呟怖.ORG | 呟怖

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呟怖.ORGと参加について

最近は体温計を失くすことが増えた。置き場を決めているが、毎日使ううち無意識に動かしているようだ。

今日も体温計が見当たらない。と、不意に電子音が響く。音源を探ると、そこに体温計があった。
電源を入れ、初期表示と前回の検温結果が出る。

「37.5℃」

私の昨日の体温は36.3℃だ。

#呟怖 https://t.co/B5dSqvItbl

まただ。今日もまた、あの子がいる。

空いたはずの病室。並んだベッドの上に、あの子は立っている。
だが、あの部屋で子供が亡くなった記録はない。

意を決し、カラカラになった喉の奥から声を絞り出す。
「あなたは…誰?」

振り向く彼女は、白く濁る目としわくちゃの顔でニタリと笑った。

#呟怖 https://t.co/7Eb3ZviDsV

「お歳暮です」
懇意にしている業者の男が来た。
だが、不思議なことに彼は手ぶらだった。

「何も持っていないのに?」
私が疑問を呈すると、男は玄関の扉を大きく開けた。
「ほら、ここに」

そこには、私の名が刻まれた大きな墓石があった。
「お生墓です」

そういえば、この男は、先月……

#呟怖

俺が人生に絶望した日のこと。飛び降りで有名な近所の橋に来た。
張られたフェンス、足元の壁には染みついた顔のような汚れが無数に。
「もう、いいや」
柵を乗り越え、足を突き出す。下を覗くと、壁の裏側がちらりと見えた。

たくさんの染みが、俺を見ながらニヤニヤと口の端を歪ませていた。

#呟怖 https://t.co/zCJifARVLu

ギュギュッ、と雪を踏む音がして目覚めた。窓の外を見ると、黒い防寒着に白い面を付けた者が徘徊している。目が合った途端、そいつは窓へ駆け寄り…

そこで目覚めた。嫌な汗がつう、と背を伝う。
息を整え、窓を見た。

夢に出た仮面と同じ形をした白い脂の跡が、べったりと張り付いていた。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1302564067068977153 

娘が二階で元気に跳ね回り大声で笑っているが、俺は独身。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1295236210344882179 

ーーこの人もまた、僕の理想の「母」になってくれなかった。

拐ってきた女の首に手を掛け、全体重を乗せる。暴れないよう縛っておいた体が身悶えし、力を失っていく。

まだ生温かい女の首から手を離す。顔を上げると、母になれなかった、既に体を失ったはずの女たちが僕の視界に立っていた。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1297173837075775489 

美術館で「呪われた絵」という作品を見た。
長い黒髪に白い服、顔は不自然に塗り潰され、異様に細い右手を後頭部に回している。

「変な絵だな」と呟きそこを離れると
「素晴らしい!」後ろの客が大声を上げた。
「絶世の美女じゃないか、ぜひ譲ってくれ!」

彼の目には、何が映っているのか。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1283948729637072896 

学校にある占いの本に書いてあった。「ケサランパサランが棲みついたら幸せが訪れる」
学校の校舎内。帰り道の公園。探して探してやっと見つけた。
私はそれを小瓶に入れて大切に窓際へ置いた。

次の日。窓際のそれを見ると、
瓶は無残にも割れ、山と積まれた白い綿毛の塊が、そこにはあった。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1287754415873507328 

じっとりと湿る空気とコンクリートの臭い。まとわりつく不快感とは正反対の刺すような音色が辺りに響く。傘もささずに長い黒髪を顔に貼りつかせ、赤いコートの女は二階の窓際に佇む俺を昏い目で見つめていた。

