呟怖.ORG | 呟怖

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呟怖.ORGと参加について

ええ、旦那様が若い娘さんを連れて帰られた時は驚きましたよ。
つきたてのお餅みたいなお肌、お髪は絹糸、唇は椿の花のようで。
櫛を持つ手が震えて、誰か手伝いを…と思いましたらお髪の中から次々と手が湧いて。
「人手なら足りていてよ」
と仰るものですから、腰を抜かしてしまいましてね。

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夫は天邪鬼だ。
安全ピンを爪と指の間に刺す。
安全かみそりで血が出るまで剃る。
安全靴で気を失うまで蹴る。
「どこが安全なんだよなあ」
包帯だらけの私に笑いかける。

夫が上司を夕飯に招待した。
ほろ酔いの上司を素面の夫が送ることに。

「安全運転で頼むよ!」

あっ…。

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「冷蔵庫を探してます」
お客様をご案内した。
「人ひとり入れるくらいの」
ご要望通りに。
「あーそうそう、これくらい」
お客様が冷蔵庫に入り扉を閉じた。
「お客様、困ります」
慌てて開けると誰もいなかった。

それだけです。
どうして私が、お客様を閉じ込めて窒息させたなんて話に。

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おおい…おおい…

村外れの廃トンネルから声がする。

おおい…おおい…

この頃、村の子供が頻繁に神隠しにあっていた。
触らぬ神に祟りなしと、皆は無視した。

声が聞こえなくなり、村人達は猟銃を手にトンネルへ。

子供をさらい殺したと思われる男が、子供らの骸の下で餓死していた。

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桜舞い散る歩道。
居眠り運転の車に跳ねられて陸上の夢は潰えた。
絶望していた私に、担当医は親身に接してくれた。
手術を受け、リハビリに励み、少しでも良くなると我がことのように喜んでくれた。
いつの間にか一年。
もうリハビリも必要ないという。
桜舞い散る歩道。
私は車道へ走り出す。

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簡単!パラシュート不要スカイダイビング!

#縛怖
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森の奥に大きな木がありました。
よくそこに行きました。
お母さんにぶたれる度に。
お父さんに蹴られる度に。
隠してたお菓子はよくなくなりました。
でもお菓子の数だけお友達ができました。
今度皆でうちに来るそうです。
楽しみです。
皆もお菓子以外のものが食べられるって喜んでいます。

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@Thgiliwt_nwoT #返怖
#呟怖

寝たふりをして薄目で見ていると、
ベッドによっこいしょと登ってきた。
背中のチャックが開いている。

「あっ、やべ」

中から指がぬっと出てきてチャックを閉めた。
どう見ても、指先から肘まですら収まりそうにないサイズ。

そして隣に寄り添う。
聞き耳を立てられている気がする。

友人がグロスイーツカフェをオープンした。
人気の『キラータルト』をご馳走になる。

「大変だったけど、今は材料の方から来てくれるの」

ふと、左腕に小豆が付いていることに気付き、取って食べる。
…小豆なんて入ってたっけ?

左腕にびっしり小豆が。

「次は和菓子かー」

友人が笑う。

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「奴が犯人なんです刑事さん!監視カメラにも放火の瞬間が!」

カジノのオーナーが必死に指す映像には何も写っていない。

「いたずらで通報なんてしません!私の財産がかかってるんです!」

黒焦げのカジノで半透明のオーナーが訴える。

私も先輩方に倣うとしよう。

いたずら通報…と。

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彼女の部屋に合鍵で入る。
留守のようだ。
冷蔵庫を開けるとよく冷えたペットボトル、青と緑が1本ずつ。
懐かしいなあ、メロンソーダ。
いかにも着色料といったそれを一口飲んで、噴き出した。
腐ってる!
いつの間にか彼女が後ろにいた。

「紹介するね。それ、お父さんだよ」

えっ

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飛び降りたはずだった。
三つの扉の前。
頭上から声がした。

「あなたの居場所はもうありません。過去、現在、未来。お好きな扉をどうぞ」

現在は嫌だ。
やり直すのも嫌だ。
未来に笑顔の私がいたので飛び込んだ。

誰も私を知らない。
私はそこで幸せに生きているのに。

私の居場所はない。

#呟怖 https://t.co/f68Aj4FNE1

月明かりの下で我が子に乳をやる。
明日には捌かれて食べられる子が私の乳を懸命に吸っている。
愛しい子。
最後に甘えているのか、抗うつもりなのか、何も知らないのか。
お腹いっぱい飲んで眠ろうね。
寝ている間に押し潰してあげるからね。
お母さん下の歯しかなくて頸動脈は切れないから。

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鳥居におしっこしてたら蓑虫みたいな子が現れて、
「僕の名前、なーんだ」
わからない。

猫を虐めてたら、
「僕の名前、なーんだ」
わからない。

祠に落書きしてたら、
「僕の名前、なーんだ」
わからない。

気がつくと僕は蓑虫みたいにぶら下がってた。
僕の名前、なーんだ。

わからない。

#呟怖 https://t.co/j4bWGiDyj1

山で遭難者の死体を見た。
目から口から肋骨の下からカラスが飛び立ち襲いかかる。
抵抗する前に突然押し倒された。

俺に馬乗りになった少女は赤い毛糸のパンツを穿いており、端をつまんでするするとほどき始めた。

手足の皮が食い破られる感覚。

せめて見届けるまで目を食べないでほしい。

#呟怖 https://t.co/dI9Y1YG5Tr

彼が住む街を訪れた。
どこにいても視線を感じる。
「ヒマワリの花言葉は『あなたを見つめる』だからね」
彼が笑う。
そういえばこの街はヒマワリが多い。
昔は種を炒って食べたなあ。
懐かしく思い、枯れかけた花に近付いた。
種の代わりにびっしりとカメラのレンズが埋め込まれていた。

