呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

小学生の息子がある本を読んでクスクスと笑っている
どんな本なの?と聞いても答えてくれない
夜、息子が眠った後に読んでみる事にした
だが全てのページが黒く塗り潰されていて何もわからない
「ママには読めないよ」
何時の間にか目覚めていた息子がクスクスと笑いながらそう声をかけた
#呟怖

深夜、地震で目が覚める
ガラスの割れる音
片付けなきゃそう思いつつもまた眠りにつく
翌朝、部屋に何か割れた形跡は無い
両親に訪ねても「知らない」と答える
夢か?
足を出した瞬間小さな痛み
見ると割れた幾つもの小さなガラス片
尋ねてみても両親は「知らない」と全く同じ声色で返事をした
#呟怖

出勤電車
隣の男の顔色が真っ青な事に気づく
「大丈夫ですか?」
そう声をかけた瞬間、男が嘔吐する

ビチャビチャと響く水音
汚いなぁと思いつつ吐瀉物に目がいく
そこに蠢いていたのは真っ黒で長い糸のようなもの

ふと男の口元を見るとそれと同じものが何本も垂れているのが見えた
#呟怖

「仕方ないよね。節電だから」

ベットが置かれた部屋の中
機械の電源が落とされ
規則正しく鳴り響いていた電子音が消える

#呟怖

さあゆでたまごを作るわよ

どうしたのゆうちゃん、脅えた顔して?

おばあちゃん、僕を茹でるのって?あははバカねぇ、そんなことするわけないじゃない

子供はお刺身の方が美味しいんだから
#呟怖 https://t.co/PWk1r6kv09

新婚生活、始めての二人暮らし
知っているようで知らなかった相手の一面を知ることが楽しい
あいつ意外とズボラだったんだな
開きっぱなしのドアやタンスを閉めながらそう微笑む

朝食の時間
「ねぇあなた」と妻の声
「お願いがあるの」と続く
「ドアとかタンスはちゃんと閉めて欲しいな」と
#呟怖

奇跡の水という物がある
それを一口飲めばあらゆる怪我、病気、死すら乗り越えられるという

(絶対にあり得ない)
それを手に入れた私は早速顕微鏡で覗く
見えたのは蠢く見たこともない生命体

(なんだこれは!?)
飛び上がった瞬間、一滴の水が肌に
つく

(まぁいっか)
余った水を一口飲み込む

#呟怖

こんな話がある

周防の国には赤子の泣き声がする洞窟があったという
その話を聞いた尼が洞窟に潜るとその声はピタリと止んだそうだ
だが何時までも出て来ない尼を村人が心配し見に行くと洞窟の奥に寄り添う2つの鍾乳石があった
1つは人の背丈ほど、もう1つは1尺5寸ほどの大きさだったそうだ
#呟怖

眠り姫を目覚めさせるには優しいキスが必要だ
柔らかで暖かな唇に触れれば彼女は眠りから解き放たれる

目覚めた彼女達の行動は全て同じ

最初はきょとんと
次に混乱
怒り、悲しみ、恐怖
そして最後は絶望

私は彼女の髪を優しく撫で、そして耳元でこうささやくのだ
「私が王子様だよ」と
#呟怖 https://t.co/TggK7naTBk

こんな話がある
土佐の国には野犬が多くいた
ある日旅人がそこを通ると男が一人四つん這いで吠えていた
「何をしているのか?」と聞くと男は
「犬をこらしめている」そう答えたそうだ
後日、旅人が再びそこを訪れると喉を食い千切られた男の屍体
畜生の理に従ったからだ
旅人はそう語ったという
#呟怖

デート中、彼が頼んだステーキ
それを一口食べた瞬間「食うな!」と険しい顔で叫ぶ
そのまま何処かに電話をすると警察官が現れ店の従業員を連行していく

「何があったの?」
そう何度も尋ねる私に彼は
「人の肉だよ」
低い声で短くそう返事をした

#呟怖

山に登る
その中腹で突然の濃霧
進む道すら分からない

途方に暮れていると前から「おうい」との声
助かった
「おうい、おうい」進むにつれ大きくなる声
もう直ぐ近くの筈だ
足を進めた瞬間、小石を蹴飛ばす
カツカツと響く音は下にそして遠く

