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呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

ママ、見て。水鳥が一羽はぐれてる。迷子かな。
私も昔、あんなふうに迷子になったね。
大声で泣いたら「私がママよ」って来てくれたね。
あれ?あの時、なぜわざわざ私がママよと念を押したの?

思い出したかぁ。
貴女を拐い、新しい名前をつけて自分の子にしたけど…
思い出しちゃったかぁ。#呟怖 https://t.co/cYBBYMwxoB

君、自分のと間違えて僕のスマホ持って帰ったろ?
交換して。いいよ許す。友達だから。
ところで君、父上は〇○学園の理事長だよね?
僕、今度あそこの中学受験するの。
君のスマホに入ってた盗撮動画のことは内緒にするから、
父上に頼んで試験免除の特別枠を僕に頂戴。
いいだろ?友達だもん。#呟怖 https://t.co/yXb2oC7riV

僕と彼はベンチに座り、キスしたり、時にそれ以上のことをした。
年上の彼は大人びていて、僕は彼を好きだった。
「殺したいヤツがいるんだ」ある日、彼が打ち明けた。
「殺しちゃおうよ」ふたりで彼の父親を殺す計画を練った。
念入りに練ったはずの計画は失敗した。僕と彼は離れ離れになった。#呟怖 https://t.co/lT4BvUNgCt

結婚五年目。待望の妊娠。
融通のきく職場だから、臨月まで働こうと思っていたが、
一人の気味悪い社員(若くて暗い雰囲気の女)に、
「いいなぁ、赤ちゃん。ウチも妊娠したことあんで。
相手の男が逃げたさかい堕ろしたの。いいなぁ、
赤ちゃんが生まれたら頂戴よ」と、毎日迫られ怖くて辞めた。#呟怖 https://t.co/scRLFmPICK

元彼が現れた。
悪さ盛りの昔、付き合った男だ。
若気の至りで心中未遂もしたっけ。
「今度こそ一緒に死のう!」
元彼は言い、臭い液体を頭から被った。多分、灯油?
私は走った。一目散に逃げ出した。
後方で火の手が上がる。サイレンが叫んでいる。
角のスーパーの出火経緯は大体こんな感じ。#呟怖 https://t.co/qCHa1JPOr9

床には女がいた。体は鱗に覆われ、嘴のある奇妙な女だ。
「ア…エ様だ」父が低い声で囁く。
「当家は代々、この方に精を鍛えて頂き、繁栄をしてきた。
今宵、お前は男になるのだ」
嫌だ!こんな女は嫌だ…
私の下帯を勝手に外し、けらけらと女は笑う。
「味見といこう」
生温い息が陰茎を包む。#呟怖 https://t.co/KKZJHiM7I1

「おーい、田村ァ。移動教室遅れるよ!
肩に乗ってるの何?新しいゆるキャラ?
お前、机にベタベタシール貼って…怒られるぞ?
あれ、これシールじゃなくて御札?」

「しっかりしろ!田村はいない。田村は死んだ!」

「よせ、そっとしておけ。
アイツだけに視える田村とせめて話をさせてやれ」#呟怖 https://t.co/HuLddplzUn

料理上手でさ。「隣の者ですが、おすそ分けです」って、
肉じゃがくれた。俺ひどい偏食だけど、彼女の料理は
食べられた。ガリガリ大魔神の俺がふっくら太った。
告白して付き合うようになり、結婚したいと思った。
「彼の体重が目標値を達成しました」
彼女が電話で誰かと話すのを聞くまでは。#呟怖 https://t.co/P68MrPOV7X

それでは朝礼します。お早うございます!
昨日の売上☓☓万、予算費◎%、ロス率▲%です。
業務連絡です。第23代社畜グランプリの精肉部田中さんが
本日出荷になります。皆様によろしくとのことです。
田中さんは専用刃でスライスされ、A5ランク肉に生まれ変わり、
三日後、店頭に並ぶ予定です。#呟怖 https://t.co/vUgWgG6zzZ

ハロウィンの仮装を見ていた。男性教論が幼児達を引率している。
と、一人の幼児が寄ってきて、私の鞄を勝手に開けたので驚いた。
「お菓子くれなきゃ悪戯するぞ」
「お菓子ないよ。駄目だよ」
帰宅して確かめると、鞄にメモが入っており、
そこにはこうあった。
「ゆうかいけいさつでんわして」#呟怖 https://t.co/y6vzLw6ddt

