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祖父母が亡くなってから田舎の家を長年放置し過ぎた。
廃屋レベルにはまだ至っていなくて安心だが、先ずはバルサンだ。
全室隈無くな。
もちろん屋根裏部屋収納にも………。

害虫は怖いからな。

1日ぶりに密室を開け放てば、屋根裏部屋には長い黒髪を無造作に団子にした塊が無数落ちていた。

#呟怖 https://twitter.com/couchiyan/status/1141440583312891904 

世間の桜はもはや緑しげるばかりだが、私は今宵も花見酒を楽しむ。

寄り添う人が盃に献献と酒を注ぐと、はらり降った小さな桜色がひとひら、波紋を生んだ。

「ふふふ」
その人は無邪気に笑い声を零す。
私も笑い、盃を呷る。
美味い。
「今宵も綺麗だ」

見事に咲き誇る彼女の頭を見つめる。

#呟怖 https://twitter.com/txf9xdlpcdsaryk/status/1121261519327514624 

作り話なのに祟りが起きて、一番怖がってたAちゃんが祟られてしまったの。

「祟られた?呪われたんでしょ?」

え?

「作り話の祟りが起きれば良いって、Aちゃんが祟られれば良いって皆が思ったんでしょ」

何でそんな決めてかかるの?

「楽しそうに話してたよ。そうやって呪ったんだね」

#呟怖

先日動物の頭蓋骨の化石と、古文書が発掘され、その一部が解読された。

『怪談「牛の首」をここに封印』

「怪談?封印?
…ここだけしか読み取れないか」
「頭蓋骨も解析中ですが、牛なんですかね?」
「意味不明だな、怪談を態々封印とは」
「余程恐ろしい話とか?気になるな」
「ですね」

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1115090695579025409 

床下収納の穴に頭を突っ込んでた兄が何かを床下から取って見せた。
顔を砕かれた日本人形達。
体には無数の釘が…。
「ここの床下通気がないわ。こりゃリフォームだな。
人形も修理だなー」
先祖代々の土地と家を相続して様々な怪異に見舞われたが、兄が解決してしまった。
リフォームで。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1117164251406163968 

奥様、お時間でございます。

促されて私は席を立つ。
もうここには戻らない、戻れない…もう二度と…。

「今宵の月は格別ですな」

声の主は誰だったのか…。
私は徐々に分解され、砂礫となる。目はもう見えない。
けれど、まだ光はわかる。
私を照らす月明かり。

「ええ。とても綺麗ね」

#呟怖 https://twitter.com/magma_maniac/status/1114707952370241537 

お花見をしよう?
この桜を一緒に見て、あなたに笑って欲しい。
満開の桜。
今日は会えなかったから、昨日も、その前も…。
ずっと会えてないない。
会えない。

あなたはもう死んだのだから。

「久しぶり」

振り返ればあなたがいて微笑んで、そして桜吹雪にかき消えた。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1109042830125629440 

怪異始末を生業とする家に生まれた。
我が家には墓がない。
世間の言う普通の死がない。
怪異に飲まれ死ぬ事が人生の終わり。
墓は因縁を継ぐとして作られないと聞いた。
庭には蛙の石像が無数にある。
それが墓標代わり。
両親が帰ってこなかった。
蛙の石像が二つ、増えた。
雨が降る。

#呟怖

お腹空いた。
早く出してほしいな…。
折檻で蔵に閉じ込めるなんて、やめて欲しい。

ギィ…。

重い扉が開いて、外の光が差し込んで、見知らぬ子が入ってきた。

「うわー、ぼろっちい!お母さん早く来て!ライト!」

鋭い灯りに照らされた。

「人形?」
「焦げてるわね、捨てないと」

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1100953375963676672 

悪夢だ。

ポタリポタリと雫が絶え間なく滴り落ちて地面を濡らす。
見上げれば天井から無数にぶら下がる首吊り死体たち。

老若男女問わず、本当に無造作に無数、ぶら下がって、爪先から開いた口から見開かれた目からと、水滴が落ちてくる。

気が狂いそうだ。

体液の雨が降り注ぐのだ。
#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1099869973369970689 