ふわりと晴れた霧の隙間
そこに地面は無い
#呟怖

「助けにきたよ」
深夜の水族館、少年は水面に手を伸ばす
少年の心を捕えた一匹の人魚
彼は確かに聞いたのだ。水槽の向こう悲しく微笑む彼女の「助けて」と言う声を
彼女は水面へ上がり優しい笑みを浮かべる
「さあ」と告げる少年の手を掴み、そしてそのまま水底へと引き摺り込んだ
#呟怖 https://t.co/hMEQk6s5l0

スライムダイエットが若者の間でブームだ
対酸性のスライムを胃の中で飼うことで食べ物を吸収してくれるという

だがある日死者が次々と発生した
全身の穴という穴からスライムを噴き出して

原因は業者の杜撰な管理体制
後の調査で雄と雌が混ざったロットが販売されていた事が判明した

#呟怖

夜中に目を覚ます
真っ暗で何も見えない

今は何時だろう?
手探りで探し当てたスマホ

だが明かりが灯らない
電池切れだろうか

まあいい
朝が来るまでもう一眠り

目蓋を閉じうとうとと夢を見始めたとき
聞き覚えのある着信音が枕元でけたたましく鳴った

#呟怖

その男の死体は郵便ポストの中で見つかった
死因は圧死、ポストにみっちりと詰まり身体中の骨が砕けていたらしい

警察がポストを調べると一枚破れた便箋が見つかった
そこに書かれた住所は男の実家のもの

両親にその事を訪ねると男が
「今度帰ってくるよ」
そう話していた事が分かった

#呟怖

あるアイドルのストーカーが捕まった
そいつはSNSの写真から自宅を突き止め嫌がらせをしていたらしい

だがとアイドルは首を捻る「私は一度も自宅周辺の写真を乗せたことは無い」と

それに犯人はこう答えた
「上げられた写真の場所を地図におとした、そうしたら写真の無い地域導けた」と
#呟怖

高速道路
一台の車がトラックに近寄り煽り始める

近付く車間距離
一度、二度、三度目に近付いたときトラックの荷台ががばりと開き、そこから巨大な顔が飛び出す
車はブレーキ音と後方へ下がっていく

朧車と契約してから事故の総数は減ったが増えた単独事故をどう評価するか議論は続いている

#呟怖 https://t.co/9VJ4VhyH2H

古い屋敷に霊視をしてくれと呼ばれた
先代が集めた様々な拷問道具、それらを見て欲しいと

仕事を始める
唯一見えたのは隅に置かれた鋼鉄の処女
そこに穴だらけにされた女が何人も見えた

その事を依頼者に告げると「それはおかしい」という
「それは先代が特別に作らせたものだから」と
#呟怖

夢を見た
歯がポロポロと抜け落ちる夢
抜けた歯を慌てて拾い歯茎へとさし直す

目を覚まし、舌で歯を探す
よかったちゃんと有る

ほっと息をついた時、ふと走る違和感
犬歯の位置が一つずれている

#呟怖

初めて入った彼女の部屋
可愛らしい小物に頬が緩み、彼女の甘い香りに胸が高まる

ぼふりと倒れこむベットの上
すうっと吸い込んだその空気の中にふわりと香る煙草の匂い

彼女は煙草を吸わない
ということは
「ああ君もなんだね」

ドアの向こうから鍵を差し込む小さな音が薄暗い部屋に響く

#呟怖

疲れた
座りたい
お腹が減った
足が痛い
靴擦れが痛い
漏らしたズボンが気持ち悪い
止まりたい
休みたい
眠りたい

止めて
誰か
止めて
#呟怖 https://t.co/HKNsIzcNTi

人は自らが理解できぬ物を見ると思考を止めるらしい
その姿を眼にした人々

ある人はその場にへたりこみ
ある人はゲラゲラと笑い
ある人は目の前の現実を拒絶した

私は走る
ただひたすらに脇目も降らず
人の背丈程もあるそれからどれだけ離れられるかはわからない

ただ頭を止めて死ぬのは嫌だ
#呟怖 https://t.co/sR4GVkz27U

夢の中で私は必ずある下宿に居る
私はその1室で暮らし、住民と親交を深め、そしてある女に恋をしている

所詮夢は夢、現実である筈がない
しかし私ははっきりと聞いたのだ
夢から目覚める直前「いってらっしゃい」と女が言うのを

私は今夜も夢を見る
女の言う「おかえり」の声が聞きたくて

#呟怖

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