呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

参加メンバーはこちら

呟怖.ORGと参加について

勝った方は、鬼を成敗したという。

負けた方は、相手を鬼のようだという。

どちらにも、命を落とした者がいる。

それが分かっていてもなお、

何処かで鬼は生まれ、

何処かで民が死ぬ。

解るかね?

足元で岩が語り続ける。

#呟怖 https://twitter.com/usagamisousuke/status/1144903057177636867 

けっこう有名な稲荷神社に行った。

鳥居をくぐったところから、
ずっと付いて来ている女性がいる。
手を狐の形にして「コンコン、コンコン」
と言いながら、ふわふわ付いて来る。

この人は、
礼儀知らずなことをしなければ何もしない。

帰りに手を振ったら、
ニイーっと笑った。

#呟怖 https://twitter.com/tiNqvHwzIYSmwkM/status/1143358873299869697 

修学旅行の集合写真。

カメラマンの斜め後ろに女の子がいる。
見えているのは、胸から上。
「ここ見てー」って感じで浮いた手。
「笑ってー」って感じでニタリと笑う顔。

あの子、学生だったのかな。
いつも、ああしてるのかな。
写真に、知らない子と一緒に写るより、
楽しいのかな。

#呟怖 https://twitter.com/tiNqvHwzIYSmwkM/status/1143358873299869697 

ハンニバルって、
こういう子が好きだった気がするけど、
記憶はあいまい。
この獣の肉は、私が全部食べちゃったけど、
あなたは私を食べれば充分よね。
さあ、ハンニバル、
私を美しく美味しく調理して。
#呟怖 https://twitter.com/couchiyan/status/1144031195606343680 

近頃の地図アプリって凄いですよね。
登録してある友達の家が、地図ですぐわかるなんて。
でも、これヘンなんですよ。
アプリ開くと、必ずこれが出るんですよ。
高校の後輩なんですけど、先月死んだらしくて…
登録消したんですけどね。

それ、俺の家だわ。
ヤバイもん見つけちゃったね。
#呟怖 https://twitter.com/Cm4I4/status/1140935661358219266 

彼女は笑顔が可愛くて
彼女の笑い声はいつも明るかった。
けれど、写真を撮る時だけは
その笑顔は悲しげだった。

僕がこの写真を撮った時、
僕にはその理由がわかった気がして、
でも何も言わなかった。

友人が
彼女の写真を心霊写真だと言って大騒ぎした。
その時、彼女は静かに消えた。
#呟怖 https://twitter.com/tiNqvHwzIYSmwkM/status/1143361961461080064 

実家の屋根裏には、電気がついていた。
昔の物は何も無い。
きれいに片付けられ、床にはビニールシート。
天井は低いが、
ちょっとした作業ならここでできそうだ。

薬剤の調合ぐらいは楽勝だな。
人一人を運び上げるのはキツいよな。
最後の処理は無理か…
そうだ、連れて来れれば大丈夫だ。
#呟怖 https://twitter.com/couchiyan/status/1141440583312891904 

たしかに言ったよ。
「泣きたいだけ泣けばいい。
涙が悲しみを押し流してくれる。
悲しいことが見えなくなるよ」

でも、違うんだ。
そんなに泣くとは思わなかったし。
僕の前では駄目なんだ。

僕の前で涙を流し過ぎると、
目が溶け出して、
悲しいことだけじゃなく、
何も見えなくなるんだよ。
#呟怖 https://twitter.com/kidn_yotuba/status/1139527113357193216 

意外と綺麗な吊り橋だ。
ただ、橋の向こうに道は無い。
2〜3歩踏み出すと、手前の木がガサガサ鳴った。
進むと、後ろで橋がギシギシと鳴った。
急に背後で音が大きくなり、耳が痛い。
ガサガサ!ギシギシ!と追い立てられ、
渡りきったと思ったら、暗闇に落ちた。
烏の声が頭上で響いていた。
#呟怖 https://twitter.com/Cm4I4/status/1140936200691130368 

