呟怖.ORG | 呟怖

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呟怖.ORGと参加について

「関心」

「俺ら以外にお前のことなんか気にしてねーよ」

こうして「痛い」や「悔しい」「悲しい」のを我慢して僕自身の感情を『殺して』いれば彼らが構ってくれるだけマシ

だけどそうか、みんなの関心を引けばいいのか

ほら見てよ、僕こんなこともできる

周りの悲鳴が喝采の声に聞こえる

#呟怖

新聞の片隅に載る小さな悲劇

そんなことより気になるのは上司の機嫌

明日は我が身と考えもせずに

躍る悪意に観る悪意

脳天気に無機質な笑顔が狂い咲く

#五行歌
#呟怖

その神社では蛇が祀られている

人間に恋をして天を追われ人間になり、その愛の深さ故に人間の犠牲になった蛇

だけどこの神社にいる蛇を見てはいけない
見つけても見ないふりをする

天に帰りたいけど連れ帰れなかった蛇が男でも女でも連れていこうとするから

蛇の執念を侮るなかれ

#呟怖 https://t.co/4ZVtzjZ4Eh

油すましの『すまし』って何か知ってる?
絞るって意味なんだ

だから油すましの伝承がある地域は油の産地だった

だけど今では情報伝達が盛んで全国で油すましの話が広まった

絞る油が無い油すましはどうやって油を絞ると思う?

