呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

@ahomaja #返怖 #呟怖

#一行怪談

車に巻き込まれグールグル回って一体の立派な死体が出来上がった。

#呟怖
時に魔物と戦い、時に凄惨な戦場、生還と共に目覚める、夢の続きをみていると、どんな過酷な状況でも必ず生きて戻ってこられるので、毎日夢の続きをみるのが楽しみになって行った。
その日は高速道路での多重事故、そして意識が薄れていきそこで途絶えた。
おかしい、えっ、本物だったか。 https://t.co/u0WEIjOGhP

#呟怖
それまで順調にいっていたのにある日全てが止まってしまった。少しは考えられる様になった僕の耳に囁く声が聞こえた。
お母さんが人魚の肉を食べてしまった、それでお腹にいる僕も不老不死になってしまった。
だからいつまでたっても生まれられなくなってしまった。
堕ちた天使は僕に語った。 https://t.co/S1UEjOitXw

#呟怖
それはある日突然にやって来た。
A: 調子はどうだ
B: まあまあかな
自分では気づけないのかも知れないが端から見ている俺にはわかる
B: ここをちょっと変えた方がいいかな
あれこれ考え始める彼が抜けられないでいる、そこがスランプの沼なんだよ
しばらく浸かっていろと背中を押してやった。 https://t.co/aLQfxIqWNe

#呟怖
手のひらに乗せると色が変わるクマチャン、僕のは青く光った。
何でも赤く光るとその人は消えてしまうらしい。
数ヶ月後、この町の住人はどうやら僕一人になってしまったらしく、消えた人が持っていたクマチャンを持ってみても青くしか光らない。
僕の願いは一つだけ、頼む、赤く光ってくれ。 https://t.co/8BZPnhV04y

#呟怖
ある日の夜遅く部屋でパズルをしていた、漸く出来上がった時インターフォンが鳴った。
こんな時間に?ドアを開けるとバナナが置かれていた。
それからパズルが組み上がるとピンポンとバナナ、が繰り返され、それなら、と超難解に挑み成功したらやはり。
ドアの外、バナナの迷路が拡がっていた。 https://t.co/Wnj4MYELeu

#呟怖
ある年齢になると検査が行われ、そこから先の居住区域が決定される。
身体と精神の健康状態で決められるらしいのだが、詳細は誰も知らない。仲の良い友人達は地球と書かれたゲートに誘導された、そして僕の番、目前のゲートには「火星」と表示されていて、そこで生活が約束されるのだろうか。 https://t.co/1hkdFTSFT7

#呟怖
友達の彼氏は背も高くかっこいい、最近は一緒にジムに通っているとのろけていた。数ヵ月した頃、友達から彼氏の訃報を聞く事となった。悲しみにくれる彼女が言うには、死因は胸筋と背筋の異常増殖による低酸素脳障だという事だった。 https://t.co/vR76ToWCOo

#呟怖
小さな鉢で泳ぐ金魚に餌をやるのがただ一つの楽しみだった。
大きく襟を抜いた着付けで部屋の飾り窓に並ぶ
赤いけだしは誰のため
一夜のうたかたの恋のため
金魚を相手に話しかけ
お前もここからは出られない
互いに長くもない命
里の便りも絶えた夏、
遠い故郷に狐火送り
金魚と共に浮く骸 https://t.co/OVH5YfQKs5

#呟怖
赤い月が登る夜
暗く湿った森の中
黒いモヤに包まれた異形が
近寄ってはすり抜ける
森を抜けた処にある建物で
鋼の連金術師は未来を語る
魔女を倒すための剣
それがお前の使命だと
鎧武者の目が赤く光り
最初の試練が始まった
騎士としてとどめをさすのを忘れるなと
錬金術師の声が響く https://t.co/9n4GD189c6