神様が、なんでも見通せる瞳をくれました。
本当になんでも、何もかも全て見通せる瞳。
千里眼と呼ばれて、世界的に私の存在が広まりました。

神様、ああ、神様…。

私の周りだけでなく、世界の全ての人々が、私含めて人の皮を被った異形だと、知りたくはなかった。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1096986237607399426 

まだ赤ちゃんの弟は両親の死を知らない。
弟も死んじゃう。
守らなきゃ、絶対守らなきゃ。
守らなきゃまもらなきゃまもらないと誰か、誰か誰か助けてお願いたすけて!
赤ちゃんが!誰か!!!

叫ぶと抱きしめられる。
誘拐され洗脳されて偽物の家族がいた。
弟はそこにいた。
弟はいなかった。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1093503525617725440 

沼臭い。
ドブ臭さとはまた違う臭いなんだよね。
あの人、沼臭い。
その隣の人はドブ臭い。
この会社は更に何か動物が死んで腐った臭い。

私鼻がきくんだよ。

憑き物が臭う時もあるんだけどね、大体本人の臭いかな?

あなたは鉄の匂いと、更に言えば沼にハマったね。
ヒトゴロシしたでしょ?

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1095976968250507264 

君を夜の公園で待つ。
昨日も待ってた。
一昨日も待ってた。
その前も、その前も、ずっと前から…。
今日も、君を待つ。

君は現れない。
何がいけなかったのか、術が発動しなかった?
この公園に埋めた君は、まだ蘇って来ない。
明日も待ってみる。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1090609531745255424 

別れ話が拗れて彼女が自殺した。
死ぬくらいなら俺を殺してくれた方が良かった。
こんな…こんなひどい仕打ちはない。

ゆらゆらと立ち昇る湯気に煽られるようにゆらゆら揺れる彼女。
好物の熱々うどん食べようと思った時に化けて出る事ないじゃん。

食欲無くすよ、本当勘弁してよ。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1087775025061457920 

俺の住むアパートは壁が薄い。
生活音が自室発生の物音とほぼ差がない。
隣の住人が喘ぎ声のデカイ彼女を泊めた夜なんか地獄だ。
「いやぁ!!?」
嬌声と激しい行為を察するに余りある騒音。
畜生、寝れねえ…。

耳栓して布団被ってやり過ごしたが、殺人事件だったわ。
ありえねぇー。

#呟怖

爺ちゃん家に遊びに行った正月の朝、裏の山から現れた奴は、ゆっくりゆっくり空に昇って行くと、やがて見えなくなった。
UFOだと思うんだが…。
思いたいんだが。

#呟怖 https://twitter.com/TeDdYxMah/status/1087632355722838016 

鏡に写った姿が好きではない。
鏡の向こうの自分が、要は嫌いなのだ。
客観視できてしまうと、自分の全てが醜いことを露呈された気分になる。
見えてないと良い。
不幸も不遇も不運も、全力で僕を殴りつけてきたとしても見えないから無視できた。
見えると無視できない。
向こうの自分が笑った。
#呟怖 https://twitter.com/chai_chanko/status/1079047802334760960 

「母さん、いっちゃった…」
か細い泣き声で私に告げられた弟の言葉。
奈落の底に続く階段の前に座り込んで私を見上げる美しい弟を見つめる。
「僕を、一人にしないで」
懇願は涙に濡れている。
私は母の喪失に悲しむよりも、弟に戦慄した。
お前は、そうお前こそ……

「ずっと一緒にいて」

#呟怖 https://twitter.com/chai_chanko/status/1079048887669645312 

祝福の鐘が鳴り、永遠の愛を誓い合う。
幾度繰り返し見せられたのだろうか。
私の愛する人は来ない。
誰かの幸せばかり眺める。
来ない。
ずっと待ってる。
知らない人の幸せばかり見送る。
あの人は来ない。
「来るはずがない」
私を捕まえる闇が囁く。
私は涙を零す、そればかり。
#呟怖 https://twitter.com/magma_maniac/status/1074226484036792321 

