呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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#呟怖 #返怖可

今年も一人で来た初詣で引いたおみくじは鏡文字になっていた。
大吉は左右対称の文字だから読める。
他の項目はまるで駄目。
 神社のお手洗いの鏡で見てみよう。

大凶
仕事運:今すぐ逃げろ
失せ物:失いたくないなら
送り人:くるくるくるくる

ギイッ…と、個室のドアが開く音……。

#呟怖 #返怖可

暫く弾いてないピアノはひとりでに鳴ります。

安置した部屋の前に、水を張ったタッパーを椅子に置いて波紋を楽しむのです。

扉は開けませんよ。

向こうの世界を知るは、誰かに私の頭蓋骨を抉じ開けて脳味噌を晒すのを容認することと同じなのです。 https://t.co/gKHMUaBOv6

#呟怖 #返怖可

夕闇迫る街の中、足元から声が聞こえた。

「私があなたの本当のお母さんよ」

野良犬が駆けていく。

人の顔をしていた気がする。 https://t.co/Rie9Si0l0O

#呟怖 #返怖可

「たまたま深夜につけたラジオ番組がおかしなものでね。さっきから検索したりラジオの周波数を合わせてみたり」
長方形の石を親指の腹で擦ったり、丸い石の突起を摘む彼女になんと言葉をかければいいのか? https://t.co/dhdlI2ErqR

#呟怖 #返怖可

身なりの良い紳士が薄汚れた裸足の子供の手を引いている。

血の滴るスーツケースを運ぶおばさん。

鈍器を手にして集団登校する子供達。

どれもついていけば話の種になりそうだ。

ただ、種は花を咲かせるもの。

それぞれが手招きしているが、栄養にされたくはない。 https://t.co/Go4xFDU3kO

#呟怖
「デマや誹謗中傷を繰り返す者を収容し、更生を目指しています。治療法は文字入力につき1ccの血抜き。過ぎれば起因する陶酔感の中で死んでいきます」
狂ってる…!噂以上だ!警察に連絡しなくては!
「当施設では一切の通信機器が使用不可です。人殺し等のデマを流されても困りますから」 https://t.co/3RGP196Owk

#呟怖
「日が昇る前に庭の草を毟れ」
母に起こされて、炎天下の中で睨まれながら毟ってます。
昨夜の遅くまでの家事がたたり、熱中症で倒れました。
目が覚めると私はマンションの寝室にいました。
そういえば、母は既に亡くなってました。
母が間違える筈が無いので、庭付き一戸建てに引っ越します。 https://t.co/W9Tx9Cnk9l

@suika_sheep #呟怖 #返怖可

朝飯を食べて葉を磨こうとすれば、歯ブラシの毛先にナメクジ。

朝っぱらから嫌な気分だ。

歯ブラシは使えない代わりにせめて歯磨き粉を溶かして口を濯ごうとチューブを押すと、透明な粘液が。

@MATTARINEKOkob1 #呟怖 #返怖可

深夜、リビングの電話が鳴った。

こんな遅くに誰だよ。

起こされた怒りを抑えきれずに乱暴に受話器をとる。

相手は無言。

悪戯電話に腹がまた立って受話器をガチャ置き。

目が醒めたついでにスマホを弄っていると、ついさっきの自宅への発信履歴が残っていた。

#呟怖 #返怖可

いつからだったか、祖父がパック詰めされた肉を持って帰ってくるようになった。

何処から持ってきたか聞いても答えない。

美味しいから食べてしまう。

何の肉だろう?

近所で行方不明者が出た話も聞かない。

私達なりに調べられる事は調べた。

だからこの肉を食べてもいいんだ。

#呟怖 #返怖可

一人暮らしの彼女の口癖は「部屋に誰か居る」だった。

一緒に居る時も辺りを見渡して落ち着かない。

だからいつも「何かあったら連絡して」と言って別れていた。

あの日、彼女から「助けて!」と電話が。

慌てて向かった。出てきたのは確かに彼女なのに。

「そっくりでしょ?」

#呟怖 #返怖可

いつも観ているお気に入りの動画の再生時間が一秒だけ長くなっている。

#呟怖 #返怖可

この写真、なんで青のマッキーで塗りつぶされているんだろう?