#呟怖

3の倍数
どうやら取り憑かれてしまったらしい。
3ヶ月毎に失踪者が増えるのも僕のせいらしい、けれど何の記憶もない僕にはどうしようもない。
何処まで続くかわからない、だって数は無限にあるんだって先生が言ってたから。
勝手に時間は過ぎていき僕にとっての3ヶ月目がまたやって来る。 https://t.co/dvfdjATonC

#呟怖
2発で吹き飛ばせたのは片腕だけだった、次の弾を入れる間も剣を振りかざし近づいてくる。
腰辺りを狙うか、しかし少し上ずって弾は骨と骨の間をすり抜けてしまった。次の彈の装填に手間取り、目前に到達されて、剣が降り下ろされた。
痛みより強烈な熱さを感じた後で、俺の目は見えなくなった https://t.co/IcK2dgYARK

#返怖 #呟怖
ある者は両生類化し、人魚や半魚人に、そしてある者は河童になった。

えら呼吸をマスターした者達は塩分の多い水中で海坊主になった。

ただ行き交う船が無くなって皆いつもお腹を空かせている。 https://t.co/7BYsRtDg7C

#呟怖
芽が出てシワシワになってきたじゃがいもを、捨てるのも勿体ないから料理して食べた。
翌朝、お腹に目が出てやかて手足が伸びてきた。
皮を剥くとき薄すぎたのに気がついたが、その成長は止まらない。
シャワーを浴び日光浴をしながらシワシワになっていく自分、次の転生先が見えてきた。 https://t.co/pUT680drB0

#呟怖
太陽の沈んだ街
行き交う人の姿も消える時間
誘うように煌めく明かりに引き寄せられるか
語りかけるように聞こえる歌声に引き寄せられるか
歩き疲れるまで歩いて
たどり着くのは迷いだらけの空間
次の朝日が昇るまで
さ迷い続ける狼の呼び声に追われ
餌食にならずに抜けていけるか
深い闇の街を https://t.co/LAXJYwHbN1

#呟怖
窓を開けて
僕はもう自分で飛べる
ほら、稲妻だって迎えに来てる
人間は飛べないなんて、どうしてわかるんだ?
やってみようよ
飛べるから、大丈夫だよね
ほら、
人間にとって飛ぶって事はこういう事なんだよ、わかったかい、坊や。 https://t.co/D42Db9GEqS

#呟怖
おう、やっと戻って来たな、どうだった?感想は?
型通りの礼を述べ短い感想を言う。
彼はこの本が無いと出来上がらないんだ、と恭しく部屋の一隅に置いた、すぐに暇をつげた僕の背中に、これで楽しいことが始まるんだよと彼の声が聞こえた。
その後行方不明になった彼は今も見つかっていない。 https://t.co/dUv9VwPCLb

#呟怖
ライトアップされた桜並木の下、一組の夫婦らしき人達が桜をめでる。
今年も見事だね
そうですね
また来年も見に来よう
そうですね
私は心もほっこりして二人を見守っていた、ふと見た足元に彼等の影が無いことに気づいてはいたが。 https://t.co/827Y7sK5uo

#呟怖
その時見えたのは過去の記憶だったのか、それともこれから起きる惨劇の予告か、流れていく映像の断片に一体何を重ね合わせればいいのだろう。
ここから立ち去って行き着く先は力を失った天使か、それとも力を蓄えた悪魔が導く処なのか。
どちらにしても血しぶきの中を歩き続ける事になるだろう https://t.co/USdDDuSM9f

#呟怖
昨日の夜、夢で見たの。
窓辺に立って外を見ている後姿、白い上下が似合ってる。
こっちを向いて顔が見たかったけど、貴方は窓を開け、ベランダに出ていく。
そこで貴方の夢は終わってしまう。
私も同じように出ていって貴方と同じように空に抱かれてみようかしら。
またあの笑顔を見たいから。 https://t.co/GSbvp6pnUs

