクンビクンと痙攣していた。僕は口に含んだ潮水をそいつに吹きかけてやった。 #呟怖

裏路地の片隅に心臓を売っている男がいる。
大小さまざまな大きさの心臓。何の動物の心臓かは分からない。
男は「猿の心臓だ」と言っていたが、人のこぶし大の心臓は人間のものかもしれない。 #呟怖

俺はVRゲームのゾンビゲーが大好きだ。
ヤミ医者に頼んで顔面に機器を縫い付けてもらった。VR内蔵型俺!
これで俺はいつでもVRで遊べるわけ。
ヤベェ!ゾンビがみんな上司の顔をしてる。スゲェェェl!!  #異常  #呟怖

瓶詰にされた内臓が古びた研究所の標本棚に置かれている。恐らくは人間の物であろう、脳から目までほぼすべての器官が揃っていた。内臓はホルマリン漬けにされていたが、細胞一つ一つが記憶するかのように細胞一つ一つの残留思念がそこに留まることで、瓶が一つの生き物としてそこにあった。 #呟怖

山の奥の廃工場には機械少女が棲んでる。昔変質者が少女を連れ去り廃工場で改造人間にしてしまったのだ。防腐処置された少女の顔は人形のように美人であるが両手が銃剣になっていて工場を訪れた人を殺した。永久機関で動いている。少女機械はなぜか変質者のミイラを守るように生活していた。 #呟怖

同じクラスの和太郎くんは物忘れが激しい。それでいつも先生に怒られる。今日は頭蓋骨を家に忘れてきたみたい。だから頭がフニャッとしているんだね。三日前だって目玉を家に忘れてきて「黒板が見えないーっ!」って騒いでたじゃないか。もうしっかりしてくれよ。 #呟怖

休み時間も勉強してるガリ勉君。学年のトップの成績だ。彼は誰とも話さない。
放課後忘れ物を取りに行くとガリ勉君は席に座って放心状態だった。何故帰らないかと近寄ってみると頭上にコンパスの針が刺さってコンパスが回転していた。彼の口からは数式が唱えられていたが彼の意識は無い。 #呟怖

村に水族館がある。無名な寂れた水族館だ。そこは怪しいおじさんが道楽で運営している。そこでジンベイザメが見られるというので行ってみた。なんとそれは人面ザメだった。ダジャレかと思っていたらその人面ザメに頭からかぶりつかれた。そうやって村の子どもを人面ザメのエサにしているのだ。 #呟怖

旧校舎の音楽室のピアノは澄んだ良い音がする。放置されている割には信じられないほど状態が良い。休み時間にこっそりと弾きに来るのが私の楽しみ。でもある日ピアノを弾いているとピアノの足から伸びた黒い手に足首をつかまれた。その手は私の足首を放さない。旧校舎では誰も助けには来ない。 #呟怖

棺桶くらい狭い脱出ポッドで宇宙に放出された。地球到達まで数年かかるのでコールドスリープに入ろうとしていた。カサカサと音がする。それは異星から紛れた昆虫、繁殖能力が異常に進化したゴキブリやムカデだった。それがポッドの中いっぱいになるまで数時間もかからなかった。逃げ場はない。 #呟怖

私は奇病を治す名医だ。妊婦が来院した。妊婦のお腹には人面痣があった。しかし私はその人面痣を取り去ることができない。人面痣と胎児の顔が繋がっていたからだ。人面痣を取り去ると産まれてくる胎児の顔が無くなってしまう。しかし人面痣を切り離さないと胎児は産めない。苦渋の選択だ。 #呟怖

整形手術は失敗してはいなかった。完璧に成功したはずだ。しかし本人の美への執着と強迫観念のせいだろう。女性は手術が失敗して自分の顔が醜い怪物のようだと思い込んだ。思い込みで顔は本当に獅子面のように醜く変貌した。発狂して自分を整形手術した医師を殺害し、殺人鬼へと変貌したのだ。 #呟怖

下着泥棒の男。彼は家でその日の戦利品をご機嫌で眺めていると妙なことに気づいた。女性ものの下着から毛が生えている。下着から直に生えているのだ。日に日にそれは剛毛になった。男は今その下着の処分に困っている。霊媒師に持っていくべきではないだろう。男は女性の下着恐怖症になった。 #呟怖

屋敷の壁に掛けられた美人画がある。亡き無名な画家が描いた油彩画だ。その画家は独身のまま生涯を終えた。ふと視線を感じると思ったら美人画の目が僕を追っているのだった。それがしつこかったのでズボンを脱いで男性器を見せつけてやった。すると美人画は目をそらして後ろ姿の絵になった。 #呟怖

音楽室に飾られている肖像画。その中に無名な男の肖像画がある。その男は曲に命を吹き込むために血を使って楽譜を書いたという。生徒の間では「肖像画が血の涙を流す」と噂された。ある日若い女性の音楽教師が音楽室で着替えをしているとその肖像画から大量の鼻血が垂れて壁を汚していた。 #呟怖

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