人の脂を絞るんだ

ほら聞こえない?
「今もいるぞー」って

#呟怖 https://t.co/VTaLA0693w

よく行くカフェにどんなに混んでいても滅多に座らせない2人がけのテーブル席がある

よく見るカップルの甘い展開があるのかと期待に胸躍らせて聞いてみた

あの席は前のオーナーが首を吊った場所
そこに座った人は3日以内に首を吊るジンクスがあるらしい

道理で常連客にクレーマーが少ない

#呟怖 https://t.co/IWjlotiHBx

うちの学校には『伝説の切り株』がある

今では職員室から監視されてるから告白は困難だけど

昔、生徒が教師に告白して成功した伝説の木の切り株

表向きは「老朽化で切った」
だが噂では「道ならぬ恋に悩んだ二人が心中した」から切り倒した

因みにうちの男子校に今、カップルはいない

#呟怖

「あっ鳥さん」

娘が指差し示すほうを無意識に確認する

あの方角は…
草も生えない、動物もいない、渡り鳥すら迂回する土地

きっとあれは死んだことさえ気が付かずあの土地に縛り付けられた人たちの魂

「鳥さん達にバイバイしようね」
娘と共に手を振り魂の安らぎを祈らざるを得ない

#呟怖 https://t.co/XtVzWzuCWV

私は小さい頃母によく「ドアをちゃんと閉めないとお化けが向かいに来るよ」と怒られていた

そんなことも忘れていたある日

私の娘の後ろのドアの隙間から知らない子が娘を誘っているのを見てしまった

「ドアをちゃんと閉めないとお化けが迎えに来るよ」
きっと母もあの子を見ていたのだろう

#呟怖 https://t.co/sDKKsyVprw

「ああやってあいつらは俺をつけ回すんだ」
彼の目線の先には電線に留まった大勢のカラス

「ただの偶然だろ?きっと近くに飲食店でもあって…」

「何を言っているんだ?アイツらだよ」
指したのは一斉に目をそらす大勢の人達

某掲示板で住所と名前晒されてから毎日こうらしい

#呟怖 https://t.co/N69pvNrdSF

「トリックオアトリート
イタズラしてくれなきゃクビにしちゃうぞ?」

一人暮らしの部屋から聞こえる声
恐る恐る電気をつける

そこには下着の紐がボンレスハムにしか見えない専務の娘

呆然とするしかない俺の背中に専務の声が聞こえた

「娘が君のことを気に入ったらしくてね、まぁ頼むよ」

#呟怖

「人はそれほど他人に興味無い」
義足の俺は友人の一言で救われた

最初は怖かったが確かに興味本位で見られない

稀に声をかけられても良い人ばかり
優しい声ばかり

友人には感謝してもしきれない

そういうと半透明の体の友人は
「気づいて貰えないのもツマランけどな」
と笑った

#呟怖
#半実話

「お母さん違うよ
その子は知らない子」
またあの場面
もう何度見たのか
そして何度涙を流せばあの恐怖感は薄れるのか…

目に映る母親と手を繋ぎぬいぐるみを抱いた少女が目に映る

もう少しこっちに来てくれたら…

振り返れば私だった日本人形が涙を流してる

見ないふりして母親の手を握る

#呟怖

今日も来たと身を固くする

越してきてから毎日家の障子に映る影

気が付かないふりをするためテレビのボリュームをあげてやり過ごす

だがいつしか寝てしまい消えたTV
耳元で聞こえる息遣いに思わず見てしまった

表情のないマネキン
その口から「あの人はどこ?」そう聞こえ私は気を失った

#呟怖 https://t.co/fYxonn6LzE

その階段は降りる時は絶対に手すりを掴んではいけない

後ろから手すりを滑り降りてきて止まれなかったイタズラっ子の霊に引っ張られて踊り場の姿見に頭から突っ込んでしまうから

「もう何度も鏡を入れ替えてるんだ」
にこやかな顔で注意する用務員さん

横の鏡に写るその顔は笑ってなかった

#呟怖 https://t.co/ypVHzB2y4X

「もう長いこと鏡なんて見てないよ」
友人の口癖
髭も長年の感覚で剃り髪も伸ばしっぱなし
家の中の鏡は全て取ったらしい

なんでそこまで?と聞くと
「自分の顔が嫌いだから」

ふとガラスに映る影を見る
隣にいるはずの友人が映らない

「気づいちゃったか」
鋭く伸びた犬歯が鈍い光を放つ

#呟怖 https://t.co/s6DcGAaHUP

#勝手に湿気の街の住人になってみた

今年もクリスマスが近づいてきた

裏路地にプレゼントの箱を被った死体がよく転がっている

#呟怖 https://t.co/ywodEgH3um

#勝手に湿度の街の住人になってみた

今年もクリスマスが近づいてきた

裏路地にプレゼントの箱を被った死体がよく転がっている

#呟怖

届くのは柵から伸びる指先だけ
その少しの温もり
それが羨ましくて妬ましくて憎たらしくて
憂いに満ちたこの小さな世界

人はなぜ苦しみの影で
希望を持ち抱き続け
現実に失望するのか
終わらない苦悩の中を

封じられた柵の中でそれでも愛を求め一人狂う

#呟怖 https://t.co/B9KQrM7XxN

「らっしゃーせー」
「ライッライッ」

こんな遅くにもやってるんだ
久しぶりの飲み会で歩いて前を通りかかったガソリンスタンド

「遅くまでお疲れ様です」
ほろ酔い気分で見たそれはどう見ても給油機も無い廃墟のGS

「らっしゃーせー来っ来っ」
誰もいないはずのGS
あの世から呼ぶ声がする

#呟怖 https://t.co/RCxL2nMCDJ

食べても食べても腹が減る
まるで餓鬼に取り憑かれたよう

なんか取り憑かれるような所行ったっけ?

何日か前に彼女と通った峠かな?
あそこは戦争中逃げた人達が酷い被害が出たらしいし
腹も減ってるだろ

それにしても腹が減る
食べ物を探し辺りを見回す

仏壇の俺と彼女の遺影と目が合った

#呟怖 https://t.co/kowcEMm1A5

夜に音楽室のベートーベンの肖像画の目が光り絵の中に引きづり込まれる

そんな噂を耳にして肝試しがてら見に行った

「なんだ光るのは目じゃなくて歯じゃないか」
そうい言った途端、友達はベートーベンの口の中に吸い込まれていった

後には骨の折れる音と咀嚼音
僕はすぐさま逃げ出した

#呟怖 https://t.co/UTbLaqaZMh

#思いついた言葉をそのまま5行詩にしてみる

月の光の下でもがく

きっと君の笑顔が眩しすぎるから

長く硬い爪 牙の生えた 毛むくじゃらな躰

これが夢ならどれだけ良いだろうか?

仲間の咆哮が僕を呼ぶ

#呟怖 https://t.co/pV9fRqKFpv

とある村の寺に身を律し皆の為に尽くす真面目な坊様がいた

ある日坊様は旅芸人に恋をした

仏に誠心誠意仕えると誓った身でそんな想いは持てないと頭を振るが恋心は募りきりとうとう海に身を投げてしまった

それからだ
夜に海から出てくる海坊主に若い男が犠牲になる様になったのは

#呟怖
#怖BL https://t.co/r5T6fGDxkn

町内の肝試し
今年は日本妖怪で行くことが決まった

猫又、子泣爺、あかなめ
有名所が並ぶ中
お釜を被っただけの奴がいた

家々を訪問中
釜の頭が澄んだ音を奏でると暴れる参加者が一人倒れる

一人また一人と倒れていく参加者たち

ハロウィンの夜
人の消えた街に古びた鳴釜の音色だけが響く

#呟怖 https://t.co/8wN7wLTCV8

#思いついた言葉をそのまま5行詩にしてみる

首の折れたマリオネットお供に

輝夜月さえ身体に刺さる冬空を呪う

声を出すことさえ憚(はばか)られる喉の乾きに

欲するは人の温もり

自分の吐く息の透明ささえも疎ましい

#呟怖

「祭囃子が聴こえる」
と言い出した娘に手を引かれ夜の住宅街を歩く

そんな回覧板はきてないしそんな音は私たち夫婦には聴こえない

まぁ夜の散歩も悪くない

そう思った時、息子がスマホから顔を上げた

「最近、日本版ハーメルンの笛吹き男が流行ってるらしいよ」

子供を抱えて帰宅した

#呟怖

近所の殺人事件のあった家の前で旦那さんが骨壷持ってる

なんて言っていいのか分からず軽く会釈をした時
「お前をこんな風にしたのはこいつか?」
小さな呟き

はっと振り返ると一瞬骨壷が眠る生首に見えた

後日、旦那さんは奥さんの殺人罪で捕まった

あの時は浮気相手を探してたらしい

#呟怖 https://t.co/Gm7TEOQbyU

『深い霧』

人生の道に迷った時「とりあえず進めばいい」って言う人いるけど「どっちが前か後ろか分からない」から迷ってるわけで…

普通に生活していても気が付かず「奈落の底」になんてこともある

それでもあなたはこの深い霧を進みますか?
そっちは地獄へつゞくかもよ?

#呟怖 https://t.co/EU6wx3MwwK

子供たちを連れて渓流遊び
これぐらいの川幅なら目も届くし水深も深くない

小一時間遊んでいたら川上から丁寧に折りられた草舟が流れてきた

この時期の草舟は軽く流される事から縁切りのおまじない

下手に触って悪縁を拾ったらたまらない
子供たちは渋るけど今日は帰ろう
くわばらくわばら

#呟怖 https://t.co/jtazDMK2w1

あの日から水車が回らない

どこも壊れていないのに

一度、子供が迷い込んだ時は石臼の上で危うく叩き殺される所
それから近づいてない

きっと水車の霊と篭もりきりの夫は恋仲だった
そしてあの時夫を連れてった

歯車に引かれた縄が首に絞まり瓢箪みたいなのに安らかな夫の死に様を思い出す

#呟怖 https://t.co/qP3PrLjL1Y

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