先生の部屋は、何かおかしい。
その部屋に入ると、何にも考えられなくなる、なにもかもが朱色に染まって、目の前のものが感じる全てが、ああ、あるんだな。と言う認識で止まって、それが何かなんてその先が頭の中に存在出来なくなる。

私をじっと観察する目。
目だけが、目が、目…。

#呟怖 https://twitter.com/astrono77153462/status/1056128129243144193 

妻が泣いている。
子供を授かるも、流れてしまった。
「お母さんは僕だけのお母さんじゃないとダメでしょ」
妻に寄り添い話しかける子供の姿は、妻には見えていない。
格安物件だからと引っ越したが、ここはダメだ、子供は望めない。
早急に引き払おう。

子供がこちらを睨んだ。

#呟怖 https://twitter.com/mamemaki_00125/status/1050014722966179841 

弟が咳込んでいる。
嫌な咳をする、と言えばヘラヘラと笑う。
「咳?俺咳なんかしてない」
ヘラヘラしながら、また咳込む。
私はこの咳を知ってる。

お前、お山に行っただろう?
「え、何で?」
神様の祠にいたずらしたか?
「…」
この阿呆め。
また咳込む。

阿呆め、お前も死ぬのか。

#呟怖 https://twitter.com/mamemaki_00125/status/1050007092625530880 

本当にこれでお祭り行くの?
「たまには面白いでしょ?」
私は三目か。
「似合ってるよ」
もー、何それ。
でも、袋に穴開けてないのによく見えるよね。
「…」
どうしたの?
「いや…。じゃあ、行こうか」
彼は私の手を引く。
娘が微笑む。
あれ?私娘なんていたっけ?
あれ?この人誰だっけ?

#呟怖 https://twitter.com/nonokue_no_e/status/1048030214561751040 

新居を購入、しかも格安で、だ。
出るらしい。
俺で八人目のオーナーだ。
「皆様、不眠症に陥るそうです」
恐縮した様子の若手の営業マンが教えてくれた情報だが、成る程となる。

どんがらがっしゃんどったんばったんと影同士が毎夜バトル。

寝れねぇわ、これ。

#呟怖 https://twitter.com/rikuzendo/status/1047443670138466306 

ほんの出来心だった。
気に入らないあいつが困れば良いと、呪いを引き受けてくれるって神様のいる祠にお願い事をした。
私より綺麗な髪が禿げるよう、私より綺麗な顔が潰れるよう、私より可愛い声が消えるよう。

『気に食わぬ。気に食わぬお前なぞ木に食われてしまえ』

誰か助けて!

#呟怖 https://twitter.com/nonokue_no_e/status/1047358072010596352 

#このお題で呟怖をください
#呟怖

久々に!
皆様お願いします! http://pic.twitter.com/UBd1CMfPg3

あはは、俺様ヴァンパイアデビュー。

早速、お姫様攫っていただいちゃったけど、飲みすぎたみたいだ。
彼女、死んじゃった。

あーあ、奴隷にしてあーんなことやこーんなことする予定だったのに。
まあ、死体でも楽しめるけどさ。

夜はこれから、美味しい事山程しようか。

#呟怖 https://twitter.com/iijima73/status/1046080076436189184 

憧れの人と話が出来た。
課長に頼まれて書類を届けただけなんだけどね。
「お疲れ様」
イケメンは爽やか笑顔で受け取ってくれた。
幸せな気分の日だったのに、深夜に打ち壊し。
「あんた去年までニートだったんでしょ?社会のゴミ屑が!」
制服姿の女の生霊達が口々に私を罵り詰るのだ。
迷惑。
#呟怖

「この不孝者め!」

浮気して離婚し、独身生活に戻った。
職も失い自堕落に生きる毎日。
ある日から、夢枕で怒鳴られるようになった。

「この馬鹿者め!!」

大音量で罵られるが、死んだ親父でもない祖父でもない、見知らぬ落ち武者が毎夜俺に説教してくるんだが、これお祓いできるか?
#呟怖 https://twitter.com/okabanamitsuoni/status/1035442861351686145 

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