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前を歩いていた女の人が木の前で立ち止まり、少ししてバチーンという音がして去っていった。
ミノムシみたいにぶら下がってる子供にビンタしたんだ。
「大丈夫?」
子供はニヤニヤ笑っている。
ミノはよく見ると服のタグでできていた。
「君のパンツのタグもあるよぉ」
私はビンタして帰った。

#呟怖 https://t.co/j4bWGiDyj1

私はかつて人柱にされた。
四肢を落とされ、荒れ狂う海に沈められた。
人間が憎い。
私が酷い目にあった場所で楽しそうに笑う人間が憎い。
お前達にも同じ苦しみを与えてやる。
私を崇める気持ちが消えた時に。
私への感謝を忘れた時に。
お供え物が尽きた時に。
お供え物…

…尽きないなあ。

#呟怖 https://t.co/Vlv7Z409CZ

最近よく来る男の子。
仕事道具のカルテやメスを見せてあげたら喜んで写真を撮ってる。
飽きたらもう来ないのかな。
こうなったら奥の手しかない。
「ねえ、お姉さんと遊ばない?」
初めて彼の前に姿を見せたら、悲鳴を上げて逃げた。
やっぱり骨ばってると色気がないかしら。

(廃病院にて)

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マスクを外しちゃダメですよ。
「くちなし女」が出ますから。
まともな口がある子に嫉妬して、
足を掴んで引きずられますから。

先生が言ってたのに、
あの子はふざけてマスクを取った。

だから階段を引きずられている。
痛い痛いと泣く度に、
「まだ口があるか」
と先生に罵られながら。

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ああ、まただ。
部屋に入った私はうんざりする。
目の前には、我が家の家宝に手を伸ばしたまま結晶化しているクラスメイト。
親族以外は呪われるから触るなって言ってるのに。
床にビニールシートを敷いて突き飛ばす。
粉々になった彼女を袋に詰めて物置に運び、他の袋の隣にドサリと置いた。

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妖怪リボンほどきって知ってる?
リボンが付いた服を着てると、そっとほどいていくの。
可愛い服が羨ましいのかな。
妬ましいのかな。
でも、リボンほどきが出たら気をつけて。
リボンが付いてない人は、脇腹から腸を引っ張り出されちゃうの。
ほら…あなたの目の前の人、リボンがほどけてる。

#呟怖

「俺、人形なんだ」

硝子のような目、白磁の肌。
友人は確かに人形めいた美形だが、ナルシスト乙と流した。

ある日、不良に絡まれた僕を庇って友人が殴られた。

顔の半分に細かく入ったヒビ。

「この貸しは高くつくぞ」

いつもの調子で笑う友人に、本当に高そうだと別の意味で怖くなった。

#呟怖 https://t.co/8Gn0xJ2vzS

「おはようございます!」
毎朝挨拶してくる子がいた。
ランドセルを背負い、古いお堂の前に立っていた。
「おはよう」
短く返すのが日課だった。

そのお堂が撤去された。
あの子はいない。
少し寂しく思い通りかかると、

「おはようございます!」
誰もいない跡地からいつもの声が聞こえた。

#呟怖 https://t.co/xUJZBbcRQL

村の外には怪物が住んでいます。
子供たちが外で遊べるように、村の外の原っぱに扉が置かれました。
怪物は馬鹿なので、扉からこちらには来れません。
ある日、いたずらっ子が扉を開いてしまい、子供たちが食べられました。
扉は開かないように作られていたのに、不思議ですね。

#呟怖 https://t.co/9t5i0kdB9c

気になってまた同じ映画を観た。
前とは違い、等身大の指が液晶から出てくる。

右腕。
左腕。
床に置いたスマホから交互に出た後、目がアップになった。

「腕1本でも殺せないことはないし、その路線でいったら?」
「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛…」

どうしても出てきて呪い殺したいらしい。

#呟怖
#返怖

スマホでホラー映画を観ていた。
女が井戸から這い出る。
項垂れ近づいてくる様は中々怖い。
そのまま画面から手が出て…

「あわわわわ」
小さい女が液晶から身を乗り出し、落ちそうになって私の指を掴んだ。

女は私を睨み、
「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛…」
とか言いながら引っ込んでいった。

#呟怖 https://t.co/ufuFTNr58O

あの子はクラスの人気者。
誰もがあの子の真似をした。

同じ髪型。
お揃いのアクセサリー。
あの子が歌えば歌い。
あの子が好きな番組を見た。

ある日、あの子が蝉を食べた。
たった一人だけが真似をした。

「蝉食ってるよ!キモい!」

あの子が笑った。
みんなも真似をした子を笑った。

#呟怖 https://t.co/j6UUPVqCxA

私の瞳は何か別の生き物になってしまいました。
私が食べているものを欲しがります。
内側から弾けて、広がって、包み込んで、咀嚼します。
それがとても痛いのです。

食事が怖くて、目を閉じても食べられる携帯食にしました。

あなたが言った、
「小動物みたいで可愛い食べ方」
の真相です。

#呟怖 https://t.co/dFq7t2CIrL

山奥にぽつんと立ち飲みの屋台があった。
狐狸にでも化かされたか。
それもまた一興と暖簾を潜る。
毛むくじゃらの店主の背後にはずらりと酒の名前。

骨酒。
森酒。
耳酒。
幻酒。
首酒。
黒酒。
髪酒。
消酒。
舌酒。
石酒。
……。

どの酒なら致命的なことにならないだろうかと考える。

#呟怖 https://t.co/ncJMtBBqUF

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