静かでいい所でしょ?
私のお気に入りの場所なの。
下に降りるには、回り道しなきゃならないけど。
あの足跡、水の中に入って行って、
戻った足跡はないでしょ?
それに、どんな雨でも風でも台風でも、
消えた事がないの。
ねえ、降りてみる?
#呟怖 https://twitter.com/moon04cat/status/1141205682906996736 

地下の重苦しい扉。
開店前の試食無料券。
好奇心から扉を開けた。
急にスポットライトに照らされ目が眩んだ。
チクッとした。注射でもされたのか、
気がつくと椅子に拘束されている。
「いらっしゃいませ。どこを召し上がりますか」
どこ?意味がわからない。
包丁が迫ってくる。
#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1141177059441434624 

美しい。

澄んだ水
自由に泳ぐ魚たち
水面に揺らめく陽の光

ああ、これは人魚の世界

綺麗な歌声に誘われるままに
海に沈んでいきながら
恍惚感に包まれていった。

#呟怖 https://twitter.com/moon04cat/status/1136559482081648640 

見通しが良くて、電車が来るのも良く見えて、無人駅で、
確実に轢かれたい人が来るみたい。
僕は、
電車を待つその人の大切な人の姿になって、
ここから手を振る。
思い止まる人もいれば、関係なく飛び込む人もいる。
僕は親に道ずれにされたんだけどさ。
酷いよね、僕だけ置いて行かれたんだ。
#呟怖 https://twitter.com/moon04cat/status/1137580269009920006 

突然、部屋の黒電話が鳴り響き、
私はびっくりして飛び上がった。

鳴り止まない電話。
恐るおそる受話器を取る。

「もしもし…やっと捕まえた。」
「え?」と応えた途端、
受話器から伸びた手に、
手首を掴まれて
引き摺り込まれた。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1135438872576372736 

誰もが根っこに狂気を秘めている。
それはもちろん外からは見えない。

周りの人達が恐れ慄く、その時には、
本人はそれが狂気とは気づかない。

自分の中に狂気があると
認めたくない人は多い。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1137638244038742017 

その廃遊園地は、
いわゆる廃墟とは違う異様な空気が流れていた。
大勢の子どもたちの声と賑やかな音楽が
遠くから聞こえた気がした。
振り返るとそこに腐ったピエロが立っていた。
実は私はピエロ恐怖症なのだが、
なぜかこのピエロは怖くない。
私は笑いながらピエロの後を追った。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1136774791900192768 

山小屋で暮らす老人が、
重い口を開いてもごもごと呟いた。

全身真っ赤な血にまみれた兄妹が、
固く手を繋いで、
鬼が出た!鬼が出た!
と、村から飛び出してきて、叫び続けた。
二人は、そのまま病院に入れられて出てこなかった。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1135439467437707264 

ここには最近知らない人がよく来る。
なぜか障子の外から覗きこんでくる。
入ってくればいいのに…
私をここから出してほしいのに…
夕日を浴びて車が一台止まった。
今日もまた誰か来たみたい。
「ねえ、こっちに来てよ」
聞こえたはずなのに、また逃げて行っちゃった。
#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1135438576634568704 

この噴水の水は時折真っ赤になり、赤いタイルが並び変わり文字が現れる。
それは、自殺なら本人の、他殺なら犯人の名前なんだそうだ。
ただの都市伝説だし、場所も明らかではないが、
そういう物を何処かで誰かが、何らかの理由で見ているのかもしれない。

ほら2枚目の写真、君の名前だろう?
#呟怖 https://twitter.com/sousaku9116/status/1133342237733969923 

連絡の途絶えた友人から、急にLINEがきた。
そろそろ帰れそうだ、というが返信してもまた既読がつかないままだ。
写真を見直すと、光を放出する者の後ろにこちらを睨む大きな顔がある。
前は写っていなかった。
友人は、始めからこれに気づいていたのだろうか。
だとすると、帰ったら次は
#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1131869031948881920 

