呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

おかえり!相談があるんだ。
ううん、ゲームはまだ20万しか課金してないし、
学校は上手くサボったし、万引きだってバレてない。
実は…オンナノコ妊娠させちゃってさ。
何度目よって…泣かないでママ。
若いから我慢出来ないじゃん?色々。
え?堕ろす金用意してくれる?やった!ママ大好き!
#呟怖 https://t.co/66in6TRLIN

あれ?ダンボール箱が落ちてるよ。汚らしい。
後で片付けておいてくれない?
従業員用通路を指差して上司が言う。
私はハイと答える。
あれはダンボールに見えますが、
リノベーションに300万円を投じ、
少しでも職場に近い場所をと考え、
35年ローンを組んで購入した私の新居ですと告げられず。#呟怖 https://t.co/8W65cUihhX

首を斬られる夢を見る。
親や友達や見知らぬ人。
色んな斬首人に首をはねられる。
最近、夢に新たな登場人物が加わった。
蛇に似た変な子供。
子供は笑う。
笑って笑い、私の首をきつく抱きしめて離さない。
首だけの私は、血濡れて床に転がる自分の体に戻ろうと藻掻く。
子供の腕の中で藻掻く。#呟怖 https://t.co/a0JHdjeQVy

「はい、どうぞ」
道端で突然、女の子に飴玉みたいな物を手渡された。
包み紙をほどくとブヨブヨの濁った目玉が踊り出て、
食べて!とせがむ女の子には片目が無かった。
慌ててスマホを取り出し、警察に掛けようとした瞬間、
FXアプリがチャートの動きを告げた。
目玉は捨てた。取引が優先だ。
#呟怖 https://t.co/PQwlHcvahk

「先生、これを」
男は机に小銭をぶちまけた。
ぜんぶ一円玉で、地獄のような量があった。
私はそれを少しづつ丁寧に数えた。
「百万円払います。お願いだ!この金で娘を助けてくれ!
娘を治してくれ!」
小銭を数え終えた私は言った。
「残念ですが…九十九万円しかありません。一円足りない」#呟怖 https://t.co/QzvuYjl3IS

まって、この赤玉、二ヶ月くらい前に買ったヤツだよね?
うっかり食べ忘れて賞味期限切らしちゃったヤツだよね?
ヒビが入ってるし…卵のヒビって危ないんだよ?

大丈夫。茹でたから。食べてよ。

え…嫌だよ…

卵食べるか、浮気の経緯を詳しく話すか、どっちか好きな方選んで。

…食べます。#呟怖 https://t.co/ZT2nvC9LAP

現場はグチャグチャ。証拠が全部溶けて流れた。
異常に窒素酸化物の濃度が高いとか何とか鑑識さん言ってたよ。
ホシはあの小僧に間違いないが…
立証は難しいだろうな。
不思議な話だよね。部屋の中に雨が降るなんて。
雨が血も何もかも洗い流すなんて。
まるで誰かが小僧を庇ってるみたいだ。
#呟怖 https://t.co/ujlissDLiR

お前は自販機で買った子と母はよく言った。
独創的な冗談だと思っていた。
大人になり結婚し、そろそろ子供を考えていると母に話すと、
山奥の古びた自販機に案内された。
「一人目は女の子がいい」
母は小銭を入れ、黒髪・女・0歳と書かれたボタンを押した。
濡れた赤黒い肉塊が飛び出て来た。
#呟怖 https://t.co/8rgFuZe6Fl

顔型ご飯の下におかずがかくれた当店人気商品「よしこ弁当」
実は弊社社長の思い出の味を再現したものです。
貧しかった社長の生家では、母のよしこが毎朝顔の皮をペロリ剥ぎ、子供の弁当箱に詰めました。少しでも弁当のかさが増すようにと。
ええ。よしこは何度でも顔が再生する特殊な体質で…
#呟怖 https://t.co/ZDQMJ7Eggt

私のくには嫌な客を追い帰す逆さ箒が有名だが、
お帰らずといい、帰ってきてほしくない人にかけるまじないもある。
やり方は簡単。憎い人に小さく「おかえらず」と囁くだけ。
強いまじないだから生涯二回しか使えない。
初めは姑に使った。ババアは出先で急死した。
あと一回は…煩い夫に使お。#呟怖 https://t.co/CBXTWzj4bq