#呟怖
公共機関を使うんだ
死神のコスプレしてる奴が
暖かい座席に座って居眠りを始めた。
どうやら寝過ごしたのか、運行中は何も起きなかった。
僕も終点で下車、周りには警官が数人いて、死神は無賃乗車で引っ張っていかれた。
その後警察署で多数の人が原因不明で亡くなったとニュースが流れた。 https://t.co/as40DBxok8

#呟怖
今夜はレインボーだね。
誕生日にはプレゼントされるカクテル、それを作っているのを眺めるのが好き。
チリーン、扉が開き入ってきたのは
貴方だった。
思わず目を伏せる
まさかと思って振り替えると出来上がったレインボーに一輪の小さな薔薇が刺されていた。
そして後ろには誰も居なかった。 https://t.co/9njb3dADX7

#呟怖
とうもろこし畑に隠れていたけど方向を見失った、とりあえず真っ直ぐ行って畑から出て回って行けば帰れると思った。
たくさん歩いて足はパンパン。
畑の隅で"これを飲んでお行き" と、とうもろこしのひげのお茶を薦められ、飲むと足が軽くなったが、それからどれだけ歩いても家が見つからない。 https://t.co/eNUGCWniuZ

#呟怖
ある道にカーブミラーがつけられた、これで事故も減るだろうと皆思った。
しかし、映るものが何かおかしい、自動車が来てもそれはどうみても車には見えず、じっと覗き込んでしまうため、かえって事故が起きるようになってしまった。
役所では以後国産ではなく日本製を取り付ける事にした。 https://t.co/iGKLGrsJ1h

#呟怖
裏の森に逃げ込んで迷子になった猫を探しに行った、さっきから声はするのだが姿は見えない。
ミヤ~
抱き上げて家に戻る、しばらくするとテレビを見る私の膝に乗ってきたが、ふとみると姿が見えない、重みと手触りは感じるし、喉を鳴らすのも聞こえているのに。
違う猫連れて来ちゃったかな。 https://t.co/UgcubIW1a1

#呟怖
"お届け物でーす"
"あ、そこに置いてって、ご苦労様~"
最近足に配達票のつけられた物が届くのだが、頼んだ覚えは無い。
何かの嫌がらせかな、と発送人の名を見るとライバル企業に勤める友人だ。
どうやら僕の力になってくれているらしく事業は好調、でも葬儀屋は2軒先、6と8を間違えてるだろ。 https://t.co/pi2d54egiJ

#呟怖
目が覚めて、いつもと違う部屋、いつもと違う枕、少しして入ってきたのは可愛い看護師さん。
にこやかに経過を教えてくれた。
あの時の柔らかな笑顔は生涯忘れることができない、そんな笑顔が5つ並んで私の記憶の扉が閉まった。
もう一つ位なら、でも6つ目はたぶんもう無い、そんな気がする。 https://t.co/QN7gtNou4Y

#呟怖
"もう店仕舞いするか、客足も伸びないからな"
店主はぼやく。
"もう少し頑張りましょう!"
外が暗くなりはじめ雨音が強くなった。
"いらっしゃいませ~"
まるで降って湧いたように客がなだれ込んだ。
皆一様に黒装束だったがとりあえず気にしない。
彼等の去った後、床は一面黒光りしていた。 https://t.co/nk1YYAo6UY

#呟怖
部屋に入ると話しかけてくる声がする、無人の部屋のテーブルに本が置かれているだけなのに。"読んで"
本を手にして声を出して読んだ。
部屋を出て、外に行くと知らない場所、さっき本で読んだ場所だった。悩んだあげく僕はいつもの世界の本を書き始めた、戻れるかも知れないと期待を込めて。 https://t.co/D0UyMXZeA8

#呟怖
"そろそろ仕込みに入りましょう"
年配の魔女が材料を選び始めた、出来上がって冬が終わったら森に撒いて歩くのだと言う。
"どうして春なのですか"
彼女はウインクして呟いた。
"緑煙柳際垂"
どこで修行をしてきたのやら、魔術の世界も闇が深い。 https://t.co/DL8nA5Heo7

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