呟怖.ORG | 呟怖

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呟怖.ORGと参加について

とある港では蟹を捕らない

その昔旅の僧侶に地元の名産の『蟹』を出したが蟹は千手観音の化身と断られそれを信じたことによりその漁村では固く禁じられているから

それを知らない蟹の密猟業者はその海資源豊富さに驚くらしいが何も捕らずに帰る

海の底で蟹と戯れる長身の男に脅されるらしい

#呟怖 https://t.co/lOX1yTNKa0

今日も届いた私の顔を塗り潰した写真

誰が何の為にこんな事をするのか?
気持ち悪すぎてまた不眠症が出てきた

刺し込まれる鈍く光るナイフ

驚きながら振り向いた顔は見知った顔

「やっぱり通り魔はアンタだったのね」

姉妹揃って私の安眠の糧になってくれてありがとう

頭が冴える

#呟怖 https://t.co/Cfs2JPH61W

「やめろみるなみないでくれ」
誰にも届かない叫びは反響を残し消えていく

なにかの潰れる音と「これで気にならない」という声を残して

だから反対したんだここを冷凍倉庫にするなんて...

今日も目に鉤爪を突っ込み自殺した従業員の死体処理

死んだ魚達の焦点の合わない目と目が合った

#呟怖 https://t.co/PG1035kuTr

フォローしている写真家さんは不思議な写真を撮る

この海の渦なんてどうやって撮るのだろう?
一日中見てる訳にも行かないだろうし...

気になりある日質問してみた

「簡単ですよ。重りをつけた人間を落とすと藻掻き沈んでいく...
それを写真に撮るのです」

冗談だよね
今までの写真も...

#呟怖 https://t.co/KlAbqIOTEi

「この壁画の前での写真映えそうじゃない?」

羽を広げた天使のように満面の笑みで写る彼女

これが最後の写真になるなんて...

ふと思い立ち似たような写真をSNSで検索すると画像をあげた人がみんな消息不明になることがわかった

みんな本当に天使になっちゃう壁画って事は無いよね...?

#呟怖 https://t.co/sV1Q38oPGW

彼女はこの洗面台の前でよく自慢の髪を梳かす
死んでしまった今でも

その証拠に朝になると彼女の長い綺麗な髪が洗面所に落ちている

その姿を残したくて誰もいない洗面所を録画しておいた

逸る気持ちを抑えて再生するとそこに映ってた彼女...
の遺髪を被り焦点の合わない目で髪を梳かす俺

#呟怖 https://t.co/8WKHSeQq4m

古民家をリフォームして住むことにした

『月見障子』を入れた和室で月見酒がしたい
ただそれだけのために

向きも角度も大きさもこだわり最高の状態の月が見れるその障子窓

そこが霊道になるとも知らないで...

今宵も見知らぬナニカが月明かりをスポットライトに踊り狂う

酒は美味い

#呟怖

#呟怖
#返怖

久々に母の暖かい手に触れた
体はもう無いはずなのに...

安堵に包まれてふと下を見ると友達が泣きながら笑って見送ってくれている

あっ
私まだ空を泳ぐ練習してない...

友達がポツリと呟いた「あんたらしいよ」の言葉は優しいお線香の匂いがした https://t.co/DZlNNKooux

「おゆかい...」

俺以外誰もいないサウナ室で薄れる意識の中聴こえてきた声

...何言ってんだサウナの後はキンキンに冷えた水風呂と相場が決まってる

飛び込んだ水風呂に体が震えた瞬間に走る心臓の痛み

水に沈む俺の耳に鮮明に声が聞こえた

「だから『お湯が良い』って言ったのに」

#呟怖 https://t.co/OvIS6UWJnq

今年も命日より一足遅れたお墓参り
まぁ、それは仕方ないか...

