呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

参加メンバーはこちら

呟怖.ORGと参加について

「俺、今からひとりかくれんぼしてみたいんだよね」

「いや、ならなんで私を呼んだの?」

「俺だけでやって何も出なかったら白けるじゃん」

「私はどっか違うで実況でもしてたらいいの?」

「いや、お前が鬼」

あっ
そういう事ね
この人形に乗り移ればいいんだね
絶対見つけてやるからな

#呟怖 https://t.co/xtl0ur796A

「合わせ鏡ってどこまで続くんだろう?」
ほんの小さな疑問が始まりだった

もう何日数えてるんだろう?
無限に続く数を数える自分の顔

心做しか
みんな笑顔

笑っているのは鏡の中?
それとも現実の自分?

俺って
こんな

してたっけ

おまえは
だれ?

#呟怖

最初に見つけたのは山菜取りの主婦だったか...

滅多に人が入らない森の奥深く
いつも血が染みた様に濡れている場所があった

捜査も入ったが遺体も出てこないのですぐ打ち切り

そのうち、あるカルト教団が囲っちまった

今じゃその教団も行方不明

骨も残さず土地に食われたなんて噂も出てる

#呟怖 https://t.co/oNWlPnM1Rb

人の一念岩をも通す
よく言うじゃない?
だけどこの世には
人の怨み鉄鼠を生み出す

頼光公のように自分が冥府魔道に落ちても怨みだけは晴らす
そんな人間もいる

例えそれが逆恨みの類でも...

ところで先程から電話口でネズミが鳴いてるように聴こえるけど私の怨みの理由わかってくれた?

#呟怖 https://t.co/JbboJFyYkH

友人がボトルアクアリウムにハマってる

なんでも『ひとつの世界を作り管理していくのがたまらない』のだという

最初は失敗もするが慣れてくるとその成長も楽しいらしい

「お前も始めて見たら?」
って誘われたけど...

もう結構規模大きいの作っちゃってるしな

飼育される側は気楽でいいよ

#呟怖 https://t.co/ejicyUG5HO

高校時代
新校舎に設備が移った

少しずつ中の壁やドア、窓ガラス無くなっていく

授業中
窓のない旧校舎を歩くうちの学校の青みがかった学ラン姿

業者が金網で立ち入り禁止にしてるのにね

先生総出て探しても誰もいない

あれは幽霊じゃなく学校の楽しかった思い出なのもしれない

#呟怖
#実話

「老いて咲く花は無い」

祖母の口癖

今思うと祖母は誰かにかまってもらいたかっただけなんだろう

だけど私はその言葉が違うと証明したくて...

「ほらこんなに綺麗な花が咲く」

おばあちゃん
目が虚ろだったけど最期にちゃんと見えたかな?

#呟怖 https://t.co/eD6aJ8MHTr

影に誘われ
向日葵のアーチを抜け
彼岸花の丘へ
そこで出された空食器

「これは何を表している夢ですか?」

夢占いをしている私に来たDM

当たり障りのない返信をしたが返事は無い

そうよね
影は死神
向日葵は魂
彼岸花はあの世
空食器は食べる必要が無いことを表してる

つまりそういう事

#呟怖 https://t.co/wHwQlWSm2e

満員電車で始まった貴方と私の縁

私のセーターの解れが貴方のスーツのボタンに引っかり謝る姿を見て「私の運命の人だ」と直感が告げた

だから
貴方の傍にいる事に決めた

最後の演出も忘れない
貴方の目の前で電車に飛び込む

これで貴方は私を忘れない
そして私は貴方の背中に憑けて幸せよ

#呟怖 https://t.co/Aw5UiMs89F

この町は夜に必ず玄関前に消火用水を用意する

何十年か前の惨事から『火事が起きた時にすぐ駆けつける為』らしい

だが最近本当の理由を違った

前の火事の時焼け死んだ人々が水を求めて徘徊する

もし置かないと
燃えた体のまま家に入り水を探し火事を起こす

新興住宅街がそれで燃え尽きた

#呟怖 https://t.co/yMFmRRvJp5

「未練がましい」
彼女が書斎から元妻の遺髪を持ち出しガスレンジの上で火にかける

遅かった...

