呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

彼が眼鏡を外したところを見たことがない。いつ見ても眼鏡を掛けている。ラーメンを食べる時、温泉に入る時、寝ている時…
彼の眼鏡の下が気になったので、寝ている隙にそっと眼鏡に手を掛け、ゆっくりと外した。

彼の目鼻口が眼鏡とともに外れたので、そっと元の位置に戻しておいた。

#呟怖

空飛ぶ円盤から降りてきた巨大なくらげの来訪者は、驚いている僕に紳士的なお辞儀をした。
「私達は人間を調査し、生態を知り、人間になることを選びました。貴方の両親も」
彼の隣には両親が。
「また明日も人間を続けることにしましょう、同士」
僕の手は、無数の触手へと変わり果てていた。

#呟怖

昼下がり。出る、と有名な廃屋を友人と二人で探索に来た。
そこは古ぼけた民家があるだけで、幽霊なぞ全く出てこない。やはり昼間に来たのが悪かったのか。

ふと足元に何かが触れた。下を見ると、ふわりと宙を泳ぐ魚がいた。驚いて奥の部屋を見ると、それは部屋を埋め尽くしうじゃうじゃと…

#呟怖 https://twitter.com/nnsnk/status/1124856465062105089 

ここに来るのは何十年振りか、と白髪混じりの老紳士は語る。あの頃は活気があったが、火事が起き、ここを去らざるを得なかった。最期に、ここに来られて良かった。私の父はそう言い、寂しそうに窓の外を見遣った。

足元に落ちていた新聞には当時の記事があり、故人の一覧には父の名があった。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1124623612940509185 

朝の散歩道。愛犬を連れ歩いていると、見慣れた年季の入った車があった。どういった経緯なのか、錆び付いて動かなくなった車を長年放置しているようだった。

不意に、愛犬が車に向かい吠え出した。あまりの勢いに、私も恐る恐る車内を覗く。
緑色に変色した死体が、こちらを見てニィと笑った。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1124626933923237888 

深く覆われた霧の奥にあったのは、寂れた家だった。
温かいスープ、温かい部屋…
山で遭難しかけ冷え切った身体を暖めるのに、これほど最適なものは無かった。
ベッドに入ろうとしたら、一部がぽこっと盛り上がっている。布団を捲ると、そこには手足の無い女がおり、俺を見てケタケタと笑った。

#呟怖 http://pic.twitter.com/jNlKSjSY7k

運転中、接触事故を起こした。左から出てきた車に、頭から突っ込んでしまった。相手の車は勢い余って路肩に落ちてしまった。
私は慌てて相手に声を掛けに行く。側面がひしゃげた車を覗き込み、私は絶句した。

車には、運転席の男が一人と、無数の赤子が車内を埋め尽くして泣き喚いていた。

#呟怖

私は昔、あの廃屋でUちゃんとよくかくれんぼをして遊んでいた。
ある日。私が鬼になり、30秒数えて振り返ると、廃屋を四つん這いで歩く影を見つけた。Uちゃんかと思ったが、それは四肢をありえない方向に曲げて部屋をゆっくりとうろついていた。

10年経った今も、Uちゃんは見つかっていない。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1123105541201379328 

月が煌々と照る夜。既に葉桜となった木々を見ながら、空に浮かぶ月を盃に浮かべる。手酌で注いだ酒を飲み干し、俺は空を見上げた。
「今年は桜が散るのが早いなあ」
隣に置いた、亡き妻の写真に話しかける。
一片の花びらが盃に落ちる。酒は、いつの間にか盃になみなみと注がれていた。

#呟怖 https://twitter.com/txF9xDLPCDsARyK/status/1121261519327514624 

カラオケボックスに一人カラオケをしに行った。
自分の十八番の曲を歌っていたら、ふとコーラスとは違う声が入っていることに気づく。他の曲を入れると、その声もうまく対応してハモリを入れてくる。

数日後、また一人カラオケに行った。先日と同じカラオケボックスの、同じ部屋を指定して。

#呟怖

ぎし、と天井から音が響く。
ここ数日、風のせいか家鳴りが酷い。この家も年季の入った木造建築だから、仕方ない所もあるのだろう。雨漏りがないだけましだ。
天井から視線を戻すと、仏壇に上げておいたはずの羊羹の包みが、ゴミ箱に入れられているのが見えた。

ぎし、と天井が軋む音がした。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1121400224755281920 

居間でコタツに入る爺ちゃんを横目に、俺は携帯ゲームに勤しんでいた。と、俺の電話が鳴る。
すると、爺ちゃんが前後にガクガクと身体を痙攣させ始めた。ビビりながら電話を取る。電話は母からだったが、充電が足りず電源が落ちた。
爺ちゃんを見ると、爺ちゃんは一点を見据えて静止していた。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1121396243802886144 

公園の遊具達が夕闇に包まれ始め、鴉の鳴く声がこだまする。辺りで遊んでいた子達は、もういない。
…嫌だけど、家に帰らないと。
とぼとぼと帰路を歩み、深呼吸してから、玄関を開けた。

「…ただいま」
「おカえリぃ」

母に瓜二つだが、母とは異なる厭な笑みを湛えて、そいつは答えた。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1121037732942237696 

「匂い」はその物質が鼻に到達して初めて感じるものであるが、僕にはそれが飛ぶ羽音が聞こえてしまうので、今そこで起こった殺人事件によって僕の鼓膜は破れそうなほど不快に振動していた。

#姑獲鳥の涙 #呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1120536276413943808 

友人と廃墟探索に行った。
埃を被った全身鏡があり、覗き込む。背景が不思議な映り方をしている…と、背後にマッチ棒のようなものが映り、慌てて振り向くと、いつも通り笑う友人。
「その鏡だと私もマッチ棒みたいに歪むね!変なの!」

