呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

昨夜、ふと日常生活で聞き慣れた気配を
耳が音として拾った。
独特の作動気配。しかしそれに当然続く音がなかった。
1回目は聞き流してしまった後、すぐ鳴ったらしい2回目を耳と意識がはっきり拾った。
鳴ってないが、鳴った。
来客を告げる音。

深夜の招かれざる客、か?
怖いからやめれ。
#呟怖

爪弾く、と君は呟いて僕の指先から挽肉にしていく。
#呟怖 https://t.co/bfeGIiUasM

「あが、がっががぁっ!」
「じいちゃん、友達来てるんだからあっち行ってて!」
転校して、友達になった子の家に遊びに来てからのおじいちゃん遭遇イベント。
「今の君のおじいちゃん?」
「友達連れてくると張り切るんだよ。もう床汚して!」
細い手足で天井を移動してるおじいちゃん…。

#呟怖 https://t.co/ajPpp1lZka

金縛りあうと、何者かが笑うのを堪えながら、ベッドに眠る私の上に覆い被さってきて、私の閉じた瞼を指で、

とん
とん
とん

と、かるく叩いてくる。

今にも吹き出しそうな、私を小馬鹿にした気配と、妙に優しい指先の感触。

とん
とん
とん

とん
とん
とん

#実話怪談
#呟怖

あの橋の向こうに行こう!
君は僕の手を引く、けれど僕はそれを振り解く。
橋なんてない。ありはしないのだ。
それでも君は僕の腕を取り、引っ張って駆け出し、途端に僕の体は宙を舞う。

「向こうはまほろば」

僕の意識は夢現をたゆたい、君の声を聞く。

いや、僕の声。
独りごちる僕の声。

#呟怖 https://t.co/a6CVXOYD6f

「こら!」
鋭い叱責に身が竦む。
「その部屋に入るな、と言ったろう!」
普段穏やかな父とは思えない深い怒りを感じる声。
震えてごめんなさいと言うも声にならない。
開きかけたドアが即座に閉められてまた真っ暗になる。
「ごめ"んなざぁあいぃ!」
外から泣いて謝る声。
また閉ざされた…。

#呟怖 https://t.co/KTgigNJuHL

冷たさと激しく刺す様な痛みが襲う。
目の前にニヤつくJKがいて、さっきまで俺とホテルのベッドにいた、はず…。
俺はズブズブと真っ赤な赤い泥に飲まれていく。
「1人地獄へ落とすと、地獄タイムに休憩もらえるんだ」
おじさんワルイコト沢山してるでしょ?

そんな声を聞きながら血水に沈む。
#呟怖 https://t.co/ATPASDLB77

わたしの小指をそっと掴んで、あなたは爪を立てる。
少し痛いけれど、そっと握られた事には喜んでる。
普段何も言わないあなたが、わたしを求めてくれている様で、嬉しい。

少し、痛い。
あなたが爪を立てて、わたしの小指の爪を、痛い、痛い痛いいたい痛いいたい!!

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1299011627145019392 

万能薬の研究に着手した。権力者は大体を手に入れると、やがて不老不死を望むものらしい。
あらゆる怪我病気を完全に癒し、老すらも無い物とする…。
ん?完成したよ。
ここに在る虹色の花がそうだ。
ああ、あっちに渡したのは禍草だ。
完全の前、汚れの集大成。
不老不死が注文だったからね。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1298706623737692160 

真っ赤なお花が降ってくるね!

幼い頃、君は嬉しそうに笑って、夕焼けの天気雨にはしゃぎ回っていた。

「あの時の雨の様…」

四肢がひしゃげ内臓引き裂かれた虚な君が嗤っている。
異形に成り果てた君からの、雨

「花の様だ」

言うと、君は震えて一つ、色のない滴を落として消えた。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1295839923082158080 

モニターに浮かび上がる文字に僕は息を飲む。
思わず隣の彼女に視線を向けて、絶句した。
ニヤニヤと嬉しそうに笑顔だ。
ああ、いつもの彼女だ…。

「なら、食べれば解決!」

言うが早いか勢い良く部屋を飛び出して何処かへと走り去り、取り残された僕は遠くの断末魔を聞いた。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1286415379967774721 

貴方が私を縛る。
だから私も、貴方を縛る。
私は力を緩める気はない。
この拘束が貴方の為だと理解しているから…。

ごめんね。
まだ緩いから、もっともっと…強く縛るね。

低く獣の様に唸るだけになってしまった貴方。
これからもずっと一緒だから。
死は二人を別つ事なく永遠に一緒、ね。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1282740562659966976 

内見が遅くなってしまった。
できるだけ安く早く引っ越したい俺は不動産屋に無茶を強いたと思う。
「大家さんが待っていてくれてるみたいですね」
担当者がガラス戸の向こうのシルエットを指して教えてくれた。

「6DKで駅徒歩10分!家賃光熱費込み3万!大家一家(死亡済)同居!」

待て待て。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1249188145435947008 

喘ぎ携帯に縋り付き起動。
唯一部屋の光源が悪夢へ誘う幻を打ち消してくれた。
耳鳴りが激しい。息切れも。
煙草を咥え、震える手で火をつけた。
一、二、三本吸って落ち着く。
泣いて死のうと浮かんでは打ち消した当時。
振り返りやっと理解。
全て呪詛だった。
全て相手へ返しましょう。
#呟怖
#実話

悪夢が終わらない。
目を覚ましてるのに、部屋の壁にさっきまで見ていた夢の風景が大きく口を開けている。
意識が吸い込まれる。
あの地獄に引き戻され……
い、嫌だ!
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!
誰か助け…
#呟怖
#実話