お寺で供養しても、お焚き上げしてもらっても戻ってくる元妻の遺髪

悪意を持って火をつけた報いなのか勢いよく燃える彼女の体

俺はもう元妻達から逃げられない
2つの遺髪が手元に残る

#呟怖 https://t.co/czS2EJKhmr

「ほぅ...
これは美しい」

「うちのメイドの中から新人で選りすぐりの子をごy...」

乾いた音が2発響く

「だがな、メイドなら手は前で組んで何かに備えて置くもんだ
新人なら緊張で直立不動
後ろ組んでる奴なんて居ないんだよ」

少女の手から落ちたナイフで2人にトドメを刺し男は溜息をつく

#呟怖 https://t.co/ELQ33yu6gc

家の近くに実際に使われていた機関車が展示されている公園がある

仕事で遅くなった帰り道にその前を通った時
機関車の乗ってる線路の前を足首に鎖をつけた痩せた男達が光の無い目で線路を繋げていた

死してなお、罪の消えない囚人たちは今日も動かない機関車の線路を繋げる為働き続けてる

#呟怖 https://t.co/OpwBPKrDAH

今日のベッド下は埃が多い

今日の標的はズボラらしい

部屋は綺麗だったから彼氏でも遊びに来るのか?

それなら2人分は楽しめる
握る包丁に力が篭もる

ようやく帰ってきたようだ
隙間から光が見える

「あれ?部屋が片付いてる?」

不審がる声に盗み見た隙間
天井の点検口の男と目が合った

#呟怖 https://t.co/gW3Wv6UqXZ

僕の住んでる町には笑寿望(ワラスボウ)という妖怪が出る

夕闇時期に歯をむき出しにして笑うガリガリ痩せた男

その男を見たらこちらも笑顔でいなくちゃいけない
もし恐怖に怯えたりすると食い殺される

人の幸せを願い即身仏になり損ねた妖怪

彼は今日も人を笑顔にするため徘徊している

#呟怖

透析の針を刺す時に「プチッ」って皮が破れた音がした気がした

そして絵の具を水に落としたような水が少しずつ血に侵食されていく様をを見ているのが好き

#呟怖 https://t.co/tYaNFQOF52

「お母さん、今年もお庭が白い花でいっぱいになったね」

「そうね...
このお花はお父さんが好きだったお花なのよ」

「そうなんだ
じゃあお父さんがお花になって私たちを見守ってくれてるのかもね」

...言えない
私の不倫が原因で自殺した旦那
しかも植えた覚えのない花がこんなに咲くなんて

#呟怖 https://t.co/5hzIe5gHWa

人間、嫌な物は見ない様に脳が勝手に違うものに変換して心の平穏を保つらしい

だけど実際に見るとこんなに見事に騙されるものとは...

蛋白質の焼ける嫌な匂い
体中の空気を絞り出すような苦悶の声

バーで隣に座ったただ二、三言交わしただけの他人
今はもう燃えて暴れる毛玉にしか見えない

#呟怖 https://t.co/uo5IljAX9I

うちの学校の七不思議には『赤い紙・青い紙』の話がある

トイレ中に「赤い紙がいいか?青い紙がいいか?」と聞いてきて
赤い紙を選ぶと血だらけに
青い紙を選ぶと全身の血を抜かれて
どちらにしても死んでしまうというあれだ

だけどうちの学校はウォッシュレッド完備
誰も相手にはしない

#呟怖 https://t.co/rqfcdkiKrA

「死ぬ以外はかすり傷」
そう豪語する会社の先輩

機械に挟まれ指が飛んでも
足場から落ちて血だらけになっても
笑ってた

そんな先輩も引退して久しい

たまに会う先輩は無数の管に繋がれたもの言わぬ姿で今日も笑ってる

「死ぬ以外はかすり傷」
あの時の笑顔のまま

#呟怖 https://t.co/Uu0FcWk5bd

長いトンネルを走っていたら非常電話が見えた

誰かが入口の前にいるのが見える

事故か?故障か?
巻き込まれないように慎重に...