誰もいない墓場でマッチを擦り火をつける
1本、2本、3本、4本、5本

線香に火はつけない
誰がお前の成仏なんて願ってやるものか

このマッチの数はお前が殺した私の家族の数

地獄で私の家族にした様に頭だけ焼かれ苦しみ続けろ

#呟怖 https://t.co/Ra3z9bsDhD

薄らと鉄塔の灯りが見える
「私達の新しい門出を祝ってくれる蝋燭みたい」
虚ろな目で彼女が微笑む

その手を握り一緒にギアをDに入れた

力の入らない足を無理やり踏みしめて車が僕たちを新しい世界へ連れていく

水に沈む車の中から最後に見た鉄塔
灯りが消えて静かに僕達を見下ろしていた

#呟怖 https://t.co/3lqYdk9Bpg

地元のお供え物の多い地蔵の頭が持ち去られた
バズりたかったとSNSにあげていたおかげで犯人はすぐ掴まった

だが捕まってよかったのかもしれない

だって持ち去られる時、ただ微笑んでるはずの地蔵の頭が口も割れんばかりに笑っていたから

首の歪な地蔵は今もお供え物が絶えることは無い

#呟怖 https://t.co/lXqUP35ofF

同級生が転校した

登校拒否から戻ってきたと思ったらすぐ

噂によると神に会い気が触れてしまい病院に行く為、家族で引っ越していったらしい

だが私は知っている
一般人には抗えない権力の存在を

家族がそれを受け入れれば私の様に生きられる
同級生も受け入れればよかったのに

おぞましい
#呟怖 https://t.co/M0AI2xQWVi

あの時
全てが止まって見えた

空を飛ぶ鳥
走り出す犬
宙に舞う手綱
驚いた顔の通行人
目をつぶり何かを覚悟した顔の運転手

歩行者信号の青い光だけが明暗を繰り返す

もう何度この景色を見たのか...
あの時無限に感じた地獄の日々から逃げ出した僕を待っていたのは違う無間の地獄だった

#呟怖 https://t.co/BjqMWttxwz

友人がゲシュタルト崩壊を試しているらしい
鏡の自分に「お前は誰だ」って言い続けるあれ

最近は心ここに非ずでどこに行っても鏡等に映る自分を見てる

その友人が夜中にビルの窓ガラスに飛び込んで死んだ

最後に友人は「鏡の向こうに行けたらあの人に会いに行けるかな?」と言ってたらしい

#呟怖

「チャウチャウちゃうんちゃう?」

都市伝説としてしか聞いた事のない言葉が聞こえ思わず振り向いてしまった
恥ずかしい...

だがその後に続いた言葉にその驚きも消し飛んだ

「あーあれは毛羽毛現だね」

希有希現とも評される珍しい妖怪けうけげんがこんな街中に普通にいるとは

#呟怖 https://t.co/za5RdLj9eX

私の町には『おばけ桜』が名所

だが本来そこに桜の木は無い
あるのは慰霊碑

お気に入りの桜で領主は貴賎なく領民と花見を楽しんでいた

領主が死んでも桜は領主の存在を主張するように咲き乱れ続ける

桜が力尽きた時
慰霊碑を建て鎮めた

今年も領主の想いは具現化して皆を楽しませ続けてる

#呟怖 https://t.co/yUQBI4IFA3

「羊の壺って知ってる?」
学級崩壊一歩手前の担当クラスに頭を悩ませる私にかけられた声

「羊は群れを乱さず従順
この壺の中身を使えば簡単に...ね?」
頭の薄くなった教頭の目が怪しく光る

加齢臭のおじさんの言葉が甘く聴こえる

カトリック系なのにこの学校には悪魔が巣食っているらしい

#呟怖 https://t.co/2Y8T71Tbio

真夜中過ぎに帰宅してると21時閉店のスーパーの中の電気が着いている

棚卸し大変だな...