#雨という文字を使わずに雨が降るを文学的に表現してみろ
#呟怖

「月が綺麗ですね」
窓の外を見る貴方が言う。つられて見ると、濃紺の空にぽっかり浮かび煌々と照る満月。私の口から感嘆が漏れ出る。

貴方のほうへ目をやると、薄明るく照らされた横顔に涙が零れた。
「僕達の知る”月”は、もうないんだ」

”月”が一瞬、砂嵐のようにちらついた、気がした。

#呟怖

「家で踊ろう」
そんな言葉が巷を席巻している、というニュースが連日報道されている。

ソファの後ろでひとりぐにゃぐにゃと踊り狂う得体の知れない女に、私はいまだ気付かないふりをしながら、ただただ興味もないニュースを流し続ける。

今日も、会社は休みだ。

#呟怖

私が死んだら水葬に、と
遺言へ記す母の亡骸に
餞別のフラワーシャワー

甘酸っぱい香りを纏い
彼女は漆黒へ溶けゆく
静謐と沈黙の水底へと

#呟怖 #呟怖寫眞
#創作スル脛擦http://pic.twitter.com/o1mcDGdNHs

帰り道、
「にゃあ」と鳴いた黒猫の声が
先日転校した×××君に
似ていた、気がした。

#呟怖 #呟怖寫眞
#創作スル脛擦http://pic.twitter.com/fORC5PY7eg

澄み切った青空の下。向日葵畑の中、白いワンピースに白い日傘を掲げ佇む少女。君を一目見て、僕は心奪われてしまった。

今日も、君は向日葵畑に佇む。あれから20年経った今日も、何一つ変わらない姿で。

僕のベッドの横にいる君は、とうに骨の髄まで白くなってしまったというのに。

#呟怖 https://twitter.com/marinegumi/status/1234777055398526977 

ここにはかつて祠があった、と小5の時に担任の先生から聞いた。校庭を作るためにそれは取り壊され、祀られなくなった神はその処遇に怒り、今もなお自分の居場所を探している、と。

今日もまた、夜な夜な彷徨う。あれから25年経った今も、先生は白髪交じりの短髪を振り乱しながら。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1208276801434181632 

ぐるぐると回る世界。お前は誰だ。広がり続ける宇宙。お前は誰だ。無数の可能性と希望。お前は誰だ。全ては拡散、全ては収束。お前は誰だ。全ては偶然、全ては必然。お前は誰だ。輪廻に従う生命の掟。お前は誰だ。お前は誰だ。お前は誰だ。

眠る私の耳元で囁き続ける、私と同じ顔の人間。

#呟怖

猫は液体。液体とはどんなものにも形を変えられるし、猫も時間を掛ければどんな形にもなれる。
ほら、あなたの足元に広がるその赤い水溜りだって、猫でできているでしょう?

言われて足元を覗くと、足元に広がる赤い水溜りの中に、輝く翡翠色の目玉が無造作にごろりと転がっていた。

#呟怖

「あのう、落し物ですよ」
私の後ろで、男の声がした。
くるりと振り向こうとしたが、思い留まる。

私の背から差す夕日が照らし出した長い影は、私ひとりのものしかなかった。

「あのう、」
「あのう、落し物ですよ」

先ほどとまったく同じ声色で繰り返される男の声は、ひどく無機質だった。

#呟怖 https://twitter.com/moon04cat/status/1187991175560482817 

「最近は花が増えたなあ」
庭先に咲いた赤い花を見て呟くと、隣の家の近藤さんが洗濯物を干しながら言う。
「昨今はいつまでも美しくありたい女性が増えたからなあ。そういう世の中なのかも知れないな」
なるほど、と私は頷いた。

庭に立つ妻の口から咲き誇る赤い花は、とても麗しかった。

#呟怖 https://twitter.com/sa_tsumi/status/1183926463818395649 

血液クレンジング、とやらをやってみた。どす黒い血が赤い血になる様子は快感だった。
もっと綺麗にしたい。私は毎日通った。しかし、採れる血は一向にどす黒いまま。しびれを切らした私は頸動脈に包丁を当て、一気に切った。首から鮮血が迸る。