AIのお絵かきで、#呟怖 を描いてもらったら、
なんかとっても憎めない感じ。 https://t.co/SBziMENBlO

「よしよし。ミルクかな?オムツかな?」
人形を抱く私の耳元で夫が囁く。
「この人形はあの子じゃない。あの子は死んだよ」
私はわっ、と泣き出す。
本当は夫の方が壊れている。
人間として、もうこれ以上壊れようがないほど壊れている。
私が狂ったフリをして、辛うじて夫婦の形を保っている。#呟怖 https://t.co/BGYIGG048p

「久しぶり!何しとる?えッ、偶然!
俺も近くにいるから合流しよ?俺の彼女紹介する。
ほらお前、投資を始めたい言うたやんな?
俺の彼女が…」舌はもつれ、声が震えた。電話は冷たく切られた。
「下手クソが!必ずカモを呼べ言うたやんか!」
女は舌打ちし、懐から取り出した銃で俺を撃った。#呟怖 https://t.co/WOzmFgMRsy

失敗したなぁ。
あの子のスカートの裾から糸がピロンと出てたから引っ張ったの。
思ったより勢いがついて、スカートが全部ほどけて、
脱げて床に落ちたの。
あの子、キャッて叫んで泣いてしまった。
失敗したなぁ。
意地悪じゃないよ。私、あの子が好きなの。
あの子の裸が見たかっただけなの。#呟怖 https://t.co/lTEASAYvxY

ピアノは決まってアップライト
音階はガタガタ
西部の田舎にロクな調律師はいないし
Barでジャズを奏でようと
お客は誰も聞いちゃいない
クレイジーでホンキートンク
あたしはそれを音楽だなんて認めない
今夜もお尻の青いピアニスト坊やの背後に回り
鍵盤を叩く指を押さえ演奏を邪魔してやるの
#呟怖 https://t.co/D1wk33Mrze

里美はスグやれる女℡080☓☓☓☓☓

トイレにひどい落書きを見つけた。
私は里美とやらを気の毒に思い、
名前と電話番号を自分のものに書き換えた。
ひとりの女を救い、気分が良くなった。
数時間後、電話が鳴った。
「里美だけど」意外に可愛らしい声が尖っている。
「商売の邪魔しないでよ」#呟怖 https://t.co/2GaeacPAgl

母が御百度を踏むという。私と暴力夫の縁を切る為に。
「かんにん。おかん多分、九十五度参りくらいで死んでまう。
残り五度は自分で参るんやで」
親子してしょうもない男にひっかかったな…
母は笑い、足袋を脱いで着物の裾をまくると、
山頂の神社を目指し、そびえるような石段を登り始めた。
#呟怖 https://t.co/FqJHbMe9BH

男に拐われ、崖の上まで追い込まれた。
耳が聞こえぬ私は泣いている。刑事はなぜか笑ってる。
と、刑事は両手を広げ、手話で語り出した。
「海の霊が怒ってる。一体は既に男の足を掴んでる。
男はまもなく海に落ち、霊たちが勝手に始末してくれる。
一緒に落ちぬよう、姿勢を低くして踏ん張れ」#呟怖 https://t.co/5hHgysRYpY

寂しい?って聞かれたな。
お兄さん寂しいの?って。
あの子、私は寂しくないよって笑った。
あの日、箱にその辺の花を詰めて、
泥とか付いてて中身バレバレなんだけど、
ビックリ箱よって俺にくれた。
俺はありがとうをするのが精一杯だった。
その優しい子を俺は殺した。殺しち、まったんだ。
#呟怖 https://t.co/pakbZ6OIEL

周りを見渡たした。隣に座るツレ意外、
映画館にいるすべての観客が「俺」だった。
「俺」たちは大声で喋りまくり、
肩を小突いてきたり、椅子を蹴ったりした挙げ句、
「犯人は登場人物全員だよ!」と叫んだ。
吐き気がして、ツレを置いて外に出た…
そんな夢を見て疲れてる。心がやられてる。
#呟怖 https://t.co/zrI2Gi8p5j