久しぶりに万引きしたくなった。
やり方は昔、友達のさっちゃんに教わった。
さっちゃんはいつも「ラムネってお店から勝手に盗っていいんだよ」と言っていた。
スーパーでラムネを鞄に入れた。
「お客様」店員が肩を叩く。
思い出した。さっちゃんなんて友達はいない。
私の名前がさっちゃんだ。#呟怖 https://t.co/sHJpJIgjw6

成人した日、地下室に入ることを許された。
地下室には父の自慢のワインたちが眠る。
父が一本の赤を選び、コルクを抜いた。熱く熟れた甘やかな味。涙が溢れる。父は言った。
「この味がわかるか?母さんの血を丹念に仕込んだワインの味。お前も仕込み頃だ」鉈か?斧か?
一閃が僕の首を落とす。#呟怖 https://t.co/9YVmR6agex

こんにちは!保護娘カフェへようこそ!
当店は初めて?まずは料金の説明を…
10分5万円のワンドリンク制です。
娘の服を脱がせるのと挿入は禁止。
靴がめり込むほど強く蹴るのも禁止。
娘の髪を引っ張りすぎないで。
殴るときは素手で。
手加減して徐々に弱らせて。
では中にどうぞ!楽しんで!
#呟怖 https://t.co/lxfaYUbgiN

この黒焦げの布、何だかわかりますか?

着物、ですね。かなり古いものだ。
この臭い…
この着物、絹じゃないな。
絹は燃えた後、こんな臭いを出さない。
一度嗅いだことがある。
父が焼身自殺をした日。
同じだ…あの肉の焼ける臭いと同じ…

まさか…人間の皮膚で出来た着物ですか?

御名答。#呟怖 https://t.co/qnM7G8JvhR

怒ってる?
打たれたところ痛む?
アイツ嫌な客だったけどあたし我慢したよ。
アイツにされてるあいだ貴方の事考えたよ。
ね、見て。塩漬け肉作ったの。好きでしょ?
アイツの…を根元から切り取って壺に仕込んだんだ。
美味しいよ?
なぜ口をきいてくれないの?
別れるなんて…言わないよね?
#呟怖 https://t.co/sYEki1Vy25

むかし近所にレミって奴がいて
意地悪で嫌いなのに私に執着がある様子で
追い払っても家に来たり
そんな事すっかり忘れていたが
最近私の娘につきまとい
しつこく誘う子が現れ
これがレミそっくり
出身や名前を聞けばどうもレミの子に間違いなく
母親になり初めて
あの子と遊んじゃ駄目と言った
#呟怖 https://t.co/ghgkdJyf7o

夫が言う。
「鏡のヒビ、修理したほうがいいぞ?
子供が触ったら怪我するよ?」
私は笑う。
「アレは悪い物を閉じ込めるマジナイよ。
直すと災いが起こるわ」
ようやく夫は出かけた。
鏡を見てため息。
のぞく目玉を指で押し込む。
「大人しくしてろ」
悪い物は閉じ込めなきゃ。
ね、お義母様。#呟怖 https://t.co/RLzyDOK5Yq

よォ新人。
キープアウトテープで電話をグルグル巻きにした理由を尋ねたな?
よし、勉強だ。テープを剥がせ。鑑識到着前だが構わん。
臭うか?臭うだろ?受話器のとこ、回すと開くからやってみろ。
中に何が詰まってる?
わかったか?この電話が事件現場なんだよ。
おーっと吐くなら外に出ろ!
#呟怖 https://t.co/7WEFgUFOgb

#呟怖
「おっちゃん、ビール!あとウィンナー、
塩振って炒めてケチャップつけてくれへん?」
…炒める?
…ウィンナーを?
店主の顔が奇妙に歪む。
酔客は囁く。「炒めちゃうんだ…」
え?ウィンナー、普通炒めるやん?
店主が重々しく口を開く。
「兄ちゃん初めてか?教えておくがウィンナーは…」 https://t.co/KgR0iAKNzv

ああ夏休み
部屋に「蛾」が何匹も入ってきたあの夜
親に訴えても「毒はないからほっとき」とあしらわれた夜
一晩じゅう息を殺したあの夜
電灯にぶつかりながら飛んでいた蛾は
やがて私の肘のうえ
鉄棒から落ち
出来たばかりの傷にとまった
メリメリと音をたて
蛾はぜんぶ傷口にめりこんで消えた
#呟怖 https://t.co/V63KjYrQ2N