夜露に濡れ霧に包まれる中、
小さな鈴の音が近付いてくる。
狐の花嫁行列である。
花嫁はなかなかべっぴんだ。
岩陰から覗く若ぎつねがいた。
人の世では、
愛が嫉妬や憎悪に変わったりする。
この者たちには何事も起きなければ良いが。
と思う間に列は消え、
石畳に小さな簪が一つ落ちていた。
#呟怖 https://twitter.com/moon04cat/status/1129405095404195840 

あの子のこと、見えてるの?
なんか意味ありげにずっと付いてくるのよ。
どうも彼の元カノみたいで、
ああなったのは彼のせいらしいんだけどね。
でもそんなの私には関係ない事だし、
彼には見えてないってのが腹立つの!

え?あの子だけじゃないの?何人もいるの?
#呟怖 https://twitter.com/r_Okishima/status/1129626895216140288 

小学生になった頃、僕はここで
僕の片割れを切り捨てることを覚えた。
激しい流れの中から、甲高い不気味な笑い声がこだまする。
今まで、何度もここへ来ては片割れを切り捨ててきた。
今日も 僕が 切り捨てる。
笑い声は、
「いつかお前を切り捨てる」と嘲るように
流れ消えていく。
#呟怖 https://twitter.com/moon04cat/status/1128305260525641732 

たくさんの白い蝶がどんどん数を増やしながら、
空高く舞い上がっていく。
私も一緒に舞い上がる。
輝く門をくぐると白い霧の中だ。
「良かった。会いに来てくれた。」
小さな子ども達が口々に言う声がする。

そこで現実に戻る。

何度も経験している。
私は必ず会いに行く。産婦人科医だから。
#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1127876713445093381 

太陽が沈み、夜の闇に閉ざされる前のひと時。
灯りに溢れた街では気付かれない夕闇。
でもその夕闇の時間は確かにあって、
その時、私の周りの人間が消える。
それぞれの本性だけが動き回る。
多分、私も同じように本性を表しているのだろう。
自分で自分の姿を見ようとしていないだけで。
#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1127876450550304768 

なんかムシャクシャしてただけだ。
相手は誰でもよかった。
皆そう言うじゃないか。

どこでもいい、とにかく逃げるしかない。

眩しい!光が窓の横を並走して消えた。
ああ、そうか。ただ逃げても無駄なんだ。
光が、
くだらない人間は消えろ
と教えてくれた。
#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1127878219082780674 

少女の影が、邪悪な姿で少女を後ろから食べようとしているのが見えた。
でも、それは一瞬で、もちろん少女は気づいていない。
彼女が狙われているのは間違いない。
言わなくては。
一歩踏み出そうとした瞬間、
少女とその影が同時にこちらを見て、同じ顔で笑った。
#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1127131143021588481 

あんたねぇ、立場をわきまえなさいよ。
あくまでも本体は私。あんたは影。
ギブアンドテイク。今までどおり仲良くやりましょ。
ほら、おとなしくして。
そんな姿見られたら、私の正体バレちゃうわ。
#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1127131143021588481 

僕の妹なんだ。
かわいいでしょ。
この黒くて長い髪が自慢なんだ。
海に浮かべてあげるとね、
長い髪がふわふわ広がって、
とってもキレイなんだよ。
ほら、見ててね。
#呟怖 https://twitter.com/souichis2/status/1126859900246618112 

小さな神社の前の小さな商店街。
今は全部シャッターが下りて、無人のように見える。
シャッターの一つが、一瞬ガシャガシャッと音を立て、
人の形をした何かが、スルリと通り抜けてきた。
後に続いて、音もなく次々と怪しいものが出てきて列をなし、
社の闇に消えていく。
列はいつまでも続く。
#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1126109948973215744 

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。