#呟怖
夫となる人と駅にいた。
じっと見つめる目があった。
汚れた身なりの若い男で、私はそれがすぐに14の歳に産み、
手放した息子だと気づいた。
男は微かに口を動かした。
「アイシテ」と言ったように聞こえた。
大きな声ではなかったのに、
その時、おびただしい数のムクドリが一斉に飛び立った。 https://t.co/wtMNhFwYZy

まちでわたしをもてあそんだおとこをみかけた
ほかのおんなとうでをくんでわらっていました
なつのおわり
てのひらにあそびわすれたせんこうはな火がありました
わたしはたばこではな火に火をともすと
そっとおとこにちかづき
しゃれたじゃけっとのぽっけにはな火をおとして
だまってたちさった
#呟怖 https://t.co/TPpY30NiyX

古本屋で買った文庫本に髪の毛が挟まっていたのね。
一頁につき十本くらい、ほぼ全ての頁に。
怖いやら気持ち悪いやらですぐ返品に行ったんだ。
「髪が…」と説明する私に店員はこう答えた。
「ああ、時々あるんですよ。処分に困るんでしょうね」
「本をですか?」「いえ、ご遺髪だと思います」
#呟怖 https://t.co/56kAV281hb

昔、縄跳びに勝手に入ってくる子がいてね。同い年くらいの男の子…
そう話すと母は泣いた。
「お腹の中で死んだ貴女の兄さんよ」
私は双子でした。まァここまではよくある話。
実は私、性別違和があって、今度男性になる手術をするんだ。
兄が体に入ったのかも。
お入んなさいと言ってないのに。#呟怖 https://t.co/teo08ZJSw9

赤い花弁に足を止める。
葬儀の帰り。夫の遺骨を抱いていた。
「あきらめ」
ふと花言葉を思いだす。
「あきらめ、か」
確かに私は諦めたのだ。たぶん、一生。
咲き誇る赤い花を穏やかな気持ちで愛でる秋を。
球根に強い毒があるのは知っていた。
だから使った。
骨壷を抱え直し、家路を急いだ。#呟怖 https://t.co/8KrJT96tc4

口コミ ★
ネイルサロンは久々。
男性ネイリストさんに手描きアートをお願いしました。
ところが出されたお茶を頂いた途端、私は意識を失いました。
私が眠っていた間、ネイリストさんが何をなさったのか不明です。
目覚めると下腹部に違和感があり、
避妊してくれてたらいいと願うばかりです。
#呟怖 https://t.co/ik6JpVBone

飴玉ちゃうで。家は火葬場やん?
骨拾いゆうても人間の骨は二百もあるさかい、
絶対取りこぼしが出んねん。それオヤツにしてん。
助骨なんか焼き立てはポリポリ美味いで。
目玉はわざと半熟焼きにすんねん。
そしたら口の中で長う味が続くさかいね。
今日は沢山袋に入れてきた。おひとつどうぞ。#呟怖 https://t.co/ggwhljn4al

最先端のAIチャイルド、つまり僕に欠陥が見つかり、母はご立腹だ。
質の悪いDNAが混じっていたのだとか…
「すぐに代わりの子供を持ってきて頂戴!
不良品のコイツは始末しますからね!」
母と僕の売り主が電話している。
もうすぐ僕は母に殺される。
もうすぐ僕の代わりの「僕」がやってくる。
#呟怖 https://t.co/pWNmNYhJTa

近所のラブホが燃えた。母と一緒に見に行った。
現場は救出劇のさなかで、
建物から浴衣姿の人々が次々と吐き出されていた。
その中に父がいた。母の友人の肩を抱き現れた。
「アンタ達…」夜空に母の歯ぎしりが響く。
すると熱風が父の浴衣をめくり、萎びた陰囊がのぞいた。
私は目をそらした。#呟怖 https://t.co/sBboNYaPmS

彼、既婚者やったわ。
家族で住むマンション買うたんやって。
訪ねてみたら、立派な建物で…自動なんかな?
夕暮れ一斉に灯がともった。
ぎょうさんの瞳が瞬きしたみたいに。
あの瞳と同じ数の生活があるんやな思たら、
なんかアホらしなって、火ィつけるのんはやめて、
私は彼の家を後にした。
#呟怖 https://t.co/tUZorwNgsr

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