夢を見た。
遊女が鏡の前で客の男と戯れ突如生きたまま首を切り落とされた。男の頭は水頭症の様に大きく歪んで見えた。
夢を見た。
葬儀の準備。私の足元には髪の長い女の生首。
髪が足に絡みつく。
夢から覚めたら、私は壊れていた。
殺されると言う酷い恐怖にガタガタ震えるばかり。

#呟怖
#実話

昔、職場の隣に神社があった。
行き帰り近道で神社に併設された公園の敷地に差し掛かる。そこは朝のラッシュからは考えられない程誰も利用していなかった。
銀杏と思しき独特な腐臭が鼻をついたが気にもしてなかった。
夢を見た。野山で作業する男がバラバラ死体を背負い籠に集めている。
#呟怖
#実話

眠りたい…。
眠いんだ、だから眠るのに…眠れない。

「う、うぐ…ぐっぐぅっ…」

首を絞められてる。
今夜も、だ。
睡眠を妨害するモノは視界の端にチラチラ見える赤ん坊の手の群れ。
真っ白でプニプニした手が九十九折に重なり鎖のようだ。
左右共に二本現れる。

悪夢だろ。

#実話
#呟怖

昔ヒーリングってこんな感じかな?と編んで手探りでやってた時、色んな人にお試しでやらせてもらって手応えを感じ始めた頃に、私のヒーリング(厳密に言えば違うものだった。癒しは癒しで成功してた)で苦しみ出した人がいた。
今日、その謎が解けた。

呪詛返しになる、これ。

#呟怖
#実話

「ダルッ」
『キェヒッ。働ケ!魔族ノ面汚シィ!』
「ウザっ」
『下働キ励メ』
「…」
何で悪魔が、態々寿命迎えた人間の魂のお迎えなんか…。
あー、ムシャクシャする。ムカつく!
ザシュッ!
振り下ろした大鎌が知らず予定外の命を刈り取った。
「やば」
『マジカヨ…。勘弁シロヨ面汚シィ』

#呟怖 https://twitter.com/magma_maniac/status/1208387659703279616 

「見んなよ、エロじじい」
「お前な、試験官に対してその物言いは…」
「大体何で、実習がサンタコス!?馬鹿なの?死ねよ!」
「死神なんで死ねねぇっすよ」
「そもそも現世との出入り口が廃墟のロッカーとか何!?貧乏くさ!」
「…予算ねぇんだわ」
「何でサンタコス!?」
「高かったわぁ」
#呟怖 https://twitter.com/magma_maniac/status/1208388362240790528 

長年お世話になった隣家の奥様が亡くなられた。
お通夜もお葬式も、故人の人格を証明するかの様に多くの人が駆けつけて突然の訃報にショックを隠せない様子で、涙を流した。
私も、ショックだった。
話すんじゃなかった。
亡くなる運命じゃないなんて…言うんじゃなかった。

持っていかれた。

#呟怖

毎日 #呟怖 二編をあげてらっしゃる生粋のホラーテラーだと思ってる。
映像化ではなく、数々の作品の映画化を待ってます。 https://twitter.com/suika_sheep/status/1203298343306162177 

恐怖と言う記憶は中々消えない。
私は幼少期に体験した恐怖体験がトラウマとして解消されてはいない。
幼い頃、留守番している家で「あそぼ」と妙に甲高く間延びした声がグルグル回って私を誘って来た。
高層マンションの28階で。

今、心霊番組の再現ドラマからあの時の声が「あ、そ、ぼ?」と
#呟怖

ずっと死にたいと思っていた。
歯を食いしばり自殺を回避する日々。
死にたい、が、死にたくない。
カウンセリングで改善したが、時折発作的に死にたくなった。
死にたい死にたい死にたい…死の渇望の嵐に自分以外の声が混ざる。
死にたい(死ね)
死にたい(死ね)
死に…死ね死ね死ね死ね!

#呟怖

昔からあいつの家の前にあった柳。
柳の下には幽霊が、なんて最早信じる人間も皆無だが。
あいつの家は幽霊屋敷と呼ばれてる。

「柳があるだけなのにな」
「んー?ん?」

俺の声に首を傾げてるのは、幽霊屋敷のあいつだ。
もう、ずっと首を傾げてる。

この柳で首吊ってから、ずっと…。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1162941339962445825 

ハァハァハァハァ。
息を整えようと大きく口を開けて息をするが、浅い呼吸が繰り返される。
自分では制御できない、どうしてこうなった?
何故!?
なんで!!?

芝生の上に転がる中身をぶちまけたぬいぐるみの残骸。

おかしい、おかしいんだ、おかしい。

あいつを殺したはずなのに!!

#呟怖 https://twitter.com/couchiyan/status/1154694406470959104 

#月が綺麗ですねを1番ホラーに書いた人が優勝

「ゔ」
生理的反応で声が漏れる。
もう痛みすら感じない。
いや、もう私は死んでいる。
だのに、意識はまだある。
殺人鬼が月明かりに照らされて恍惚として私の内臓を舐っている。
「嗚呼。今夜は月が綺麗ですね」
血濡れの告白だった。

#呟怖

「お化け?」

存外間の抜けた声と言葉が自分の口から零れ落ちたのを僕は自覚した。
遠く街中に佇む巨大な人影を化け物と呼ばずして何と呼ぶんだ、と開き直ってみる。

「チッ。怪獣じゃないのか」

「え?」

「怪獣の方が良かったなぁ」

残念そうな声と共に姉は屋上から飛び降りた。

#呟怖 https://twitter.com/okabanamitsuoni/status/1147134750571692032 

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