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「空と踊る男の #呟怖 〈竹田と俺〉シリーズ」をトゥギャりました。 https://t.co/JlFzRHFHP3

「えー、人類の歴史とは常に戦争の歴史であり、あ、り、蟻が、蟻塚、鎧塚、養老、図鑑、獣姦、ははは、母、歯、破瓜、破壊、her kind、はっかにぶんの、はち、」
八堂先生が授業中に突然発狂した。
「逃げるよ」
竹田が俺の手を引いた。

廊下へ出た途端、教室の窓ガラスが割れる音が響いた。 
#呟怖

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「〈現実〉の対義語とは?」
講堂の壇上で竹田が言った。
「理想、空想、虚構。答えは様々でしょうが、私は今それを〈少女〉と定義します。男子校である本校にいる筈のない、ある一人の少女こそ、我々の現実を脅かす忌むべき存在であり」

俺は唖然とした。生徒会選挙の演説で何の話をする気だ。
#呟怖

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「今日は暑いね」
昼休み。汗を拭いながら竹田が言った。
「アイスでも食いたいな」
俺は答えた。
「三橋に買ってこさせようよ」
「いや……それは」
「じゃあジャンケンしよう。負けた方があいつに命令する」
途端に緊張が走った。

「「最初は」」

どさっ

校舎の屋上から誰かが飛び降りた。
#呟怖

(1981年7月3日)
明日9時、闇咲公園。
ぶっ殺してやるから逃げんなよコラ?

(1992年7月3日)
夜分にすみません。
弟さんに
『今でも好きです』
と伝えて下さい。

(2020年7月3日)
闇咲坂の電話ボックスから? まだあったの? もしもし? 『ぶっ殺して今でもやるから好きです』何それ? 
#呟怖 https://t.co/mfxATix5IX

殊更に非凡な者も、平凡な者も、並外れて強靭な者も、脆弱な者も、特には存在せず、ただ数多の人間が、周りの誰をも気に留めず、一方で何かを訴えるように、各々異なる向きを凝視しながら、そこで風に揺られ、一様に佇んでいた。木々のようにも、墓標のようにも見えた。孤独だけが群生していた。
#呟怖 https://t.co/w5oh6cebtK

中二の一学期、些細なことで同級の友人たちと仲違いし、昼休みに私だけ一人で弁当を食べていた。
いじめとかではなかったが、辛かった。

二学期になり席替えをして、隣の席に小夜が来た。
「一緒に食べよう」
嬉しかった。

三学期になり、気づいた。
最初は怖かった。
でも今も感謝している。
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色々試した結果、父のゴルフクラブが最も使い勝手が良いので皆で用いた。
車、スクーター、照明器具、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、炊飯器、電子レンジ、TV、PC、壁時計、固定電話、ゲーム機、スマホ。私たちは我が家にある一切の機械を徹底的に破砕した。なぜそうするのか皆目判らぬまま。
次は、
#呟怖

どれどれ……「私の家族は皆とても仲がいいです」あははっ、あとは……「友達もたくさん出来て毎日が楽しいです」あははっ、私の、黒い、家族は、皆、あははっ、とても、仲が、いいです、あははっ、黒い、友達も、あははっ、たくさん、出来て、あはははっ、毎日が、楽しいです、あはははははっ、
#呟怖 https://t.co/2PD8ALHoWC

(1973年10月、シリア)
砲撃。爆炎。砂塵。だが進む。命を賭して。
この子だけは。戦争のない国へ。

(1995年3月、日本)
「東京砂漠」? 毒ガスが撒かれても?
戦場さ。ここも。

(2022年7月、某国国境)
母さん。今やこの世界自体が砂漠です。でも戻るよ。あの地へ。
呼んでいるから。  
#呟怖 https://t.co/lP416sDJ4A

父が休日にたまに作る料理が好きだった。

その日曜日の午後、帰宅すると、食卓に父の得意料理の■■■が並んでいた。
やがて父が二階から降りてきて、私に言った。
「食べたか?」
「うん」
「そうか」

父は二階へ戻り、自室で首を吊った。

今、自分の娘の前に■■■を並べ、私は待っている。
#呟怖

自習時間なのにクラス中が騒がしいので、静かにさせなきゃと案じ、チョークで黒板を引っ掻いてみたが、誰もこちらを見ようとせず、意地になって何度も引っ掻くうち、私の口からもキーーーッという耳障りな声が漏れ始め、それでも皆は私に気づかなくて、声は止まらなくなった。花冷えの頃だった。
#呟怖

ちつー
ちつがさけてー
つちとまざってー
つみゆえのー
くろいおのこー
ながれるー

ヨウコちゃんだ。隣の部屋の子供。アパートの階段でいつも変な唄を歌っている。
「ねえ、そういうのはちょっと……」
見かねて声をかけた。
「おねえさんの唄だよ」
「えっ」