「愛情が大切」貴方はよく口にする。
「子供はたくさん愛情を注いで認めてあげないと」
まるで標語みたいな文句を呟く。
愛情不足だと子供はどうなるの?
貴方は微笑む。「放火魔になる」
俺のようにね…
熱風に言葉が千切れて飛んでゆく。
炎は赤く私は猫で貴方と共に生きることしか出来ない。
#呟怖 https://t.co/MzIO6tQXYO

「ピリ辛少年、単品で」
「少女とセットがお得です」
「じゃ、それ」

間もなく席に
詰襟の少年と
セーラー服の少女が届いた
「キスしたことある?」
「エッチな動画見る?」
少女を冷やかし
ピリ辛味の少年を舐めて腹を満たす
その後ふたりをクシャと丸め
リサイクルと書かれたゴミ箱に捨てた
#呟怖 https://t.co/8BUsIR7SRB

アイツら賭けしてる
「そのカードでいいのかな?」
クルクルが冷やかす
「お前はいつも美味しい所かっさらう」
サラサラが顔をしかめる
アイツら笑う
腎臓が一番高く売れる
アイツら相談する
眼球は慎重に取り出そう
「次の勝負で決めようか」
私の解体の順番を争って
アイツらったら賭けしてる
#呟怖 https://t.co/dEY4XWmfYF

「仕事」は成功した。
念入りに後始末を行った。
傷を負った体も癒えた。
なのに…
胸が塞ぐのは何故だろう?
夜に震えるのは何故だろう?
「獲物」はこう言い遺した。
「道づれ」と。
オマエヲジゴクニミチヅレダ…
風が鳴る。
歌が聞こえる。
猫が尻尾の先だけを動かす。
ノックの音がする。
#呟怖 https://t.co/epFCraxS7G

夏休み最後の夜、机に宿題を広げる。
ぶうん…
母によく似た顔の虫が数匹、部屋に入ってきた。
虫は勢いよく飛び、落ちた鱗粉でノートが汚れた。
拳で叩いて一匹潰した。
「うるさい!静かに!」
寝室の母が怒鳴るから虫退治を諦めた。
朝、虫は干からびて死んでいた。
宿題は終わらなかった…
#呟怖 https://t.co/V63KjYrQ2N

僕と「まぐわう」のは大変だよ?
人間のオスとはチカラが違うから。
ほら…ね?
彼の尖らせた舌。
私のあらわな肩をかすめる。
皮膚がごっそり削れ、痛みに涙が滲んだ。
あと血も。
「それでもいい。貴方の妻にしてください」
キャミソールを脱ぐ。床に落とす。
月が翳る。彼の表情は見えない。
#呟怖 https://t.co/kokR2IJhY7

#呟怖
その日、先割れスプーンがひとつ足りなかった。
走って給食センターへ貰いに行った。
献立はシチュー。
穴蔵じみた目の職員がひとり大鍋をかき回している。
美味しくなぁれぇ…なれぇ…
波打つ白い液体の表面を見た。
赤いリボンが浮いているよう気がした。
友達が三時間目から教室に戻らない。 https://t.co/VYSQiy6oha

ねぇ、サングラスどこの?
ピアス開けるのって痛い?
そのジャケットは古着?
アップルウォッチ使いやすい?
ひたひたと足音が迫る
怖くて震える私の心に気づかれたくなくて
立て続けにくだらない質問を投げた
シッ!静かに
大きな掌が私の口をふさぐ
カサついて
風船ガムの匂いのする掌だった
#呟怖 https://t.co/MWLVdDcfWe

野生の「爪」を保護した。
毛並みがいい赤目の雄だ。
ミルクを与え、毛布で包んでやると落ち着いたので…油断した。
「爪」の鋭い爪を切ろうと「爪」の腕を掴んだ刹那、
薄いナイフのような切っ先が腹部をかすめた。
私はあーあーと呻きながら、
こぼれる臓物を床に落とすまいと傷口を抑えた。
#呟怖 https://t.co/tbPTTAlVTU

#呟怖
観覧車が天辺に来た時
飲み会に女がいたとか
思い出すのも馬鹿らしい理由で喧嘩して
今考えてもどうして扉が開いたのかわからぬが
発狂した彼女が
真っ逆さまに飛び降りた
きっと地面には変わり果てた彼女が横たわっているなと
窓の外見ないようにして
ぐるぐるぐるぐる
観覧車から降りられない https://t.co/Lxq7BxApX7

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