「おはようございます!」
毎朝挨拶してくる子がいた。
ランドセルを背負い、古いお堂の前に立っていた。
「おはよう」
短く返すのが日課だった。
そのお堂が撤去された。
あの子はいない。
少し寂しく思い通りかかると、
「おはようございます!」
誰もいない跡地からいつもの声が聞こえた。
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