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生霊が一番質が悪い、て昔怪奇もの漫画で言っていた。
けれどそれは正確じゃない。
私の身に楔を打ち込んで従属させる為の鎖で繋いで遠くから私を眺めて楽しんでるものがいるの。
それが何かって?

聞いちゃうんだ。

これはお父さんの、こっちはお母さんの。
ん?親の愛だよ。

#呟怖 https://twitter.com/magma_maniac/status/1035534728906985472 

沈む沈む沈む、沈む。
脱力した手足が呼吸の無くなった体が緩やかに沈んで、ふわりと泥が巻き上がる。

ああ、死んだ体は沈むのだ。

妙に感心した面持ちで、自分の命が無くなったことを冷静に受け止めて、水底の朽木や泥の緩やかな様を見つめて落ち着く頃に目が覚めた。

苦しみは無かった。

#呟怖 https://twitter.com/wjy2_BEATBOX/status/1026478289353752576 

昔の話。
心スポ探索の映像を見つめながら、なんか焦臭いと感じた。
脳裏には、男性の自棄になった事故的焼身自殺と浮かぶ。
嫌な考えだ、と打ち消そうとした時、映像のアナウンスが男性が焼身自殺した、と告げた。

見えた男性は何でか顔が見えない。
でも死装束綺麗に着てた。#実話 #呟怖

反魂?ああ、あのペテンね。
そんなものは存在しないよ。
何故?人間にできるのは、精々死者の名残の囁きを聞く位だ。
失ったものを元どおりになんて、飲んだミックスジュースを果物に戻せと言う欲求と同じだよ。
うん、だからね死体を繋ぎ合わせて作るこれは、新たな命を吹き込む生命創造だよ。
#呟怖

かげふみ かげふみ おにさんこちら
あなたのおめめの みえないうちに
わたしのいのちをかくしましょう

あなたのおめめが みえないうちに
めだまをつぶしてしまいましょう

かげふみ かげふみ おにさんこちら
こやこやどちらの おにさんか
かげをふまれて もだえしぬ

かげふみおには むせびなく #呟怖

昔勤めてた会社で、盗聴の噂がまことしやかに囁かれ、社員聞き取りの騒動まで発展した。
盗聴されてるのでは?と言う場所には自販機の設置された休憩スペース。

その空間はあらゆる隙間に何か潜んでて、休憩してる人達の会話に聞き耳立ててた。
確かに盗聴されてたな。

#呟怖

私を苦しめ、蝕んだたのは人の情念。
この命すら放棄して逃れたいと、切に願うほど落ちた私を救ったのは、人知の及ばぬ美しさを持った真紅の鬼だった。

#呟怖 https://twitter.com/tsubukowa/status/1023768348448808960 

ばあちゃん家の村祭り。
奇祭という奴らしく、六月生まれの満十五歳男児が山の祠で一晩過ごすとか言う。
過疎化の進んだ村にそんな男児は居ない。
夏休みで遊びに来た俺を除いては…。

「二十年ぶりの生贄だぁ」
誰かの囁き声。
反射的に俺は村人の軽トラを奪い逃走。
無免許?命のが大事だろ。#呟怖 https://twitter.com/gimatetu/status/1018467930445623296 

かくれんぼしよう!
使わなくなった離れで友達のユキちゃんと隠れ鬼。

もういいかい?
まぁだだよ。

もういいかい?
もう少し。

もういいかい?

あ、離れの中に入っちゃダメって言うの忘れてた。

もうい、いぎゃ!!?

ユキちゃんが変な声をあげて、そして返事がない。

もういいかい?

#呟怖 https://twitter.com/str_reo8/status/1021052297890025472 

愛しい幼子に似合わぬ無骨な背負い箪笥を負わせる。
中には綺麗な細工の施された食器類。
あの世でせめて大切にされ、沢山ご飯を食べられる様に、と。
高貴な装いに包んで冠も着けさせて、我が子を池に沈める。
悲しみと祈りに縋る親と、親恋しいと化ける幼子。
この地の河童伝説の始まり。
#呟怖

「また撮れてない」
心霊写真を撮りたい奴が昨夜撮影したとデータを愚痴りつつ眺めている。
会社で開くな。
さっきから端末の動作が不安定になるわ停電になるわ、変なうめき声がそこかしこから聞こえてくるわ、フロアがプチパニックだ。

心霊写真とは、何か写り込んでるとは限らない、のか?