突然、下腹部に痛みが走った。 
#呟怖

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「停電だね」
小夜が囁いた。
「嘘つけ。ブレーカー落としただろ」
俺は言った。
小夜はそれには答えず、
「知っているよね、竹田君が殺している動物たちのこと」
と聞いた。
「よく知らない……」
「嘘。見た癖に。なぜ止めないの。私や君も同じ目に遭うのに」

闇の中、一対の眼が赤く光った。
#呟怖 https://t.co/EO6RVJTTaN

四辻の隅に立つ自動精米機は、妙に歪に見えた。
小4の秋の夕方。塾へ行く途中、僕はその前を通った。
下には湿った落葉が吹き溜まっている。
突然、取出口から、大量の生米が、
ざざざーっと。

目の前が暗くなった。

家に帰ると、米櫃から、母さんが、
ざざざーっと。

ああ、
もう、
駄目だ、
#呟怖

四辻の隅に立つ自動精米機は、妙に歪に見えた。
小4の秋の夕方。塾へ行く途中、僕はその前を通った。
下には湿った落葉が吹き溜まっている。
突然、取出口から、大量の生米が、
ざざざーっと。

目の前が暗くなった。

家に帰ると、米櫃から、母さんが、
ざざざーっと。

ああ、
もう、
駄目だ、
#呟怖 https://t.co/bzGj4l3kYu

お待たせしました。
これより第3.5回 #空踊怪談賞 の結果発表を行います!
#呟怖

【告知】
お待たせしております第3.5回 #空踊怪談賞 明日5月1日(土)21時頃より結果発表致します。
本賞史上最多の応募作の中からたった一人だけ選ばれた4度目の最優秀賞【ソラオドール】は誰の手に!?
もちろん、とく茶さん
( @tokucha_ladio )の絶品朗読動画も同時公開です!
乞うご期待!!
#呟怖

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「色々な武器を試したけど、バットが最も効くね、あれらには」
興奮してバットを振り回す三橋を尻目に、竹田が言った。
夜の校舎に出没する謎の動物たちの話だ。俺は厭な気分になった。
「バットで叩いて潰して捏ねてから食べると、なかなかイケるよ」
「えっ、食べたのか?」
「えっ」
「えっ」
#呟怖

(夢を見る)

覚醒して、排泄して、飲食して、性交して、眠る。

(夢を見る)

覚醒して、排泄して、飲食して、性交して、殴打して、眠る。

(夢を見る)

覚醒して、排泄して、飲食して、性交して、殴打して、刺殺して、切開して、吸血して、咆哮して、狂笑して、眠る。

(夢に戻れない)
#呟怖 https://t.co/3KBFW4E0OM

タイトルは「自画像」。
両眼から血を流した逆さまの顔。
いじめグループのリーダー、高科智樹がその絵を取り上げ、描いた児嶋由奈の顔に貼り付けた。
そこまでは皆が覚えている。

なのにいつの間にか、それは高科の顔になっていたんだ。

何を言っているかわからない?
わかるよ。

ほら。鏡。
#呟怖 https://t.co/Cf1L95DJx6

途中の蛾は、後れ毛が寒いね。沈む夕陽を眺めながら姉が呟く。姉の言うことはいつも呪文のようでよく判らない。姉が僕の手を握った。ぬるりと湿った掌。もう片方の指先で宙に線を引くと、姉はまた呟いた。黄色い画家の噛む白い女、耳を辱めて。これには僕も頷いた。今、薄暮れが燃やされてゆく。
#呟怖

「先週入ったあの少年、興味深い症例だろう」
同僚の高科智樹が言った。
私は頷いた。
「家族全員が偽物、か。典型的なカプグラ症候群だが、何度皆殺しにしても甦るという主張が奇抜だね。誰も死んでいないのに」
高科の首元に紫の痣が見えた。

左手の中指でそれを掻く仕草は、誰かに似ていた。
#呟怖

そこで兎人間が嗤った。昔、奇妙な外国の映画を観た。恋愛物なのだが、途中で唐突に霧深い湖の桟橋に立つ幼女が映り、画面の外から『底まで沈むよ』という男の声がする。そこで兎人間が嗤った。同じシーンがたびたび挿入されるが、最後まで本編の物語とは全く関係がない。そこで兎人間が嗤った。
#呟怖

この記事 #呟怖 も取り上げてほしかったなー。 https://t.co/fyR3YsDXKm

「狂気の世界の法則は狂気によって回復すべきという、祈りにも似た執念。それがこの事件の本質でした」
奇勢数院句意は呟いた。
「ほう」
警部は煙草を投げ捨てた。
「あなたですね」
沈黙が流れた。
ふいに、誰のものでもないような悲しみが、二人を襲った。

拳銃を抜き、犯人は探偵を撃った。
#呟怖 https://t.co/tTR1FX6UI5

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