正常に映る私の姿を、再度確認する気は起きなかった。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1120535896057688064 

今日は村祭りの日。どの村人も色とりどりの帽子を被り、楽しげな音楽に合わせ踊っている。
ふと、若い男が黒猫を見かけた。猫がどこから来たのか気になり、彼は黒猫の後を追いかけ始める。猫はずんずんと暗い森へと入って行く。そして彼は気づいた。

村祭りの日は、黒は禁忌の色であると…

#呟怖 https://twitter.com/ibuki0346298/status/1114501864303747072 

柄が編み込まれた布地に手を当てていたお蔭で、手の甲が柄の形に凹み、皮膚が戻らなくなってしまった。
細かい格子柄のため、触ると凹凸がはっきりとわかる。まるで蛇のうろこのような……

不意に思い出す。かつて私は、大蛇に絞殺された記憶があることに。
それ以来、私は蛇が嫌いになった。

#呟怖

母は過保護だ。一人暮しの俺に毎日電話をよこす。
だが毎度的確で、昼飯を抜いた時は「ご飯食べた?」友人ができず悩んでいると「友達できた?」
風呂上がりに鏡を見ると、母の顔が肩に。どうやら母の生霊に監視されているらしい。

次の日、母から「便秘?」と電話が。そこまで見てるのかよ…

#呟怖

牛の首って怪談、お前は知ってるか? …知らない? じゃあ、俺が教えてやるよ。
それは今まで誰も聞いたことのない話で、あまりにも怖すぎるから、聞いた奴は三日と生きられないらしいぜ…

内容? 知らねぇよ。教えてくれた先輩が、俺にその概要だけ話して、次の日に自殺しちまったからさ。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1115090695579025409 

届いた宅配便にサインを求められたが、箱の中身が明らかにガタガタと揺れているのがわかる。

#姑獲鳥の涙
#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1114361764089487360 

新しいゲームを始めた。画面を見ながら、出現する生物を弱らせ捕まえるものだ。
トンボに似た生物。カエルに似た生物。猫に似た生物。猿に似た生物。次々と武器を使って弱らせ、捕まえていく。

気付くと、周囲は猿に似た生物に囲まれている。
画面から目を離すと、僕は警察に囲まれていた。

#呟怖

爽やかな朝。響いてくる鳥の声も透き通っている。
俺は窓を開けて、外の空気を吸おうとした。
直後、自分の家の門の前に、たくさんの人が集まっている事に気づく。
あわてて窓を閉め、カーテンも閉め切った。

どうして? まさか……
昨夜、食べ物に針を混入した動画をUPしたから……?

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1117853374190215170 

森で、毛皮の帽子を被った美しい娘を見掛けた。彼女は森の奥へと進んで行く。
最奥にはとても立派な大木があった。まるで森を守るような…

不意に彼女が振り向き、目が合ってしまった。俺が帽子と思ったそれには、大きな一つ目が覗いていた。
彼女は真っ二つに裂け、俺の視界は毛皮に埋まる…

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1117165629209845760 

アパート暮らしの友人を訪ねると、グチャ、ヌチャ、とどこからか音がする。
何の音かと訊くと、「過去に殺人事件があったらしい」と言う。所謂、曰く付きの物件だ。
「夫が妻を殺して、台所の床下に隠してたんだと。それも、妻が作ってたぬか床にバラバラにして入れて、毎日かき混ぜてたとか」

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1117164251406163968 

ひらひらと舞う花びらが痛々しい。君の身体に咲いた花が、風でゆらゆらと揺れる。その美しい髪も、しなやかな指も、やがて蔓にぐるぐると巻かれるのでしょう。

すやすやと眠っているような君に口づけしようとしたが、口からするすると生えた蕾が咲き誇り、僕ははらはらと涙を流した。

#呟怖

加湿器を買った。素焼きの置物の皿に水を入れると、素焼きが水分を吸い上げ蒸散するタイプの安価なものだ。

ある日帰宅すると、水を足した記憶もないのに、皿には満杯の水が入っていた。それはうっすらと濁っているような…
ふと気づいた。部屋の物の位置が、少しずつだが変わっていることに。

#呟怖

『翼を授ける』という謳い文句のドリンクを飲んで飛び降り自殺した友人の背は、肩甲骨が幾分か後ろに伸び上がり、まるで小さな翼のようだったそうだ。

#姑獲鳥の涙 #呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1114813065281728512 

「あなたって本当にダメね!」
先輩のMさんは言葉に棘のある人だ。彼女の口から出る言葉はチクチクと他人の心を刺していく。私の同期のIちゃんは目の敵にされている。今日もまた酷い言葉で刺されているようだった。

次の日。Mさんは口、舌、喉に至るまで棘が無数に刺さった状態で発見された。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1115917973980450816 

さて、今日も洗濯物を干さないと。
回しておいた洗濯機から洗濯物を取り出し、カゴに開ける。
下着、靴下、タオル、右耳、ハンカチ、親指、ズボン、トレーナー、濁った目玉。
毎日大変だな、良くやってる!と自画自賛しながら、家事に精を出す。
洗濯クズは燃えるゴミの袋に詰めておいた。

#呟怖

私がトイレに行こうと廊下を歩くと、何かが脛にぶつかって走り去る感覚がある。
行きでぶつかり、帰りでぶつかる。まるで狩をしている獣のような…

ふと、私が小さい頃に飼っていた猫を思い出した。良い餌を買って皿に開け、いつもぶつかる場所に置く。
次の日には餌が綺麗になくなっていた。

#呟怖

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