かりかりかり。

爪先で削る。

足元に溜まるカスは二人分。 https://t.co/IGBqxh9cSc

@kumazou2050 #呟怖 #返怖可

デパートのマネキンに遊び半分で口元にスマートフォンのマイクを向けてみた。

「ここから出して」と訴えていた。

#呟怖 #返怖可

人気作家のサンイ会で手に入れたサイン本をネットオークションに出品した。
わざわざ私の名前を書いて貰ったものでも関係無い。
見る見る入札者現れる。
全員、私の名前。 https://t.co/KezSGhy9Kq

#呟怖 #返怖可

私は下を向いているのが大好き。
常に下を見ています。
だから、今日、列を成した蟻さんが運ぶ瞼付きの目と合いました。
これはすごい事だと思いました。
誰かに話そうと思いました。
だけど、みんな前を向いてばかりで誰も私に見向きもしません。
こうして喋る口もそのうち蟻さんが。

#呟怖 #返怖可

草むらに放置されたなにかの機構に「地球の一部」とメモ書きを貼り付けた。

機構もその気になったのか、気候変動や大災害の度に機構があざ笑うように歯車を軋ませる。 https://t.co/yNAFG51xSY

#呟怖 #返怖可
「空くじハズレなし↓」
海辺の砂浜に突如現れた、くじ引きの自販機。
100円を入れると、紙が取り出し口にひらり。
「マイナスドライバー」とだけ書かれていた。
100円でマイナスドライバーならまあ当たりかな?
肝心要の景品はどこから出てくるのか?
 景品は、空から頭上めがけて。

#呟怖 #返怖可 #一行怪談

四つ葉のクローバーを持ち去る事と尋ね人に「よつば」と名のつく方が掲載される因果関係は現段階では不明です。 https://t.co/irhoxqzSa2

#呟怖 #返怖可 #一行怪談

政治のポスターってのは不思議なもので、いくら色褪せても何となく見たことある顔の人と認識できて、人の気配がまるで無い山中にもある故に、ここは法治国家の日本だと改めて思えるから、中に1枚、名前を一文字だけ変えた偽物と気が付かないで山中の奥へ踏み込む者あり。

#呟怖

「君と同じ世界を見ていたい」

それが付き合っていた恋人の口癖でした。

頑なにSNSのアカウントだけは教えてくれなくて。

ある日、DMが届いた。

「私をフォローして下さい」

そのアカウント、フォローが私の本垢と一緒。

載せてる写真は、鍵をかけている本垢に投稿している私とあの人の。

#呟怖 #返怖可

ある朝、街中の郵便受けに一斉に投函された手紙は「目潰し屋敷」と呼ばれる窓を埋めたる外れの屋敷の住所で。
 両親や街中の人々はパニックだ。
僕達、子供は何事かとぽかんと。
大人たちの慌てぶりったらありゃしない。
目をぐるぐる黄ばんだ包帯で覆うお姉ちゃんの笑い声がした。 https://t.co/yx2OGtODkU

#呟怖 #返怖可

頂いた実話怪談の朗読の編集作業をしている。

「廃屋で肝試しをした時の話です」

「本当に失礼な奴ら」

「誰も居ない2階から足音が」

「それ私」

ひとつひとつに第三者の相槌が打たれている。

「さて、どうしようか」

第三者の声は今も耳元で。

#呟怖 #返怖可

風に靡くカーテンの内側で白い上履きを履いたスカートも靡いている。

上半身の影は見当たらない。

#呟怖 #返怖可

ねぇ、お母さん。どうして橋の向こうは常闇なの? https://t.co/5WbtyiwQXv

#呟怖 #返怖可 #一行怪談

昼夜だけじゃ物足らず、現実と空想も一緒に逆転。

#呟怖 #返怖可

「旦那、鰻くってもないのに煙くさいよ。川を渡るのはよしな」
夜の川で船頭が語る。
「あっしはきっと前世は極悪人でな。生まれ持っての盲でして。代わりに人様の死に様が臭うんだ。きっと、仏様に与えられた罪滅ぼしだ」
この夜、商人が伺う筈だった屋敷は盗賊の火付けで燃えた。

#呟怖 #返怖可

おもむろに古いPCゲームをインストールする為だけに買った中古のノートパソコンでネットサーフィン。
専用ブラウザがあって、繋がるサイトの先々で女性が助けを求めるパントマイムを披露している。
もしかしたらリアルかもしれない。
でも、自分には関係ないからとっとと寝てしまう。

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