#呟怖

死を閉じ込める。
僕はその研究に明け暮れている。
死ぬ瞬間なのか、死した直後の瞬間なのか、人はいつ死ぬのか、来る日も来る日も実験に実見を重ねて、積み重なり折り重なり多重の死の山が僕の前にそびえ立つ。
人は死を克服できるか。
あらゆる知見から確かめたい。
今日も死を重ねる。
#呟怖

台所に狐が住み憑いた。
「あんたさん、家事が苦手かいな」
家主に気を使ってか、狐は様々助言してくれる。
「不浄には不浄が寄ってくるさかいな」
排水口を指差して、掃除サボってた事を指摘される。
洗剤原液投下と熱湯投下。
「お塩もな」
狐がパラリと塩をまけば断末魔が流れて行った。

#呟怖 https://twitter.com/manjusaka0622/status/1017311964781948930 

この瞼を開いても眼球は御座いません。母のお腹に居た頃から、ですね。
眼球が育たず、ここは伽藍堂なのです。
ええ、生まれてから今まで見えた事は御座いません、一度も。
けれど時折、視える事は……ええ、はい。

何かは、わかりません。
見えた事がないので、何が視えたのか分かりません。#呟怖 https://twitter.com/tsubukowa/status/1018741134573441024 

顔も知らぬ男に嫁ぎ一年。
未だ男とは顔すら合わせておらぬ。
この城の住人は一人として人の心を持たず、隙あらば、と妾を付け狙うておる。

日々の陰で罵り合い貶め合い殺し合う。

朝餉の汁物に珍しく肉が入っておった。
給餌が一人足りぬ。
朝餉になった、と言うことか。

難儀な事だ。

#呟怖

「姉さん!」

何も言わず死を選んだ僕の唯一の家族。
僕の叫びに反応することはなく……。
唯、暗い海に身を浸している。

「姉さん!僕も…!!」

喪った悲しみよりも、置いていかれる恐怖が僕を支配する。

暗い海は音も無く姉を攫っていく。

追えない僕は此岸の際で崩折れるばかり。

#呟怖 https://twitter.com/magma_maniac/status/1015404025322172417 

俺の裂けた喉から溢れた血で、唇に目元に紅をひき化粧を施していく。

「これにて私の復讐はお終いにございます」

何処か空虚で、けれど強烈に生々しい存在。
まだ辛うじて生きている俺を確認し笑みを深くし、女の口が開く。
大きく、大きく、大きく開いて頭から俺を丸呑みに…。
あ…蛇か。

#呟怖 https://twitter.com/manjusaka0622/status/1015133660406616064 

「ザクロ女について霊視して欲しい」
妙な依頼だ。
どうしたものかと思案していると、不意に守護霊の声。
『目を閉じろ。決して開けるな』
瞬間大轟音。
咄嗟に目を閉じる。同時にナニカ来た。
「ザクロ女」
上ずった依頼者の声と続く絶叫。ナニカが私を覗き込む気配。
ペロリと頬を舐められた。
#呟怖 https://twitter.com/zakuroonna/status/1014872531055112194 

飛び込みでバイトを始めた。
昭和の後期に廃業した某企業の廃社屋での見回り点検の警備業務だ。
5日で10万の破格バイトだ。

肝試しとか侵入者が絶えない為の対策、との事だったが、初日から仮眠室に出た。

「あら、今回は可愛らしい坊や達ね」

巨大な顔の女が野太い声で舌なめずりをした。
#呟怖 https://twitter.com/yosituguo/status/1015023309736439808 

「金属は魔除けや破邪の力が宿ると言われている」
祠の奥から無造作にテニスボール大の珠を手に取り見せてくれた。
「これは?」
「鉄球。ここの御神体」
言うや否や、美しい投球姿勢に入る。
「え?!」
「悪霊退散!」
豪速球は闇の中の何かを撃ち抜いた。
「こう使う」
「絶対違う」