ーーああ、私の血は最初から綺麗だったのね。

#呟怖

迷い鳩が来た。家の軒下に身を潜め、朝になるとどこかへ飛んでいく。そして夕方には軒下に戻ってきていた。

今日、家の前で死んだ鳩を見た。首が逆を向き、羽が道路に散っていた。俺は鳩の冥福を祈った。

夕方、鳩は帰ってきた。ぐるりと首が逆を向いたまま、白く濁った目で俺を見ていた。

#呟怖

夜中、あのポストに嫌いな人の名前を書いた紙を投函すると、消えるらしいよ。
そんな噂を聞き、私はいじめっ子のHの名前を書いた紙を投函した。

突如、公衆電話が鳴り響いた。恐る恐る中へ入り、受話器を取る。電話は無言だ。不気味に思い電話を切ると。

外は、灯り一つない暗闇になっていた。
#呟怖 https://twitter.com/hiro_jake/status/1177227911222325250 

霧が街を覆い始めて1ヶ月。突如発生したそれは、瞬く間に街じゅうに広がり、あらゆる生き物たちの視界を白く埋めていった。
すると、徐々に街中では猫が二足歩行をし、人間が四つん這いで歩くようになってしまった。

「おはようございます」
スーツ姿のトラ猫が、道端で丸まる私に挨拶した。

#呟怖 https://twitter.com/hkacktqbnnwxf80/status/1177620613252468736 

死体ごっこをしよう、と友人は言った。誰もいない深夜の校舎で、二人並んで首を吊るふりをしようって。

深夜の校舎に乗り込み、お互いの身体に隠しロープを仕込む。廊下でいざ2人一緒に足下の椅子を蹴り倒す瞬間。私の手を握る友人の手は暖かかった。

次の日、友人は遺体で発見された。

#呟怖 https://twitter.com/namerou_66/status/1171772307968126977 

道路の真ん中に落ちている写真を拾った。にこやかな笑顔を湛えた女性の顔だった。

それから連日、写真が落ちている。女性の顔が、枚数を重ねるにつれ、苦痛に歪んでいくのを感じた。不気味に思い、以降は写真を拾うのをやめた。

数日後。玄関前には、白骨化した頭部の写真が置かれていた。

#呟怖 https://twitter.com/yachiruewomiru4/status/1171015180894867456 

今年、ここには白い彼岸花が咲いたんだよ。去年までは赤かったんだけどね。
5年前に埋めた男の血を、彼岸花が吸い尽くしてしまったから、今年は白くなったのかな?
同級生は2年、弟は1年しかもたなかったねえ。

さてと。今年君をここに埋めたら、今度は何年間、赤い彼岸花を見られるだろうね?

#呟怖 https://twitter.com/molmol299/status/1176774466610663427 

亡き母の遺品整理をすると、アルバムを見つけた。背表紙には、すべて手書きで年月日が書いてある。そのうち1つだけ背表紙が白いことに気づき、表紙を開いた。
洋風の人形の写真が所狭しと貼ってある。次のページをめくる。

そこには、前のページの人形がバラバラにされた写真が貼られていた。

#呟怖 https://twitter.com/uri_bou02/status/1174239217607741440 

「月が綺麗ですね」
「何それ、告白のつもり?」

公園のベンチに腰掛ける僕へ、隣に座る彼女が笑う。
今日は中秋の名月。澄み渡る空と、耳に届く虫の声が心地良い。

「私も君のこと、好きだったよ」

そう言って彼女はすぅ、と消えた。
一筋の風が吹き、ススキがさらさらと音を立てて揺れた。

#呟怖

「今日はアリスと遊んだよ」
娘が言う。アリスとは、先日買った人形の名前だ。
「どこで?」
「あそこ」
指さす先には、階段があった。
「何して遊んだの?」
「アリスとね、お母さんを…あっ、これは内緒だった」
娘は自分の口元へ手を当てた。

椅子に座るアリスが、こちらを睨んだ気がした。

#呟怖 https://twitter.com/piy8mk6gubxooge/status/1168947369632817160 

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