そんなことを思いながら帰って妻にその事を話すとご近所の噂を話してくれた

いつ頃からか夜中に勝手に幽霊が買い物して支払いは冥銭や焼け焦げたアクセサリー

売り払う訳にも行かず困っているらしい

#呟怖

念願の新築に差出人不明の手紙が届く

表には毎日増えていく数字が一文字書いてあるだけ

意味がわからず放っておいた

事の真相がわかったのは母が入院したお見舞いの時

母方の田舎に昔から伝わる
「不幸が蓄積して段々不幸になる呪い」
らしい

帰り道
新築の家が築何年も経った家に見えた

#呟怖 https://t.co/MgfKZxBCtn

子供の頃
「オレンジ色の街灯のところにはお化けが出る」
と親に言われてた

今思えば夜にクワガタ取りに行きたがる俺を治めるために言った嘘だったんだろう

だけど今、目の前にある赤い電灯のトンネルはどうなんだろう?

もう死んだ親父たちが手招きしてる

#呟怖 https://t.co/715MQGq2Vq

この画像で何人目だろう?
「みんな俺に沢山の『あい』をくれるんだ」
そう満足気に笑う犯人に頭を抱える

こいつを任意で調べたら持ち歩いてた《目玉》の数々とスマホに残された指でハートを作る目をくり抜かれたであろう少女達

同意の上での行為なのか脅されての行為なのか判断がつかない

#呟怖 https://t.co/OeHolXxM9X

白い壁と大きな庭
目の前には貴方と子供
あぁ私は幸せだわ
今日もそう言い聞かせる私を
2人の遺影が心配そうな瞳で見つめる

#呟怖
#五行歌 https://t.co/MgfKZxBCtn

「あー忙しい忙しい」

こちらをチラチラ見ながらアピールを続ける同僚に嫌気がさす

普段サボってるくせして切羽詰まったら天地がひっくり返ったかのような大騒ぎ

お前はアリスに出てくる白うさぎか...

それにしても、この落ち着いて仕事してる自分が居心地悪い気分になるのどんな魔力だ?

#呟怖 https://t.co/QwYmvCwx3H

あなたが好きだったお酒
見よう見まねで琥珀色の液体に氷を落とす

これであなたを殺した凶器は数時間で消えるだろう

グラスの外側に水滴が浮き出て堕ちた
私の代わりに泣くように...
#呟怖 https://t.co/JxMR70qaX1

『桜の樹の下には死体が埋まってる』
そう言ったのは誰だったか…

だけど梅の木の下にも死体が埋まっていることもあるよ

そういう梅は漬けた時にすぐわかる

梅の内部から血が染み出すように実が赤く染まるから

#呟怖

口から血の泡を吹き喉を押え目を大きく開きのたうち回る彼氏

毒蛇の毒って飲んでも効かないのよ
口の中に傷口があると毒が血管に回るけど

最後のキスで舌を噛んだのはそういう事

嫉妬心って怖いのね
他の誰にも目移りさせたくなくて

ほら、その大きく開いた目で私をずっと見つめていて

#呟怖 https://t.co/2pyRn3sCLZ

盛り上がりすぎて終電を逃し友人の家に泊まる事になった

「ちょっとうるさいとこだけど慣れたら良いアパートだよ、家賃も安いし」

そう言って友人の声に被せるように子供の金切り声が響く

こんな時間に子供の声?

「隣で一家惨殺事件が起きてからこの時間になると少しうるさくなるんだ」

#呟怖 https://t.co/pGrXYgZyLj

いつも通る出勤路に突如置かれたよく分からない『出没注意』の看板

辺りを見渡すと周りの人達はなにかに怯えるように足音さえ立てないように歩いてる

よく見ると避けられてるのは私…

えっ?あれ?私が警戒されてる?
あの看板は私なの?

イラついたので力任せに引っこ抜いて丸めてやった
#呟怖 https://t.co/UyiBMgEH8a

街灯の下立ち竦む
進むのか
戻るのか
それすら分からず途方に暮れた

静まり返った世界に電灯がジジっと鳴り意識が向かうと電灯にぶら下がる自分と目が合った

そうか…
上手く死ねたのか

道が無かったのは八方塞がりの私の人生

誰も通らない
夜も明けない
街灯の下
私は私の死体と向き合う

#呟怖 https://t.co/YIA2Cz8hLE

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