#呟怖 https://twitter.com/yamanomu_kou/status/1004702312114163713 

ぎゃーはははははは!!!!!
窓の外から大きな笑い声。
「ヒトワライか!?」
夏休みでじいちゃんの家に来てたんだけど、深夜に叩き起こされた。
じいちゃんは猟銃を持ち出してる。
「窓から離れろ!」
げは!!げは!!
窓のすぐそば、外からの野太い笑い声。
窓が割れじいちゃんが消えた。
#呟怖

どうだ、見たまえ!
新作の屍人形だよ!!

え?
フレッシュすぎる?
君もわからん奴だなぁ、コレが良いんだよ!!
屍の屍らしさを堪能するために!!!
これからこの美しさと歪さが段々と融合していく腐敗を楽しむのだよ!!!

それが分からないとはぁ、まだまだだなぁ…、なぁ、きみぃ。

#呟怖 https://twitter.com/strkyms01/status/1014040307854266369 

#このお題で呟怖をください
#呟怖

今度はアナログ落書きですが、よろしくお願いします。 http://pic.twitter.com/CMGiiBS1Sq

#呟怖 #実話怪談

音無き音、破壊音。
むわん、と部屋の中とは異なる生暖かい空気が布団の上で微睡んでいた私の全身を撫でた。

瞬間、鳥肌が。
ブワっと毛穴全てが開くような、穏やかではない肉体の反応。
目を開けたら、ありえない赤い光が見える。
枕元に何かいた。
肩を引っ掻き去って行く。

ええかボウズ、よう聞かんといかんぞ。
今日は散歩は無しや。ずっと家におらなあかん。
爺さんとずっと一緒におらなあかん。
え?何で喋れるかって?
そんなんボウズに関係のない話や、考えるな。
爺さんから離れるなよ、ええか、分かったな。

プチの声がしわがれた低い声でかなりショック。

#呟怖 https://twitter.com/9qotyj1fg7vevuc/status/1012722983427698688 

娘を守るために檻に近づく人間全て威嚇する。
「大丈夫よ、母さん」
娘が私を撫で宥めるが、私しかこの子を守れない。
近寄らないで!

嬉しそうに微笑む娘。

断末魔。
花が咲く様に血しぶきが舞った。

「母さん、ご飯だよ」
血塗れの娘を舐める。
可愛そうな子…。
獣に堕ちた子。愛しい子。

#呟怖 https://twitter.com/magma_maniac/status/1012704194162188290 

色の無い夢を見るなんて珍しい。
モノクロ写真の様な世界を一人で歩く、そんな夢。
空だけが異様に赤黒く、残像の様に視界を侵食していく。
音も無い。

ふと気付けば、細い石の階段に足が向いていた。
一段目に足が乗る。ざり、という感触にこれは夢では無いと自覚した。

#呟怖 https://twitter.com/kaitoe12/status/1010367782200852481 

やってみたくてスピード勝負で描いてみました!
どうぞよろしくお願いします!

#このお題で呟怖をください
#呟怖 http://pic.twitter.com/AX6zHcqiXU

お姉ちゃんは器量良しだけど、あんたはねぇ…。
お姉ちゃんは何やらせても出来るのに、あんたは全て駄目ねぇ…。

全てが、駄目。
駄目な妹の私。
駄目なら、赤ちゃんの時に始末して欲しかったよ。

「酷い…、酷いよぉ……!」
母と姉の肉塊と臓物に埋もれて泣くしかもう私には出来なかった。
#呟怖 https://twitter.com/hoshinosenritsu/status/1011181110854729729 

お前は魅入られやすい。裏のお山には近付くなよ。
爺様がよく言い聞かせてきた言葉を僕は違えた事はなかった。
けれども爺様、爺様教えて欲しかった。

山が僕を引きずり込もうと無数の触手を伸ばしてこの体を絡め取るのを、どう防いだら良かったのだろうか。

山に飲まれる。

#呟怖 https://twitter.com/tsubukowa/status/1011089023874433025 

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