次の非常電話にも人が...

あれ?だけど事故や故障の車なんて見なかった

3つ目にも4つ目にも人がいる
よく見たらみんな同じ顔

大急ぎでトンネルを抜けた

#呟怖 https://t.co/vXMHlo7cVm

その団地には大かむろという大顔の妖怪が出るという

僕達はYouTubeの企画で団地に肝試しにきた

特に異変は起きない

どうにか編集して見せ場も作り何とか配信に上げたら高評価の嵐

見てみると
「そこの団地はもう取り壊されてる」
「団地自体人の顔に見える」
そんなコメントで溢れてた

#呟怖 https://t.co/0JOTOjxpmA

誰も見向きもしないような勿忘草を愛でる君が好きだった

君ならきっと誰にも見て貰えない僕を見てくれるから

だけど君は僕を裏切った
よりにもよって僕をいじめるあんなやつを選ぶなんて

大丈夫
みんなが君を忘れても僕は君を忘れないから

勿忘草が雨に濡れて揺れる

#呟怖 https://t.co/Obf8gu3x4k

「私が死んだら墓前にはワインを供えてね」
最後の瞬間でも冗談を言う君に僕はちゃんと笑顔で返せたかな?

君の好きなワインを一人傾けながら思い出す

こんな顔をしてたら君に怒られちまうな...

返事をするように手の中のグラスが澄んだ音を奏でた

君からの正解の合図を受け取った気がした

#呟怖 https://t.co/s61DXEsSm4

女が死んだ

愛する男に刺されて死んだ

「2人で幸せな家庭を作ろうね」

そう固く約束していたにもかかわらず...

飛び散った血は種
無念の涙は養分となり
草も生えないそのコンクリートの隙間に彼岸花を咲かせた

彼のけいえいする会社の屋上で
非業の彼岸花は
今日も悲しく揺れている

#呟怖 https://t.co/XZ5k8Gzj65

僕たちの遊びの空き地にマンションが建つ

せっかく僕達だかの聖域を作る為に見様見真似で鳥居を作って置いたのに...

しかし地鎮祭の時、神主さんは言った

「ここは忘れられ捨てられた神様の居場所
マンションなんか立てたら何が起きてもおかしくない」

僕たちの祈りは届いていたらしい

#呟怖 https://t.co/CILun5UbOQ

「なんで君は何も話してくれない?

だからこの前の女は同僚で仕方なく

愛してるのは君だけだよ...」

「ウチの子、壁のシミにずっと話しかけてるんだけど大丈夫かしら?」

息子の話し相手になってくれ
そう懇願されお邪魔したお家

2つのシミを指さし、そう語る彼女に私は何も言えなかった

#呟怖 https://t.co/cUnaq49ex8

うちの地域のお葬式では必ず誰かが死体を見張る
通夜の晩は参加者全員で死体を縛り囲み監視する

この地域では死者が通夜の晩に生前の望みを叶えに動くらしい

食事制限のあった人の死体は家中の食べ物食べたり...

昔、ある子が自殺した時、一クラス潰れる事件も起きた事があるそうだ

#呟怖 https://t.co/cBcs5Rd6Mb

トンネルを走行中
水滴が車の屋根にあたる
「外は雨が降ってるから湿気が冷えて落ちる音だよ」
彼が正面を見据えて答える

なんか空気が生臭い
「出口が漁町なんじゃ?」
彼がハンドルを強く握る

なんか風が人の悲鳴に聞こえる
「トンネルが人を食べてるからだよ」
彼がナビの機械音声で喋る

#呟怖 https://t.co/UvpTCdzaui

「こんなとこに信号なんてあったっけ?」
毎日通る一本道の通勤路

交差点でも横断歩道がある訳でもない

イライラしながら待っていたが一向に変わる気配のない信号機に嫌気がさして少しづつ前に進む

無いはずの横断歩道まで進んだ時白装束の集団が見えた

そうかここは焼き場と墓地を結ぶ道

#呟怖 https://t.co/QT9KD5Hld9

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。